経歴を話すと、「どうして女子校に行ったの?」と聞かれる事があります。
私の場合は別に好きで女子校に入った訳ではなく、ただ受かった学校が女子校だったからでした。
思春期真っ只中で大変なことも多かったけれど、社会に出るようになり、その経験が活かされている点も多くあります。
今回は、私が思う女子校出身のメリットとデメリットについてお話したいと思います。
メリット
1.女社会での立ち振る舞い方法が身についている
多感な時期を女子だけで過ごしてきた学生時代だったので、女性が得意とする横の繋がりの作り方や、その反面、様々な情報発信の速さを痛い程実感しています。
その為、波風を起こさない、立たせない、という立場を作るのが上手くなりました。
2.頼られることが多い
先生のからの雑用の力仕事から運動会の準備実行まで、全て女子だけでやっていました。
その甲斐もあり、「自分のことは自分で解決する!」という能力が養われました。その為、責任感が身につき、リーダーシップを必要とするポジションに付くことが増えたように思えます。
3.色んなことに対して抵抗が無い。
多感の時期から、いじめ、先生が当時の教え子と結婚、同性愛を実際に見てきました。
その時は、「えっ!」と驚くことも多かったのですが、大人になると、見知らぬものを受け入れる、というのが段々と難しくなってきたように感じます。なので、柔軟な学生のうちに、「こういう事もあるんだな」と色々な様子を感じ取れたのは良い経験でした。
デメリット
1.男性に慣れない
家族以外で男性に触れる機会がかなり限られていたので、特に、年齢が近い男性と何を話せばよいか分かりませんでした。
2.結婚が遅い
女子校に通っていた時に思ったのが、比較的家柄が良い子が多いなという印象でした。
なので、今まで育ってきた環境のレベルを維持、もしくは落としたくないということから、求める理想が高くなってしまい、結婚が遅いようです。
3.金銭感覚にずれがある
2でも触れたように、実家はお金に余裕がある子が多いので、学生の頃からブランドの財布を持っていたり、別宅がある海外へ行ったりという子もいました。
なので、休日に女子校時代の友人と遊びに行く時は、もともと持っている感覚が普通より高いので、割とお金がかかるように思います。
最後に「女子校へ通ってみて」
メリット、デメリット両方あるのは当然ですが、私は10年間女子校へ行って良かったと言えます。
辛いこともあったけれど、その反面、同性だけで学生時代を過ごすのは、こんなにも楽しく、何より絆を深めることが出来るのか実感したからです。
豊富な経験ができたお陰で、私は今でも社会の中で生活していけるのかなと思いました。
著者:からふるライダー
性別:女性
年齢:28歳
中高大と10年間女子校へ通っていました。現在は結婚をし、子どもはいないです。夫婦ともににアニメやゲームが好きで、ご飯を食べる時は毎回アニメを見ています。