結婚生活を幸せに過ごす秘訣!うまくいかない原因と対策とは

結婚生活

結婚するという事は、新しい家族が増えるという事です。

新しい生活には夢も理想も詰め込んでみたくなりますよね。パートナーだって、同じように夢や理想を抱えてあなたとの結婚生活を送る気持ちでいるはずです。

そんな二人の意見に相違があったら?
なぜ?どうして意見が食い違ってしまうのでしょうか。話し合いがスムーズにいかないのでしょうか。その原因の多くは男女の脳の違いにあります。
なぜ不安が生まれるのか、男女の脳の違いで何が問題なのか。それらを知って、起こらなくてもいい問題の芽を消し去りましょう。

最後に、幸せな結婚生活を送る為の3つのポイントもご紹介します。

結婚して芽生える不安は何?

結婚して幸せいっぱいな時期がひと段落すると、途端に生活していくことへの不安がよぎりませんか?
お金に対する考え方の違い、将来の計画性、子供をつくるか否かなど。今まで個人であった時には考えなかった事もしくはすんなり答えを出せた事が、結婚すると途端に面倒なものへと早変わりです。
それはなぜか。自分一人で意思決定するわけではなくなったからです。

自分一人で暮らしていた時は、何をするにも自由でした。洗剤や食事のメニューを選ぶにも、誰かの承諾や納得は必要ありません。好きな物を選び、好きに使うことができました。
けれど、結婚するとパートナーという共同生活を送る相手が現れます。好き嫌いやアレルギーの有無などで、今まで自由だった部分に自由が無くなり、不自由を感じるようになります。
そうなると、途端に不安が押し寄せます。今までの自由で快適だった暮らしを思い出し、なぜ結婚したのかなんて考え始めてしまう事もあるでしょう。

ご安心ください。それは間違った感情ではありません。
人は変化よりも安定を好みます。「人生波乱万丈が良い!」と言う人でも、拠点となる場所では安息を求めます。
今までの生活空間とは変わってしまったことに対して、あなたの脳が警報を鳴らしているのです。変化した事柄に対応しなければと、脳が動き出している証拠です。

結婚生活の現実の姿

理想的な結婚生活には、どんなものを思い浮かべていましたか?
朝起きたら妻が朝食を用意していて、ひき立てのコーヒーをカップに注いでくれる。夫はテーブルに着き、妻との会話を楽しみながら朝食を平らげる。出勤時間になれば、パパっと片付いたキッチンを後にして、夫も妻も颯爽とスーツに着替え、仲良く玄関を出る。
なんて理想像は現実的ではありません。時間は有限ですし、朝食の後片付けも秒では終わりません。

結婚してから理想に描いた結婚生活にならないと感じていたら、まずはパートナーと話し合いの場を設けましょう。
原因は、家事分担が出来ていない事に尽きます。

職場では役割分担がきっちりと行われていますよね。それなのに、家に帰ると分担なんて出来ていない夫婦がとても多いです。
家庭を守るのは妻の仕事や、早く帰宅した方が家事を進めておくに決まっているという思い込みはありませんか?家事分担出来ていない夫婦には、お互いに思い込んでいる分担ルールが存在しています。
もちろん、思い込んでいるだけですから、パートナーにそれを伝える事はしていません。自分一人の思い込みでは、家は綺麗にはなりませんよね。
この思い込み、実は男女の脳が関係しています。

夫の皆さん。妻に「食事は?」と言葉足らずな質問をしていませんか?
妻の皆さん。夫に「ゴミを捨てておいて」と詳細を省いたお願いをしていませんか?

このそれぞれの質問の意味がわかった人はいらっしゃいますか?
これは男女の脳の違いによる言い方の違いです。男女という違いはとても大きな差です。もちろん例外もあります。それでも、この差を埋めるには難しいものです。

男女の違いが結婚に表れる

前項で男女の脳の違いについて触れました。ここでは男性と女性それぞれが注意しなければならないポイントを押さえて解説していきます。
パートナーの行動は、性格によるものなのか、それとも脳の違いによるものなのか?

男性の特徴

  • 「オチの無い話が嫌い」な生き物。
  • 「合理的に動く」生き物。
  • 「一点集中型」の生き物。

男性の特徴はひとつの物事に集中しやすい点にあります。そして、合理的・論理的ではない事が本当に苦手、または嫌いです。
合理的すぎるがゆえに、不要と思われる言葉を削る傾向にあります。

例えば前項の夫の言葉です。「食事は?」との問いかけにどんな意味を持たせていたかわかりますか?
妻は食事を食べたの。食事の支度が整っていなければ、調理を進めた方がいいのか。妻が病気で寝ていたら、食事を食べられる状態にあるか確認していることも考えられます。
たったひと言の質問にたくさんの意味が考えられるのです。
あんなにも合理的を好むのに、会話は合理的にはいきません。不思議ですよね。
男性同士に通じるのかと言えば、半分は通じています。男性は自分の考えに従って質問の回答を導き出します。つまり、自分の考えが及ばない、必要ない部分は思い至らないのです。もしかしたら、問われた内容とは違う答えを出していることもありますね。

