1歳児が喋らない…パパママが実践した対処法

1 歳 喋ら ない

「1歳児が喋らない…」と悩んでしまうこともありますよね。

対処法としては「たくさん話しかける・繰り返す」や「声掛けの仕方を工夫する」が挙げられますが、同じ経験を持つママやパパが実際に対処した方法や体験談を知りたい方も多いのではないでしょうか?

この記事では、パパママ200人に聞いた1歳児が喋らない時の対処法ランキングに加えて、リアルな体験談と共に対処法34選をご紹介しています。

1歳児が喋らない時の対処法ランキング

順位 割合 1歳児が喋らない時の対処法
1位 37% たくさん話しかける・繰り返す
2位 18% 声掛けの仕方を工夫する
3位 13% 焦らず待つ・気にし過ぎない
4位 8% 好きな物や興味のある物を探す
5位 5% 歌を取り入れる
6位 4.5% 頼れる相手に相談する
その他 14.5% 上記以外の回答

famico編集部が行った『パパママ200人に聞いた1歳児が喋らない時の対処法アンケート』によると、1位は『たくさん話しかける・繰り返す』、2位は『声掛けの仕方を工夫する』、3位は『焦らず待つ・気にし過ぎない』という結果に。

割合で見てみると、1位の『たくさん話しかける・繰り返す』が約37%、2位の『声掛けの仕方を工夫する』が約18%、3位の『焦らず待つ・気にし過ぎない』が約13%となっており、1~3位で約68%を占める結果となりました。

それでは、具体的な体験談と共にパパママ編の1歳児が喋らない時の対処法34選をご紹介していきましょう。

1位|たくさん話しかける・繰り返す

たくさん話しかける・繰り返す

子供への声掛けを今まで以上に意識しつつ、様子を見る

1歳児健診の際、小児科の先生に「言葉数が少ないので、発達障害があるかもしれない」と療育をすすめられ、不安になりました。

しかし、まだ1歳。言葉が早い子もいれば遅い子もいる(保育園に通っている子や、上の子がいる子は比較的早いかもしれません)と思い、3歳まで様子を見ることにしました。すると、子供への声掛けを今まで以上に意識した結果なのか分かりませんが、すごく話す子になりました。

最近ではちょっとでも成長がゆっくりだと簡単に発達障害を疑われますが、言われた親の気持ちも考えてほしいものです。早期発見は大切なことなのかもしれませんが、もう少し子供の力を信じてあげてもいいような気がします。

話がそれてしまいましたが、私は3歳まで様子を見ても遅くはないと思います。

30代前半/2人兄弟/女性

沢山話しかけながら焦らず待つ

1番上の子の時は「大人が沢山話しかけることで、子供がそれを吸収していって発音につながる」と教えられたので、時間があると話しかけていたような気がします。

しかし2番目の子にも同じように話しかけていたのですが、なかなか話すことがなかったので少々不安になりました。でも成長するにつれて話せるようになり、今では一番話し好きになっていると思います。

「大人が沢山話しかけると、赤ん坊は自分が話さなくても済むと思い込んで、話さなくなってしまう」ということも聞いたことがありますが、今は様子を見ながら話しかけることが一番だと思います。そして焦ることなく見守ってあげることがいいと思います。

いつまでも言葉が出ない場合、聴覚障害の可能性も無視できませんが、声が届いていることが確認できるのであれば、焦らなくて大丈夫だと思います。

50代前半/4人兄妹・姉弟以上/女性

たくさん話しかけて言葉が出てくるのを待つ

私の娘は1歳半健診の時点で言える単語が5つあるかどうかで、発達が遅いのかな、私の育て方が悪いのかなと不安でした。

ですが保健師さんから、「1つでも単語が言えるなら二重丸ですよ。まだまだ溜め込んでいる時期ですから、たくさん話しかけて言葉が出てくるのを待ちましょう」と言葉をもらい、安心したのを覚えています。

