「1歳児が突然大泣きする…」と悩んでしまうこともありますよね。
対処法としては「子供の気持ちに共感・代弁する」や「優しく見守る・慌てず対処する」が挙げられますが、同じ経験を持つママやパパが実際に対処した方法や体験談を知りたい方も多いのではないでしょうか?
この記事では、パパママ200人に聞いた1歳児が突然大泣きする時の対処法ランキングに加えて、リアルな体験談と共に対処法33選をご紹介しています。
目次
1歳児が突然大泣きする時の対処法ランキング
順位 | 割合 | 1歳児が突然大泣きする時の対処法 |
---|---|---|
1位 | 21% | 子供の気持ちに共感・代弁する |
2位 | 21% | 優しく見守る・慌てず対処する |
3位 | 18% | 他に注意を向ける・環境を変える |
4位 | 15.5% | 抱っこする・安心させる |
5位 | 7.5% | 適度なスキンシップをする |
6位 | 2% | 我が子の愛おしさを再確認する |
その他 | 15% | 上記以外の回答 |
famico編集部が行った『パパママ200人に聞いた1歳児が突然大泣きする時の対処法アンケート』によると、1位は『子供の気持ちに共感・代弁する』、2位は『優しく見守る・慌てず対処する』、3位は『他に注意を向ける・環境を変える』という結果に。
割合で見てみると、1位の『子供の気持ちに共感・代弁する』が約21%、2位の『優しく見守る・慌てず対処する』が約21%、3位の『他に注意を向ける・環境を変える』が約18%となっており、1~3位で約60%を占める結果となりました。
それでは、具体的な体験談と共にパパママ編の1歳児が突然大泣きする時の対処法33選をご紹介していきましょう。
1位|子供の気持ちに共感・代弁する
泣く理由を探し、子供の気持ちを代弁してあげる
うちの子は我が強いのか、意思表示をはっきりする子で、よく泣いて自分の想いを伝えようとしていました。突然大声で泣かれると焦ってしまい、早く泣き止ませないとと思って、つい「泣かないで」なんて声がけしてしまいがちです。でも、私たち大人と同じように、子供だって理由があるから泣いて訴えるんだと思います。
そのような時は、言葉でうまく伝えられない子供に代わって、大人たちが泣く理由を探し、子供の気持ちを代弁してあげるように心がけていました。たとえば、一緒に買い物に行った時、自分も何か持ちたいけど伝えられなくて泣いている時は、「〇〇ちゃんも何か持ちたかったんだね。お手伝いしたかったんだね。じゃあこの〇〇をお願いしようかな」などと共感し、できそうなお手伝いをお願いしてみます。また、遊んでいる最中、思うようにいかなくて泣いている時は「うまくできなくてくやしいね。もう一回、一人でやってみる?それともママと一緒にやってみる?」など、もう一度取り組む機会を作ったりします。
このように「泣き止ますこと」に焦点を合わせるのではなく、理由を探して気持ちを共有したほうが泣き止むのが早かった気がします。
余裕ある対処ができればいいですが、親も疲れていたり気が滅入っている日もあると思います。そのような時は少し時間と距離を置いて(家の中などできる環境で)冷静になって対処するのもありだと思います。
30代後半/女の子1人/女性
子どもの気持ちに共感し、代弁する!
1歳の子供は、少しずつ自我が出てきますが、まだ自分の気持ちを言葉で伝えるのが難しい年頃です。我が子は言葉が出るのが遅く、1歳頃は自分の思いをうまく伝えられずに泣いていました。
そういう時に大切にしていたのは、泣いている理由を考え、代弁し、気持ちに共感することです。泣いている我が子を抱っこし、落ち着いてきた頃に「〇〇だったんだね」と気持ちを代弁しました。その際、たとえ大人が注意したくなるような理由でも、一度は「そうだったんだね」と共感することを意識していました。そして、子供の気持ちが落ち着いた頃に、良くない事はなぜ良くないのかを伝えていました。
なかなか泣き止まない時にはその場を離れ、環境を変えてクールダウンさせることで落ち着いてくることもありました。
また、自分の気持ちに余裕がないと、落ち着いて子供と向き合うことが難しくなることがあるので、自分自身、穏やかに過ごせるように意識して過ごしていました。
30代前半/2人兄妹・姉弟/女性
同じ目線で、子供の気持ちを代弁!
