哲学が学べるおすすめの入門書27選&社会人500人ランキング

哲学をちょっとかじってみたい時、まずは堅苦しい専門書ではなく入門書から読んでみたい!と思う事もありますよね。

しかし、数ある哲学入門書から本当に初心者でも読みやすい数冊を選び抜くくことは難しいからこそ、先輩社会人が実際に参考になった哲学入門書を知りたい方も多いはず!

この記事では、社会人500人が選ぶ哲学が学べるおすすめの入門書27選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

おすすめの哲学入門書人気ランキング

おすすめの哲学入門書ランキング

まずは、おすすめの哲学入門書人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『社会人500人が選ぶおすすめの哲学入門書』によると、1位は『史上最強の哲学入門(61票)』、2位は『超訳 ニーチェの言葉(56票)』、3位は『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー(35票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、おすすめの哲学入門書を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/61人がおすすめ

【1位】史上最強の哲学入門

  • 読みやすさ  :
  • 内容の満足度 :
  • 書籍の役立ち度:
著者 飲茶
出版社 ‎河出書房新社
発売日 ‎2015/11/5
価格 814円

哲学ど素人でもわかりやすい

アマゾンのレビューが良かったので購入してみました。開くまで中身の想像がつかなかったのですが、1冊目の入門書としては「最高」です。

とにかく、内容が非常に分かりやすいです。私のような哲学ど素人でも分かるような言葉・表現しか使われていませんし、分かりにくい記述にはイラストを用いて説明しています。

またユーモラスな表現も多用されており、すっかり著者のファンになってしまいました。

daimaookorinさん/20代/男性


わかりやすい内容で、哲学者たちを闘わせるというテーマが面白い!

哲学入門書としておすすめなのが、「史上最強の哲学入門」です。

難しい表現があまりなく、哲学に触れたことがない方でも読みやすい内容で、噛み砕いて表現されているので本当に読みやすいのです。

哲学者たちを闘わせるというテーマなので、何十人かの哲学者たちがリング入場さながらにページごとに紹介されます。

各人が信じ、求めてきた真理に触れてみましょう!

parakさん/20代/女性

500人中/56人がおすすめ

【2位】超訳 ニーチェの言葉

  • 読みやすさ  :
  • 内容の満足度 :
  • 書籍の役立ち度:
著者 白取 春彦
出版社 ‎ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日 ‎2010/1/12
価格 1,600円

簡潔にまとめられていて、大変読み進めやすい

しっかりしたハードカバーに少しとっつきにくい印象もあるかもしれませんが、1ページに一つの名言と、ニーチェの著書からの引用で簡潔にまとめられていて、大変読み進めやすいです。

また、章立てもわかりやすく、己、生、人、友、愛などに分かれていて、興味のあるジャンルから読むのもおすすめです。

自分が悩んでいたことをまた違う視点から考えたり、俯瞰して捉えたりできて、少し頭の中が整理される感じがします。

rody21さん/30代/女性


賢く生きる術を端的に教えてくれる1冊

哲学書というと、難解そうでとっつきにくいと思われる方も多いと思います。そんな方におすすめなのが本書です!

格言集といった感覚でスラスラ読んでいけますので、文字が苦手な人におすすめです。

どれだけ時代が変わろうとも、人生のあらゆる場面で役に立つ内容だと思います。

ドイツの哲学者ニーチェが説く、賢く生きる術を端的に教えてくれる1冊です!

yuu0324さん/20代/男性

500人中/35人がおすすめ

【3位】あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー

  • 読みやすさ  :
  • 内容の満足度 :
  • 書籍の役立ち度:
著者 ひすいこたろう
出版社 ‎ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日 ‎2012/12/26
価格 1,320円

忙しい日々の中で忘れかけていた「大切なこと」に目を向けさせてもらえる一冊

「家族のために、将来のために、自分が頑張ってしっかりお金を稼いで、皆を安心させてあげなくっちゃ!」そう考えて毎日走り続けていた私。

ある日、偶然この本を開き、読み進めていくうちに、心の奥の方にあった緊張が溶けていくように、からだが何故かポカポカ暖かくなって、毎日踏み続けていたアクセルを「ふっ」と緩めるような不思議な感覚を覚えました。