たくさん話しかけることが大切だとアドバイスをもらったので、事あるごとに娘に話しかけることを意識しました。朝の「おはよう」に始まり、ご飯を食べている時は「パン、おいしいね!」、遊んでいる時は「つみき、楽しいね!」、お昼寝の前には「ねんねだね、起きたらまた遊ぼうね」、お風呂の時は「お風呂、気持ちいいね」、そして寝る前の「おやすみ」といった具合です。

あとは、本人が指を指したものは答えてあげるようにしています。まだまだ個人差がある時期なので、親が考えすぎず、子供の可能性を信じてゆったり構えることが大切かなと思います。

20代後半/女の子1人/女性

毎日たくさん話しかけてみる

周りの同じ月齢の子どもと比べて、自分の子どもがなかなか喋らないと不安になりますよね。

うちの子も1歳になった当初は、あまり喋る方ではなく、不安でした。児童館に行って同じ年頃の子どもと遊んでいる時、他の子たちがたくさん喋っているのを見て、とても焦りました。しかし児童館の先生にその悩みを話すと「大丈夫だよ。これからだよ」と声をかけてもらい、気が楽になりました。

その後は毎晩寝る前に絵本を何冊か読み聞かせ、毎日たくさん話しかけてみました。今は2歳となりましたが、たくさん話してくれるお喋り上手さんになりました。

パパ、ママにとっては気になる事だと思いますが、気長に待つことも育児では大事ではないでしょうか。きっと溢れるように言葉を話してくれるようになりますよ。心配せずに待ちましょう。

20代後半/女の子1人/女性

たくさん言葉の引き出しを作ってあげること

娘が3歳になる時に保健センターの健診で言葉が遅いことを指摘されました。その時に言われたのが「たくさん話しかけてあげること」でした。

今考えてみると、私は娘に対し、あまりそのようなことをやっていなかったかも知れません。上に3歳年上の娘がいたので、自然に出てくるのではないかと感じていたのです。

下の子も言葉は出なかったですけど、私が言っている言葉はわかっていたので、1歳の時に絵本を読んであげたり、簡単な単語を指差してゲーム感覚で教えてあげていれば変わっていたかもしれないです。もっとたくさん言葉の引き出しを作ってあげれば良かったと思っています。

外に出ると色々な発見がありますので、言葉遊びをしながら気晴らしに出かけるというのも楽しいでしょうね。お散歩しながら歌を歌ったりするのもいいと思います。

40代前半/2人姉妹/女性

気にしすぎず、たくさん話しかける

いつから喋り始めるかは個人差が大きいため、まずはあまり気に病まずにゆったりと構えることが必要だと思います。親が「言葉を教えなきゃ!話しかけなきゃ!」と焦っていると、子供も楽しくなくなってしまいます。

娘が1歳の時は、「今は言葉を内側に溜め込んでいる時なんだなー」と思って、たくさん話しかけていました。おむつ替えやお着替えの時に、「おむつ替えるよ!」「お着替えするよ!」と声をかけてあげたり、「右足が通せたね!」「赤いお洋服だね!」と実況中継していくのもいいと思います。

また、気が向いたら絵本を読んだり、一緒に歌を歌ったりして、楽しみながら言葉を覚えてもらうことを意識しました。

今、娘は4歳ですが、お喋りが上手になり、どこで覚えたの?というような単語も飛び出してびっくりすることもあります。気長に楽しく、喋りだす前の我が子を楽しむくらいの気持ちでいるのがポイントかと思います。

30代前半/2人姉妹/女性

親がたくさんお話しして、子どもに言葉を記憶させる

赤ちゃんの発語に関して、「1歳頃を基準に、最初は「だーだー」や「あうあう」から始まり、次第に「パパ」、「ママ」などの言葉を話し始める」というイメージをお持ちの方も多いかと思います。僕もそうでした。

