結婚適齢期になってくると、「そもそも何のために結婚するのだろう…」と、結婚することの意味や目的が分からなくなってしまうこともありますよね。
「安定・安心が欲しかったから」や「子供に関することで」が結婚の理由として挙げられますが、既婚男性や既婚女性の本音を聞くとそれ以外にも多くの理由が存在しているようです。
この記事では、既婚男女200人に聞いた「何のために結婚をしたのか」をリアルな本音や体験談34選と共にご紹介しています。
目次
- 【男女別】何のために結婚をしたのか
- 【女性編】何のために結婚をしたのかランキング
- 女性編1位|安定・安心が欲しかったから
- 女性編2位|子供に関することで
- 女性編3位|世間体・社会的けじめのため
- 女性編4位|家族から解放されたかったため
- 女性編5位|好きな人と一緒にいたかったため
- 女性編6位|周囲から背中を押されたため
- 女性編7位|親を安心させたかったため
- 【男性編】何のために結婚をしたのかランキング
- 男性編1位|あたたかい家庭への憧れのため
- 男性編2位|この人だと思う相手に会えたため
- 男性編3位|好きな人と一緒にいたかったため
- 男性編4位|子供に関することで
- 男性編5位|より良い人生を生きるため
- 男性編6位|安定・安心が欲しかったから
- 男性編7位|親を安心させたかったため
- 何のために結婚をしたのかまとめ
【男女別】何のために結婚をしたのか
順位 | 何のために結婚をしたのか | |
---|---|---|
女性 | 男性 | |
1位 | 安定・安心が欲しかったから | あたたかい家庭への憧れのため |
2位 | 子供に関することで | この人だと思う相手に会えたため |
3位 | 世間体・社会的けじめのため | 好きな人と一緒にいたかったため |
4位 | 家族から解放されたかったため | 子供に関することで |
5位 | 好きな人と一緒にいたかったため | より良い人生を生きるため |
6位 | 周囲から背中を押されたため | 安定・安心が欲しかったから |
7位 | 親を安心させたかったため | 親を安心させたかったため |
まずは、男女別の何のために結婚をしたのかからご紹介していきましょう。
famico編集部が行った『男女各100人に聞いた何のために結婚をしたのかアンケート』によると、女性側の1位は『安定・安心が欲しかったから』、男性側の1位は『あたたかい家庭への憧れのため』、という結果に。
それでは、女性と男性で分けて何のために結婚をしたのかをご紹介していきます。
【女性編】何のために結婚をしたのかランキング
順位 | 割合 | 何のために結婚をしたのか |
---|---|---|
1位 | 29% | 安定・安心が欲しかったから |
2位 | 16% | 子供に関することで |
3位 | 15% | 世間体・社会的けじめのため |
4位 | 10% | 家族から解放されたかったため |
5位 | 9% | 好きな人と一緒にいたかったため |
6位 | 8% | 周囲から背中を押されたため |
7位 | 8% | 親を安心させたかったため |
その他 | 5% | 上記以外の回答 |
famico編集部が行った『女性100人に聞いた何のために結婚をしたのかアンケート』によると、1位は『安定・安心が欲しかったから』、2位は『子供に関することで』、3位は『世間体・社会的けじめのため』という結果に。
割合で見てみると、1位の『安定・安心が欲しかったから』が約29%、2位の『子供に関することで』が約16%、3位の『世間体・社会的けじめのため』が約15%となっており、1~3位で約60%を占める結果となりました。
それでは、具体的な体験談と共に女性編の何のために結婚をしたのか20選をご紹介していきましょう。
女性編1位|安定・安心が欲しかったから
独り身の寂しさや金銭面の問題などをリアルに感じるようになったから
もともと私には結婚願望がなく、ひとりでも生きていけるように「手に職!」と思って国家資格である薬剤師を目指していました。
大学生時代に付き合った数名の彼氏からそれぞれ結婚の話題が出たり、よく一緒にいた仲の良かった先輩が結婚願望の強い方だったこともあり、結婚に対する自身の気持ちはかなり緩くなったと思い返して気付きました。
