40代で両親を亡くした経験から伝えたい人生において大切な事

私は両親二人を40代で亡くしています。
父は胃癌で私が35歳の時に亡くなり、母は、父が亡くなってすぐに大腸がんを患ってその7年後に闘病の末、亡くなりました。

両親を看取って感じたこと

二人を看取る家庭の中で一人っ子の私が感じたことは「人間は死ぬ時には独りだ」ということです。
両親は社交的な性格もあり、生前は多くの人と交流を持っており、近所づきあいも濃厚で、年に数回は何軒かのお家と旅行に行ったり、食事会を催していました。
病気になった時には、たくさんの人がお見舞いに来て元気づけてくれたものです。

 

しかし、それはあくまで未来があったころのことであって、癌が進行して末期になり余命を告げられてしまってからは、父も母も人付き合いを辞めてしまったのです。
二人がよくいっていたことは「元気な人には私たちの気持ちはわからない」ということでした。
娘である私に対しても心の中ではそう思っていたのでしょう。

人生は思っているほど長くはない

「人間は生まれてくるときも独り、死ぬ時も独り」であることは昔から言われていることですが、二人とも最後は自ら孤独の世界を選び、「会いたい」と言ってくれる人々のお見舞いや電話などもすべて断っていました。
そして、最後は本当に静かに独りで亡くなっていったのです。
その二人を見て「いつか私も独りで死んでいくんだな」と実感し、「自分にとって本当に大切にしたいものは何だろう」と自問自答するようになりました。
それまでは、誘われればどんな集まりでも顔を出していた私ですが、つまらなさそうなものやストレスがたまりそうなお付き合いはやめにしました。
人生は自分が思っているほど長くはないと感じたからです。

 

父も母も、老後の二人だけの生活をとても楽しみにして、40代ごろから二人で計画を練っていました。
全国各地を旅することや海外へクルージングすること、二人で趣味を始めることなどを考えていたようです。
「癌になる」ということは青天の霹靂だったのでしょう。
それまで病気一つしたことがなかったので、まさか、自分がこんなにも早くなくなるとは思いもしていなかったのです。

悲しみと同時に学んだ大切なこと

両親を周りに比べて早くに亡くした私は悲しみと同時にたくさんのことを学ぶことができました。
40代の今なら、自分自身の人生のやり直しもできるかもしれません。
「やりたいこと」は決して後回しにするのではなくて、「今やる」ことが大切なことも学びました。
未来のために生きるのではなくて、今を一瞬一瞬に大切に生きることが何より大事な事なのです。
たくさんの教えをくれた両親に感謝の気持ちでいっぱいです。

著者:まるこ

性別:女性

年齢:44歳

小学生と中学生の二人の子供を持つ専業主婦です。趣味でジョギングをしています。

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