家系図を依頼するときのポイントとは【行政書士監修】

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家系図は本来自分でも作成ができるものです。ただ、自分で作成するためにはたくさんの時間と労力に加えて当然に費用も発生します。ですので、家系図の作成を依頼することも一つの手段として選択される方も多いです。

当サイトにも、家系図の作成を試みたけどもやはり難しくて断念したというお客様からのご相談はとても多いです。編集部としても、自分で作成が出来るのであればそちらをおススメしておりますし、難しい方は依頼されるべきだと考えています。

そこで今回は、家系図の作成を依頼するときに考えてほしい3つの重要なポイントをご紹介したいと思います。

ポイント1 費用と商品のバランスをしっかり考える

まずひとつめが「費用と商品のバランス」を考えていただきたい点です。

家系図の作成を行っている業者はたくさん存在しており、料金も30,000~500,000円以上と幅広いです。

その中で、料金が高いものと安いもののどちらが良いというわけではありません。

提供している商品自体をしっかり把握して、自分に見合った業者を選ぶ必要があります。

ポイント2 信頼できる業者を選ぶ

ふたつめに、信頼できる業者を選ぶ必要があります。

「個人情報の取扱いを明記していること」と「国家資格者が在籍していること」の2つを根拠として信頼できる業者を選びましょう。

個人情報の取扱いを明記していること

家系図を作成する際は、戸籍情報をもとにした家系の調査を行いますが、このような調査は大変高度な個人情報の取扱いとなります。

情報漏洩などあってはならないことで、個人情報の適切な管理を徹底しなければなりません。

業者を選ぶ際は必ず「個人情報に関する取扱い」を詳細に説明している業者を選ぶようにしましょう。

国家資格者が在籍していること

また、行政書士や司法書士などの国家資格者が在籍している方がより安心することが出来ます。

行政書士や司法書士には各法律で秘密保持の義務について定めがされており、士業という職業上一般的な個人情報の保護法とは別により高度な秘密保持が求められている内容となっています。

また、違反者の罰則規定も定められていることから信頼度も高いものとなるでしょう。

ポイント3 公的な証明書も同梱してくれる業者を選ぶ

最後が「公的な証明書」を提出してくれる業者です。

公的な証明書とはいわゆる「戸籍の廃棄証明書」のことになります。

戸籍の廃棄証明書とは

戸籍には戸籍法により定められた保存期間があり、その保存期間の経過後であれば役所の判断で戸籍を廃棄してよい決まりとなっています。

「戸籍の廃棄証明書」とは、まさにその保存期間の経過により廃棄されたことを証明する書類となります。

なぜこのような証明書を提出してくれる業者が良いのかというと、「公的な証明書がなければ可能な限り戸籍調査をしたかどうかの判断が出来ないから」です。

家系図の作成は信頼関係ですので、業者がここまでしか分かりませんでしたと報告をすればお客様はその言葉を信じるしかありません。

もしかしたら途中で故意に調査を切り上げてしまっているかもしれませんし、不注意で調査が終わったと思っている場合もあります。

そうなってしまっては、大切な家系図に記載されるべきご先祖様の情報が記載されなくなってしまいます。

さらに、先ほどの戸籍の保存期間の終了に伴い戸籍が廃棄されてしまっては、もう二度とご先祖様の戸籍を見ることも出来ないのです。

このような事態に陥らないためにも、必ず戸籍調査が完全に完了したことがわかる証明書つまり「戸籍の廃棄証明書」を提供してくれる業者を選ぶようにしましょう。

まとめ

今回は家系図を依頼する場合のポイントについてご紹介をしてきました。

どれも重要なポイントですので、依頼される場合は確認してみてくださいね。

不明な点や不安がある場合は必ず問い合わせをして、些細なことでも確認しておくことも大切です。