ダークファンタジー小説おすすめ28選&読書家500人ランキング

悲劇的な展開や暗い過去を持つ主人公が登場するなどのダークな物語、かつ魔法や幻想的な世界観のファンタジー要素を併せ持った、ダークファンタジー小説を読みたい時もありますよね!

誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んでおすすめできるダークファンタジー小説と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、読書家500人が選ぶおすすめのダークファンタジー小説28選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

おすすめのダークファンタジー小説人気ランキング

おすすめのダークファンタジー小説ランキング

まずは、おすすめのダークファンタジー小説人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶおすすめのダークファンタジー小説』によると、1位は『モモ(120票)』、2位は『かがみの孤城(74票)』、3位は『ハリー・ポッターと賢者の石(51票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、おすすめのダークファンタジー小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/120人がおすすめ

【1位】モモ

  • 読み応え度   :
  • ダーク要素   :
  • ファンタジー要素:
著者 ミヒャエル・エンデ
出版社 岩波書店
発売日 2005年6月16日
価格 880円

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「時間」の常識や概念が変わる

この作品の主人公・モモは、相手の「悩み」を打ち消す特殊能力を持っており、街の円形型廃墟に住む少し変わった少女です。

彼女はひょんなことから、「時間どろぼう」と言われる男性と対決する事になります。

この本を読んでいると、「時間」の常識や概念が変わると思います。

自分が実感している「時間」は果たして本当の「時間」なのか?と疑問に思う、不思議な作品です。

papillon.kobeさん/20代/男性

500人中/74人がおすすめ

【2位】かがみの孤城

  • 読み応え度   :
  • ダーク要素   :
  • ファンタジー要素:
著者 辻村 深月
出版社 ポプラ社
発売日 2017年5月11日
価格 1,980円

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誰にでもあるような暗い過去、現実にどう立ち向かっていくのかに感情移入してしまう

今を悩む学生、特に高校生や中学生に読んで欲しい小説、かがみの孤城。

誰しも、人間関係や勉強に息が詰まり、急に学校に行きたくなくなることがあったはず。

悩んでいる時は、つい「自分は1人きりだ」と思い込んでしまいますが、「そんなことないんだよ。皆んなが同じで、決して1人じゃないんだよ」と伝えてくれるようなお話でした。

読書感想文の図書として読んだのですが、止まらなくなり、共感しまくりでした(笑)

ラストに行くまでが楽しみでもあり、終わらないで欲しいとも思ったりして、すばらしい作品だと思いました。

suzuka141107さん/20代/女性

500人中/51人がおすすめ

【3位】ハリー・ポッターと賢者の石

  • 読み応え度   :
  • ダーク要素   :
  • ファンタジー要素:
著者 J.K.ローリング
出版社 静山社
発売日 1999年12月1日
価格 2,090円

作りこみが素晴らしく、臨場感が圧倒的!

映画にもなっている超有名なハリー・ポッターシリーズですが、やはり一度は読むべき魅力がある作品です。

作品の設定の作りこみが素晴らしく、登場人物だけでなく場所さえも本当に生き生きと描かれていて、自然と目の前に浮かんでくるようです。

そのため、戦いのシーンや魔法を使うシーンではドキドキして、自分がそこにいるかのような気持ちになります。

人間世界ではパッとしないハリー・ポッターが活躍していく姿は爽快であり、応援したくなります。

kananabekoさん/30代/女性

500人中/49人がおすすめ

【4位】新世界より

  • 読み応え度   :
  • ダーク要素   :
  • ファンタジー要素:
著者 貴志 祐介
出版社 講談社
発売日 2008年1月24日
価格

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手に汗握る世界に連れていってくれるスペクタクル巨編

超能力を持った子供たちが家畜のように管理される、1000年後の日本が舞台となるダークファンタジーです。

結界が張られた集落は外の穢れから守られ、一見平和や秩序が守られているように見えます。

しかし神をも超える暗黒の存在が現れ、物語は一気に動き出します。

深い世界観、渦巻く善と悪、禁断の地への冒険、スペクタクルで、手に汗握る世界に連れていってくれます。

sanaedodonさん/40代/女性


心理描写が巧みで、最後に発覚する世界の真実に震撼する

読者のこころを離さない登場人物の心理描写が魅力的です。とても読みやすいため、3巻もある長編という感じはしませんでした。

作中の世界が現代の私たちと大きく違う点は、呪力という魔法が使える人間しか存在しないこと。序盤は青春、友情と学校内の小さな社会のお話。しかし子供内の社会にも時折、現実の残酷さがあります。

