1歳児が物を投げる…パパママが実践した対処法

1 歳 もの を 投げる

「1歳児が物を投げる…」と悩んでしまうこともありますよね。

対処法としては「物や人が痛がっている事を教える」や「投げて良い物と交換・上手に誘導」が挙げられますが、同じ経験を持つママやパパが実際に対処した方法や体験談を知りたい方も多いのではないでしょうか?

この記事では、パパママ200人に聞いた1歳児が物を投げる時の対処法ランキングに加えて、リアルな体験談と共に対処法32選をご紹介しています。

1歳児が物を投げる時の対処法ランキング

順位 割合 1歳児が物を投げる時の対処法
1位 22% 物や人が痛がっている事を教える
2位 19.5% 投げて良い物と交換・上手に誘導
3位 16.5% 目を見て真剣に伝える・根気強く
4位 13.5% 子供の気持ちに寄り添う
5位 8% 安全な環境を作り、気楽に対処
6位 7.5% 淡々と接して子供の興味を削ぐ
その他 13% 上記以外の回答

famico編集部が行った『パパママ200人に聞いた1歳児が物を投げる時の対処法アンケート』によると、1位は『物や人が痛がっている事を教える』、2位は『投げて良い物と交換・上手に誘導』、3位は『目を見て真剣に伝える・根気強く』という結果に。

割合で見てみると、1位の『物や人が痛がっている事を教える』が約22%、2位の『投げて良い物と交換・上手に誘導』が約19.5%、3位の『目を見て真剣に伝える・根気強く』が約16.5%となっており、1~3位で約58%を占める結果となりました。

それでは、具体的な体験談と共にパパママ編の1歳児が物を投げる時の対処法32選をご紹介していきましょう。

1位|物や人が痛がっている事を教える

物や人が痛がっている事を教える

大げさに事の重大さを知らせる

1歳4ヶ月の息子がおもちゃなどをすぐに投げてしまい、困っておりました。

子育て支援センターの先生に相談したところ、子供が物(例えばぬいぐるみ)を投げた時は「痛いよ!えーんえーん」とぬいぐるみに感情を持たせるようにして悲しみを伝え、「〇〇ちゃん(ぬいぐるみ)が痛いって言ってるよ!かわいそうだよ!」と付け加えて言うようにしたり、子供が投げた物が当たってしまった時は大げさに「痛い!パパもママも悲しいよ!」と言って、事の重大さを知らせるという方法が効果的なんだそうです。

つい、「ダメ!」と怒鳴ったりしてしまいがちですが、このような言い方を繰り返し行うことが良いとのことなので、なるべく意識的にするようにしています。

40代前半/男の子1人/女性

大袈裟な反応をして、投げて良い物と悪い物の区別がつくようにする

子供にストローで水を飲むトレーニングカップを手渡す度に、カップをブンブン振ってからぽいっと投げていました。本人は楽しそうでしたが、保育園の入園も控えていたため、おもちゃを投げたりしてお友達に怪我をさせたら大変だと思いました。そもそも物を投げるべきではないと教えなければなりません。

ちょうどボール遊びを覚えた時期だったので楽しかったようなのですが、投げて良い物とだめな物を区別出来るように関わりました。

ボールや風船など投げて良い物を投げた時は拍手したり褒めたり、撫でたりしました。しかし投げてはいけない物を投げた時は、「あっぷだよ」と少し怒るような声と表情で注意したり、投げた物を撫でながら「かわいそう…大事大事」と悲しい表情で拾ったりしました。

そういったことを繰り返すうちに、子供も投げて良いか悪いかの区別がついて投げなくなりました。

40代後半/女の子1人/女性

『投げたら痛い痛いだよ』と伝える

私の娘も物を投げる事にハマっているようで、手に取ればバンバン投げます。その度に、『物は大事大事してね!投げたら痛い痛いだよ』と伝えるようにしています。まだ言葉もはっきりと分かるわけではないですが、小さい頃からの言葉でいつか分かる時が来ると信じて、毎回言うようにしています。

ただ私も、娘がボールを持った時には『ポン、してごらん!』と言っているので、何故ボールは投げても良くて他の物はダメなのか、区別させるのは難しいなと思っています。でも、いずれ理解できる時が来ると思っています。

「今は投げたら物が落ちるという事が分かるようになっている段階なのだ」と考え、成長のひとつとして見ています。

20代前半/女の子1人/女性

「〇〇が痛いよ」と説明する

我が子は歩けるようになった頃から、いろいろなものを手にしては投げていました。中にはスマホだのTVのリモコンだの、壊れそうで怖いものもありました。コップも持ったことがあります。

また、投げるだけでは飽き足らず、ソファの下に走って持って行って投げ入れることもしばしば・・・。おかげでいろいろなものがなくなりました。

そこで、子供がものを投げた瞬間、「〇〇さんが痛いって言ってるよ〜。え〜んえ〜んだよ〜」と説明していくと、徐々に「投げると痛いんだ」ということがわかりはじめ、いつの間にかやめてくれました。

