切迫早産と診断されたら?経験者による実体験とアドバイス

切迫早産,経験

出産は命懸けとはいいますが、どんなリスクがあるか知っていますか?

大人になってから初めて経験をする出産は誰もが初心者。しかし、知っておけば良かったということがたくさんあります。

その一つが切迫早産。今回は私が経験した切迫早産と診断されてから入院までのエピソード、知っておけば良かったことをご紹介します。

ある日、突然腹痛が襲う

出産を控えたある日、朝からお腹が痛く妊婦ということもあり会社から病院に電話して「これは、今すぐ病院にいくべきでしょうか。あと2時間ほどで仕事が終わるのですが、それからで良いでしょうか。」と確認してみました。

「確認します。」と受付の方が言い、保留になったのですが、それから結論がでるまでがとにかく長かったです。電話中はずっと立っていなければならないのに加え、何度か質問され保留にされを繰り返しているうちにお腹の痛みが増してきました。私に気付いたエレベーター前を通る人たちが声をかけてくれます。

「社内の医療スタッフよんでこようか?」等と声をかけて頂き、ありがたいけど申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
電話越しに「大丈夫です。今、病院に電話中なので。」と返事をする度に、保留が切り替わり病院の受付の方が「もしもーし。大丈夫ですか?」と聞いてきますので大変です。

結局、今すぐ病院に来るようにという指示。しかもタクシーで。。

会社から病院のある場所までは遠いので、「いくらかかるんだろう。緊急なら、会社の近くの病院受診じゃあダメなものなのだろうか。。」と疑問を抱きつつ、早退の手続きをしました。色々知らないことは、リスクだなぁと、ここで初めて思い知ったのです。

たまたま営業から帰ってきた営業部長さん(女性)と、早退手続き中に鉢合わせました。彼女は小学校2年生のお子さんを育てるワーキングマザーでありながら、出世街道をひた走る営業次長。お子さんはシッターさんが見ているらしい。明るく男勝りで、見た目もキレイな36歳。

営業部長さんは私の話を聞き心配して、会社の外まで荷物を持って付き添ってくれて、タクシーにのせてくれました。ありがたい、申し訳ない。。そんな思いがぐるぐる巡ります。
「病院で見てもらった後、なにもなければ会社に帰った方が良いかなぁ。余計心配かけるかなぁ。」と、ぼんやり考えながらタクシーで移動です。

その日、そのまま入院が決定

病院につくと、30分ほど待ち時間がありました。

斜めに座っていると、診察を待っていた方に「大丈夫ですか?スタッフの方呼びましょうか。」と声をかけられます。
「もう、声をかけてるので大丈夫です。ありがとうございます。」と返事をしながら、自分自身で思っているよりもしんどい、しんどそうに見えるのかもなぁと感じました。

内診に呼ばれて、子宮頸管を測ってもらいました。担当は白髪のおじいちゃん先生。「子宮頸管は十分ありますから大丈夫ですね。お腹の張りも見てみましょう。」とのこと。

子宮頸管?お腹の張りをみる?ちんぷんかんぷん。お腹が痛いんだけど、その原因がなにかそこにあるのだろうか。しかも、お腹は張ると検診の度に言い続けてるんだけどなぁ。以前に一度、心配で会社早退してきたけど、その時は張りをみることはしませんでした。今回は何が違うんだろうなぁと不安になっていきました。

その後、変な機械をお腹につけられました。30分ほどつけると説明があったのですが、素人にはよくわからないことだらけなので、質問するのをやめました。

しばらくすると助産師さんが来て「たまに張ってるね。わかる?」と聞かれました。家にいるときの方が硬いのでよくわからないと答えると、薬を飲むように指示されます。そこから待つこと20分ほど、おじいちゃん先生が声をかけてきました。

おじいちゃん先生「入院しようか。」
私「え?本当ですか?」
おじいちゃん先生「破水とかしたら面倒だしね。」
私「(え?破水。。って何?産まれるってこと?)。。え?」
助産師さん「入院の手続きをしますね。連絡先が必要な人がいたら、このまま連絡してください。」
私「。。はい。わかりました。」

よくわからないけど、その日に入院になったのです。ここで始めて自分が「切迫早産」という事実が明らかになりました。

旦那には心配かけると思って連絡していませんでした。一体なんて説明すれば。。何もわかっていないまま、言われるがままに入院することになったこの日が、ここから全く動けない1ヶ月の始まりだったのです。

母体優先なので、本当になにもわからないまま入院が始まります。もし、上に子供がいたらどうなっていたかと思うと怖いです。また、心の準備ができていなかったので、仕事休みで少し遊べると思っていた矢先の全く動けない1ヶ月間は本当に辛かったです。