歳を重ねるにつれ、友達との飲みの場での会話で、「将来、孤独死は嫌だよねと 」という会話から、寂しさや金銭面の問題などをリアルに感じるようになり、ひとりで生きていくのも不安を感じるようにもなりました。
結局、仕事にも慣れてきた20代後半に、数年お付き合いした方とタイミングが良かったこともあり入籍しました。
20代後半/医療・福祉系/女性
将来一人で生きていくのは難しい、寂しいと思ったから
将来一人で生きていくのは難しい、寂しいと思い、結婚したいと考えていました。世間体が気になるし、自分だけのもっとも身近な協力者・家族が欲しかったのです。
私は異性愛者で、子供も一人は育ててみたかったので、日本の現状の制度だと「結婚」という形しかないと思いました。
子育てに限らず、婚姻関係があれば自宅購入や居住、病院や学校関係などにいちいち関係性を説明する必要が無いので、結婚は必要だと思います。
老後も一人は寂しいので、気心の知れた夫と支え合っていけたらいいなと期待しています。子供にはなるべく頼りたくないですが、いざという時は声をかけられる親族がいることが心強いです。
40代後半/専業主婦/女性
何かあった場合に助け合う存在が欲しかった
やはり一番は「何かあった場合に助け合う存在が欲しかったこと」が大きいです。
人生100年時代、年を重ねるほどに体調を崩しがちになるのは必定ですし、急な病気や介護問題など、いろいろな困難が待ち受けていることは明らかです。
夫とは、お互い責任感を持ちながら協力しあって生きていきたいと感じて結婚しました。
いつもありがとうの気持ちを忘れずに、これからもお互いの重要性を確かめながら分かち合いたいです。
40代後半/不動産・建設系/女性
元々結婚願望があり、家族が欲しかったから
元々結婚願望があり、親からも「結婚してほしい」と思われていました。
20代後半に差し掛かった頃から、周囲が結婚したり子供ができたりする中、私だけ取り残されていく感じがとてもコンプレックスでした。父からも「まだ相手はいないのか?」と急かす言葉をかけられ、空返事をしつつも内心は焦っていました。
しかしお付き合いしている人もいなかったため、なんとか頑張ろうと両親には内緒で、同じく独身だった友人と一緒に婚活をしました。
うまく成果が得られず諦めかけた頃に、今の夫と出会いました。価値観が似ていて、年下なのに頼れるところもあり、彼からのプロポーズを機に結婚するに至りました。
30代前半/サービス系/女性
この機会を逃すとずっと1人になりそうだと思ったから
元々、主人とは結婚するつもりのない交際をしていました。当時、私は20歳で主人が27歳でした。交際して半年ぐらいで半同棲の様な形になったのですが、私は結婚を考えた事すらありませんでした。
しかし、交際してから10ヶ月程した頃、突然プロポーズされました。私はびっくりして返事をすぐにする事が出来ませんでしたが、10ヶ月間を振り返ると、彼はどこへ行くにも私を連れて行き、色々な人に必ず私を紹介してくれていました。そして、この人とならいつだって安心して一緒に過ごせるような気がしました。
「自分はこれからどんな男性と出会うだろう…彼以上の人がいるのだろうか…この機会を逃すとずっと1人になりそうだな…」と色々考えて、主人と結婚する事にしました。
一生1人か、何かあればバツ1か…そんな事を考えて結婚しましたが、14年経った今も一応平和に暮らしています。後悔もあれば、いい事もあります。
30代前半/サービス系/女性
安定を求めて
社会人になってからは結婚願望が強く、「次に付き合う人は絶対に結婚する人だ」と決めていました。それまで付き合ってきた方は考え方が幼い方が多く、未来が見えず不安だらけだったので、安定した生活がしたいと思い、結婚を考え始めました。
私は子供が好きだったので、女として子供を授かることを考えると、自分が働かなくなるということも考え、金銭的な安心や安定も求めるようになりました。
今の主人と出会って結婚してからは、帰る場所があるというありがたさや、どんな時でも一人ではないという安心感、金銭的にも余裕が出てきて安定した生活が出来るようになりました。
