歴史小説のおすすめ31選&読書家500人が選ぶ人気ランキング

編集部おすすめ:おすすめの歴史小説21選

編集部おすすめのおすすめの歴史小説
ここまでは、読書家500人が選ぶおすすめの歴史小説の人気ランキングをご紹介してきました。

次に、Bookey編集部が選ぶおすすめの歴史小説21選をご紹介していきます。中には有名ではない本もありますが、どの本も魅力的な内容でおすすめですよ!

風林火山

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 井上 靖
出版社: ‎新潮社; 改版
発売日: ‎2005/11/16
価格:

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スラスラと読め、登場人物にもパンチがある

テレビドラマ化もされた超人気作です!

甲斐国武田家に仕える軍師・山本勘助の物語なのですが、スラスラと読め、登場人物にもパンチがあり、もう一度読みたくなる作品です。

彼が命を落とす川中島合戦がクライマックスで、このシーンは何度読んでも飽きません。

他の本とは描き方が全然違うので、独自の世界観に浸ることが出来ます。

l24さん/20代/女性

チンギス紀シリーズ

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 北方 謙三
出版社: ‎集英社
発売日: ‎2018/5/25
価格:

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あらすじ

父を討たれたテムジン(のちのチンギス・カン)は、独り南を目指す―。テムジンの父シェスゲイは、モンゴル族キャト氏の長であり、モンゴルをひとつにまとめるはずだったが、不意を突かれタタル族に殺害されてしまう。そのときテムジンはわずか10歳だった。モンゴルの主導権をめぐって同族のタイチウト氏が台頭し、弱体化したキャト氏に敵対するようになる。ある事情から異母弟を討ったテムジンは独り、タイチウト氏を避けていったん南の地へ向かうのだが―。

引用元:Amazon

モンゴルを統一した男の生き様がかっこいい!

モンゴル帝国の初代皇帝チンギス・カンの激動の人生を描いた壮大な物語です。

主人公はもちろん、敵対している部族の長や部下たちの生き様も生き生きと描かれています。

それぞれの領土を巡り、部族間で戦いが繰り広げられるのですが、登場人物がみんな魅力的でついつい感情移入してしまい、主人公が敵に打ち勝ったシーンでは、嬉しくもあり悲しくもありと複雑な気持ちになってしまいます。

モンゴルを知らない人でも充分に楽しめると思います。

crowd225さん/40代/女性

徳川家康シリーズ

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 山岡 荘八
出版社: ‎講談社
発売日: ‎1987/10/1
価格:

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あらすじ

竹千代(家康)が生まれた年、信玄は22歳、謙信は13歳、信長は9歳であった。動乱期の英傑が天下制覇の夢を抱くさなかの誕生。それは弱小松平党にとっては希望の星であった―剛毅と智謀を兼ね備えて泰平の世を拓いた家康の生涯を描いて、現代人の心に永遠の感動を刻む世紀の大河ドラマ発端篇!

引用元:Amazon

徳川家康の「我慢の生涯」が細かく書かれていて、読み応え抜群

大河ドラマにもなった山岡荘八の長編歴史小説で、戦国時代好き、徳川家康好きには最高のシリーズです。

幼少期の人質時代や、信長との同盟時代の苦渋の決断、三方原の戦い、本能寺の変の鈴鹿越え、秀吉への服従から関ヶ原から天下を取る等、徳川家康の「我慢の生涯」が細かく書かれています。

信長、秀吉、家康だけでなく、徳川四天王、石川数正、本多作左衛門等の武将が多く出てきて読み応え抜群です!

hamchan0813さん/50代/男性

はなとゆめ

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 冲方 丁
出版社: ‎角川書店
発売日: ‎2013/11/7
価格:

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あらすじ

わたし清少納言は28歳にして、帝の妃である中宮定子様に仕えることになった。華やかな宮中の雰囲気に馴染めずにいたが、17歳の定子様に漢詩の才能を認められ、知識を披露する楽しさに目覚めていく。貴族たちとの歌のやり取りなどが評判となり、清少納言の宮中での存在感は増していく。そんな中、定子様の父である関白・藤原道隆が死去し、叔父の道長が宮中で台頭していく。やがて一族の権力争いに清少納言も巻き込まれていき…。『天地明察』の異才が放つ最新歴史小説!

