結婚願望を持たない私が結婚を決意できた理由とは

私の両親は、私が小学2年生の時に離婚しました。原因は父親の事業失敗による借金だったそうですが、父が母親に暴力をふるっていたのを見ていたので原因はそれだけではないと思います。

離婚をして母と私たち兄弟は生まれ育った土地から隣県に引越したのですが、何故か父親も近くに引越してきました。一緒に暮らすことはなかったのですが、私たちの家にしょっちゅう来ては普通に生活していました。

 

当時の私は親が離婚した、ということを知らず、なぜ父は毎日私たちの家に帰ってこないのだろうか、くらいにしか思っていなかったのですが、離婚をした事実を知っていた姉は、その状況を受け入れることが出来ず母親にも父親にも反発していました。

しかも新しい中学校では馴染めず、いじめにもあっていたため、引きこもり状態になってしまいました。たまに来る父親は暴力をふるってでも姉を部屋から引きずり出し、母と兄はそれを黙って見ているだけ。小学2年生だった私は何故そうなっているのか状況を理解することが出来ず、大泣きしていたのを覚えています。

結婚願望が消えた日

そして姉はそんな不満を私にぶつけていました。何か口答えをすれば私を殴り、買い物を頼まれ間違ってきた物を買えば殴られ、テレビを見ていれば音がうるさいと殴られていました。母がいない時に暴力をふるわれていたので、母は姉の私に対する暴力を知らなかったですし、私自身も母に心配をさせることが嫌で言いませんでした。

 

 

そのまま私が中学生になったところで、初めて両親が離婚していることを知りました。
正直、なんだそれ、と思いました。何も知らないのは私だけで、何も知らない私だけが暴力をふるうとはいえ父親を受け入れていた、という事実は子どもながらにショックでした。

 

そしてそれと同時に、家族のバラバラさを目の当たりにしたような気がして、この頃から家族には父親がいない方が良い、と思うようになりました。

父親がいることで家族が嫌な思いをするのであれば、結婚はしない方が子どものためだと思い、最終的には結婚をしないで子どもだけを産みたい、という気持ちだけ残ってしまいました。

結婚できないのは親のせい?

そのまま私は成長し、大学生になった時、人生で初めての彼氏が出来ました。

彼氏はとても優しかったのですが、結婚願望がとても強い人でした。大学を卒業したらすぐにでも結婚しよう、としょっちゅう言っていたのですが、私にその気がなく、流していました。しかも時々、彼氏からの威圧感を非常に感じるのですが、それが私の父親の様でとても嫌で、当時の彼氏と結婚する、というイメージも全くわきませんでした。

 

最終的には結婚の話まで進んだこともあるのですが、いざ結婚式の相談になった時に相手の親が登場し、私と結婚することに関する心配事をスラスラと述べ大号泣し、遠まわしに結婚反対の要望を言われました。彼氏が私の家庭の事情を全て母親に話しており、暴力をふるう父親、引きこもる姉がいるため、彼氏が苦労するから結婚は反対だったそうです。

それなら、と結婚を諦め別れたのですが、やはり私の家庭状況は相手にとってはとても嫌なことだと実感したので、更に結婚に対して嫌な感情しかなくなり、このまま一人でいた方が世のためだと、思いました。

2回目の縁談で何かが変わった

しかし別れから1年後に新しい彼氏が出来たのですが、こちらもなぜか結婚願望が強い人でした。最初にリサーチしておけば良かったのですが、何も考えずに付き合ってしまったので、付き合ってから半年あたりに結婚を意識していることを伝えられ、驚きました。

 

そこで私の家庭の事情を伝え、私の家族は結婚相手に迷惑をかける可能性があること、私自身が結婚に良い感情を持っていないことを伝えました。
すると結婚するかしないかは置いておいて、自分の家族に会ってくれとお願いされました。とりあえずお付き合いの報告だけ、という約束でお宅に伺ったのですが、何となく彼氏の言いたいことが分かりました。

 

彼氏の御両親が、本当に優しいんです。
正直、前の彼氏の両親に会った時に、この人達が義理の両親になると思ったら、結構きついな、と思ったのを覚えています。
しかし今回の彼氏のお父さんは楽しく笑いながら話をしてくれ、お母さんは私のことを常に気にかけてくれました。会話の中に嫌味も全く感じず、私の家庭のことを探る様子もなく、目の前にいる私を大切にしてくれ、この御両親に育てられた彼氏なら結婚しても大丈夫だ、と直感で思えたのを昨日のように覚えています。

結婚するときは相手の両親を見る

多分、彼氏は百聞は一見に如かず、を実践したのだと思います。そして見事に成功しました。
両親の不仲と姉の暴力に悩んでいた私は、全く逆で家庭状況の主人と結婚しました。
そして現在はとても幸せです。

 

子育てで悩んだ時には主人の母に、頼りたい時には主人の父に相談し、主人とは笑いながら子育てをしています。
結婚してからは、正直、主人の実家にしか行っていませんし、私と子ども達で主人の実家に泊まりにいくこともしょっちゅうあります。
私が結婚しても大丈夫なんだ、と思えたのは主人のおかげではなく、主人の御両親のおかげです。

 

ちなみに小学2年生の娘には、将来結婚したいと思える人がいたら、その人のお父さんとお母さんが、じいじとばあばみたいな人だったら、安心して結婚できるよ、と話しています。

著者:大きな空の母

性別:女性

年齢:39歳

39歳の地方在住の主婦です。子どもにはパパとママは仲良しだね、としょっちゅう言われるほど、明るく笑いあっています。元気が取り柄のパワフル母ちゃんです。

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