恋愛の延長線というよりは、現実を受け入れて未来が想像出来るかが大事だなと思いました。結婚が全てではないですが、色々な面で生活が楽になりました。
30代前半/専業主婦/女性
女性編2位|子供に関することで
自分の子供を育ててみたかったから
出会いが全くないまま、気づいたら30代!それまでにも結婚できるようにお見合いパーティーに行ったりもしました。そういう場所に出かけていけば必ず出会いがあると思っていましたが、そうとは限らず、何回か行くとあの回転寿司形式の自己紹介に疲れて行かなくなりました。結婚相談所にも入会しましたが、出会いには繋がりませんでした。
結局はバイト先で知り合ったバツイチの男性と付き合うことになり、子供ができたのをきっかけに結婚が決まりました。もともと子供を育ててみたいと思っていたので、スムーズに結婚できてよかったです。
今にして思えば、相談所に入会してくる方々は、普通の出会いでは結婚できないタイプばかりでした。
そんなに高望みをしなければ、性格も見た目も収入もそこそこ普通の人とはけっこう普通に出会えるんだと知りました。
50代前半/専業主婦/女性
赤ちゃんが欲しいため
元々、私は結婚願望がありませんでした。祖父が亡くなった時の祖母の悲しそうな顔が忘れられないからです。
それでも40歳を目前に子供がどうしても欲しくなり、子供が産めなくなる焦りからお見合いをする事にしました。
私は30代後半だったので、当初結婚は出来ないだろうと予想していました。ですが仲人と運のおかげで良縁に恵まれて、今は夫婦で幸せに暮らしています。
結婚せずとも人は選択的シングルマザーや、精子提供もありますから赤ちゃんは授かれます。しかし良縁があった場合、夫と共に家庭を築くのも良いなと思いました。
30代後半/流通・小売系/女性
子供が出来たので
結婚を決めた1番大きな理由は、私が妊娠していたからでした。決めた頃は既に悪阻が酷く、籍を入れたのは妊娠5ヶ月頃でした。
ちなみに私の両親が結婚したのは父が33歳・母が23歳の頃で、「お母さんはお前の歳の頃には結婚してお前を産んでいた」と言われて少しストレスを感じていたこともあり、結婚はできなくても子供は絶対に産むぞと思っていました。
彼氏(現在は旦那)に妊娠を伝えると喜んでくれ、「早く家族が欲しかったから産んで欲しい、順番は逆になっちゃったけど結婚しよう」と言ってくれたので、この人なら大丈夫だと思い結婚しました。
それから私は子供を2人産み、現在は3人目を妊娠中です。
20代後半/専業主婦/女性
女性編3位|世間体・社会的けじめのため
社会人として社会的なけじめをつけるため
主人とは大学で出会いました。その後付き合い始めてから、付かず離れずの付き合いを数年繰り返して結婚に至りました。
私自身、結婚というものにこだわりがなく、事実婚でもいいやと思っていました。ですが月日が経つにつれ、親族から「結婚はまだか」と言われたり、手続きが煩わしくなってきました。主人もそろそろ身を固めたいと言うので、「じゃあ籍入れようか」という話になりました。
社会的に事実婚だと手続きが煩わしいことに気付き、周りのプレッシャーもすごく年々煩わしく思っていたので、結婚して一応のけじめはつけられたかなと感じています。
お互いの親戚付き合いやゆくゆくの親の介護問題など、不安に思うことは山ほどあります。しかし結婚して子どもが生まれると、価値観も自分がビックリするほど変わって、結婚もいいものだなと思えるようになりました。
30代前半/流通・小売系/女性
世間体のため
社会人となり入社した会社は、ほとんどが男性ばかりの職場でした。口を開けば「いつ結婚するの?」と聞かれ続けて、いい加減うんざりしていました。
20代も後半になり、学生時代の友達は次々と入籍していき、結婚式に呼ばれては「いつ結婚するの?」とこちらでも聞かれて、またしてもうんざりしていました。当時は実家で暮らしていたのですが、両親からも「早く結婚して自立してほしい。安心させてほしい」という圧をヒシヒシと感じており、これは結婚しないとストレスでおかしくなる、世間は結婚しないと一人前として見てくれない、と考えるようになりました。
一念発起し、結婚相談所に登録したり、マッチングアプリで出会いを求めた結果、何とか結婚する事ができました。夫とは、経済的パートナーという共通認識があるので、それなりに上手く生活出来ています。