一歳児が大泣きする時は、自分で自分の気持ちをまだうまく言えないのが理由である場合が多いです。そんな時は子供と同じ目線になるようにしゃがみ、「何故泣いてるの?」や「何が欲しいの?」等の質問を一度してみて、それで解決できるのかを探ります。
子供が話せそうなら、ゆっくりといろんな選択肢を出して聞き出します。逆に悪化するようなら質問するのはやめ、「嫌だったんだねぇ、欲しかったよねぇ、痛かったよねぇ」等、子供の気持ちを代弁します。少し泣きつかれてきたら、背中をさすりながらその言葉を繰り返します。
その後は「あっ、あの赤い車かっこいい!」や「ちょうちょが飛んでるねぇ」とか言って注意をそらしました。
親が焦っていると子供は敏感に感じ取るので、時間は気にせず「どうぞ、好きなだけ泣きな」という気分でいて、「あなたは泣いてるけど、ママはハッピーだよ」という雰囲気を出して、一緒に気分を下げないように気をつけました。
30代後半/女の子1人/女性
子どもの気持ちに寄り添ってあげる
うちの子どもは1歳を過ぎた頃から自我が芽生え始め、1歳半頃にはイヤイヤ期に片足を突っ込んでいる状態でした。最初は私も大泣きされるたびに戸惑ってしまい、特に外での場合は周りの目を気にして、とにかく泣き止ませようと必死でした。でも、結局そういう時って自分が焦っちゃっているので、子どもにもそれが伝わるんですよね。だから、余計に火に油を注ぐみたいな感じになってしまって・・・。
1歳頃はまだ言葉もそこまで話せないので、自分の気持ちを上手く伝えることができません。大泣きしてしまった時はまず「そうだよね。〇〇がしたかったんだよね」とか、子どもの気持ちに寄り添ってあげるようにしました。あとは他の遊びを提案したりして、泣いていることから気をそらしたり。
それでも泣き止まない時は、自分もいったんその場から離れ、深呼吸したり気持ちを一旦落ち着かせたりしました。
そんなこんなで気づいたら意思疎通ができるところまで来て、少し楽になったかと思えば、魔の3歳児に突入です(笑)その時その時で親も一緒に勉強して成長ですね。きつい時期も、過ぎればあっという間です。
30代前半/女の子1人/女性
まず抱っこして辛かったという感情に共感してあげる
よくあるのは、兄弟で同じおもちゃを使おうとして、兄が弟を押し倒して大泣きするパターンです。まあ、このパターンであれば、兄になぜ悪いのか教えながら叱り、弟に別のおもちゃで遊ぶように促します。
あるいは、まず抱っこして辛かったという感情に共感してあげたりします。いずれにせよ、頭ごなしに怒ることだけはしないように心がけています。
ただ、何回も続くと反射的に怒ってしまう時がどうしてもあります。これは子育てをやっているパパママには共通の悩みではないかと思っています。
そんな私が子育てをしながら学んできたのは、「なぜ」を大切にすることでしょうか。私たちの日常生活でもこの考え方は大事だと思いますが、子育てにおいても変わらないのだなと思いました。子供の思考力を養うには、そうした教育をして訓練していくことが大切だと思っています。
30代前半/2人兄妹・姉弟/男性
そばにいて共感してあげる
こどもが突然大泣きすると驚きますよね。つい、すぐに抱きしめて泣き止ませたくなってしまうのですが、少し我慢して肩や背中に触れながら、泣いている理由を聞いてあげています。発語がまだの時からそうしていました。
それから、子供が泣く前の行動、やりたかった事を言葉にして言ってあげます。たとえば「ボール取りたくても、取れなかったんだよね?」とか「尻もちついてびっくりしたんだね」とか、なるべく共感してあげるように心がけています。泣き止むタイミングは本人次第なので、気長に向き合っています。
ただ、あまりに泣いてしまって仕方ない時は、その場から離します。泣き止んだ時には必ず「落ち着いた?」と声をかけて抱っこしています。何で泣いているのかにもよるのですが、無理に泣き止ませたり笑わせたりせず、そばにいて共感してあげるに徹しています。
「泣いていること」に罪悪感を持たせないように接してあげると、こどもも「なぜ泣いたのか・泣いているのか」を言おうとしてくれるようになりました。
40代前半/女の子1人/女性
なるべくガッツリ寄り添い、子供の思いを受け止める
