祖父母の香典はいくら包むべき?関係性別の相場と注意点とは!

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自分にとって身近な存在が亡くなると、とても大きな喪失感に苛まされます。香典は、悲しみに包まれる遺族が金銭的にまで悩まないよう、助け合う意味が込められています。
そんな香典ですが、実際にいくら包むべきなのか。出した方がいいのか出さない方がいいのか悩ましいですよね。
自分と親しいわけでもない関係性の故人であれば、なおのこと香典について悩みます。

 

あなたから見た故人との関係性でわかる香典の有無や金額の相場を解説します。
金額ばかりに目がいって忘れがちな香典袋の用途についてもおさらいしましょう。
葬儀に出席できない場合の、香典の郵送対応も知っておくと便利ですよ。

香典の相場はどうやって決まるの?

故人とあなたとの付き合いの深さを除いて、客観的な視点のみで香典の金額を決める条件は次の3つです。

 

  • 会食に出席するかしないか
  • 故人と自分との関係性
  • あなたの年齢

 

自分に近しい人であるほど、香典の金額は高くなります。また、地域によって金額が決まっていたり、親族間で金額を一定にするように決めている場合もあります。冠婚葬祭のしきたりなどは、両親に話しを聞いてみるのが一番良いでしょう。
ただし、香典は不祝儀です。お祝い事とは違い、適切ではない大きな金額を包むことは敬遠されている事を念頭に入れておきましょう。

あなたの祖父母、配偶者の祖父母

自分の近しい親族ですが、あなたが喪主でなければ香典を包みます。
故人があなたの祖父母、または配偶者の祖父母である場合、香典の金額はあなたの年齢に応じて次のようになります。

 

  • 20代:10,000円
  • 30代:10,000~30,000円
  • 40代:30,000~50,000円

 

配偶者との年齢差がある場合、年齢が上の方に合わせます。あなたが30代、配偶者が40代ならば、香典金額は40代として適切な金額を包みます。

 

配偶者の家族へ香典を出す時は、あなたの実家からも香典を送ることも考慮しなければなりません。
まずは、あなたの実家に誰の葬儀があるかを連絡し、香典を出すかどうかの有無を確認し、返事は保留にしておきます。そして、配偶者の家族に実家から香典を送る必要があるのかどうかを確認します。受け取る側が「必要ない」と言うのであれば、無理に送ることはありません。保留にしておいたあなたの実家には、その旨を伝えましょう。
また、香典の代わりに供花をお願いされることもあります。あなたの実家が遠方ならば、手配はあなたに一任されるかもしれません。斎場に直接依頼してもいいのか、喪主が諸々の連絡と共に手配を進めるのでお金だけを渡せばいいのか、配偶者の家族間で話し合って決めます。

 

会食にも出席する場合は、香典金額にその分を含める必要があります。一般的に一人5,000~10,000円を用意すべきと考えられているので、香典の金額がそれに満たない場合は、金額を増やすことを考えます。

あなたの友人の祖父母

友人の祖父母という、一見すると遠い関係のような近い関係のような、自分との付き合いの深さを計りにくいものです。
ここでは故人とあなたとではなく、友人とあなたの関係性を見ます。

 

  • ごく親しい友人:3,000~5,000円
  • 顔見知り程度の友人:香典は出さない

 

一般的な香典金額は上記のとおりです。
もし、故人とあなたの間に親しい関係があるならば、友人の祖父母ではなく、あなたの友人という見方もできます。その場合は香典を出してもいいか、友人に確認しましょう。

 

なぜ確認が必要かというと、香典は出して終わりではなく、喪主は葬儀終了後に香典のお返し連絡や品物を送ります。その時に遠い関係性なのに香典を出していたら、喪主に余計な手間と費用をかけさせる事になりますね。
喪主に手間をかけさせない為に、不要な香典は出さないマナーも大切です。

同僚の祖父母

あなたの同僚の祖父母が亡くなった場合、香典を出すか出さないか、出す場合はいくら包むかは次の2つの条件で決まります。

 

  • 同僚との付き合いの深さ
  • 同僚と故人である祖父母が同居か別居か

 

同僚とあなたが親しい関係性ではない場合、香典を出す必要はほぼありません。
「ほぼ」というのは、会社の雰囲気として同僚一同で香典を出す事もあるからです。

 