皆、呪力が使えることが普通の世界ですが、それはなぜなのか・・・中盤から終盤までのストーリーと最後に発覚する世界の真実に震撼します。

アニメ化もされており、一読後に見ればより鮮明に描写をイメージできるので、併せての視聴もオススメです。

enat3635さん/20代/男性

500人中/36人がおすすめ

【5位】十二国記シリーズ

  • 読み応え度   :
  • ダーク要素   :
  • ファンタジー要素:
著者 小野 不由美
出版社 新潮社
発売日 2012年6月27日
価格 605円

引き込まれる世界観と作り込まれた物語が魅力!

図書館に置いてあり、表紙の美しさ、題名からの想像で読み始めました!

入り口は現代日本なので、わかりやすく入っていく事ができ、作り込まれた世界の中へすぐに引き込まれていきました。

主人公もですが、周りの登場人物がすべて魅力的で、読み進めていくと登場人物に気持ちが入っていきます!一人ずつの物語があり、想像する楽しみもあります。

綺麗な文なので、気持ちも乗り、すぐ読む事ができます!

シリーズがまだ完結してないので、続きが楽しみな作品です!

kananabekoさん/30代/女性


異世界の王に選ばれた女子高生が、様々な困難を乗り越えて成長していく姿に心打たれる!

中学生の頃から大好きな作品で、NHKではアニメも放送されました。

異世界の王に選ばれ、連れ去られた女子高生が、異世界を旅しながら強く逞しく成長していく姿に心を打たれます。

同シリーズでは、主人公が王になった後の物語や、他国の王の物語など、いろいろな目線でのストーリーを楽しめます。

作者の小野不由美さんの文章と、漫画家の山田章博さんの挿絵がマッチしていて、独特の世界観を作り上げています!

sacco.eさん/30代/女性

500人中/31人がおすすめ

【6位】夜市

  • 読み応え度   :
  • ダーク要素   :
  • ファンタジー要素:
著者 恒川 光太郎
出版社 角川グループパブリッシング
発売日 2008年5月24日
価格 572円

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夜市の怖くて美しい世界観に引き込まれる

「夜市」がおすすめです。ホラーでありながら、その美しい世界観に魅了され、自分自身も夜市の世界に引き込まれること間違いなしです!

主人公はかつて妖怪の営む夜市に迷い込み、「野球選手の才能」と引き換えに「弟」を売ってしまいました。ずっとそれを悔やんでいた彼が、弟を探しに出かける物語ですが、どこか悲しく喪失感を伴うラストに、スッと背筋が冷たくなりました。

綺麗な世界観を楽しみながら、ホラー要素もある小説を読みたい方におすすめです。

Gonchan2001さん/20代/女性

500人中/18人がおすすめ

【7位】ダレン・シャン

  • 読み応え度   :
  • ダーク要素   :
  • ファンタジー要素:
著者 ダレン・シャン
出版社 小学館
発売日 2006年7月15日
価格 726円

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「気味悪さ」と予想外の展開に惹きつけられる

私のおすすめのダークファンタジー小説は、「ダレン・シャン」です。

まず作者、ダレン・シャン本人の回想という形で話が展開していき、巻き起こることは面白くも薄気味悪いことが多いのですが、そのミステリアスさに惹きつけられます。

また、「絶対にネタバレ禁止!」と叫びたくなってしまうようなどんでん返しにも、ドキドキさせられます。

tomo212さん/30代/女性


仲間の大切さや友情、謎を楽しみたい方にお勧め

ダレン・シャンは、友人を助けるためにバンパイアになってしまうという主人公が魅力的な作品です。

登場人物がみんな奇抜で不思議・・・サーカス団の仲間たちも、想像していくととても面白いです。

バンパイアになってしまった主人公の葛藤も描かれていて、読み始めると一気に読み進めていきたくなる楽しさです。そしてどんどんと不思議さが増して、魅力のある謎が出てきます。