この頃の赤ちゃんは、歩けるようになったり、自分の簡単な要求を伝えられるようになったりと、毎日たくさんの刺激の中で過ごしていると思います。大人とのやりとりや真似を楽しんだりして、可愛い瞬間はたくさんあると思います。
私が常に考えているのは、赤ちゃんの突然の行動にも理由あるんだということです。例えば、おもちゃで楽しく遊んでいたのに、急に泣き始めたりすることもあります。泣き始めた瞬間を見ていなかったとしても、「夢中になりすぎてお腹空いたこと(眠くなっていたこと)を忘れちゃってて、今思い出したのかな?」とか「おもちゃの車を踏んだり、タイヤに手が入ってびっくりしたかな?」とか、「ママに甘えたくなっちゃったかな?一緒にやりたいのかな?」などと思いを巡らします。
手振り身振りで分かればいいですが、わかってあげられずにぎゃーっと怒られることもよくあります。その時は推理しつつも「うーん、なんかやだったんだね、そうかそうか。わかんなくてごめんねー」と伝え、抱っこしながら思いを受け止めるようにしています。抱っこしながら落ち着いたトーンでお話したり、気を紛らわせるようにすると、ケロリと元気になってまた遊び始めることもあります。
余裕がない時もありますが、なるべくガッツリ寄り添った方が、機嫌を取り戻すための時間は早いと感じています!笑
20代後半/男の子1人/女性
子供が何を伝えたいのか理解しようとする姿勢を見せる
現役のカリスマ保育士・てぃ先生のYouTubeチャンネルで、「子供は上手く言葉にできないけど大人に伝えたいことがある時に、突然大泣きすることがあるので、それを理解してあげることが大切」と言っていました。
なので、まずは子供が何を伝えたいのか理解しようとする姿勢を見せないと、泣き止まないと思います。
こちらの読解力の問題もあり、どうしても理解できないと、子供はまた泣いてしまいますが、「ごめんね」と伝えて「でも理解しようとしているんだよ」という姿勢をキープしていました。
うちの子限定かもしれませんが、どうしようもなくなったら抱っこでトントンしながら待てば、そんなに時間はかからず泣き止みました笑
20代後半/2人兄妹・姉弟/女性
2位|優しく見守る・慌てず対処する
泣きつかれるまで泣かせる
理由がわからずに泣かれちゃうと、「どうしてだろう」とか「なんで泣くの」とか思ってしまいますが、私の場合は「泣くことによって、子供ならではのストレスの発散や表現をしているんだ」と思い、泣き疲れるまで泣かせていました。
かまって欲しい時やお腹がすいた時、オムツが汚れた時など、理由がわかっている場合は、それぞれ対応します。ですが、理由がわからない状態の時は、「泣け泣けー!いーっぱい、泣いていいんだよー!」と言ったり、一緒になって泣くフリをしていると、逆に心配してくれたり笑ってくれたり等、泣き止むことが多かったです。
また、ちょっとずつ「なんで泣いているのか」を教えてくれるようになりました。
現在5歳ですが、未だにその方法を実施しています。子供と同じ立場で考えることを心がけ、日々過ごしています。
20代後半/男の子1人/女性
慌てずに子供を観察する
まだ言葉で意思疎通ができない1歳の子供が当然大泣きすると、何事かと思ってとても焦りますよね。あまりに激しく泣かれると、病気を疑って一日中心配していました。病気なら病院に行く必要があるのですが、はっきり病気だとわかる症状も無いので、家で様子を見るしかなくてとても不安でした。
やはり1番は、普段の様子と比べて違うところがあるのか、ただ泣いているだけなのかなどをよく観察することが大切だと感じました。少しでもおかしいと思えば、迷わず病院に行くことも大切だと思います。
毎日見ている子供なので、どこかおかしなところが有れば、なんとなくわかると信じています。
子供の突然の大泣きでも焦らず、よく観察していきましょう。
20代後半/2人兄妹・姉弟/女性
様子を見ながら、「何に反応しているか」を探る
原因がわからず子供が突然大泣きすると、保護者の方はとても驚いたり、焦ったりすると思います。また何をしても泣き止まない状態が続くと、イライラしてしまったりする事もありますね。そんな時ほど、私は毅然と対応するようにしています。