こんなに突然、しかも出産までの長期間の入院になることがあると知っておくだけでも、大分気持ち的に楽だったかなと今になって思います。

誰も教えてくれない手続き

入院にはもちろんお金がかかります。それに加えて、切迫早産での入院は短くても一週間と1ヶ月と長期間になるので、30万〜掛かってくることが多いです。実際に私は60万近くかかりました。

しかも補助や民間の保険に入っている方は、保険の給付もあるのですが、手続きが面倒。以下、私の経験をお伝えします。

入院翌日、朝の診察で入院期間がやはり1〜2週間になりそうなことを告げられました。とりあえず、入院費用と会社のことが心配でした。

モニターをつけた後に、受付の人が説明にきました。

受付「入院費用について、説明をご希望とのことでしたので、今ご説明宜しいですか。」
私「はい。お願いします。」
受付「入院費用はおおよそ、1万円〜1万5千円になります。費用は退院のときに分かります。質問はありますか?」
私「え?えーと。。わかりました。」
受付「では、承諾のサインをお願いします。」
私「えっと、、今部屋が空いてないから個室って聞いたんですけど、大部屋になることはありますか?」
受付「そうなんですか?ないと思いますけど、どうなんですかね。だとしても、入院費用はそんなに変わらないと思いますけどねえ。」
私「。。はあ。わかりました。(まぁ、いっか。)」
受付「わからないことがあれば、またご連絡ください。」

結構いい加減だなぁと思ったけど、とりあえず時間があるし自分で調べ見ようと思いました。昨日の助産師さんも、なんか民間の医療保険は出ると思うって言ってた気がするし。。

保険の勉強開始!

ネットで調べたら、民間の医療保険と健保から高額療養費制度が使えそうなことがわかりました。

民間の医療保険

まずは、自分は動けないので、旦那に保険証券の写真を送ってもらって、保険会社に給付金の金額と給付の手続きについて電話をします。

幸い、1日15000円でるらしい!手続きに必要なものを自宅に送ってもらえるよう手配をしました。

高額療養費制度

次に高額療養費制度。

これは、健保のHPにログインして、調べてみました。限度額認定証なるものがあれば、月額の収入に応じた限度額までしか病院で支払わなくて済むらしい。(限度額認定証がないと、一時的に全額支払って後で申請しないと戻ってこない)

退院までには限度額認定証が必要なので、急がなくてはいけない。さらには、この限度額認定証を取り寄せるための手続きをしなくてはならないらしい。時間はかかりそうだけど会社を通して手続きするべきか、健保と直接やり取りしていいのか?わからなかったので、会社に電話して聞いてみることにしました。

傷病手当て制度

その他にも、4日以上病気などで出勤できず収入がなくなる場合、給料の3分の2を健保から出してもらえる傷病手当て制度もあるらしいことがわかりました。

有給マックスつかうのとどっちがお得なのか。産休が使える34週以降も保証されるのか等、迷うことも多かったので、これも会社にきいてみようと思いました。

会社に電話をかけて、まずは突然の早退と欠勤で迷惑をかけたことを謝罪。そして、勤怠や限度額認定証などの諸々手続きについて確認しました。自分の仕事やメンバーに対する色々な後悔や心配や後ろめたさはぬぐえなかったです。せめて、退院してから直接挨拶したいなぁと思っていました。

限度額認定証について

1、人事→健保へ送付
2、人事→申請書を家へ郵送→家から病院へ家族に持ってきてもらう→必要事項を記入して健保へ送付→健保から家へ郵送→病院へ提出

という流れになるらしい。対応が早い健保なので、こちらの対応が早ければ1週間ほどでは病院に提出できるだろうとのことでした。予想してたけど、色んな人に動いてもらわないといけないので、結構大変です。

私が突然の切迫早産を経験して今思う事

手続き関係面倒だし、かといってはっきりしないで物事を決めていくのは不安だし、ストレスがたまるなぁと感じました。

入院中には会社の人事からのメールに加えて各種手続きの対応があります。もちろんすべてに目を通しますが、既にこの時点で疲れて内容が頭に入ってこないです。安静っていうけど、その後のことを考えるとやっておきたいことは沢山ありすぎるし、仕事と変わらないなあと実感しました。

切迫早産は、基本的に立ち上がることはNG。座ることもダメで寝ていないといけないので、これら手続きが本当に大変でした。私は個室だから電話ができましたが、大部屋だと周りに気をつかいながら連絡をしなければいけないのは本当にストレスだと思います。

このように、切迫早産は突然診断され、知らないと損をすること、ショックを受けることが沢山あります。妊娠中の方、妊娠を希望されている方は事前に知っておくこと、また保険等に入ることを検討しておいた方がよいでしょう。

著者:新米ママななこ

性別:女性

年齢:34歳

切迫早産を経験。1ヶ月の入院後、無事男の子を出産して、ただいま手探り育児真っ最中の一児のママです

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