うちは1歳直前に一人で歩けるようになったと同時に、言葉も出てくるようになりました。初めて「パーパ」と喋ったのは1歳を過ぎた頃だったかと思います。

1歳を過ぎてもなかなか言葉を発さないとちょっと心配でもあり、早く子どもの話す声が聞きたくなってしまうかと思います。しかし、実際の統計を見ると、1歳になって初めて言葉を発する子どもは全体の半分にも満たないと言われています。個人差ももちろんありますので、焦らずに見守ってあげるのがベストだと思います。

1歳くらいになると聴覚や記憶力も備わってきて、喋らずとも親が話す言葉を記憶として蓄積しています。なので、親が感じたこと「ブーブー走ってるね」「マンマおいしいね」など何でも良いのでたくさん子どもに話しかけてあげると良いかと思います。クルクル、ガーガー、ピューピューなど擬音語(オノマトペ)を交えて話してあげると、子どもにスッと入りやすかったりするので、そういう言葉プラス見た目も楽しめる絵本を読んであげるのも効果的だと思います。

40代前半/女の子1人/男性

子供に言葉のシャワーを浴びせること

私の息子は言葉が遅いほうで心配をしていました。お出かけに行った時に、例えば木があったら「大きな木があるね。緑色の葉っぱがたくさんあるね」と、保育園で毎日通る道でも毎日同じ声掛けをしていました。すると時間はかかりましたが、少しずつ話せるようになっていきました。

また、購入している通信教材の付録に、おしゃべりタッチペンがついていたので、毎日タッチペンを使用しています。親が料理をしてまともに相手をしてあげられない時でも、おしゃべりタッチペンなら発語も促せるのでとても助かっています。

そしてなんといっても大事なのが、子供に言葉のシャワーを浴びせることです。初めは親の一方通行になってしまいますが、その言葉たちが子供の脳に蓄積されていくうちに、子供も自然と言葉が増えていきます。

20代前半/男の子1人/女性

テレビを控え、言葉のシャワーを沢山浴びせてあげる

まず助産師さんからは「言葉のシャワーを沢山浴びせてあげてください」、小児科の先生からは「テレビは2歳まで控えてください。テレビを見ている時の赤ちゃんは昆虫と同じです」と言われました。悪く言えば、時代に合わない古い考え方でしたが、今では言われたことを実践したからうちの子は喋るのが早かったのかも?と思っています。

また、自分の親からは「赤ちゃんを子供扱いしない方がいい。1人の人間として接してあげること。赤ちゃん言葉は使わない方がいい」と聞かされていました。

家では子供と2人きりなので、自然と子供に話しかけることが増えました。買い物中も「これ、どっちがいいかな?こっちの方が似合う!どっちが好き?」等、話しかけ続けました。答えは勿論返ってきませんし、周りから見たらやばい人だったと思います笑 ですが、これが本当に良かったと思います。

テレビもほとんど見せず、お散歩や絵本の読み聞かせがメインでしたが、同じ月齢の子の発育が気になり、子供ルームにたまに連れて行きました。すると、他の子に比べて言葉が多いと気づかされました。

他の子との触れ合いも勿論大切だと思います。おもちゃを取ったり取られたり、叩いたり、大泣きしたり・・・。感情を育てることが発語にもつながる気がしましたよ。

30代前半/女の子1人/女性

覚えやすそうな言葉に変えて、繰り返し覚えさせる

私の子は喋るのが早い方でしたが、子供が何かを気にしたり、おもちゃを持っていたら「〇〇、かわいいね!」や「これ、〇〇って言うんだよ」と何回も伝えました。

色の付いている物を持っていたら、「これは、あお」「こっちは、あか」等、覚えやすそうな言葉に変えて何回かやってみて、気軽に喋るまで待ちました。親が伝えてから、「言ってみて?」や「真似してみてね」と言ってみると、言いやすくなるかもしれません。

物の名前や色が言えるようになったら、手をパチパチしながら「言えたね!」や「おお!すごい!」と伝えると、子供も嬉しくなってたくさん喋るようになると思います。

1歳を過ぎても喋らないからとあまり気にせず、気軽に少しずつ声かけをしてみてください!