「いつかは必ず死が訪れる。だから今をどう生きようか?」というテーマを、やさしい語り口で問いかけてくれるこの本が、すべての人に受け入れられるかどうかは分かりません。でも、ニュートラルになって「中庸な心」を取り戻すには、良いきっかけとなる一冊だと思います。

大変読みやすく、生きることを見つめる哲学入門書としておススメします。

naokomezzoさん/50代/女性

500人中/27人がおすすめ

【4位】ソクラテスの弁明

  • 読みやすさ  :
  • 内容の満足度 :
  • 書籍の役立ち度:
著者 プラトン
出版社 ‎光文社
発売日 ‎2012/9/12
価格 990円

哲学の源流・ギリシア哲学の原点に触れられる

何のために生きているのか分からなくなったら、「ソクラテスの弁明」を読むことをお薦めします。

生きる上で大切なことを、専門用語を使わずに短く簡潔にまとめてくれていて、専門知識がない初心者にも読みやすいです。

初めて哲学に触れるなら、哲学の祖と言われているソクラテスの著書を読んでおけば、間違いないでしょう。

焦がしキャラメルさん/30代/女性

500人中/23人がおすすめ

【5位】ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙

  • 読みやすさ  :
  • 内容の満足度 :
  • 書籍の役立ち度:
著者 ヨースタイン ゴルデル
出版社 ‎NHK出版
発売日 ‎1995/6/1
価格 2,670円

人との対話を大切にしたくなる

哲学入門書の言わんとするところは至ってシンプルです。つまり、「湧き上がってきた問いに向き合おう、それが哲学の入り口なんだよ」ということです。

ただ、ひとりで考え込むと、袋小路から出られなくなるかもしれません。そんな時、人と対話することは答えを導き出すのに効果的です。

物語「ソフィーの世界」では、差出人が不明の手紙と14歳の少女ソフィーの対話を中心に進んでいきます。手紙の主は、生きていて湧き上がってくる「なぜ?」を生活の中で埋もれさせないように、ソフィーを哲学の世界へと誘います。

世界の哲学者の考えが、ソフィー個人の世界を築きあげていく助けとなり、読み終わる頃にはこの本のタイトルになるほどと、思わされます。

今度は、自分の「私とは?」「世界とは?」の答えに向かっていく番です。たまには大切な人と真摯に対話してみるのもいいのかもしれません。

citronorangeさん/40代/女性


長期的な視点で気楽に哲学に触れたい方におすすめ

「ソフィーの世界」は深いので、高校生や大学生以上におすすめです。

しかし、私の通っていた中学校の図書館にも置いてあり、手に取っていました。当時は、よく分からないながらも物語と相まって不思議で興味深いなと感じました。

また、「哲学って難しいけど考えさせられるな」という第一印象を与えてくれたので、年齢関係なく読める入門書としておすすめです。

ただ、かなり本が分厚く、内容もとても長いので、長期的な視点で気楽に哲学に触れたい方におすすめです。

poa8さん/20代/女性

500人中/20人がおすすめ

【6位】<子ども>のための哲学

  • 読みやすさ  :
  • 内容の満足度 :
  • 書籍の役立ち度:
著者 永井 均
出版社 ‎講談社
発売日 ‎1996/5/20
価格 924円

本当に「哲学をする」とはどういうことかがわかる

タイトルには「<子ども>のため」とありますが、子どもだけではなく、子どもの心を持ち続けているすべての人のための一冊です。

哲学というと、ソクラテスやプラトンなどの思想について学ぶことと考えられがちです。しかし筆者の永井均氏は、哲学を「子どものときに抱く素朴な疑問の数々を、自分自身が本当に納得がいくまで、決して手放さないこと」と指摘。

永井氏が子どもの頃から考え続けてきた疑問は、「ぼくはなぜ存在するのか」「悪いことをしてはなぜいけないか」の2つ。この本の中で著者はこの2つの問いについてじっくりと考えます。その姿から、本当に「哲学をする」とはどういうことかがわかります。