引用元:Amazon

平安の遅れ咲バリキャリOL清少納言の意外な素顔が面白い

著者は時代小説「天地明察」で知られる冲方丁さん。SF小説やアニメ原案、脚本、漫画原作など手広く手掛けている冲方さん初の「女性主人公の時代小説」です。

紫式部のライバル、鼻高々の高慢女、というちょっとマイナスなイメージが先行する清少納言ですが、こちらの小説では持ち前の知識で仕えている定子を守ろうと戦う「女房」としての清少納言が書かれています。

男性である作者が清少納言の視点で描いた平安絵巻ですが、問題なく楽しめます。

iyo_fujiさん/30代/女性

忍びの国

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 和田 竜
出版社: ‎新潮社
発売日: ‎2011/2/26
価格:

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あらすじ

時は戦国。忍びの無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に稼ぎのなさを咎められ、百文の褒美目当てに他家の伊賀者を殺める。このとき、伊賀攻略を狙う織田信雄軍と百地三太夫率いる伊賀忍び軍団との、壮絶な戦の火蓋が切って落とされた―。破天荒な人物、スリリングな謀略、迫力の戦闘。「天正伊賀の乱」を背景に、全く新しい歴史小説の到来を宣言した圧倒的快作。

引用元:Amazon

当時の忍者の暮らしや戦術を学ぶことができる

歴史小説にしては珍しい「忍者」と「天正伊賀の乱」をテーマにしています。

主人公に感情移入しにくいけれど、当時の忍者の暮らしや戦術、食べ物などを知る事ができるので勉強にもなる一冊です。

戦闘描写のうまさが光るし、難しくない作品なので、歴史小説初心者の方も楽しめます。

結末はかなり衝撃を受け、泣けます。

いぬねことりさん/30代/女性

晏子

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 宮城谷 昌光
出版社: ‎新潮社
発売日: ‎1997/8/28
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あらすじ

強国晋を中心に大小いくつもの国が乱立した古代中国春秋期。気儖な君公に奸佞驕慢な高官たちが群れ従う斉の政情下、ただ一人晏弱のみは廟中にあっては毅然として礼を実践し、戦下においては稀代の智謀を揮った。緊迫する国際関係、宿敵晋との激突、血ぬられた政変…。度重なる苦境に晏弱はどう対処するのか。斉の存亡の危機を救った晏子父子の波瀾の生涯を描く歴史巨編、待望の文庫化。

引用元:Amazon

淡々とした筆致が強い臨場感を生む傑作

古代中国を舞台とした歴史小説を得意とする宮城谷昌光が、この分野で脚光を浴び始めた頃に書き上げた本です。

これまでの秩序が崩壊を始め、徐々に実力主義が芽生えようとする時代にあって、単なる守旧派でもなく「国を治めるとは何か」を真剣に考え続け、難しい政局を切り抜けていく晏子親子の物語で、歴史小説の一つのテーマである「人はどう生きるべきか」を問うているようです。

著者独特の淡々として無駄のない筆致で描かれていながら、それ故に生き様がしみて来るいい味わいの傑作です。

soramame1342さん/50代/男性

私本太平記シリーズ

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 吉川 英治
出版社: ‎講談社
発売日: ‎1990/2/5
価格:

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あらすじ

大作「新・平家物語」を完成した著者は、息つく暇もなく、南北朝を題材とする「私本太平記」の執筆にかかった。古代末期から中世へ―もはや王朝のみやびは影をひそめ、人間のどす黒さがあらわに出てきた時代、しかも歴史的には空白の時代である。史林の闇に分け入るとき、著者は使命感と創作意欲の高まりを禁じえなかったという。開巻第一、足利又太郎(のちの尊氏)が颯爽と京に登場する。

引用元:Amazon

足利尊氏の生涯を事細かに描いていて読みやすい

NHK大河ドラマにもなった足利尊氏の生涯を描いた歴史小説です。

足利尊氏の幼少期から鎌倉幕府滅亡、歴史上の人物の対立、室町幕府の開設など、歴史で習った南北朝時代の内容を事細かく描いています。

長編小説ですが、読みやすいです。

hamchan0813さん/50代/男性

風神の門

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 司馬 遼太郎
出版社: ‎新潮社; 改版
発売日: ‎1987/12/29
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真田十勇士の1人・雲隠才蔵の才能に惚れる!