20代前半/女の子1人/女性

焦らず気長に、たくさん話しかけてあげること

私は児童館で働いており、乳幼児を持つ親御さんから言葉の発達についてよく相談を受けます。1歳になったがまったく言葉を発さない、オウム返しもしないなど。

そんな時、私はいつも「今はたくさん言葉を吸収している時期なんだと思いますよ」とお答えします。ママやパパがたくさん話しかけてあげていれば、お子さんはしっかり耳で聞いて、いろんな言葉を頭の中に取り込んでいるものです。虫や花などを見かけたら指を指して「〇〇だね」と話しかけてあげることもとっても大事です。言葉には出なくても、頭の中で「あれは〇〇なんだなぁ」と理解しながらいろんな言葉を吸収していきます。

そしてある日突然、その日はやってきます。全く喋らなかった子も、一つ二つと言葉がどんどん溢れ出て、おしゃべりが上手になっていくのです。私が相談を受けた親御さんも、ほとんどがしばらくしたらお子さんがたくさんおしゃべりするようになっておられました。

子どもの成長は個々で様々です。1歳になったからといってすぐに言葉が出るというわけではありません。自然と言葉が出てくるまで、ママやパパは焦らず気長に、たくさん話しかけてあげることが大事ですね。

30代前半/男の子1人/女性

情報をたくさん言葉にする

おもちゃでも本でも人形でも何でもいいので、危なくない程度で子どもの近くに置いておくと、興味を持ったものに自然と行くので、そのまま様子を見ています。そしたら、不思議そうに眺めたり口に入れてみたりと、色んな仕草をすると思うので、言葉に出して教えてあげるようにしています。

「これはこうやって使うんだよ」「気になる?色んな音が出るね!」など、やり方や単語だけでもいいので言ってあげると、最初はぽやんとしていて聞いてないように見えますが、そういう声かけがのちに同じく単語となって文章になっていきます。

特に吸収しやすいのは、ご飯とお風呂のタイミングです。「お腹すいたね!マンマの時間だよ」と言いやすい言葉を添えたり、「ちゃぷちゃぷお風呂に入ろう」と音で示してあげたりすると、もっとわかりやすいかと思います。

子供は、さりげなく親が言っている言葉を最初に覚えて使ってきます。日常で使っている言葉の方が遥かに早く覚えますし、何より簡単だと思うので、日常使いの平易な言葉からスタートしていくといいかと思います。

20代後半/男の子1人/女性

いっぱい話してあげる

やはり、いっぱい話してあげたりするのが1番効果的かも知れません。好きなアニメのキャラクターの名前から教えるのはいかがでしょうか。

うちではテレビを見ながら、「あ、〇〇だ!」と一緒に言ってあげたり、ママがパパの写真を見せて「これ、だーれ?」と聞いて「ぱ、ぱ」と言うのを繰り返してみたり、好きなアニメの歌を流して一緒に歌ってみたりしていました。

もし兄弟がいるのであれば、下の子達はお兄ちゃんお姉ちゃんを見て育つので、言葉を話すのはすごく早くなると思います。

ですが、子供の成長速度は人それぞれですから、焦らずにじっくり育つのを待つしかないのかも知れません。

30代前半/3人兄弟/男性

優しく声がけを続けること

私も第一子の際はとても不安になりました。周りではしゃべるお友達が出てきているのに、我が子は全く喋れない・・・でも落ち着いて、安心して大きな気持ちで接することが何より大事なんです。親の焦りや不安は、確実に子どもに伝わります。

ただ、こちらの声がけを理解しているかどうかは大事になってくると思います。たくさん話しかけ続けて、しっかり言葉を理解している素振りや身振りが出来ていれば100点です!

