【子供の目線】子供時代にバイオリンを習って大変だった10のこと

子供,バイオリン

子供がバイオリンを弾けたら親としても誇らしい気持ちになりますよね。

自分が幼いころにバイオリンを習っていれば苦楽も分かりますが、親にバイオリンの経験がないとどの様にして子供のサポートをすればよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。

特に、習い事としてのバイオリンならではデメリットや大変なことは可能な限り事前に知っておき対応をしたいですよね。

そこで今回は子供の頃に実際にバイオリンを習っていた方々による、子供時代にバイオリンを習って大変だった10のことをご紹介していきたいと思います。

子どもが一人でバイオリンは持って通うには大変だった

昔のバイオリンはケースが重く、小さい子どもが持って歩くのは大変でした。自宅から教室が遠く、いつも親に車で送ってもらっていました。
たまに親が仕事や用事で急遽不在となってしまった時に一人で歩いていかなければいけなくなり、楽譜とバイオリンを持って坂を登るのは大変で疲れました。
荷物がかさばるという点では、バスや電車に乗った際も置き場所を気にしなければいけないのがデメリットであり、楽譜だけ手軽に持って歩くピアノを習っている人が羨ましかったです。

女性/30代前半・5歳の時に習い始め

自宅での自主練が必要になる

先生には、毎日家で練習するように言われていました。その為、母からいつも「練習しなさい。」と言われていたような気がします。
勿論、練習をしない日もよくありましたが、自分の中でも「毎日練習しなければいけない。」という思いがずっとあり、気持ちの負担に感じたことが度々ありました。

女性/50代前半・5歳の時に習い始め

音楽の成績にはつながらなかった

近くにバイオリンを教えてくださる先生がいらっしゃらなかったので、バイオリンのレッスンはバスと電車を乗り継いで片道一時間以上かかり大変でした。
そのうち通うのが面倒くさくなり、休む口実を見つけるのに苦労した記憶があります。
また、ピアノと違い音楽の基礎が学べるわけではありませんので、応用できるということはありませんでした。

女性/50代前半・9歳の時に習い始め

庶民的だった小学校の同級生との間で溝が出来てしまって、それが今でも埋まらない

当時たまに小学校のクラスである、塾や習い事の調査のとき、「バイオリン」という項目は、私だけのために設けられていて、先生が「バイオリン」と言ったとき、手を上げるのも私だけ。
それは本当に恥ずかしかったです。そのとき築かれた小学校時代の庶民的な同級生との溝が、今でも埋まらないです。

男性/50代前半・7歳の時に習い始め

子供が楽しめる音楽ではなかった

教本は全てクラシックだったので、Jポップ大好きな世代には少し堅苦しくてつまらなかったです。もう少しくだけた曲も弾いてみたいと思ってました。
友人を発表会に呼んで来てもらっても、つまらないだろうなーと思い、呼びづらかったです。
また、毎日の練習も大変でした。一戸建てでしたが、防音設備にしてなかったので、帰宅してから夕方の6時までには練習を終わらせなくてはなりませんでした。

女性/30代後半・10歳の時に習い始め

毎日の練習がとてもつらい

バイオリン教室の月謝も高いですし、バイオリンも高いので一度始めたら最後、なかなか辞めさせてもらえません。
最初は楽しそうと思って始めたもののなかなか上達せず、何回も辞めたいと思いましたがやめさせてもらえず、泣きながら練習していました。
友達と遊びに行けなかったこともたくさんあります。

男性/30代前半・4歳の時に習い始め

楽器の維持管理代・レッスン代がかさむこと

バイオリンには子供用からフルサイズまで楽器のサイズがあり、成長とともに楽器を買い替える必要がありました。また、弦や弓の毛なども消耗品で驚くほど高価なものではないですが、費用がかかっていたと思います。レッスンも週1回¥5,000程度かかっていました。
父がマンドリンを趣味としており、母もクラシック鑑賞を苦としないため、費用面で一切の喧嘩等したことがありませんが、理解がないとなかなか出しにくいのではないかなと、自分の稼ぎで運用するようになって感じます。

男性/30代後半・7歳の時に習い始め

バイオリンを習っていると聞くと近づきがたい家柄だと勘違いされたこと

どんな習い事をしているか気になる年代になって、友達から聞かれ素直に答えると少し間が開くことがありました。私自身はごく一般的な家庭で育っていて、母がバイオリンをしていたから幼いころからバイオリンがおもちゃ代わりになっていたのもありハードルがそれほど高くはなかったのですが、他の目からすると少し違ったようでなかなか理解が得られなかったことが悲しかったです。
ちなみに今現在はもううまくは弾けなくなってしまいました。

女性/30代前半・5歳の時に習い始め

音楽を聴かなくなった

バイオリンを習っていた時に聞いていた音楽はクラシックばかりでした。
子供にとっては音楽という意味では苦痛でしかなく、いつもつまらない音楽だなと感じていました。
そのせいか音楽=つまらないものと思ってしまい、クラスの子たちがアニメの曲などで踊っているのをみても何が楽しいのか全く分かりませんでした。
その流れをずっと引きずってしまい、大人になった今でも音楽は滅多に聞きません。

女性/30代後半・5歳の時に習い始め

共通の友達が出来ない

バイオリンを習っているという友達が居なかったため、悩みや相談をすることが出来ませんでした。
クラスメイトが同じ塾やスイミングスクールに一緒に行っているのを見て羨ましく感じることも多く、孤独感から辞めたいと思う事も度々ありました。

男性/30代後半・8歳の時に習い始め

まとめ

今回は子供の頃に実際にバイオリンを習っていた方々による、子供時代にバイオリンを習って大変だった10のことをご紹介してきました。

お子様にバイオリンを習わせようか検討中の方は、是非以下の記事もあわせてご覧ください!

【子供の目線】子供時代にバイオリンを習って良かった10のこと