車椅子のハンディを持つ私が親友と呼べる存在に出会うまで

車椅子,親友

私には、人生のターニングポイントと呼べる出会いがあります。
今でこそ私は、社交的で交友関係が広く、友人もたくさんいるのですが、そのきっかけともなった唯一無二の親友がいます。
私にとって彼は人生の財産であり、本当にかけがえのない存在です。

彼とは、千葉県の某専門学校で出会いました。
私は高校を卒業しても就職が決まらず、就職活動をしていました。
当時の私は若かったこともあり、遊びながらでもいつか決まるだろうと軽く考えていましたが、それが甘い考えであるとすぐに思い知らされました。
ちょうど就職氷河期で厳しい上に、ハンディキャップのある私は、何十社受けても内定をとることができませんでした。

約1年が過ぎようとしていた頃、スキルアップをかねて専門学校に行くことを決意し、学校を探し始めました。
時期的に願書受付期間がせまっていましたが、実際に見学に行き、設備面、資格カリキュラム、学習内容、金額面などを考慮して決めようと思っていました。
しかし、現実は想像以上に厳しく、車椅子の私を受け入れてくれる学校はなかなか見つからず、地元茨城県だけでなく、千葉や埼玉、東京と範囲を広げて探すことにしました。
その結果、選択肢は広がりましたが、学校見学へ行くことは難しいので、電話でしらみつぶしに問い合わせをし、車椅子を受け入れてくれる千葉県の某専門学校を見つけ、入学できることになりました。

入学当初は、期待で胸いっぱいでしたが、自分のハンディキャップが理由で、徐々にクラスメイトとはうまくいかず、孤立していきました。
そんな時、クラスメイトの彼と出会いました。
彼も私と同様、クラスに馴染めず、見た目が怖いという理由で厄介者にされていました。
彼とは階段や廊下での会話がきっかけで話すようになり、格闘技やバイクの趣味が合うことから、お昼を一緒に食べるようになり、どんどん仲良くなっていきました。
彼の性格や優しさに触れ、改めて人は見た目では判断できないと痛感しましたし、私も小さい頃から見た目で判断されることが多かったので、彼の気持がよく分りました。

私たちが親友となるまでには、それほど時間を必要とせず、クラスの友達も自然と増えて行きました。
結局、お互い学校を途中で辞めてしまいましたが、今でも旅行に行ったり、飲みに行ったり、プライベートでの付き合いが続いています。
どんなことがあっても信頼し助け合って来た彼が、「友達なら助け合って当たり前だし、遠慮は無用だぞ」と言ってくれた時は、涙が出るほど嬉しかったです。

彼との出会いにより、私は人の心を見ることの大切さを再確認しました。
今の自分があることに感謝し、毎日を大切に夢に向かって成長していきたいと思います。

著者:車椅子男子

性別:男性

年齢:30歳

車椅子生活を送っている障がい者です。

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