心理学のおすすめ入門書20選&社会人500人の人気ランキング

心理学をちょっとかじってみたい時、まずは堅苦しい専門書ではなく入門書から読んでみたい!と思う事もありますよね。

しかし、数ある心理学の入門書から本当に初心者でも読みやすい数冊を選び抜くくことは難しいからこそ、社会人が実際に参考になった心理学の入門書を知りたい方も多いはず!

この記事では、社会人500人が選ぶ心理学が学べるおすすめの入門書20選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

心理学のおすすめ入門書人気ランキング

心理学のおすすめ入門書ランキング

まずは、心理学のおすすめ入門書人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『社会人500人が選ぶ心理学のおすすめ入門書』によると、1位は『心理学の基礎(41票)』、2位は『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」(32票)』、3位は『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え(30票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、心理学のおすすめ入門書を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/41人がおすすめ

【1位】心理学の基礎

  • 読みやすさ  :
  • 心理学の専門度:
  • 書籍の役立ち度:
著者 今田 寛
出版社 ‎培風館; 四訂版
発売日 ‎2016/4/1
価格 2,090円

心理学の重要なジャンルが大まかにまとめてあり、参考になる

記憶についてや、感情、動機付けなどについて、大まかにまとめてあります。

「どうして覚えられないのか」、「どうしたら嫌なことを乗り越えられるのか」 、「悩んだ時、どういう心理を用いればいいのか」など、日常でのメンタルに関する疑問を解消することができるので、おすすめです。

rion1002さん/20代/女性


多くの実験を例に説明がされており、基礎をしっかり学ぶことができる!

日常生活での問題を解決するというよりは、心理学という学問をしっかり学ぶことができます。

心理学の歴史や身体の機能、記憶との関わりなど、イラストや実験例を用いて具体的に知ることができ、とても参考になると思います。

心理学には様々な領域がありますが、特に生理心理学、学習心理学、知覚心理学、言語心理学、パーソナリティ心理学、臨床心理学について詳しく学ぶことができます。

昔から現在まで、日本や海外にいたるまでの多くの実験を例に説明がされており、本当に理解しやすいので、心理学という学問の基礎を学びたい初心者の方には本当におすすめします!

airi.さん/20代/女性

500人中/32人がおすすめ

【2位】反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

  • 読みやすさ  :
  • 心理学の専門度:
  • 書籍の役立ち度:
著者 草薙龍瞬
出版社 ‎KADOKAWA/中経出版
発売日 ‎2015/7/31
価格 1,404円

精神安定、気持ちの整理の仕方が明確に書かれている

心理学初心者の方には、是非とも薦めます。

この本で、人間関係や様々な悩みから解放されるきっかけを学ぶことができます。

そもそも心理学を語る上で、自身の精神安定、心理面の安定、気持ちの整理は大切です。

まず、「どうすれば自身の気持ち」を安定させることができるかを、この本で学んで欲しいです。

mnagafujiさん/50代/男性

500人中/30人がおすすめ

【3位】嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

  • 読みやすさ  :
  • 心理学の専門度:
  • 書籍の役立ち度:
著者 岸見 一郎
出版社 ‎ダイヤモンド社
発売日 ‎2013/12/13
価格 1,650円

対人関係の捉え方が変わる

職場で上司と上手くいかない青年が、人付き合いや人生について知るべく、先生と呼ばれる哲学者を訪ねます。青年と先生の対話から、アドラー心理学の基本について知ることができます。

本書では「自分と他者は違う」ということが繰り返し述べられています。

大抵の人は嫌われることを恐れ、ストレスが積み重なってゆきますが、「人を嫌うというのは他者の感情であり、自分ではどうすることもできない」という考え方を知れば、少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。

青年が先生に繰り返し問いかけ、先生は何度も応じます。この会話を読み進めることで、心理学という専門分野を身近に感じることができます。

makino50さん/30代/女性

500人中/19人がおすすめ

【4位】こころの処方箋

  • 読みやすさ  :
  • 心理学の専門度:
  • 書籍の役立ち度:
著者 河合 隼雄
出版社 ‎新潮社
発売日 ‎1998/5/28
価格 605円

「人間の知恵」を感じられ、無理をしなくていいとわかる

「こころの処方箋」の著者の河合隼雄先生は、公認心理士の草分け的存在で、晩年は文化庁の長官をしたり、司馬遼太郎さんや村上春樹さんと対談をしたりして大活躍した先生です。