50代前半/2人兄妹・姉弟/女性

「おもちゃが痛い痛いだよー」と言う

現在、3歳と2歳の娘が居ます。最近はなんでおもちゃを投げたらいけないのかわかるようになったのですが、それを理解してくれるまではどう言葉かけするか悩みました。

自分の中の育児ルールとして、「ただダメと言うだけの叱り方はしないようにしよう」と決めていたので、「なんでそれをしたらダメなのか」を1歳の子でも簡単にわかるように説明することを考えました。

それからは物を投げる場面に遭遇した時は、「お人形さん痛いから可哀想だよ。ダメだよ」と言うようになりました。

「痛い」という言葉は子供でもわかりやすい表現なのか、その言葉かけに変えると、投げたおもちゃを拾って「痛いの痛いの飛んでけー」や撫で撫でして「ごめんね」などが出来るようになりました。

20代後半/2人姉妹/女性

親が物の気持ちになって泣く

うちの子が物を投げる時は、特に理由がないことが多かったです。手を離したら飛んでいった、姉弟と遊んでいる時にたまたま投げてみたら楽しかった、など。

しかし、遊びがヒートアップする時や、何か思い通りにならない時に近くにあったおもちゃやぬいぐるみを投げる等、「物に当たる」ような態度になったことがありました。「物を投げるとどうしてダメなのか」を伝えたくても、まだ言葉の理解が難しい時期なので、うまく伝わらないことも多かったです。

そういう時には、私がおもちゃの気持ちになって泣いてみたりしました。そうすることで、まだ言葉が覚束ない1歳児でも「ママはなんで泣いているんだろう?投げられたおもちゃが痛い痛いかな?」と考えるようになってくれました。

また、徐々に大きくなるにつれて理解してくれるようになります。気長に大らかな気持ちで今しかできない子育てを楽しみたいですね。

20代後半/2人兄妹・姉弟/女性

投げたものも痛いと教える

うちの子は一歳前から歩けるようになり、しばらくすると上手にものを持って歩けるようになりました。そうすると悪気はないと思うのですが、なんでもポイポイ投げるようになりました。小さいおもちゃから固い絵本まで…。

そういうものが飛んできて当たると結構痛いです。小さいものなら我慢できますが、絵本の角が当たった時には、「いったーい!!」と叫んでしまいました。保育園にも通っているので、これではまずい!と思って色々考えました。

本人も「投げた物が当たると痛い」ということはなんとなくわかっているようなので、人が当たったら痛いのは当たり前として、投げたものに対しても、「絵本も投げたらイタタだよー」などと教えてみました。

劇的な改善はなく、少しはわかってくれたかなぁ?という感じです(笑)しばらくはこれで続けていきたいと思います。

30代後半/2人兄妹・姉弟/女性

あまりにもひどい時は、ケガしたふり!

1歳になると、子供もできることが少しずつ増えてきて、親子で遊べる内容も多くなってきます。うちでもボール遊びの延長で、積み木やお菓子を投げたりする我が子に対し、つい大きな声で叱ってしまうこともありました。

ただ、ボール遊びの時は「上手にポーンて出来たね~」と褒めていたので、子供も混乱しているのかも知れないと思い、何が良くて何が悪いのかをちゃんと教えなければならないと感じました。

そこで、子供が積み木を投げた時は、わざと当たりにいってケガをしたふりをしました。そうすると、子供が困ったような悲しそうな顔をしたので、改めて積み木は投げちゃダメなんだということと、「相手にケガをさせたら、ごめんなさいと言うんだよ」ということを教えました。すると言葉にできなくても、ちゃんと頭をペコッとさげて、ごめんなさいができるようになりました。

伝えるのは難しいですが、子供なりに理解してくれる日はくるので、心に余裕をもって親子そろって少しずつ成長できたらいいと思います。

30代前半/3人兄妹・姉弟/女性

2位|投げて良い物と交換・上手に誘導

投げて良い物と交換・上手に誘導

投げても安全なもの、場所で投げさせてあげる

子供に善悪を教えて意味があるのは、2歳以降と言われています。それまでは叱られた理由が分からず、怖い気持ちだけが残ることもあります。なので、うちは余程の危険を伴う行為以外は叱らないようにしていました。

そもそも「物を投げる」という行為自体は決して悪いことではないですよね?周りの人に悪意を持って危険な物をぶつけるのは論外ですが、ボールを投げたり、離れたところに届くように何かを放ったりするのは至って普通の行動です。1歳の子供にとって、物を投げて飛んでいく様はさぞ面白く、楽しいものでしょう。うちの娘も、お座りができた頃から物を投げることが好きでした。

なので、危ない場合のみ止めて、安全に投げる方法に変えていました。例えば、室外では柔らかいボールを渡したり、室内なら寝室など物の少ない部屋に移動して、小さなタオルを一緒に投げて遊んだりしました。

