日本は学歴社会と言われています。
しかも、高校卒業後の進路がその後の人生のほとんどを決めてしまうという風潮があります。ですが、アメリカなどでは社会人が大学に行くのは当たり前ですし、転職も頻繁に行われます。
日本でも決して大学中退をしたからと言ってその後の人生が終わってしまうわけではないのです。
この記事では、その理由を私の経験と併せて解説していきたいと思います。
大学中退って本当にダメなこと?
私は、看護系の大学を3回生の時に中退しました。看護師と言えば女性の仕事の中でも人気で就職にあぶれることはないし、比較的高い給与を得ることができる仕事です。
そんな約束された将来を棒にふった私は家族からも友人からも「人生詰んだ。」と思われていました。
実際に、大学中退の私が正社員で働くことは決して簡単なことではありませんでした。ですが、探せば若いうちはいくらでも仕事があります。実際に私も若かったので小さな会社の事務員として就職することができました。若いうちは探せば仕事はあるものです。
本当にやりたいことならいつでも挑戦できる
また、高校卒業後の時点では知ることができない職業が世の中にはたくさんあります。私も大学を中退して社会に飛びだしてから知った新しい仕事がたくさんあります。
そのような仕事に挑戦できるのも大学中退者の特権です。私は、児童厚生員という仕事を大学中退後に知りました。子供が好きだったのでぜひやりたいと思い、資格取得の勉強を始めました。保育士の資格が必要だったからです。
大学中退でも専門職の資格を取得すれば仕事を見つけることはそれほど難しいことではありません。私が目指した保育士や道を諦めた看護師、教師など中退後からでも目指せる専門職はたくさんあります。私も保育士の資格を取得することで人生が大きく変わりました。
人生を柔軟に生きる
保育士資格を無事に取得して児童厚生員として働き始めました。仕事自体はとても楽しくやりがいがあったのですが、さらに専門的な支援がしたいと考え社会福祉士を目指すことにしました。
このような身軽さは、大学中退を経験しているからこそだと思います。大学中退をせずにそのまま就職活動をして就職した人はなかなか新しいことを始めたり転職したりすることに積極的になれないことがあります。
ですが、大学中退者は一度人生のレールと言われている者から外れているのでその後の人生も柔軟に変化に対応することができるのです。
現在、私は転職をして障害のある子供を専門に支援する仕事をしています。転職するたびに専門性が磨かれ給与も上がっています。
これからも、自分の人生を枠にはめ込まず楽しんでいきたいと思っています。
著者:るるか
性別:女性
年齢:33歳
33歳でシングルマザー。二人の子供を育てながら保育士として働いています。