泣けない人でも泣ける小説20選&読書家500人の人気ランキング

編集部おすすめ:泣けない人でも泣ける小説10選

編集部おすすめの泣けない人でも泣ける小説
ここまでは、読書家500人が選ぶ泣けない人でも泣ける小説の人気ランキングをご紹介してきました。

次に、Bookey編集部が選ぶ泣けない人でも泣ける小説10選をご紹介していきます。中には有名ではない本もありますが、どの本も魅力的な内容でおすすめですよ!

塩狩峠

  • 物語の満足度:
  • 感動レベル :
  • 泣けるレベル:
著者 三浦 綾子
出版社 ‎新潮社; 改版
発売日 ‎1973/5/29
価格 825円

人間の自己犠牲の美しさ、悲しさ、尊さ、やるせなさに自然と涙があふれる

氷点などで有名な三浦綾子さんが、実在した人物をモデルにして書いた小説です。

生き方を悩み続けた主人公が極限状況でとった選択は、非常に考えさせられる内容であり、人間の自己犠牲の美しさ、悲しさ、尊さ、やるせなさに、胸が張り裂けそうになりました。

ヒロインも魅力的であり、物語最後の場面では彼女の心情を想像すると自然と涙が止まらなくなりました。

全編を通してキリスト教の美しい部分だけが強調されている感じも受けますが、それを抜きにしてもとても素晴らしい作品だと感じました。

また、北海道の大自然の美しさ、厳しさの描写も丁寧で、その光景が自然と目に浮かぶ所もお薦めできます。

puriworkさん/30代/男性

犬と私の10の約束

  • 物語の満足度:
  • 感動レベル :
  • 泣けるレベル:
著者 川口 晴
出版社 ‎文藝春秋; 四六判版
発売日 ‎2007/7/28
価格 3,040円

犬を飼うことの重大さを感じられる

主人公が突然、犬を飼うことになり、風変わりな母親から「犬を飼う時は10の約束をしないといけない」と告げられる所から始まります。

犬も人間と同じ感情を持っているので、「ひとりの家族」として迎え入れる必要があります。しかし、彼らを人より軽く扱ってしまっているのが現状です。

犬は人よりも純粋で、大切なことを最後まで忘れません。人が本当に犬に対して大切にしないといけないことは、さよならの時にしか分からないものとなっています。

犬を飼うことの重大さを、是非この作品で学び、本当の犬の気持ちを再確認してほしいと思います。

smile_1さん/20代/女性

くちぶえ番長

  • 物語の満足度:
  • 感動レベル :
  • 泣けるレベル:
著者 重松 清
出版社 ‎新潮社
発売日 ‎2007/6/28
価格 572円

忘れかけていたものや心を思い出させてくれる

小学生たちのやり取りが描かれているのですが、そのなんとも言えない会話や心の動きに胸が切なくなります。

重松清さんはなぜ、ここまで子どもたちの心が分かるのだろうかと驚きます。

社会に出て、忘れかけていたものや心を思い出させてくれる作品でもあると思います。

年齢を重ねれば重ねるほど、感動できる本になっていると思います。

kurage0143さん/30代/女性

こんなにも優しい、世界の終わりかた

  • 物語の満足度:
  • 感動レベル :
  • 泣けるレベル:
著者 市川 拓司
出版社 ‎小学館
発売日 ‎2013/8/22
価格 2,980円

誰かに愛を伝えに行きたくなる

小説の中の世界では、ある日、突然終わりが来ます。

主人公の「ぼく」は、世界が終わってしまう前に「彼女」に会うため、500キロ離れた街へと旅に出ます。

世界をどう終わらせるかは人それぞれで、道中出会う人々のストーリーも涙無しでは読めません。

この小説を読んだ後、きっとあなたは誰かに愛を伝えに行きたくなるでしょう。

hoya4さん/20代/女性

クリスマスに少女は還る

  • 物語の満足度:
  • 感動レベル :
  • 泣けるレベル:
著者 キャロル オコンネル
出版社 ‎東京創元社
発売日 ‎1999/9/23
価格 1,320円

勇気とユーモアに満ちた戦いと、驚きの結末はまさにセンス・オブ・ワンダー

誘拐された少女の視点で語られるスリラーと、警察の犯人追跡ミステリーという両面を持った小説なのですが、そんなジャンルの枠を遥かに超えた、優しさと希望と郷愁に満ちた作品です。

優しい警官たちと希望を失わない人々を丁寧に描いているのが、他のミステリーでは中々見ない、この物語の特徴でもあります。

また、挫けそうになる少女を支える「ある存在」の勇気とユーモアに、ぐっと引き込まれる魅力があります。

そして怒濤のクライマックスの中で、それまでの物語そのものをひっくり返す、悲しく優しい衝撃の事実が明らかになります。その結末の切なさに、泣けない人はいないのではないでしょうか。

ミステリーやスリラーが苦手という人でも、残酷表現はほんの少しスパイス的にあるだけなのでおすすめできる作品です。

cookie9999さん/50代/男性

ローワンと魔法の地図

  • 物語の満足度:
  • 感動レベル :
  • 泣けるレベル:
著者 エミリー ロッダ
出版社 ‎あすなろ書房
発売日 ‎2000/8/1
価格 1,430円

