大学生におすすめの小説31選!読書家500人が選んだ人気本

大学生活が舞台の恋愛小説や謎解きミステリーなど、大学生だからこそ楽しめる小説を読みやいこともありますよね!

誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んで大学生におすすめできる小説と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、読書家500人が選ぶ大学生におすすめの小説31選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

大学生におすすめの小説人気ランキング

大学生におすすめの小説ランキング

まずは、大学生におすすめの小説人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶ大学生におすすめの小説』によると、1位は『人間失格(77票)』、2位は『蜜蜂と遠雷(58票)』、3位は『白夜行(42票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、大学生におすすめの小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/77人がおすすめ

【1位】人間失格

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 大学生におすすめ度:
著者 太宰治
出版社 文響社; 四六版
発売日 2021年6月3日
価格 1,375円

主人公のダメ人間ぶりを通して、この先の人生について考えるきっかけになる

題目の通りまさに「人間失格」、ダメ人間の主人公・葉蔵と、そんな彼を容認してしまう周りの環境を葉蔵の心境と共に想像することができます。

反面教師という意味合いで読むことをお勧めしますが、葉蔵のような気持ちで幼少期を過ごしてしまった経験は、もしかしたら自分にも思い当たるかも・・・と考えさせられるシーンもあります。

時代背景の違いはあれど、人の心持ちとそれが引き寄せてしまう環境は、今とそんなに変わらないかもしれません。

自身の幼年期を思い出しやすく、この先の人生についても考える時期にあたる10代・20代の大学生の皆さんにおすすめです。

cantabile39108さん/40代/女性

500人中/58人がおすすめ

【2位】蜜蜂と遠雷

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 大学生におすすめ度:
著者 恩田 陸
出版社 幻冬舎
発売日 2016年9月23日
価格 1,712円

夢を追うことの素晴らしさがわかり、自分ももう少し頑張ろうかなと思える

ピアノコンクールで結果を残すという、狭き門に向かって頑張っている人たちのお話です。

就活などが始まると、「現実は思ったより甘くないな」とか、「自分の信じてきたことはなんだったんだろう」と思うことも多くあると思います。

本作では、学生、社会人といろいろな立場の人達が、夢を諦めず、コンクールに挑む姿が描かれています。

読んでいると、「自分ももう少し頑張ろうかな」と思える作品です。

テリアちゃんさん/20代/女性

500人中/42人がおすすめ

【3位】白夜行

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 大学生におすすめ度:
著者 東野 圭吾
出版社 集英社
発売日 2002年5月25日
価格 1,430円

長編だが、張り巡らされた伏線が見事に回収され、深みのあるストーリーにハマる

東野圭吾さんの作品です。

大学生は時間もありますし、文字に触れる機会も少なくなってきていると思います。そんな時に是非読んでいただきたいのが、この長編小説です。

伏線に伏線を重ね、後半になるにつれて、「あれと繋がった!」「これとも繋がった!」「こういうことだったのか!」と思わず前のページをめくり返してしまうような展開にハマります。

bybwvさん/20代/女性

500人中/39人がおすすめ

【4位】何者

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 大学生におすすめ度:
著者 朝井 リョウ
出版社 新潮社
発売日 2015年6月26日
価格 693円

自分とは何か見つめ直せる

就職活動中の大学生の物語です。仲間なのかライバルなのか、企業からの採用不採用で心を揺さぶられる若者の心理が、とても繊細に描かれていると思います。

実際に就活をしていた人は、同じ気持ちになったことがあるのではないかと思います。

就職活動の前に読んでみると、一体自分はどうなりたいのか、何を望むのか、問われているようで、読み終わった後は考え方が大きく変わると思います。

かやねさん/30代/女性


内に秘めた部分の描写がリアル

みんな仲良く就活に臨んでいる様子を描いているのかと思いきや、途中から歯車が狂い、人間の裏の部分や、心に秘めていることが明らかになってハラハラしました。

また実際、友達同士で就活などを行なっていても、「自分も相手にはこんな風に思われているのかな?」と考えさせられることがたくさんありました。

就活前に読んでおきたい一冊です。

ミスラーメンさん/20代/女性

500人中/38人がおすすめ

【5位】下町ロケット

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 大学生におすすめ度:
著者 池井戸 潤
出版社 小学館; 初版
発売日 2013年12月26日
価格 792円

信念を持って働く事の大事さと、思いを一つにして成し遂げる素晴らしさを感じられる

池井戸潤先生が直木賞を受賞した作品です。

倒産の危機に瀕した小さな町工場が、「ロケットの部品を開発する」という起死回生の手を打ち、建て直すまで奮闘する物語です。

それぞれの立場、キャラクター毎に「信念を持って働く事の大事さ」が描かれています。

思いを一つにして成し遂げる素晴らしさを、是非感じ取って下さい。

itohi98さん/50代/男性

500人中/29人がおすすめ

【6位】夜は短し歩けよ乙女

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 大学生におすすめ度:
著者 森見 登美彦
出版社 角川グループパブリッシング
発売日 2008年12月25日
価格 616円

可愛くてちょっと変わった独特な世界観が魅力

大学生におすすめの小説だと「夜は短し歩けよ乙女」がイチオシです!