発行されたのは1996年とかなり前ですが、今読んでも学びの多い本です。

tomoko42さん/40代/女性

500人中/20人がおすすめ

【7位】哲学的な何か、あと科学とか

  • 読みやすさ  :
  • 内容の満足度 :
  • 書籍の役立ち度:
著者 飲茶
出版社 ‎二見書房
発売日 ‎2017/4/3
価格 770円

現実に即して説明してくれていて、いろいろな実験から哲学の本質に触れられる

どんな哲学の本を読んでもいまいちピンとこないなら、こちらの本をお薦めします。

この本の特徴として、一切数式は出てきません。しかし現実に即して説明してくれるから、たとえば「シュレディンガーの猫」が一体どんな問題なのか、理解出来てしまいます。

その後、いろいろな実験から哲学の本質に触れていきます。

難しい事を簡単に書くのはとても難しい事ですが、この本はそれを見事に体現してくれているので、哲学入門書としてお薦め出来る一冊です。

nankurunaisa0708さん/30代/女性

500人中/16人がおすすめ

【8位】人生の「質」を上げる 孤独をたのしむ力

  • 読みやすさ  :
  • 内容の満足度 :
  • 書籍の役立ち度:
著者 午堂 登紀雄
出版社 ‎日本実業出版社
発売日 ‎2017/11/2
価格 1,540円

新たな価値観、考え方に触れる事の出来る良い本

「孤独」と聞くと寂しい・悲しいと言ったイメージが強く、誰もがそれを避けたがる傾向の現代社会。しかしこの本では視点を変え、「孤独力」という1つのスキルとして実例を用いた説明が多く記載されています。

私は「自分にとっての幸せとは何か?」という問いに真剣に悩んだ時期がありました。そんな時にこの本を読み、今まで悩んでいた事にいくつかの答えが出せました。「あぁ、これで良いんだ」、「自分にとって大事な事はこれだったんだ」とスンナリと納得できるものが見つかり、自分のこれからの人生で目指すものが明確になったと感じました。

本書には、仕事や人間関係・お金など多種多彩の悩みにきちんと向き合う為に、「孤独である時間が必要である」と書かれています。

新たな価値観、考え方に触れる事の出来る良い本だと感じました!

sirokurorokuroさん/30代/男性

500人中/15人がおすすめ

【9位】もういちど読む山川倫理

  • 読みやすさ  :
  • 内容の満足度 :
  • 書籍の役立ち度:
著者 小寺 聡
出版社 ‎山川出版社
発売日 ‎2011/4/1
価格 1,650円

古今東西の先人たちの思想がわかる

入門書にふさわしい一冊です。山川出版社から出された高校の教科「倫理」の教科書を、一般読者を対象に書き改めた教養書です。

日本代表だけでなく西洋、東洋の思想家が遡って紹介されています。

歴史を習う中で聞いたことのある言葉が多く記載されているので、入り口は広いと思います。

気になった思想や年代を出発地点として、何度でも読み返せる本となります。

笹桐 洋さん/30代/男性

500人中/14人がおすすめ

【10位】感情の哲学入門講義

  • 読みやすさ  :
  • 内容の満足度 :
  • 書籍の役立ち度:
著者 源河 亨
出版社 ‎慶應義塾大学出版会
発売日 ‎2021/1/23
価格 2,200円

講義形式をとっているため、ですます調の文体でわかりやすい

巷に数多くあふれている「入門書」という名の難解書物。「漢字多いし、専門用語多いし、読み始めたばかりで心が折れそう・・・」と感じるものが多いと思いませんか?

しかしこちらは、入門という名に恥じない本です。「感情」を売りにしてはいますが、どちらかというと多くの哲学者の考え方を多角的にとらえていく、という本になっています。

講義形式をとっているため、ですます調の文体でわかりやすいのですが、太字(重要箇所)が多すぎて、頭である程度整理しながら読み進めていかないといけない点はネックです。

ですが、哲学好きの方、授業(一般教養など含め)興味を持った方は、一読をおススメします。

めんちりさん/40代/男性