統合失調症の弟。姉としての立場や気持ちを赤裸々に語る

統合失調症,弟

統合失調症という精神疾患をご存知でしょうか?

私は二人姉弟の弟がこの統合失調症でした。

 

この記事では統合失調症の弟を持つ姉の視点や立場を、自身の経験談を通してお話ししていきたいと思います。

弟の異変。そして統合失調症の診断

私には2歳年下の弟がいます。弟は少々悩みやすい性格ではありましたが、小学生までは家族みんなで仲良く普通に過ごしていました。

しかし、私が中学3年になって弟が中学に入学すると、状況は一変しました。
最初はクラスメイトに影口を言われたとかで、ただ悩んでいるだけのように見えたのですが、次第に大声で叫んだり暴れたりすることが多くなりました。そして不眠症のような状態になっていき、ついにはあまり学校に行かなくなってしまいました。

 

何だかおかしいけど、そのうち落ち着いてまだ学校に行くようになるのかな、と思っていた矢先、決定的な出来事がありました。

弟が家を飛び出したのです。

私は弟が夜遅く家を出たのに気づいて、慌てて追いかけました。こんな時間に何やってるの、みんな心配するでしょうと声をかけましたが、弟は私の手を振り切って走っていってしまいました。
私は急いで家に戻って、親を呼びました。中学の先生が何人か来てくれて、車で遠くの方まで探してくれました。

 

結局弟は私の手を振りほどいた近くでうずくまっているところを発見されたのですが、この出来事のあとすぐに両親が弟を精神科に連れていき、弟は統合失調症と診断されました。

「統合失調症の弟の姉」としての生活が始まる

この頃から弟は本格的に学校に行きたがらなくなり、ときどき保健室登校をしていました。

私と弟は顔がよく似ていて、同級生にも知られていたものですから、「弟くんいつも登校するの遅いよね。どうしたの?」と聞かれるのがとても苦痛でした。毎日家で暴れているなんてとても言えませんでした。

 

また、統合失調症と診断されたとき、親が医師から言われたのは「ストレスをためさせないこと」だったそうです。なので親は弟が成人した今も、一切我慢をさせません。

欲しいものは何でも買ってあげるのが当たり前。弟が専門学校に行きたいと言ったので、親は借金して学費を払っています。
こんな状態ですから、姉の私は我慢せざるを得ませんでした。「私は普通でいなきゃいけない、これ以上親に迷惑をかけちゃいけない」と中学のときからずっと思ってきました。

もしも兄弟が居るのならもう一方も気にかけてほしい

そんな私でしたが、10年近く経った最近になって限界が来たのか、苦しくなってきてしまいました。でも、それすら親に言えない毎日を送っています。
もし、ご自分や周りの方のお子さんが精神疾患になって、またそのお子さんに兄弟がいるのなら、どうか精神疾患がない方のお子さんのことも気にかけてあげてください。

 

私の場合は、毎晩弟が大声で暴れるので眠ることが出来ませんでした。怪我をさせられたこともありました。
精神疾患になった本人も辛いでしょうし、その世話をする両親自身も辛いと思います。

でも、兄弟も思春期の多感な時期にストレスを抱えていることを忘れないであげて欲しいのです。

著者:るーるー

性別:女性

年齢:22歳

接客業から事務職に転職し、田舎でのんびり働いています。

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