結婚したことにより、周囲からの煩わしい声は消えて、快適です。
20代後半/不動産・建設系/女性
社会的に認められた家族になるため
夫とは一年間の同棲の後に結婚しました。同棲している間も十分に楽しかったし、そのままでも良いかとも思いましたが、やはり結婚することに決めました。
その理由は、やはり社会的に認められるという事が一番大きかった気がします。
同棲中に夫の祖母が亡くなったのですが、同棲相手としてお葬式に出席するのは何だか居心地が悪かったです。しかし結婚すれば冠婚葬祭にも堂々と出席できます。それだけではなく、子供が産まれたら自動的に二人の子供として認められるわけですし、公的な書類等も色々と便利です。社会人としても責任を果たせる様な気がします。
また、同棲中は好きな人と暮らしているというだけでしたが、結婚したら「家族になった」という感覚が出てきて、やはり結婚して良かったと思っています。
50代後半/専業主婦/女性
女性編4位|家族から解放されたかったため
家族という呪縛から解き放たれて、誰かのために生きていく人生を選びたかった
私には兄弟がおり、長女という立場でした。子供の頃から何をするにも「自分はお姉さんだから、常に兄弟をリードしフォローしなければならない」という状況がつきまとい、「自分とは一体なんなのか」という気持ちを持ちながら大人になったような気がします。
家族は私が社会人になる頃に解散してしまいました。母のつらい顔や兄弟の悲しむ顔をたくさん見てきたこともあって、そこでも「自分は明るく振舞わなければならない」と自分を押し殺していたような気がします。
働き出してからたくさんの出会いもありましたが、どうしても結婚してしまうと家族から離れることになるのではないかという不安があり、踏み切れずにおりました。
そうこうするうちに年齢を重ね、新たに出会った方と結婚をすることにしました。不安はありましたが、もう自分もいい年齢になり、そろそろ家族という呪縛から解き放たれて、誰かのために生きていく人生を選んでも良いのではないかと考えたことが理由になるのかと思います。
40代前半/専業主婦/女性
偏った感覚の家から出たかったから
私は地方の田舎で育ち、家庭や親戚は男尊女卑の考えが当たり前でした。母は長男である父に嫁ぎ、とても苦労をしていました。そういう母を見て育ったため、私は結婚願望があまりなく、生涯独身でも構わないと思っていました。現に彼氏がいなくても、仕事もプライベートも充実していて満足していました。
しかし、今の夫に出会って付き合いだしてから、考えが変わりました。夫の言動からは男尊女卑の考えは感じられず、家事全般もでき、仕事に対しても誠実で、信頼できる人だと感じました。そして「この人となら、結婚してもお互いに尊重できる家庭が作れるのではないか」と思いました。
お互いに堅い職業に就いていたので、一緒に暮らしたければ同棲するよりは結婚した方がよいとのお互いの判断で結婚しました。
偏った感覚の家から出て、好きな人と暮らせるようになったことが本当に良かったです。
50代前半/専業主婦/女性
女性編5位|好きな人と一緒にいたかったため
周りを気にせずずっと一緒にいたかったから
夫とは結婚前に4年ほどお付き合いをしましたが、お互いに実家暮らしだったため、休日に一緒に過ごした後にそれぞれの家に別々に帰らなければならない時、とても寂しい気持ちになっていました。
また、それほど門限が厳しかったわけではないのですが、夜遅くまで遊びに出かけることやお泊まりは、親の手前、気を遣っていることも多かったです。
結婚してからは好きな時間まで遊びに出掛けられて、出掛けた後も同じ場所に帰れることでとても安心感を感じられました。
結婚してからもそれぞれの時間が欲しいと言う夫婦も多いですが、我が家の場合は同じ場所にいながらお互い好きなことをするという時間が好きなので、結婚することで周りを気にせずずっと一緒にいられることができて良かったと思っています。
40代前半/医療・福祉系/女性
一緒にいることを当たり前に感じるようになったので
私たちはもともと結婚する前に同棲していて、一緒にいることがどんどん当たり前になり、価値観も似ていました。なので「この人となら家族になっても楽しくやっていけるのではないか」と思い始めました。
