仕事一筋の私が病気になって初めて気が付いた家族の支え

仕事一筋,家族

私は49歳、会社員、男性です。

会社に入ってからというもの私は仕事を何よりも優先し、とにかく仕事に一生懸命になって励んできました。

そのおかげで会社からの評価は高く、それなりのお給料ももらっていました。上司からは近々、私を支店長に推したいという話まで頂いていたのです。よく言えば順風満帆に人生を過ごしてきました。

私は家族が何不自由なく生活できるのは私がこうやって頑張って仕事をしているおかげ、だから多少は家族よりも仕事を優先すべきだと思っていたのです。
けれども、そんな私の人生を大きく変えてしまう事が起こったのです。

突然の病

私はある日、会社で倒れてそのまま救急車で病院に運ばれてしまいました。即入院です。

診断の結果はとても重い心臓の病気とのことです。

それまで仕事を優先するあまり、健康の事は全く考えてきませんでした。接待、上司との付き合いで毎晩のようにお酒を飲んで帰宅するのは午前0時を過ぎてからという生活をもう何十年も送ってきたのです。

考えてみたらそんな生活を続けて何の問題も起きない方が不思議かもしれません。結局、私は入院と自宅療養を続け、なんとか1年後に会社に復帰することが出来ました。

全てが元通りにはならない

復帰した会社ではもちろん以前と同じような仕事は出来ません。当然、上司から言われていたポストも白紙になってしまいました。

営業での成績もガタ落ちになりましたので、当然かもしれませんが給料だって大きく落ちてしまったのです。会社の人間は健康を害した私の事をとにかく気を使ってくれているように見えます。

けれども、体調を崩し、以前のように働けなくなった私の周りからは誰もいなくなりました。言い方を変えると私は社内ではすでに必要な人材ではなくなってしまったのです。

毎朝、フレックス制度を使い、人より遅く出社して、そして同じくフレックス制度の利用で午後4時には退社をします。その時、何か社内の周りの人間からは蔑まされているような目線を私は感じてしまいます。何か、私自身誰にも必要とされない存在になってしまったようで、病気以上にとてもつらい気持ちに陥ってしまったのです。

不幸の中で気付けた大切なこと

そんな状態になり、私はとても自信を失いました。

私自身、この先何に人生のモチベーションを見出していけば良いのだろう?毎日毎日、私はそんなことばかり考えていたのです。

けれども、私はある時、気がつきました。会社では病気をした私には誰も近づかなくなりましたが、逆に今の私には家族との時間が増えました。家族は私が病気をしたことで本当に心配をしてくれるし、何より寄り添ってくれます。

病気をした時、病気によって人生が短くなってしまうような気持ちになりました。けれども病気をした事で図らずとも家族との時間が増え、そして家族が私を支えてくれていると気がつきました。それはある意味、病気が私を生かしてくれているような気がしたのです。
確かに病気はしたくはないもの。けれども、病気がなければ私は以前と同じように仕事ばかりをして家族がどれほど私の支えになってくれているのか、気がつかなかったと思います。

仕事とは家族のためにするもので、家族を犠牲にして良いという事ではないんですね。その事を私は初めて知りました。

著者:326etude

性別:男性

年齢:49歳

49歳、男性、会社員です。仕事は保険関係の営業をしています。1年前に病気になってしまいました。