両親が自宅で自営業!子供の立場と気持ちってどんなもの?

皆さんのお仕事は会社員でしょうか?
それとも自宅でお仕事をされているでしょうか?

 

私は自営業を営む両親の間に生まれました。

今回はそんな私の子供の頃に抱いていた気持ちをご紹介していきたいと思います。

自宅で自営業を営む両親を持つ子供ならではの気持ち

私の両親は自宅の1階で自営業を営んでいました。

住まいは2階にあったので、学校から帰ると普段は誰かがいつも1階に来ている状態です。

 

例えば、自宅で執筆業などの場合は普段はあまり来客も多くなく、自分が帰ってきていつも誰かが来ている感覚ではないと思います。
しかし私の場合は、小学校に上がった頃から常に誰かに見られている感覚がありました。

 

あっ、この子はあそこの家の子供なのだ、と思われているかもしれない。
近所の人以外にも家に通ってくる私の知らない大人も子供も、私は知らないけれど向こうは私のことを知っているのだ、と。

そんな中、私は常に周りのこと、周りの目を知らず知らずのうちに気にする変に大人びた子供になっていたのかもしれません。

時には両親の仕事が嫌になることも

周りの目を気にする私のような子供のことを気に入らない大人がいても、仕方がないのかもしれません。
たまにしか会わない大人、また私の耳に入らなければ何を言われようと関係ないじゃないか、と自分が大人になった今では思います。

でも、中学生になった頃、全く話したこともない同じ学校の先輩が「あの子、私嫌い。」と言っているのを聞いた時、私は急いで自宅の2階へ入り、心臓がどきどきするのを抑えられませんでした。

 

なぜ、話したこともない、何の共通点もない先輩から嫌われなくてはいけないのか。

自宅が自営業でみんなが知っている場所でなければ、私はもっと自由になれるのに。
そんな思いが胸をよぎりました。

私は自分がそんな考えを持ってしまったかもしれないことが、とても怖かった記憶があります。

一般的な両親が羨ましいこともあった

外で働く一般的な親と比べれば、私は両親と一緒の時間を多く持てたでしょう。
他の友達からは、若干うらやましがられていたかもしれません。

 

だけど友人の家に遊びにいけば、たいていの場合は親は留守で、私は自由でうらやましいとさえ思っていたふしがあります。

また夏休みや春休み、お正月など、両親がしている自宅での仕事がない時は自分が楽に過ごせたような気もしました。

 

友人が羨ましい、一般的な両親の家庭が羨ましいと思ったこともたくさんありました。

父の葬儀でやっと気付けたこと

そして、私も親の立場になった頃。
父はその後もずっと自宅で仕事をしていましたが、病気で亡くなりました。
亡くなる3ヶ月前まで仕事はしていましたので、その頃まだ自宅に来ていた人たちにも葬儀のことを知らせたのだと思います。

 

驚くことに、自宅に来てくれていた人たちが年齢も立場も全く共通点のない人たちが大勢葬儀にかけつけてくれたのです。
「私の葬儀にはこんなに大勢の方が来てくれるだろうか」と考えてみると、父がいかに偉大な人間だったか気が付き、私は涙が止まりませんでした。
そして、子供のころから思っていた、自宅での両親の仕事に対する複雑な思いをやっと解消することができたのだと思います。

親になって、少しは両親の思いも想像することができるようになった気がします。

 

どうか、自宅でお仕事をされている方、お子さんの様子に何か気になることがあったら聞いてあげてほしいのです。
聞いてもらうことだけでも気持ちが軽くなることがお互いにたくさんあると思います。

著者:kaka

性別:女性

年齢:50代

現在50代の主婦です。夫と義母とペットと暮らしています。最近子供が一人暮らしを始めたのでいろいろ思うところがあって今回記事を書きたいと思いました。

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