私の娘は1歳を過ぎてから、頻繁にパニックを起こすようになり、1日中大泣きし続けている事がよくありました。理由は1日ではわからなかったので、データを取るように様子を見ながら、「娘が何に反応しているか」を探るように過ごしていました。
具合が悪そうでなくて、元気に泣いているなら大丈夫ですよ。
逆に少し放っておいても良いので、保護者の方が呼吸を整えたりして、自分の事を少しはできるように振る舞えたら良いと思います。
30代前半/女の子1人/女性
収まるまで優しく見守る
子どもの突然のギャン泣きは、理由がわからないことが多いと思います。お座りして一人遊びをするようになった頃によくありました。特に何があったわけではなく、突然起きます。
うちの場合は特に、寝起きのことが多かったような気がしています。夢と現実の区別がついておらず、混乱しているかのような感じで、声をかけても何を言ってもまったく届きません。触ることも嫌がり余計にひどくなるため、収まるまで優しく見守るしかありませんでした。
収まったあとは、本人もケロッとしております、何もなかったように落ち着いています。
大体5分~長いと10分くらいは続くかもしれませんが、必ず収まりますので慌てず焦らず見守ってください。そして、落ち着いたら優しく声をかけ、抱っこしてあげてください。
40代前半/女の子1人/女性
抱っこをしていつもと様子に変わりがないかチェックする
何の前触れもなく子供が大泣きした時は、「何かにぶつかった」とか「体の一部をどこかに挟んだ」など、外傷の場合が多いので、子どもがいた周囲を確認し、子ども本人に外傷がないかを確認しましょう。
目立った外傷がない場合でも、暫くすると痣になって出てくることがあるので、しばらく抱っこをして様子を見ます。
また、周囲の確認をして、触っていた物がかけたり壊れていないかをチェック。何かが壊れていて、その破片が見当たらない時は子どもが飲んでしまっている場合があるので、その場合は壊れているものを持ってすぐに病院を受診します!
外傷がなく、いきなり大泣きする時は、不機嫌になっているか何かの病気の可能性があるので、抱っこをしていつもと様子に変わりがないか、子どもが何を求めているのかを見るようにし、嘔吐や発熱があった時はすぐに病院を受診するのがいいです。
抱っこや玩具で落ち着いた時は、しばらく様子を見て機嫌が悪くないかを見るといいですね。
30代後半/3人姉妹/男性
体調不良やケガをしていないかチェック
1歳の頃、子供が突然大泣きしだした時は、体調不良の前触れや静かにケガしていたことが多かったです。体がしんどい状況が言葉で伝えられず、泣いて表現しているようでした。
そのため何の前触れもなく大泣きする時は、体は熱くないか、下痢していないか、ケガはないかチェックしていました。体調不良の時は触った時に体温がいつもより熱く、熱を測ったら発熱していました。更に下痢していることも多かったですね。抱っこしてなだめてみても全然泣き止まず、大変でした。
他にはこちらが目を話した隙にケガをしていることもありました。扉で指を挟んでいたり、静かに頭を打ったりして痛くて泣いていたようでした。
そうならないよう、ドアストッパーを増やすなど、部屋の見直しもしましたね。
30代前半/2人兄妹・姉弟/女性
慌てずに落ち着いて基本の対処をする
1歳の子どもが突然泣きだす原因は、いくつか考えられます。基本的に赤ちゃんが不快に感じる空腹、おむつの濡れ、暑かったり寒かったりや、着ている服の感触などが挙げられるかと思います。なので、まずはそれらの原因を一つひとつ解消してあげるのが第一だと思います。
また、お昼寝などの寝起きに激しく泣くこともあります。1歳児は生活サイクルが少しずつ整ってくるのと同時に、起きている時に体験したことを刺激として記憶するようになってくるようです。それが寝ている時に夢に出てきて、夢と現実が混同して恐いと感じることが原因の一つのようです。
その時は、抱っこをして「大丈夫だよ」「恐かったね」など優しく声かけをしてあげるのが良いかと思います。
しかし、それらの原因が見つからず、突然激しく泣き出して止まらなくなる場合は、体の不調を訴えている可能性も考えられます。あまりに長時間泣き続ける場合には、かかりつけの小児科に電話するなどして相談してみるのも良いかと思います。
40代前半/女の子1人/男性