ひとつ注意したいのが、見せる子ども番組の選び方です。音声だけで理解できる番組(例えば、おさるのジョージやピングーなど)ばかりを見せてしまうのは危険です。従兄弟はそれで「しゃべらずに伝える技」を覚えてしまったので、言葉が進まず、心配されていました。

そこさえ注意すれば、あとはゆっくり待ちましょう。大人が優しく声がけを続けることが大事です。全く喋れなかった我が子ですが、3歳になった途端びっくりするくらいしゃべり出し、周囲を驚かせました。

40代前半/2人姉妹/女性

たくさん笑って話しかけてあげること

長男は1歳の頃、周りの子と比べて言葉がなかなか出ませんでした。けれど踊ったりすることは好きでしたので、音楽がかかると体を揺らしたり楽しそうでした。なので、ちゃんと音や会話は聞こえているんだと安心するようにしていました。

私が心配していることを知っている人から、『大丈夫だよ、そのうちいっぱい話すようになるから』とアドバイスをもらうことが多くありました。母親にも相談すると、『あんたが不安な顔してちゃいけないよ。大丈夫だからたくさん笑って話しかけてあげな』とアドバイスをくれました。

やはり母親からの言葉は響くもので、その日からいつも以上に笑顔を心がけました。そのうち自分の中でも『笑ってこの子を安心させてあけよう。ゆっくりでいいんだ』と思えるようになりました。

すると、あんなに心配していたのが嘘みたいに、今ではうるさいぐらい話せるようになっています。

30代後半/2人兄妹・姉弟/女性

2位|声掛けの仕方を工夫する

声掛けの仕方を工夫する

自発的に言葉が出るよう、声かけの仕方を工夫する!

娘には生まれてからずっと、「はい、どうぞ」ではなく「ミルク飲もうか」など、具体的な内容にして話しかけていました。それは意識的にしていたところもあると思いますが、大半は自然と行っていたと思います。

まずは目に入るもの、本に出てくるものを「ワンワンいたね」「飛行機だね」などと言っていましたが、なんとなく分かってきたと感じてからは「あっ、ワンワンだね」と私から言うのではなく、「あっ、誰かいるね。これは何だっけ?」と指差したりして、娘に言ってもらうように声かけを変化させていました。私から言ってしまうと、「うん!」とお返事しかしなくなるからです。

絵本をたくさん読み聞かせていたのも良かったのかもしれません。分かってくると、日常生活で目に入るものと絵本に出てくるものをリンクさせるようになりました。ある時、絵本に出てきたくまさんを思い出したのか、くまのぬいぐるみを指さして「くまさん!」と言ったりしていました。

分かっているけれど言葉として出てこない子もいると思います。まわりと比べて心配してしまう事もあると思いますが、少し声かけの内容を変えたりすると、実は言えたという事もあるかもしれません。多角的なアプローチをしてみましょう。

30代後半/女の子1人/女性

子供の気持ちを代弁してあげる

1才頃はまだ話し始めたばかりで、言葉の引き出しが少なく、上手く気持ちを表現することができない年齢だと思います。だから、本人が自分の気持ちを話すまで気長に待つしかないと思います。

状況を見て、どうしたかったのか、何が言いたいのかなど、こちらが気持ちを汲み取ることが出来るのであれば、子供の気持ちを代弁してあげるのがいいのではないかと思います。

ただ、こちら側の意思を混ぜ混まないように気をつけないと、親の思惑を押し付けてしまうことがあるように思うので、そのあたりは気にしながら話をしたほうがいいのではないかと思います。

代弁することで子供の言葉の引き出しも増えてくるので、だんだんと話すようになるのではないかと思います。

30代後半/2人兄弟/女性

子どもが聞き取れるよう、ゆっくりと話をする

一歳児の言葉が出なくてもそんなに気にすることはありませんが、少しでも早く言葉を発して欲しいという時は、【大人がゆっくりと言葉を喋ること】が大事だと思います。

子どもは大人の声を聴き、それを記憶し、自分での発語につなげますが、大人同士の会話が早口だと、子どもが言葉を聞き取れなくなってしまうのです。子どもがいる場面だけでも、ゆっくりと話をしてみるのが良いかと思います。