真田十勇士の1人である忍者・雲隠才蔵に注目した作品となっており、彼の言動に惚れ惚れします。

真田十勇士を描いた小説や映画などはいくつもありますが、1人に着目し、少しお茶目な部分まで細かく書かれるのは、この作品くらいだと思います。

雲隠才蔵の忍術が書かれた部分も多くあり、「本当にこんな風にしていたのかもしれない…」と歴史のロマンを感じながら読むことができる素晴らしい小説です!

れのせさん/20代/女性

もののふの国

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 天野 純希
出版社: ‎中央公論新社
発売日: ‎2019/5/8
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あらすじ

源頼朝、足利尊氏、明智光秀、大塩平八郎、土方歳三…命を懸けた果てなき争いの先に待ち受けていた光景とは?千年近くの永きに亘り、この国を支配し続けてきた武士。しかしてその真の主役とは、勝者・敗者問わず、あらゆる猛き者をなぎ倒し、咆哮する魂を飲み込んでひたすらに驀進し続けた“歴史”そのものであった。いま、若き勢いそのままに練達の境地へと飛躍する著者が、その血塗られた戦いの系譜を、一巻の書物の中に極限まで描き切った。本書は、一篇の娯楽的歴史小説を、この国の叙事詩へ昇華させることに成功した、圧巻の物語である。さあ、覚悟して本書を繙かれよ。そして、その歴史の“声”に耳を傾けよ―。

引用元:Amazon

各時代の争いを「2つの種族の対立」として描いており、歴史小説に不慣れでも楽しめる

中央公論社が行った、同一のテーマで著名な作家たちが競演する「螺旋プロジェクト」の小説で、歴史小説にあまり手を出さない人でも読める作品です。

各時代の争いを「海族」と「山族」の2つの種族の対立として描いており、どの時代にもその対立を公平に見守る「隠れキャラクター」がいます。

知っている武将(もののふ)がどちらの種族なのか、それとも「隠れキャラクター」なのか、読みながら納得したりして楽しめます。

平家源氏の時代から戦国の世を辿って、日本の歴史をもう一度面白く読める本です。「もののふ」たちの戦いが熱いです。

sayaka0802さん/30代/女性

国盗り物語シリーズ

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 司馬 遼太郎
出版社: ‎新潮社; 改版
発売日: ‎1971/12/2
価格:

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あらすじ

世は戦国の初頭。松波庄九郎は妙覚寺で「智恵第一の法蓮房」と呼ばれたが、発心して還俗した。京の油商奈良屋の莫大な身代を乗っ取り、精力的かつ緻密な踏査によって、美濃ノ国を“国盗り”の拠点と定めた!戦国の革命児斎藤道三が、一介の牢人から美濃国守土岐頼芸の腹心として寵遇されるまでの若き日の策謀と活躍を、独自の史観と人間洞察によって描いた壮大な歴史物語の緒編。

引用元:Amazon

斎藤道三や織田信長だけでなく、明智光秀の魅力もたくさん知ることができる

主人公は織田信長なのですが、もうひとりの主人公として明智光秀が登場して、2人の性格や人生が対比的に描かれていきます。特に後編の織田信長編が読み応えがあって好きです。

織田信長の破天荒でありながら合理主義的な考え方にも唸らされますが、そんな上司に振り回される真面目な部下の苦悩にも共感してしまいます。

明智光秀のことをよく知らなかった人でも、この作品を読んでいく内に織田信長と同じくらい明智光秀のことも好きになれると思います。

菜の葉さん/30代/女性

一夢庵風流記

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 隆 慶一郎
出版社: ‎集英社
発売日: ‎1992/12/15
価格:

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あらすじ

死ぬも生きるも運まかせ。たった一騎で戦場に斬り込み、朱柄の槍を振り回す―。戦国時代末期、無類のいくさ人として、また、茶の湯を好む風流人として、何よりもまた「天下のかぶき者」として知られた男、前田慶次郎。乱世を風に舞う花びらのように、美しく自由に生きたその一生を描く、第2回柴田錬三郎賞受賞の話題作。

引用元:Amazon

武士、そして男の気持ちを取り戻したい人へおすすめ!

