公務員の両親で育った私が大人になって味わった苦悩

私の両親は父が学校教員、母が学校事務員という、両者が地方公務員という家庭環境で育ちました。

 

今回は私が体験してきた家庭環境、そして大人になった今だからこそ感じた苦悩や困った局面をお話していきたいと思います。

公務員の家庭に抱きがちなイメージの真偽

その1:生活面

よく周りからは「家で勉強を教えてもらってそう」「親の目が厳しそう」などと言われてきました。

前者のイメージは私の場合当てはまらず、教員の父親は教師という顔を家庭では一切見せないタイプでした。

 

後者に関しては一部そうだったかも知れません。
しかし、よその家庭と比べて取り分け厳しい家庭だったかと言われると、そうとも言い切れません。
あくまで私の視点からすれば一般レベルだと思っています。悪い素行をすれば叱られましたし、その逆でしっかりと褒めてもらえました。

その2:経済面

もう一つ、周りからのイメージとして「公務員の家庭は裕福だ」という定番があります。

これは事実です。

親元を離れ独り立ちし、一般企業で働いている現在だからこそ身に染みてわかったことですが、生活基準の裕福さが圧倒的に公務員にはあります。

 

幼少のころは毎年旅行に連れて行ってくれましたし、習い事用の室内ピアノを買い与えてくれました。
車は2台所持し、もちろん戸建てのマイホーム住まいです。
高校へ進学するときにも、地元から離れた私立校への進学を許してくれましたし、大学進学も県外の私立を受けさせてくれました。

 

しかも、奨学金は利用せず、在学中の生活費用含め、就職までの22年間をお金に困らない生活として暮らしてこられたのです。

この何不自由ない生活を私は当たり前に過ごしていました。
さて、問題はその先です。いえ、もう大学在学中の時分から少しずつ始まっていました。

公務員の家庭で育ってきてきたデメリット

その1:人間関係

経済的に甘やかされた私が、学校生活でまずつまずいたポイントが、人間関係です。

 

学校の友達の大半は奨学金制度を利用し入学してきた子や、いくらか親に入学金を出してもらった子など境遇は様々でしたが、
その大半は学費や生活のためにアルバイトをしていました。私の場合は学費も生活費も親が出していたので、学生生活中にアルバイトをすることはありませんでした。

 

そのため、「金銭感覚のズレ」「働くということへの理解のなさ」で、友達を失ったことがありました。

私『今日さ、授業終わったら暇だからさ、遊びに行かない?』
友達『ごめん、今日はこの後シフト入ってるんだ…』
私『えー、そうなの。最近バイトばっかりじゃん、付き合い悪いよね』

 

こういうことを平気で言ってしまう人間でした。
友達もやりたくてバイトをしているわけではないのに、今思うとひどく傷つける事を言ってしまいました。
申し訳なく思っても、この時はもう戻ってきません。当時の私はあまりにも考えが甘かったのです。

その2:社会的知識

これは就職し、親元を離れて生活を始めてからわかりました。
簡単に言うと、税金、年金、保険、その他生活維持費(水道、光熱費)に関しての知識がゼロでした。

 

全てお金のことは両親がやりくりしていたので、一人暮らしを始める際の敷金礼金のシステムや就職してからの税金や保険のこと、特に年末調整の時期などはとても焦りました。

 

自分がこんなにも経済的な知識がなかったことをこの時になってやっと恥ずかしくなりました。
そこから必死に勉強し、現在に至ります。

今の私が思うこと

以上を長々と語ってきましたが、総じて私はこのような苦悩を味わった原因が親にあるとは思っていませんし、悪いのは両親だ!とは微塵も感じていません。

むしろここまで自分をお金に困ることなく大事に育ててくれたことにとても感謝しています。

 

問題だったのは、その甘い環境に慣れすぎてしまった自分にあると思います。
要は、社会の厳しさをもっと早い段階で認識するべきだった。と反省しています。

 

例えば、学生時代のアルバイト経験はとても有益です。
給料がもらえるだけでなく、社会勉強として大いに役に立つからです。
社会的知識が身につき、上司、先輩後輩関係を通じて人間関係にも耐性がつきます。
そして、働いた分お金がもらえる達成感も味わえます。

 

社会に出て恥をかかないためにも、社会勉強の投資は少なからず必要です。

この記事を読んでいる方の中には私と同じような環境で育った方や、今まさに親のお金で学生生活を送っている方がいらっしゃるかもしれません。
私のように親元を離れ、社会へ出たときに少しでも困らないように、このエピソードを何かしらの教訓にしていただければ幸いです。

著者:まりも

性別:女性

年齢:28歳

現在は一般企業の事務員をしています。休日には趣味のライブ鑑賞をして、自由気ままに過ごしています。

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