裁判離婚をした両親。間近で見ていた子供の気持ちを語る

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今から約20年前、うちの両親は離婚することになりました。

お互いにとってそれが最も妥当な選択肢であり、納得のいく解決方法であったということが決め手となったようです。

私には妹がいますが、当時妹も含めて一体両親がどうしてそういったトラブルを抱えてしまうことになったのか、真相がわからなかったのですが、それでも毎日口喧嘩をすることは日常茶飯事でしたし、何なら子どもに対してお互いの悪いところを話して、そういったイメージを植え付けようとする父と母に嫌悪感さえ抱いてしまうことも少なくありませんでした。

 

また、実際に離婚する前から両親が別居をしていたこともあって、私たち姉妹はそれぞれの家を転々とする生活をしていました。

どちらの言い分ももっともであるようにも感じましたし、それぞれといると楽しくてうれしかったのですが、やはり家族がもう一度一緒になって暮らせる日が来ないものかと子どもながらに切望していたものです。

ですが、やはり私たちの希望が叶えられることもなく、結果的に両親は離婚という選択をするに至りました。

しかも、一般的に日本では最も多数を占めると言われている協議離婚ではなく、うちの両親が取った方法は何と裁判離婚でした。

 

裁判離婚をする夫婦は、わずか数%であるというデータを見たことがありましたが、そんなにレアな離婚であるというならばと裁判を傍聴することにしました。

実際に両親がともに弁護士を付けて、言った言わなかった、すったもんだと、互いのあら捜しのような場面を目の当たりにして、ちょっと度肝を抜かれてしまうシーンもありましたが、何とか和解が成立して無事に離婚にこぎつけることができたので、ある意味では胸をなでおろすような気持ちになったことも事実でした。

 

というのも、やはり一緒にいても憎しみ合っていたり、衝突を続けている両親の姿を見ながら生きていくということは子どもにとっては決して良い影響があるとは言えない状況であると思ったからです。

実際に私はそういったシーンを見るにつけ、打ちのめされるような、まるで自分の存在を否定されるような辛い気持ちになってしまうこともありましたし、一縷の望みを持って両親を説得してみたものの、自分の無力さを感じただけの徒労に終わってしまった経験があったからです。

 

別れて別々に生きていくという決断をした方が幸せになれる夫婦がいるということ、また親がそうしたことによって不安定なシチュエーションを回避することができる子どもにとっても、それはそれで一つの解決策であり良い方法だったのではないかということが、体験したからこそ言える答えではないかと思います。

 

親が離婚するということは子どもにとって悲しいことではありますが、そうすることによって得られる心の平安であったり、安らぎ、幸せのカタチもあるのだということを、同じような環境にある方々にお伝えできればと思い、今回はお話させていただきました。

著者:ゆき

性別:女性

年齢:38歳

兵庫県在住の独身女性、38歳です。普段は、食品加工会社で事務の仕事をしています。

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