戦国の世を痛快に駆け抜けた「かぶき者」、前田慶次の物語です。

作者の隆慶一郎さんは当初「前田慶次は身分の高い家柄なのに放浪を続けて、苦難の末に栄光を得る」という物語を想像していたそうです。ただ、旅日記などの資料を集めるにつれてイメージは一変しました。前田慶次の人間らしい姿、戦国時代をしたたかに、自由に生き抜いた一匹の狼という新たなイメージを抱き、また身を滅ぼしかねないほどのいたずら好きな一面を発見して、「いつかこの男を書きたい」と魅了されたとのことです。

かぶき者は現代にもいます。彼らは自分なりの美意識を心の中で育てている人たちで、きらびやかな生き方を好み、周りから不当な評価を与えられることが多いですが、あえてそうしているフシがあります。それは滅びの美学でもあります。

作者は日本書紀の「辛苦(たしなみ)つつ降(くだ)りき」という一節が好きだそうです。<たしなみつつ>下る美学は男にとって非常に魅力と共感を持てる姿であると思います。

shibata000k1さん/40代/男性

紅蓮浄土 石山合戦記

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 天野 純希
出版社: ‎KADOKAWA
発売日: ‎2020/6/2
価格:

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あらすじ

織田信長の伊勢攻めにより、家族を失った千世は、本願寺の間者集団の棟梁・如雲に拾われた。三年後、厳しい修行を乗り越え十六歳となった千世は、本願寺護法衆の忍びとなる最後の試練を生き抜いた。だが、本願寺の敵、織田信長は、大坂本願寺の立ち退きを要求し、摂津まで侵攻してきていた。そして千世にはじめて戦いの命が下される―。

引用元:Amazon

浄土真宗と信長の戦いを、浄土真宗側から描く、読みどころ満載の作品

長島、越前、大阪本願寺などでの浄土真宗と織田信長の戦いを背景として、信長勢に家族を殺された少女が、信長勢に戦いを挑む物語です。

少女と忍者軍団の戦い、その格闘シーン、浄土真宗と信長軍の戦のシーンなど、読みどころ満載でたいへん面白いです。

浄土真宗と信長の戦いを、浄土真宗側から描いた、あまりない作品だと思います。

chammywhilte7733さん/50代/男性

信長、天が誅する

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 天野 純希
出版社: ‎幻冬舎
発売日: ‎2019/11/27
価格:

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あらすじ

重用されつつも信長の限界を悟った明智光秀。信長とは逆に人の道を歩もうとした武田勝頼。織田家の滅亡を我が子に託したお市。望むまま生きることを信長に学んだ今川義元の家臣。長島一向一揆で信長に迫った大坂本願寺の僧侶。対峙したからこそ見えた織田信長の真の姿。織田信長打倒を誓うが故に激しく狂ってしまった五つの人生。

引用元:Amazon

全編を通して描かれる信長像や登場人物達の運命など、いずれも切れ味抜群で面白い

井伊直盛、お市の方、本願寺の指導者、武田勝頼、明智光秀。織田信長に運命を狂わされた人々の生涯を描く、5編の短編集です。

いずれも切れ味抜群で面白いです。

彼らの運命や、全編を通して描かれる信長像、光秀が信長に謀反を起こした理由などが読みどころだと思います。

1つ読んだら、次の短編が続けて読みたくなる、そんな短編集でした。

chammywhilte7733さん/50代/男性

聖徳太子 日と影の王子

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 黒岩 重吾
出版社: ‎文藝春秋
発売日: ‎1990/4/10
価格:

