児童福祉施設で育って良かった!幼い頃に学んだ大切なこと

児童福祉施設

皆さんは児童福祉施設というものをご存知でしょうか?

家庭の事情などで普通の生活を送ることが出来なくなってしまった子供たちが生活する施設のことですね。

 

皆さんの周りには児童福祉施設で育った方はいない方も知れませんが、おそらくそういった施設で育った方のことを「可哀想」「きっとつらい経験をした」と思われているのではないでしょうか?

かく言う私も児童福祉施設で育った一人ですが、私の場合は児童福祉施設で育ったことを誇りとまでは言わずとも、感謝しています。

この記事では、そんな私の経験をご紹介したいと思います。

実家の強制退去と共に児童福祉施設へ

私は家庭は、小さい頃に母親を亡くしてから急に父親があまり働かなくなりました。

母親がいた頃は建築業界でバリバリ働いていましたが、ショックで仕事をほとんどしなくなってしまったのです。母親が亡くなって7年ほどたった時に、住んでいた市営団地の家賃を長らく払えていなかったので強制退去させられる事になりました。

 

それから数日の間、父親と野宿していましたがある日学校に行かず外をぶらぶらしていると、警察に補導されて児童福祉施設に行く事になりました。

そして、住んでいた街とは違い周りに山しかない場所での生活が始まったのです。

児童福祉施設の生活が始まる

それまでは家族と生活していましたが、これからは全く知らない同じような子供達と施設職員との生活しなければなりません。1日の生活も家庭とは違い、決まった時間に起きて決まった時間にご飯を食べる規則正しい生活をしなければならないので初めは辛かった記憶があります。

 

施設での生活にも慣れて、周りの子供達共とも仲良くなった時には施設での生活も楽しくなってきました。そのまま約5年間施設にいましたが、規則正しい生活や家族や住んでいた友達と離れた事は辛かったですが、施設に行って良かった事や学んだ事もたくさんあります。

それは辛い思いを周りの子供もしているのに皆明るい事です。

もちろん家に帰りたいと言うのが皆の本音ですが、その事を一切口に出さず明るく元気に生活しているのです。辛いけど皆施設の生活に慣れて、普通の家庭のように育っていきます。

 

大人になった今だから思う事かもしれませんが、仕事場でも喋らない無口な人よりは明るくて元気に仕事して、会社の人達と喋る方が絶対に良いです。

私は施設に行く前はどちらかと言うとあまり喋らない無い子供だったので、施設に行った事で明るい自分に変わることが出来ました。

また、自分より辛い思いをしている子供がいるという事実を目の当たりにしたので、自分だけが辛い思いをしていると思う考えが無くなった分、人に対して優しくなれたのも良かったと思います。

当時のことを振り返ってみると

大人になった今当時のことを話すと、大変だったね辛かったんやねと言われる事もありますが、必ず私は楽しかったですよと言います。同情して貰える事に対して同情して欲しいと言うより、今の明るい自分があるのは施設があったからだと思って欲しいからです。

 

施設を出てもう15年以上なりますが、明るく生きて行く事は本当に大事だと思います。お金が無くてしんどい生活をしていた時にも、明るく生活してきたおかげで今があります。

考えて悩む事は大事ですが、それ以上に明るく元気に生活して行く事が本当に大事なんだと幼いながらに気付かせてくれた施設での生活でした。

著者:珍ねん

性別:男性

年齢:33歳

兵庫県生まれ兵庫県在住、おっさんサラリーマン

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