友情と仲間、そして謎を楽しみたい方にお勧めしたい一作になっていて、小学生でも読みやすいわかりやすさも魅力です。

kananabekoさん/30代/女性

500人中/15人がおすすめ

【8位】闇の守り人

  • 読み応え度   :
  • ダーク要素   :
  • ファンタジー要素:
著者 上橋 菜穂子
出版社 新潮社
発売日 2007年6月28日
価格 737円

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権謀術数うずまく闇の中、最後の戦いは圧巻!

「精霊の守り人」に続くシリーズ第二作目です。元々、文化人類学者でもある上橋菜穂子さんの作りこまれた世界観に、冒頭からひきこまれます。

冒頭で主人公バルサは、洞窟の中、闇を分け入るようにして、長く帰れなかった故郷に向かいます。この洞窟が、その先にある不穏な未来を暗示しているようで、のっけから背すじがうすら寒くなってきます。

そして、ここで主人公バルサが、主人公らしい選択をしたがために、後々ピンチが訪れます。物語のお約束ではありますが、分かっていても、やきもき、ハラハラがとまりません。

洞窟と、そこにあるもの達、育ての親ジグロの悲壮すぎた決断の顛末。読み終えた時には、はぁ……とため息をついたまま、しばらく現実に戻ってこられないくらいの、濃厚な読後感です。

thanksさん/40代/女性

500人中/14人がおすすめ

【9位】ドグラ・マグラ

  • 読み応え度   :
  • ダーク要素   :
  • ファンタジー要素:
著者 夢野 久作
出版社 角川書店
発売日 1976年10月13日
価格 572円

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ダークファンタジー小説の手法を用いて、表現せざるを得なかった人間の割り切れない想いに感動を禁じ得ない!

「ドグラ・マグラ」は1935年に刊行された夢野久作の小説です。

「この小説を読んだ人は精神に異常をきたす」などと言われる事も多いですが、必ずしも奇怪なだけの小説というわけではありません。むしろ作者の夢野久作の心象風景や思想が余す事なく表現されている、という意味では、私小説のようにも感じ、とても感動しました。

主人公は大学病院精神病科の独房に閉じ込められている記憶喪失中の少年で、自分が誰なのかを探っていくストーリーです。

記憶喪失というのは「自分が誰だかわからない」、つまり「自分の親が誰だかわからないこと」、そして「親の愛情がはっきりと感じられないこと」と置き換える事もできます。かなり個性的で風変わりだった夢野久作の父親の事も調べながら読むと、作者がこの小説を書かずにはいられなかった理由が伝わってきて胸が締め付けられます。

長編小説という事もあり、途中で読むのをやめてしまったという声もたまに聞きます。とりわけ「チャカポコ地獄」と称される箇所で離脱してしまう人が多いようですが、あそこはリズムに乗って音楽を聞き流すように、内容を気にせず読んでいけば大丈夫だと思います。

ynaito_cwさん/30代/男性

500人中/14人がおすすめ

【10位】空色勾玉

  • 読み応え度   :
  • ダーク要素   :
  • ファンタジー要素:
著者 荻原 規子
出版社 徳間書店
発売日 2010年6月4日
価格 755円

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日本神話が元になった綺麗な世界でわかりやすい

日本神話が元になった小説です。出てくる言葉や人物にもすんなりと馴染む事ができる、読みやすい小説だと思います。

わかりやすい世界のなかで繰り広げられているので、初めから入りやすいです。

恋愛要素もあり、敵対する関係の中でも惹かれあう登場人物たちの様子は、読んでいて楽しく、ハラハラ、ドキドキします!

三部作の一作目なので、この先に続く二作にも期待が持てる読後感です。

kananabekoさん/30代/女性