とてもかわいくて、とてもポップな片思いのお話です!

少し現実離れしているのですが、登場人物の先輩と彼女のそれぞれの視点から話が描かれていき、とても面白い一冊です。

ちょっと変わった独特な世界観なので、普通のラブストーリーとは違うのが見どころ!

milkyway70さん/20代/女性

500人中/28人がおすすめ

【7位】砂漠

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 大学生におすすめ度:
著者 伊坂 幸太郎
出版社 新潮社
発売日 2010年6月29日
価格 869円

大学生ならではの絶妙な関係性が面白く、感情移入できる

大学生におすすめ出来る小説と聞いて、真っ先に伊坂幸太郎さんの『砂漠』が思い浮かびました。

主人公と主な登場人物は、同じ大学に通う5人。濃いキャラクターも多いですが、自分の周りにもいるかも…と感じてしまう、絶妙な設定も面白いです。

小説を読み進めていくうちに、自分も彼らの仲間になって大学生活を送っているような気分になる程、感情移入しやすい物語です。学園祭や合コンなど、いかにも大学生らしい出来事を通して事件に巻き込まれていきますが、その中で生まれる友情、恋愛模様に心が揺さぶられます。

私も「学生の頃に読んでいたら、少し違う感じ方をしたかも…?」と思った作品です。大学生のうちに一度読んで、卒業後にもまた読み直してほしいです。

ami.nkさん/20代/女性


大学生活の一端が垣間見える!

大学生におすすめなのは、伊坂幸太郎さんの「砂漠」です。

東北の大学を舞台に展開される、恋愛あり、麻雀あり、いろんなエピソードありの一冊になっています。

特別一つの話題にとらわれるわけではなく、でも全体とすると大きな一つの流れに沿って進んでいく物語です。

ハッピーエンドというわけでもないけれど、不思議な爽快感があるので、大学生の時に是非読んでほしいと思います。

Satomin1113oさん/30代/女性

500人中/27人がおすすめ

【8位】グラスホッパー

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 大学生におすすめ度:
著者 伊坂 幸太郎
出版社 角川書店
発売日 2007年6月23日
価格 649円

登場人物の人間性が魅力的

「グラスホッパー 」がおすすめです!

「殺し屋」の小説は初めて読んだのですが、ワクワクドキドキ楽しく読むことができました!

殺し屋たちの人間性などが魅力的と感じるようになってきます。

人との出会いはとても良いことだと思えるストーリーです。

milkyway70さん/20代/女性

500人中/26人がおすすめ

【9位】ノルウェイの森

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 大学生におすすめ度:
著者 村上 春樹
出版社 講談社
発売日 2004年9月15日
価格 682円

愛する人について深く考えさせられる一冊

人を好きになることや、好きになった人を失うことに対する受け止め方と受け取り方について考えさせられる、深くて重く、衝撃的な内容です。

若いうちに触れておきたい繊細な表現にあふれている素晴らしい作品です。

生活を犠牲にしてまで人を好きになることは、大学生までしか出来ないと思いますので、仕事よりも何よりも、恋を優先させられる時期に読んでほしい一作です。

yahata.sachiyoさん/50代/女性

500人中/18人がおすすめ

【10位】走れメロス

  • 読みやすさ    :
  • 物語の満足度   :
  • 大学生におすすめ度:
著者 太宰治
出版社 青空文庫POD
発売日 2015年9月30日
価格 440円

大人になるからこそ大切にしたい心が伝わってくる

メロスは単なる村の牧人ですが、邪知暴虐の王に、家族の大切さ、友情、人を信じる事の素晴らしさ、といった「人として大切な心」を取り戻させるために、走ります。

メロスの行動は洗練されていませんが、友を思い、妹を思い、信念を貫こうとする意志には、人を動かす力があります。

この本を読んでいると、人の根幹をなす部分、精神や信念といった部分こそ大切なのだという事を教えられます。それは、大人になるにつれて、疎かになってしまう部分でもあります。

大人への世界に足を踏み入れる大学生にこそ、もう一度、大切な事とは何か、信念とは何か、という事を思い出してもらいたいと思い、おすすめします。

rock1219jpさん/30代/男性