子供の好奇心は成長の証です。危険だからという理由で全て止めてしまうのではなく、安全に楽しくできる方法を教えてあげたいと思っています。

30代後半/2人姉妹/女性

投げても良いものを与える

息子は1歳頃から物を上手に投げる事ができるようになりました。初めての子供で、投げる行為について心配だったので、児童館の先生に相談しました。すると、投げる行為を無理にやめさせない方が良い事と、柔らかいボールなど投げても良いものを与えるように言われました。

何でも投げるので、固い物は手の届かない場所に置き、小さなぬいぐるみをたくさん床に置くようにしていました。

一口サイズの小さなおむすびも、食べる前に投げていました。そうすることはわかりきっていたので、いつも足元にレジャーシートか新聞紙を敷いて、掃除を楽にしていました。

石などを投げようとしたら、それは投げてはいけない事を子供に伝えて、親が石を受け取ります。男の子は石や小枝を集めたり投げたりが好きなので、公園などでは注意が必要でした。

40代後半/3人兄弟/女性

遊びを通じて、十分に投げるという行為を経験させる

1歳児は、自分で出来ることをするのがとにかく楽しいんですよね。物を投げられるようになったことも嬉しくてたまらないんだと思います。

親としても、成長の過程でせっかく子供が出来るようになり楽しんでいることを止めたくありません。それに躾として言葉で説明しても、1歳児の頭では理解にも限界があります。

ですので、我が家では投げられて困るものは、できるだけ手の届くところに置かないようにしていました。

ただ、それだけでは投げるという運動の経験が不足してしまうので、公園などの広い場所でのボール投げ、拾ったドングリや河原で小石を投げてみる、あるいは屋内でも紙飛行機を一緒に作って投げる(飛ばす)といった遊びを通じて、十分に投げるという行為を経験させることも子供の成長には重要だと思います。

50代前半/男の子1人/男性

柔らかいボールを渡す

触らないで!引っ張らないで!投げないで!!(壊さないで!!)と言い続ける日々に嫌気がさしていた時、先輩ママに「物を投げ始めるようになったら、柔らかいボールを渡すといいよ」とアドバイスをもらいました。この提案は、育児で切羽詰まっていた私にとって、目から鱗でした!

今まで「ボールは投げて遊ぶおもちゃ」としか認識していなかった私でしたが、赤ちゃんが「投げないで欲しい物」を持った時、すかさずボールと交換することで、スムーズに「これは投げてはいけないよ、こっちは投げてもいいよ」と教える事ができました!

子どもにとって「あれダメ、これダメ!」だけでは不満が募ります。ボールを好き放題投げて良いとなれば、「楽しく投げたい!」という気持ちを尊重してあげられますし、何より私の心が穏やかになりました。

ついでに子どもとおうちでボール遊びをして、親子で楽しい時間になりました。

20代後半/3人兄妹・姉弟/女性

「痛いよ」とだけ伝え、他に興味を持たせる

まだ善悪がわからない子供に対して、大人目線で禁止事項を押し付けないようにしています。その方が自分の気持ちが楽になるんです。

代わりに「こうしたら痛いよ」と声かけして、他に興味を持たせるようにします。そうすることによって、ものを投げるという行動から離れて、他に興味を持ち、投げなくなりました。

それでもダメな時は、子供の投げたものに当たったフリをして泣きまねをしてみたり、投げて大人が反応することに楽しみを感じている時は、あえて無視をしてみたりしました。

子供は幼いうちから大人の態度や行動から察することがあったので、意外と効果がありました。大きな声で叱ると「怒られた」という印象だけが残ってしまうので、本質が伝わるような対応を心がけていました。

20代後半/女の子1人/男性

物を投げる時はボール遊びに切り替える

私の娘はテンションが上がってくると、近くにあるおもちゃや絵本を投げてきます。人に当たったり、自分に当たったりしてけがをしては困るので、物を投げたらすぐに「危ないからやめようね」「ぶつかったらイタイイタイだよ」と声をかけるようにしています。本人も、何か悪いことをしている、注意されているといったことは分かっているようなので、根気強く接していこうと思っています。

ボール遊びの時は投げても注意をしないので、こっちは投げてもいいんだ!と認識しているみたいです。

なので、物を投げる時はボール遊びに切り替えて、「ボールは投げてもいいよ、楽しいね」と声をかけ、何を投げてもよくて、何を投げてはいけないのか伝えられるように、日々声かけを頑張っています。

20代後半/女の子1人/女性

運動もかねてやわらかいボールを与える

息子は男の子なだけあって、小さいながらも力強く投げていました(笑)

ダメと言ってもわからないし、さすがに危ないので、運動もかねてやわらかいボールを与えるようにしました。ボール以外を投げる時は、ダメと伝えて取り上げます。毎日同じことを繰り返していたら、ボールだけを投げてくれるようになりました。的があると、さらに狙ってくれるかもしれません!

息子のボール投げは四歳になった今でも続いており、なかなかの距離を投げています。おかげさまで肩が本当に強くなり、スイミングにも活かせています!

ダメと伝えてもわからないのは百も承知。ならばイライラしないように方法を考えるしかないと思います。

20代前半/男の子1人/女性