親の離婚と再婚で悩んでいる方に見てほしい私の家族の物語

親,離婚,再婚

わたしが3歳のとき、両親が離婚しました。

「離婚しました」 というより 「離婚したそうです」

父の顔や一緒に暮らした記憶が無いので、寂しいとか会いたいという気持ちがありませんでした。母が言うには子供には大変優しく甘い父だったので、それはそれはかわいがってくれていたそうです。

気付いたら当たり前のように母子家庭で、母は美容師なので土日は家にいません。ついでに言うと祖母も美容師なので週末は習い事をぎゅうぎゅうに詰めて、暇をしないようにしてくれていました。

お習字やピアノ、日本舞踊に英会話やダンスと、蝶よ花よと育ててくれたのは覚えています。

母の再婚と妹の誕生

小学5年生の冬、母が再婚しました。

少し耳に障害があるけれど寡黙で優しい料理人でした。

母は再婚した新しい父のお店の女将をすることになり、美容師を辞め夜遅くまで働くことにりました。

わたしはそれと同時に祖母の家に引っ越しました。

母や父のことが嫌いなわけではなく、安全面や習い事の送り迎えを考えると祖母の家にいる方がいいということになったのです。

そして中学1年生の夏、妹が生まれました。
まわりの大人や友達からは父親が違う妹の事をどう思うかと何度も聞かれましたが、わたしにとっては念願の可愛い可愛い妹に違いありません。
妹は妹だから、と思春期ながらにすべてを受け止めて可愛がりました。

そしてまた高校1年生の春、もう1人妹が生まれました。
宝物が増えた気になり、この子たちがいればそれでいいとさえ思いました。

高校3年生の夏、父が「家族はみんな一緒に暮らすべきだ」と店の隣に家を建てました。
わたしが進学で地元を離れる前に一緒に暮らそうと思って建ててくれたそうです。わたしは新築の家が嬉しくて、当時は綺麗でお洒落な家に住めることに浮かれていました。

そんな私も結婚をして家庭を持つ

高校卒業と同時に地元を離れ、2年間分の学費や生活費を出してもらい美容専門学校へ。

そのまま福岡の美容室へ就職し、そこで出会った旦那と結婚しました。

2人とも美容師なので夜が遅く、その上わたしは家事や慣れない家計管理に悩みました。

そんな二人も結婚して1年が経つ頃に結婚式を挙げてホッとしてる間もなく妊娠が発覚しました。

次の年の5月には生まれることになるので、それを機に地元に戻って祖母の美容室を継ごう。
と夫婦で話し合い、出産した翌月地元に戻りました。

現在、旦那は祖母の美容室で働き、わたしは子供の育児に追われる生活です。

子供も生後半年を過ぎ、なんとなく気分やリズムがつかめるようになりわたしにも余裕が出てきたときふと思い出したのです。

家族を持ったからこそ分かる両親の愛情

母は美容師をしながらわたしを育ててくれて、祖母も美容師をしながら送り迎えやお弁当が必要で多感な時期のわたしと暮らしてくれて、30代になってすぐ10歳の女の子のお父さんになった父。

わたしを育ててくれたみんなの気持ちや、いかに大変で愛情が必要だったかわかりました。

大人になって、親になって初めて生きていく大変さや子供を育てる責任を知りました。

習い事も安くなかったはず。高いお月謝を払ってでもわたしの身につくようにと願ってくれていたこと。

いまわたしたちは家を建てようとしていますが、生涯をかけて組むローンに恐怖を感じています。

それを、一度住めば実家になる。実家になればまた帰って来れるから。と思いきって建ててくれた父には頭が上がりません。

祖母もまだまだ元気で美容師をしていますし、わたしの子供も孫の延長だ!と、たくさんの愛情を注いでくれています。

両親の離婚や再婚で悩んでる方へ

離婚や再婚と聞くと暗くて嫌なイメージが多い世の中、わたしたち家族は離婚と再婚したからこそ出会えたので、悪いことばかりじゃないんだと思います。

もし、親の離婚や再婚で悩んでる方がいたら、

「自分にしか出来ない経験をした」

と思ってください。

何年か後に誰かに感謝する日が来ると思いますよ。

著者:いーたん

性別:女性

年齢:23歳

生後半年の息子を溺愛する新米ママです