食生活や食べ物の好みが似ていたのも大きいです。食べたいものや好きな食べ物が夕飯に出てくることも多く、生活が似通っていたし、お金の使い方も似ているので、喧嘩することもなく生活できたこともポイントでした。
お互いに感謝の気持ちを忘れずに2年一緒に暮らして家族になることに決めましたが、家族が増えてもお互い感謝を忘れずに暮らせていますし、仲良く楽しい結婚生活が送れています。
もちろん、夫は娘のこともとても大切にしてくれているので、娘も両親が大好きな子に育っています。
30代後半/不動産・建設系/女性
女性編6位|周囲から背中を押されたため
周りから「結婚して欲しいと言われているうちが華だ」と言われたから
結婚前、彼氏(現・主人)から結婚の話が出てきましたが、当時の私は彼以外に好きな人がいて、その人と結婚したいと思っていました。なので、結婚する予定もなく好き勝手していました。
しかし、現・主人との結婚の話が持ち上がりました。否定してなかったことにしようと思いましたが、周りから「結婚して欲しいと言われているうちが華だよ。結婚してみなよ!結婚して無理なら離婚すればいい」と言われたので結婚しました。
結婚して10年以上経ちます。今では子供が4人おり、大変な日々を送っています。
主人には嫌なところもいいところもありますし、やはり他人なのでむかつくこともあります。しかし今はとても幸せで、結婚してよかったです。
30代後半/医療・福祉系/女性
家族に背中を押されたから
シングルで子供2人を育てていましたが、「やはり男手があるといいなぁ」と思うことが多々ありました。私は車を持っていなかったので、足が必要な時は兄に来てもらっていたのですが、兄にも家庭があるので「毎回兄に頼るのもなぁ」とも感じていました。
そんな時、学生の頃から知っている、兄と共通の先輩と連絡を取るようになりました。最初はいろいろ手伝ってもらったりしていたんですが、上の子が「今日は〇〇くん、遊びに来てくれないの?寂しいねぇ」と言うようになり、私も相手も子供に背中を押された形で交際。
その後、子供達も彼に懐き、パパと呼び始めていたこともあり、厳しかった母が「再婚したら?」と言い出したことで、前向きに考え始めました。
また、私はずっと「あたたかい家でご飯を作って笑っていた、母のような母になること」を目標にしていましたが、シングルマザーで忙しい中、1人で全てをこなすことは無理だと感じていました。
家に居て子供達と向き合える時間と余裕ができたことで、「母のような母になる」という目標が実現できそうだし、母に経済的な心配をさせなくて済むので結婚を決めました。
20代後半/専業主婦/女性
女性編7位|親を安心させたかったため
「お父さんとお母さんがいなくなっても大丈夫」と両親に伝えたかった
社会人だった20代の頃は、ほとんどの期間を親元で過ごしていました。家に帰れば温かいご飯が用意されていて、家族がいて、それがずっと続くと思っていました。
しかしバリバリ働いていた両親も定年を迎え、「父親」「母親」だった両親は、いつの間にか「おじいちゃん」「おばあちゃん」になりつつありました。だんだんと老いていく両親を見た時、いずれ迎える両親の「死」が初めて頭をよぎったのです。
「あと数十年後には両親はこの世からいないんだ…」と意識した時、「私は自分の家族を築こう」と思ったのです。
「私は私の家族を作ったよ。もしお父さんとお母さんがいなくなっても私は大丈夫だよ」というのを、結婚を通して両親に伝えたかったのです。
30代前半/専業主婦/女性
両親を安心させたかったから
弟が早くに結婚し、私は一度も実家を出ることもなく会社員として勤めていました。長年彼氏もいなくて友達とばかり遊んでいて、両親は将来が心配だったと思います。
周りの友達は結婚が比較的早い子が多くて、私自身も少し気持ちに焦りがありました。彼氏がいるアラサーと彼氏がいないアラサーでは意味が違って感じました。母に私の友達の結婚や出産を報告すると、少し羨ましそうにしていて、それを見るのも切なかったです。
ですが、ある日いい人に出会えて順調に交際をして、トントン拍子に結婚が決まった時は本当に嬉しかったし、両親も喜んでくれました。
両親念願の結婚式では、今までで1番親孝行が出来たと思います。
30代前半/専業主婦/女性