もうひとつ、男性の特徴にある「一点集中型」。これを踏まえると、女性が男性に会話をする時の状況やどう会話するかなどの正解が見えてきますね。
女性は会話を始める前に男性にひと言前置きをしましょう。まず何をするか、それを提示されるだけで男性はスムーズに会話という行動に移行できます。
そして、「グチを聞いてほしい」と言われれば、男性は大切なパートナーの為に時間を作ることを厭いません。黙って話を聞いてくれていますが、忘れてはいけません。我慢して聞いてくれているという事を。

女性の特徴

  • 「ただ話を聞いてほしい」生き物。
  • 「情報収集に長けた」生き物。
  • 「同時多発的に考えて動く」生き物。

女性は共感を大切にする特徴があります。その為、周囲の情報をひとつでも多く収集することに長けています。そんな女性は、自分の存在を拒絶されることに死にも等しい苦痛を感じます。

女性の場合も前項の質問を元に考えてみましょう。
前項で女性は「ゴミを捨てておいて」とお願いしていますね。共感と情報収集に長けた女性同士ならばこれで通じているでしょう。女性は質問された内容を幅広く捉えます。その裏に隠された情報が無いかさえも想像で埋めようとします。けれど、男性には半分も通じません。
女性がお願いしたかった事を詳細に書くと次のようになります。
家中のゴミを分別ごとにひとつにまとめて袋の口を縛って、ゴミ箱が汚れていたら洗って、新しいゴミ袋をセットして、ゴミ袋の在庫があといくつあるかチェックして、今日出せるゴミがあれば玄関へ、出せないゴミは臭いが気にならない場所に置いておいて。
という意味が含まれていると考えられます。
共感性が高いと、短い言葉で通じるという不思議ですよね。

とても残念な事は、男女間においてお互いの特徴はマイナスに作用することが多いという事です。
身近になるほど、男女の違いは生活の中で顕著に現れます。パートナーが意図しない方向へと思いを巡らせてしまう原因は、ここにあるのです。

男性と女性の脳の違いを面白い例えをした方がいます。
男性の脳はたくさんの箱が詰まっている。その箱は様々な用途ごとに分類され、男性は必要な箱を必要な時に開く。だが、一度にひとつしか開くことはできない。
女性の脳はワイヤーとボールが連なったようなものだ。このワイヤーはいくつものボールと連結している。そして感情というエネルギーがワイヤーを駆け巡る。
なるほど、と男女の違いが想像できる例えですね。

重要なのはお互いが違う生き物であることを受け入れることです。
長く一緒にいれば、いずれは意思疎通も問題なくできて、察して動くことができて、同じような作業が難なくこなせて。なんて事は一生あり得ません。
得意不得意、そして脳の違いが男女の考え方を平行線に保ちます。それが交わることは無いということを理解しましょう。

幸せな結婚生活を送る3つのポイント

それほどまでに異なる男女で結婚生活を送るのですから、もちろん簡単な努力ではいかないかもしれないと覚悟はあるでしょう。
けれど、文章にしてみるととても簡単なことなのです。それを行動に移し、継続することは多少難しいと感じるかもしれません。それでも、パートナーとの時間の為に、努力してみませんか?

話し合うことを日常化する

問題解決の為だけではなく、日常的に雑談などの会話をしましょう。話すことが日常の中にいつもある夫婦は、問題が起きた時もパートナーにすぐ話しかけることができます。
パートナーとの会話を特別なものにしてはいけません。

一方だけに責任を負わせない

家事は分担するでしょうし、何かを決める時にはどちらかの意見を優先することだってあるでしょう。けれど、決断は夫婦二人の責任です。
問題や作業の責任を一方だけに追わせてはいけません。必ず夫婦二人のものだという考えを忘れずにいましょう。

相手の気持ち、意見を尊重して受け入れる

これは「承諾する」こととは異なります。
他人なのですから、意見が異なることもあるものです。そこでパートナーの意見を「絶対にありえない」と拒絶してはいけません。「そういう意見もあるんだ」と受け入れる姿勢がなければ、誰かと一緒に暮らす事はできません。
けれど、受け入れる事は承諾することと同じではないのです。パートナーの意見は受け入れるけれども、あくまでも選択肢のひとつです。自分の意見や気持ちを蔑ろにする行為ではないことを憶えておいてください。そこから新たなる第三の選択を考え始めることができるのです。

まとめ

幸せな結婚生活の為に考えるべき事はわかりましたか?
パートナーにとって、あなたは一番近しい他人です。あなたにとってのパートナーも同じ存在です。他人であるからこそ、お互いを尊重することを忘れてはいけません。
家族という形になったからと言って、いきなり意思疎通ができるようになるわけではないのです。
パートナーも一人の人であることを意識しましょう。そこに幸せな結婚生活の鍵が隠れています。

著者:リリ

性別:女性

年齢:36歳

フリーライターをやっている兼業主婦です。只今妊活中。