また、最初の言葉は喃語なので、簡単な言葉を子どもの目を見ながら笑顔で話しかけてあげると、子どもも言葉に興味を示し、発語に繋がりやすいです。

なお、一刻も早く喋らせようとすると、子どもには大きなプレッシャーがかかることがあります。成長は人それぞれです。「周りの子は言葉が出ているのにうちの子はまだ出ない…」などと焦らないで、子どものペースで少しずつやって行きましょう。

30代後半/3人姉妹/男性

ゆっくりはっきり発音するようにする

次男の言葉が遅かったので、スピーチセラピーに相談したことがあります。専門家の方と次男のやり取りを見ていたら、私よりも「ゆっくりはっきり発音」していました。

例えば、専門家の方が赤い車の玩具を持ち、「あかい くるま」とゆっくりはっきり言って、次男に「どうぞ」と渡しました。次男がその車を持って見ている時、その方は「あかい くるま」と繰り返して言っていました。

私の場合、同じシチュエーションだと、「赤い車があるね」と大人と話す速さで話しかけていた気がするので、はっきりゆっくり言って、どうぞをしてあげたり、子どもが興味を示したものを、ゆっくりはっきり伝えるように言うのもいいと思いました。

子どもは早くおしゃべりする子もいれば、言葉を溜めて一気に話し出す子、ゆっくり話す子、色々いるので、あまり心配せずに毎日楽しんで話しかけたらいいと思います。言葉が返ってこなくても、お子さんはニコニコ反応すると思うので大丈夫です。

40代前半/3人兄妹・姉弟/女性

親の口の動きを見せる

息子は比較的早い段階からおしゃべりができる子でした。1歳になる前から向かい合った状態で、子ども用の図鑑を一緒に見て、例えば図鑑の中の牛を指差しながら「ウシさん、モーモー、モーモー、モーモー」としつこく鳴き声を真似すると、不思議がってこちらをじっと見て、口元を真似するような仕草をすることがありました。

よく離乳食の時、自分自身が食べる真似をしてから、スプーンを子どもの口に寄せて食べさせる方も多いと思います。もしかすると、親の口の動きを見せることに良い効果があるのかな?と思いました。

また、息子は1歳で保育園に入園したのですが、担任の先生からお話が上手だと褒められることがよくありました。もちろん、沢山のお友達から良い刺激を受けたこともあると思いますが、何よりもYouTubeが効果的だったと確信しています!(笑)

子ども向けの動画を見せていましたが、息子が動画の登場人物やキャラクターの真似をしてセリフを話していたことが多々あって、かなり衝撃的だったのを覚えています。賛否両論ありますが(笑)

20代後半/男の子1人/女性

抽象的な言葉を使わず、きちんと名称を伝えてコミュニケーションをとる

喃語は発声していますか?「あー」や「うー」もお子様にとっては一つの言葉ですし、周りに対してアピールしている言葉になります。まずは音を発信し、それから言葉を発語する段階に入ります。

併せて、ママやパパが呼びかけた時に反応はしていますか?ママやパパが離れた時に後追いはしますか?これらが出来ていれば、あまり心配する必要はないと思います。

また、お子様に何かを渡す時は、「はい、これだね」といった抽象的な言葉を使わずに「はい、タオルね」など、きちんと名称を伝えてコミュニケーションをとることも大切です。大人が名称を伝えることで、お子様は”これが、タオルなんだ”と覚える機会になります。

したがって、大人が何かを表現する際には、可能な限り名称を統一した方が良いと思います。例えば、「パパ」「お父さん」「とと」などいろいろな呼び方で呼んでしまうと、お子様が混乱してしまうかもしれないからです。最初のうちは統一しておくと、覚えやすいと思いますよ。

40代前半/2人姉妹/女性