名前にまつわる我が人生の苦労を語る!

名前,苦労

7年前、息子が生まれるときに、私は1つだけ決めたことがあります。
それは万人が読み間違わない名前にしようということでした。

私は「淳」と書いて、「まこと」と読みます。
私の祖父が色々と調べて、決めてくれた名前です。
たぶん、初孫ということで気合いの入った祖父は普通でなはい、少し特殊な名前をと頑張ってくれたのだと思います。

それはとても嬉しいことですが、その後の私の人生は名前において、面倒の連続でした。

誰も正確に読むことができません。
未だにかつて、私の名前を初見で、正確に読めた人はいません。
パソコンもスマホも、ほぼ変換できません。
私自身も「じゅん」と入力します。

もう少し難解な漢字の組み合わせであれば、用心して読むのでしょうが、淳というありふれた漢字のため、さらりと「じゅん」と読まれてしまいます。

名前の読み間違えですが、時代によって変遷しました。
最初は「じゅん」と読まれていましたが、ロンドンブーツ1号2号が売れ始めた辺りから、「あつし」と読まれることが増え、今ではほぼ「じゅん」と「あつし」が同じくらいの比率となりました。

病院に行けば必ず「◯◯じゅんさ~ん」と呼ばれますし、役所に書類を持っていけば、名前のフリガナを見て、「まことさんと読むのですね、珍しいですねぇ~」と声を掛けられます。

一番辛かったのが、学生時代の新学期でした。
一年の最初の授業では、必ず先生がフルネームで出席を取ります。
そして先生は百発百中で読み間違えます。

「◯◯じゅん」
「いえ、じゅんではありません」
「◯◯あつしか?」
「いえ、あつしではありません」
「じゃあ、何と読むんだ?」
「まことです」
「読みにくいなぁ」

このやり取りを毎年のように繰り返さないといけません。
それも教科毎です。
後半の教科になる頃には先生か読み間違うとクラスメイトから、クスクスと忍び笑いが起きます。
気の短い先生は間違った恥ずかしさと忍び笑いのせいで、私に八つ当たり気味に「読みにくい名前だなぁ!」とぼやきます。
このようにして、必ず私の番で滞っていました。
まだクラスに馴染んでない時に、このやり取りで、晒されてしまい、本当に嫌でした。

巷で、キラキラネームや難解な読み方をさせる名前が流行り始めたころ、私は思いました。
必ず子どもは、しなくて良い苦労をすることになると。

しかし、息子が幼稚園、小学校に通うようになり私の予想がハズレていることが分かりました。

世の中にキラキラネームや難解な読み方の名前が増え過ぎて、最初から正確に読むことを放棄しているようです。
名簿にはことごとく、フリガナが付けられています。
名前を読むときには、フリガナを頼りに読むようになりました。

私は息子に「淳平」と書いて、「じゅんぺい」と名付けました。
そんな息子の名前にもフリガナが付けられています。

息子の同級生はキラキラネームと当て字のオンパレードで、逆に普通の名前の息子が浮いています。

私は思いました。
生まれるのが早すぎました。
もう少し息子の名前を捻っても良かったかな?と。

このことが悔やまれてなりません。

著者:わちゃぴん

性別:男性

年齢:40歳

40歳の会社員です。小学校に通う息子と妻が一人います。まずまず平和な人生です。