思春期の聖徳太子の人間くささに共感を覚える

黒岩重吾の作品です。聖徳太子こと厩戸王子の物語です。

高い理想を掲げながらも、自分の欲望を持て余しているような「人間としての聖徳太子」が描かれています。

古代の話なので厩戸王子には複数妻がいますが、政略結婚の妻を愛せず冷たく扱ったり、妻たちの嫉妬に困っていたりと「彼も弱点のある人間なんだな」と共感が持てるはずです。

のぎく06さん/50代/女性

峠の群像

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 堺屋 太一
出版社: ‎日本放送出版協会
発売日: ‎1981/11/1
価格:

赤穂浪士のそれぞれの人物の背景が面白い

20年以上前にママ友が薦めてくれて、私が日本史にハマるきっかけになった一冊です。

赤穂浪士の討ち入りまでの様々な人間模様が描かれています。

それまでは、赤穂浪士も忠臣蔵も「聞いたことある」程度しか知らなかったのに、それぞれの人物の背景があまりもにも面白くて、一気に読んでしまいました。

実際の赤穂浪士はどうだったのかなど興味が湧いて、関連各書を読み漁り、以来、歴史上のいろんな人物の本を読むようになりました。

keikohenakoさん/50代/女性

世に棲む日日

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 司馬 遼太郎
出版社: ‎文藝春秋; 新装版
発売日: ‎2003/3/10
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あらすじ

嘉永六(1853)年、ペリーの率いる黒船が浦賀沖に姿を現して以来、攘夷か開国か、勤王か佐幕か、をめぐって、国内には、激しい政治闘争の嵐が吹き荒れる。この時期骨肉の抗争をへて、倒幕への主動力となった長州藩には、その思想的原点に立つ吉田松陰と後継者たる高杉晋作があった。変革期の青春の群像を描く歴史小説全四冊。

引用元:Amazon

幕末の長州藩を知るための書

嘉永六(1853)年、ペリーの率いる黒船が浦賀沖に姿を現しました。

国内は激しい政治闘争の嵐が吹き荒れることになりますが、そこに長州藩吉田松陰が登場します。

彼は安政の大獄で死罪になるまで、塾で小さな種をまき続け、高杉晋作などの幕末の英雄たちを育てました。

全四巻と長いですが、読み応えがあって面白いです。幕末の長州藩を知るための一助となる作品です。

Nakabookさん/40代/男性

等伯

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 安部 龍太郎
出版社: ‎文藝春秋
発売日: ‎2015/9/2
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あらすじ

直木賞受賞作、待望の文庫化!

天下一の絵師をめざして京に上り、戦国の世でたび重なる悲劇に見舞われながらも、己の道を信じた長谷川等伯の一代記を描く傑作長編。

引用元:Amazon

絵師・長谷川等伯の波乱に富んだ人生が感動を呼ぶ

安部龍太郎の直木賞受賞作品で、安土桃山時代に活躍した絵師・長谷川等伯の生涯を描いた長編小説です。

織田信長、豊臣秀吉などが主権を争う時代に翻弄されながらも、自らの才能を磨き、不生出の絵師・長谷川等伯として大成するまでの波乱に富んだ人生が凄まじくも、感動的です。

妻や子、そして親、兄弟等との強い愛情も、この小説を味わう醍醐味です。

姉小路さん/50代/男性

恋歌

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 朝井 まかて
出版社: ‎講談社
発売日: ‎2013/8/22
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あらすじ

幕末の江戸で熱烈な恋を成就させ、天狗党の一士に嫁いで水戸へ下った中島歌子。だが、尊王攘夷の急先鋒である天狗党は暴走する。内乱の激化にともない、歌子は夫から引き離され、囚われの身となった。樋口一葉の歌の師匠として知られ、明治の世に歌塾「萩の舎」を主宰し一世を風靡した歌子は、何を想い、胸に秘めていたのか。落涙の結末!