河合先生の本は、がっつり心理学という感じではないですが、「人間の知恵」「長老の知恵」みたいなのを感じられるのがいいところです。

「無理しなくていい」みたいなことも、もしかしたら河合先生の著書がきっかけで広まったかもしれません。

代表的なわかりやすいものが本書です。とりあえず読んでみたらいいと思います。

田中潤さん/30代/男性

500人中/14人がおすすめ

【5位】「しつこい怒り」が消えてなくなる本

  • 読みやすさ  :
  • 心理学の専門度:
  • 書籍の役立ち度:
著者 石原加受子
出版社 ‎すばる舎
発売日 ‎2011/5/20
価格 1,540円

感情を無理に抑え込まず、うまく対処する方法が記されていて楽になる

書店でこのタイトルが目に入った時は、思わず手に取らざるを得ませんでした。

まさに「しつこい」とは「怒り」の本質を衝いた表現です。「怒り」の感情が厄介なのは、不快な上に、振り払おうにもしつこく追いかけてくるからです。

本書では、この湧き上がってどうしようもない感情を無理に抑え込むことはせず、うまい対処の仕方が記されています。

ストレス発散でも消えてなくならない「怒り」が、心の奥底で澱のように溜まっていると感じた時、濯ぐ方法は至って簡単なのだと、著者は主張します。

湧き上がった「怒り」が激しければ激しいほど、冷静に見つめ返してあげればいいのだと、気づきが得られた一冊です。

citronorangeさん/40代/女性

500人中/14人がおすすめ

【6位】「なるほど! 」とわかる マンガはじめての心理学

  • 読みやすさ  :
  • 心理学の専門度:
  • 書籍の役立ち度:
著者 ゆうきゆう
出版社 ‎西東社
発売日 ‎2014/2/3
価格 1,320円

色々な事案がマンガでわかりやすく解説してあり、とっつきやすい

心理学ってとても難しいイメージがあったんですけれども、この本ではわかりやすい解説と漫画を使って説明してくれているので、心理学の専門知識がない私でも軽い気持ちで読むことができています。

様々な実験や、それに基づく豆知識などもわかりやすく説明してくれています。

日常で使える心理学!恋愛で使える心理学!職場で役立つ心理学!など、様々なカテゴリーがあり、日常生活の中で応用ができるものばかりとなっているので、心理学を難しいと思っている方にはとてもオススメな本です。

senaka34さん/30代/男性

500人中/13人がおすすめ

【7位】ユング心理学入門

  • 読みやすさ  :
  • 心理学の専門度:
  • 書籍の役立ち度:
著者 河合 隼雄
出版社 ‎培風館
発売日 ‎1967/10/1
価格 1,430円

芸術と親和性が高い心理学の入門書

日本のユング心理学者の重鎮だった河合隼雄さんによる入門書です。

ユング心理学は、人間の深層心理の奥に「アーキタイプ」という様々な形をとる共通イメージがあるというもので、多くの作家たちがそれを参考にいろいろな芸術作品を制作しています。

またシンクロニシティと呼ばれる「意味のある偶然の一致」という考え方も、多くの芸術作品のモチーフにされています。

河合さんはそのユング心理学をわかりやすく、日本的な解釈もこめて解説しています。

特に芸術系に関心のある方には刺激的な内容だと思います。

longtailtitさん/50代/男性

500人中/13人がおすすめ

【8位】世界最先端の研究が教える すごい心理学

  • 読みやすさ  :
  • 心理学の専門度:
  • 書籍の役立ち度:
著者 内藤 誼人
出版社 ‎総合法令出版
発売日 ‎2019/4/10
価格 1,430円

身近な心理学が学べてとてもおもしろい!

シンプルな解説で、普段の生活のちょっとしたことでも心理学に当てはまるということがわかり、とてもおもしろいです。

特に驚くような内容があるわけではありませんが、人間の本質の部分に焦点を当てたり、心の不思議について書いてあり、興味深いです。

「人は思い込みが激しいので、人をコントロールしたいなら逆に思い込ませてみればよいかもしれない」など、少しヒヤっとする内容もあります。

心理学初心者の私でもページを読む手が止まらなくなって、一日で読み切ってしまいました。

daifuku24さん/30代/女性

500人中/13人がおすすめ

【9位】面白いほどよくわかる!臨床心理学

  • 読みやすさ  :
  • 心理学の専門度:
  • 書籍の役立ち度:
著者 下山 晴彦
出版社 ‎西東社
発売日 ‎2012/8/1
価格 1,540円

見た目で分からない発達障害や精神的な病気についてわかりやすく説明されている

文字だけでなく、所々に絵が描いてあり、心理学初心者でも飽きずに読むことができるのでおすすめです。

臨床心理学に関する専門用語を、図や表を用いて説明しているので、とても分かりやすいです。

発達障害や精神的な病気に関して、今まで知らなかった病名や治療法などが簡潔に書かれていたので、自分の知識が増えて勉強になりました。

永田莉彩さん/20代/女性

500人中/12人がおすすめ

【10位】河合隼雄スペシャル

  • 読みやすさ  :
  • 心理学の専門度:
  • 書籍の役立ち度:
著者 河合 俊雄
出版社 ‎NHK出版
発売日 ‎2018/6/25
価格 1,728円

心理学の面白さが端的に表れており、日本文化にある心理的背景も見えてくる優れた一作

河合隼雄氏の著作を、息子である河合俊雄氏が解説するという本書は、心理学初心者の方でも楽しむ事のできる一冊です。

本書では、自分の中の価値体系において「悪」とされてきたものを、心理学的な「影」として表しています。

西洋人が影の部分を意識から排除する事に努め、影の同化という問題に足踏みしている時に、東洋人は影のある生活を身近な物としてきた、と著者は言います。例えば、物忘れの激しい人を「おっちょこちょいだ」と言って愛着を持って表現したりする所に、東洋的、日本的な精神の良さがある、と言えるかもしれません。

その他にも面白い要素が多数あり、私のような初心者でも楽しむ事ができる優れた一冊だと思いました。

rock1219jpさん/30代/男性