同僚とあなたが親しい関係性であっても、同僚と故人である祖父母が同僚と同居していたか、別に暮らしていたかでも変わります。

 

  • 同僚と同居:3,000~5,000円。もしくは香典は出さない
  • 同僚と別に暮らす:香典は出さない

 

あなた自身との関りが薄い為に、香典を出すか出さないかさえも微妙なラインです。けれど、冠婚葬祭時の不義理は後々に禍根を残しやすいものです。不義理をしない為にも、周囲に話を聞いてみるといいでしょう。

香典袋の選び方

香典袋の表には、様々な表書きや水引の種類があります。年若い内は経験が少ないので、どれを使うべきなのかに悩みますね。
表書き、水引の種類をそれぞれ解説していきます。

表書きの種類

「御霊前」

仏教の通夜、葬儀に使えます。相手の宗教がわからない時にも使えます。
ただし、浄土真宗にだけは使えません。
蓮の花の模様が入ったものは、仏教専用です。

「御仏前」、「御佛前」

仏教の法事、法要の時に使えます。
浄土真宗の葬祭に使えます。

「御神前」、「御玉串料」

神式の葬祭に使えます。

「御花料」

キリスト教の葬祭に使えます。
ユリの花や十字架の絵が印刷された熨斗袋は、キリスト教専用です。

 

宗教により多少の違いがありますね。仏教の中でも浄土真宗は、人が死んだ後はすぐに仏になると考えられていることから、霊は存在しません。通夜、葬儀どちらでも御仏前の香典袋を使うのはその為です。

水引の種類

葬儀の水引は、悲しい事を繰り返さないという意味を込めて結びきりの水引を用います。袋に印刷されたものでも、きちんと水引になっているものでもどちらを選んでも問題ありません。
ただし、外見が豪華になるほど中に入れる金額が大きくなりますので、適切な袋を選びましょう。

「黒白」、「青白」

仏教または相手の宗教がわからない場合の通夜、葬儀、法事、法要に使えます。

「双銀」

上記と同じですが、比較的金額の大きい香典を包む場合に使います。
神式の葬祭に使えます。

「黄白」

大阪、京都、奈良、和歌山の一部で使われる種類です。四十九日までは黒白の水引で、この水引を使う時期は一周忌以降とされています。

香典を郵送する時の注意点

通夜や葬儀に出席できず、郵送で香典を送る場合は現金書留を使って郵送しても問題ありません。
その際、いくつかの注意点があります。失礼にあたらないよう、次の項目に気を付けましょう。

葬儀から一週間以内には着くように

あまり遅くなっても遺族に迷惑がかかります。発送するタイミングは、葬儀から一週間以内には届くようにしましょう。

香典袋に必ず入れる

現金書留の封筒に直接お金を入れてはいけません。香典袋に入れてから現金書留の封筒に入れます。
一般的に販売されている香典袋ならば、問題なく現金書留の封筒に入ります。

香典袋の記入を省略しない

現金書留の封筒に入れるので住所も氏名も、内側の香典袋にまで必要ないと思ってはいけません。香典袋にも通常とおりに住所、氏名を記入します。

ここからは葬儀に出席する時と変わらないマナーです。

新札は使わない

中に入れるお金は新札ではなく、折り目のついたお札を入れます。これは通常とおりのマナーと変わりませんね。

お札は裏向き

祝い事とは逆なので、お札に描かれている人物の顔が裏を向くように入れます。

香典袋の折りたたみ方に気を付ける

香典袋の裏面は、上下の紙が重なるように閉じられています。この時、上の紙が前にくるように折りたたみます。
祝い事は上から降ってくる福が逃げないように下の紙が前にくるように折りたたみますが、弔事では悲しい事が積もらないように上の紙を前にし、受け止めないような形に整えます。
幸も不幸も上から降ってくると考えると覚えやすいですね。

まとめ

冠婚葬祭は古いしきたりと地域性や親族間での独特な風習などの組み合わせで、多様化しています。けれど、一般的な礼節を弁えていれば、大きな問題にはなりません。誰もが間違いなく身に付くほど、経験があるわけではないのです。
少しずつ知識を身に着けていきましょう。

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