引用元:Amazon

時流に翻弄された一途な恋の行く末と運命に引き付けられる

樋口一葉の歌の師匠・中島歌子の物語です。

幕末の水戸藩士と商人の娘・歌子との恋の行方を核に、水戸藩の騒動を描いた息もつかせない展開は、映画を見ているかのごとく視覚に訴えかけてきます。

特に、桜田門外の変の交戦の描写は生々しく、映画やテレビドラマよりもリアリティがあり、お勧めの箇所です。

悲劇の美男剣士に恋した娘の一途な想い、武士の妻としての振る舞い、そして、夫亡き後の逞しい生き様は、幕末の動乱期を女性視点から捉えた価値ある歴史小説だと思います。

姉小路さん/50代/男性

陰陽師シリーズ

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 夢枕 獏
出版社: ‎文藝春秋
発売日: ‎1991/2/9
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あらすじ

平安時代。闇が闇として残り、人も、鬼も、もののけも、同じ都の暗がりの中に、時には同じ屋根の下に、息をひそめて一緒に住んでいた。安倍清明は従四位下、大内裏の陰陽寮に属する陰陽師。死霊や生霊、鬼などの妖しのもの相手に、親友の源博雅と力を合わせこの世ならぬ不可思議な難事件にいどみ、あざやかに解決する。

引用元:Amazon

一話完結なので読みやすく、独特な雰囲気に引き込まれる!

平安時代の陰陽師の中でも有名な安倍晴明と、親友の源博雅のコンビが事件を解決していく物語です。

何作もシリーズが出ていますが、基本は一話完結なので読みやすいです。

平安時代の有名な人物が出てきたりと、歴史好きな人も楽しめます。

結末は必ずしもハッピーエンドになるとは限らず、世の中の理不尽さや、どうにもならない事もあるという話もあり、考えさせられることも多いです。

kanayuriさん/30代/女性

三国志シリーズ

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 北方 謙三
出版社: ‎角川春樹事務所
発売日: ‎2001/6/1
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登場人物がとても魅力的で、読んでいて胸が熱くなる!

劉備、曹操、呂布など、お馴染みの三国志の英雄たちの物語です。ハードボイルドですが、堅苦しくなく読みやすいです。

登場人物たちがとても魅力的に描かれています。それぞれの心理や戦の様子なども細かく描かれていて、読んでいて胸が熱くなります。

序盤は劉備が張飛・関羽に出会い、一緒に馬を運ぶ仕事をやり遂げるのですが、もうそのシーンから感情移入してしまい、漢のロマンというか、生き様に心酔してしまいました。

胸が熱くなるし泣ける、おすすめの小説です。

whip256さん/30代/女性

水滸伝シリーズ

  • 読みやすさ   :
  • 内容の満足度  :
  • 歴史背景の面白さ:
著者: 北方 謙三
出版社: ‎集英社
発売日: ‎2006/10/18
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あらすじ

十二世紀の中国、北宋末期。重税と暴政のために国は乱れ、民は困窮していた。その腐敗した政府を倒そうと、立ち上がった者たちがいた―。世直しへの強い志を胸に、漢たちは圧倒的な官軍に挑んでいく。地位を捨て、愛する者を失い、そして自らの命を懸けて闘う。彼らの熱き生きざまを刻む壮大な物語が、いま幕を開ける。第九回司馬遼太郎賞を受賞した世紀の傑作、待望の文庫版刊行開始。

引用元:Amazon

一つの事を皆で目指す素晴らしさに胸が熱くなる

人と人との繋がりや、やりたい事を成し遂げる心が互いにぶつかりあう熱い話だと思います。

スピード感があり、涙が出る場面やハラハラドキドキも満載です!

私はハマりすぎて、全く興味のない馬が走る姿にまで興味が出てしまい、競馬を見て想像を膨らませていました(笑)

今働く事に疲れていたら、気晴らしに読んで見るのも良いかも知れません!

20471120seriさん/30代/男性

まとめ

読書家500人が選ぶおすすめの歴史小説では、1位は『村上海賊の娘』、2位は『のぼうの城』、3位は『鬼平犯科帳シリーズ』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。

今回は、読書家500人が選ぶ歴史小説のおすすめ31選&人気ランキングを口コミと共にご紹介してきました。

【アンケート調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年07月23日~08月07日
回答者数:500人