わくわくと感動が同時に味わえ、現実逃避をしたい方にもおすすめ

家族の話に弱いという方には、特に「ローワンと魔法の地図」がおすすめです。だいぶ昔の作品ではありますが、謎解きの要素も少しあって、一冊があっという間に終わってしまうような疾走感のある展開が魅力です。

主人公はやせっぽっちの少年ローワン。村の池の水が干上がった原因を、魔法の地図を頼りに解決していくお話です。地図の目的地にたどり着くまでに大人でも脱落していく難関を、少年がおびえながらも突破していく様子にどんどん引き込まれていきます。

無事に難関を突破した後の家族との対面のシーンは、そこまでの話の流れで張りつめていた緊張感が一気にゆるんで、思わず涙が浮かんできてしまいます。

頑張りすぎて疲れている時や、ふと現実逃避をしたくなった時にぜひ読んでみてほしい作品です。

iku.sさん/30代/女性

わたしの全てのわたしたち

  • 物語の満足度:
  • 感動レベル :
  • 泣けるレベル:
著者 サラ クロッサン
出版社 ‎ハーパーコリンズ・ ジャパン
発売日 ‎2020/6/10
価格 1,870円

二人の決断とその先の未来に涙が溢れる

腰から下が繋がった、二人で一つの結合双生児・グレースとティッピの物語です。

二人の愛しくみずみずしい青春時代を楽しく読み進めていると、次第に雲行きが怪しくなっていき…。二人の決断とその先の未来には、涙が溢れること間違いありません。

読了後はタイトルの意味をより深く理解でき、ますます涙が止まらなくなります。

ぜひ、皆さんに読んでいただきたい物語です!

grandchariot2705さん/20代/女性

スイッチを押すとき

  • 物語の満足度:
  • 感動レベル :
  • 泣けるレベル:
著者 山田 悠介
出版社 ‎角川グループパブリッシング
発売日 ‎2008/10/25
価格 660円

命の大切さ、今傍にいてくれる人の有難さなど、いろんなことを気づかせてくれる

山田悠介ワールド全開の作り込まれたストーリーに、みるみる引き込まれていきます。

主人公の人柄などにも惹きつけられて行き、感情移入してしまったところで迎えるラストシーンには涙が止まりません。

命の大切さ、今傍にいてくれる人の有難さなど、いろんなことを気づかせてくれる小説です。

静かにこの小説の内容の重みを感じ、涙を流せる作品ですので、山田悠介さんの作品が好きな方や、ハラハラドキドキする展開が好きな方はもちろんですが、今この時を何気なく過ごし日常につまらなさを感じている方の心にも響くと思います!

naaa11さん/20代/女性

十二番目の天使

  • 物語の満足度:
  • 感動レベル :
  • 泣けるレベル:
著者 オグ・マンディーノ
出版社 ‎求龍堂
発売日 ‎2018/10/25
価格 880円

生きている喜びと一生懸命さを学べる

突然の事故で愛する妻子を亡くしたジョンは、自殺しようとしていました。この時の彼の目には、何もかもが真っ暗に見えていたんだろうなと感じました。

そんな時、ジョンは友人から野球のコーチの話を打診され、引き受けることになります。そこで彼は、下手くそだけど一生懸命にプレーする少年・ティモシーと出会いました。

ひたむきに努力し続けるティモシーに、在りし日の息子を重ね、ジョンは生きる気持ちを取り戻していきます。しかし、ティモシーにはある秘密があって・・・。

最愛の息子を失った父親や、険しい道のりを頑張って歩き続ける少年の姿に、色んな涙と感動があります。

chiho82さん/30代/女性

サラバ!

  • 物語の満足度:
  • 感動レベル :
  • 泣けるレベル:
著者 西 加奈子
出版社 ‎小学館
発売日 ‎2014/10/29
価格 1,670円

自分が何か分からない時、響く言葉がたくさんある

読み終えた時、誰かの人生を同じ目線で一緒に歩んだ気持ちになりました。主人公の歩の一面も、変わり者のお姉ちゃんの一面も、私は持ち合わせていたから、読んでいて痛くて恥ずかしくて…でも、両方の苦しさが伝わって来て、もどかしかったです。

「誰が悪かった」とかではなくて、ただ単純にみんな精一杯生きていただけなんだと思います。

この作品に出逢うまで、私は「自分を信じる」という言葉が、こんなにも力強くて苦しいものだなんて知らなかったです。自分自身をそのままを素直に受け入れ、信じる事が出来た時、人は幸せになれるのかもしれません。

どの言葉を選んでも、その言葉が透明になってすり抜けてしまうくらい重みと深みを感じる作品です。自分が何か分からない、何となく””普通””に生きている気がする…そんな方に響く言葉がたくさんあります。

kurumi_1119さん/20代/女性

まとめ

読書家500人が選ぶ泣けない人でも泣ける小説では、1位は『君の膵臓をたべたい』、2位は『博士の愛した数式』、3位は『西の魔女が死んだ』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。

今回は、読書家500人が選ぶおすすめの泣けない人でも泣ける小説20選&人気ランキングを口コミと共にご紹介してきました。

【アンケート調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年07月14日~07月29日
回答者数:500人