1歳児が離乳食を食べない…パパママが実践した対処法34選

1 歳 離乳食 食べ ない

「1歳児が離乳食を食べない…」と悩んでしまうこともありますよね。

対処法としては「食事が楽しいという印象付け」や「無理しない・気負わない」が挙げられますが、同じ経験を持つママやパパが実際に対処した方法や体験談を知りたい方も多いのではないでしょうか?

この記事では、パパママ200人に聞いた1歳児が離乳食を食べない時の対処法ランキングに加えて、リアルな体験談と共に対処法34選をご紹介しています。

1歳児が離乳食を食べない時の対処法ランキング

順位 割合 1歳児が離乳食を食べない時の対処法
1位 34.5% 食事が楽しいという印象付け
2位 23% 無理しない・気負わない
3位 20% 食べる物を与える・好みに寄せる
4位 5.5% 大人が食べても美味しい物にする
5位 2.5% お腹を空かせる
その他 14.5% 上記以外の回答

famico編集部が行った『パパママ200人に聞いた1歳児が離乳食を食べない時の対処法アンケート』によると、1位は『食事が楽しいという印象付け』、2位は『無理しない・気負わない』、3位は『食べる物を与える・好みに寄せる』という結果に。

割合で見てみると、1位の『食事が楽しいという印象付け』が約34.5%、2位の『無理しない・気負わない』が約23%、3位の『食べる物を与える・好みに寄せる』が約20%となっており、1~3位で約77.5%を占める結果となりました。

それでは、具体的な体験談と共にパパママ編の1歳児が離乳食を食べない時の対処法34選をご紹介していきましょう。

1位|食事が楽しいという印象付け

食事が楽しいという印象付け

好きな物を与え、食べることが嫌だと思わなくさせる

うちの子も全然離乳食を食べてくれなくて苦労しました。色んな味や食品を試しましたが、口からべぇっと出してしまい、全然進まず次第に離乳食を作るのが嫌になりました。

そんなうちの子が唯一よく食べるのが、食パンとベビーせんべい。嫌な思いをして離乳食を作るくらいなら、いっそ好きな物だけ食べさせた方がお互いに良いのではないかと、思い切って1週間ほど離乳食作りを止めて食パンとせんべいと母乳の生活に変えました。すると食べることが嫌じゃなくなったのか、次第にもっと欲しいと言うようになり、少しずつ口に新しいものも入れてくれるようになりました。

その時、重要なのは少しでも嫌がったら与えるのを止めること。嫌な思いをするとまた1からやり直しになるので、気長に欲しがるものを与えていきました。

おかげで1歳半くらいになると、半年前が嘘の様に沢山食べてくれるようになりました。

30代前半/2人兄妹・姉弟/女性

口に入れた時は、とにかく褒める

うちの子は1歳を過ぎてから、自我が段々と芽生えてきたと同時に、食にもこだわりや好みが出てきました。それまでは、何でも自ら口に入れて食べてくれていたのですが、自分の好みの味ではなかったり食感が嫌だと出すようになってきました。緑の野菜が特に苦手になってしまった様で、見ただけでもイヤイヤと拒否してしまいます。また1度でも苦手な味や食感だと感じた物は、もう次からは食べてくれなかったりします。

ただ、野菜はしっかりと食べて欲しいので、手作りふりかけにしてご飯に混ぜたり、ご飯で覆い隠して口に持っていったりして食べさせています。

自ら頑張って口に入れた時は、とにかく褒めています。「すごいね!」「食べられたねー!」となるべく大袈裟気味に褒めています。まだ言葉をしっかり理解出来ない年齢なので、子供に伝わるよう分かりやすく褒めると食べてくれたりします。

あとは、子供の気分で食べたくない時もあるので、その時はもう無理に食べさせないようにしています。何しても食べない時は「そんな日もあるか」と割り切ってしまいます。あまり考えすぎると私も子供もご飯タイムが嫌になってしまいそうなので、なるべく楽しい雰囲気が出せるようにしています。

30代前半/男の子1人/女性

食べる作業ではなく楽しむ時間にする

うちの子は現在1歳4か月ですが、離乳食にはかなり苦労してきました。本当に食べるものが少ないです。

この子が好きな事は何だろうと考え、拍手を一緒にして笑い合ったり、「できた!(うちの子が大好きな言葉です)」と自分で言えるように誘導することにしました。

まず、好きなものや食べられるものを与え、とにかく褒めます。そうすると本人が「拍手」と「できた」が出来るので喜ぶようになります。その勢いで苦手なものも同じ様に与えると、食べてくれたりします。

食べるのが好きでないのに、「食べなさい」と強要しても、逆効果になる事も多いと思います。なので、本人の好きな事やテンションの上がる事を絡めて、食べる作業ではなく楽しむ時間にすると、親の気持ち的にも楽になると思います。

30代前半/女の子1人/女性

親や周りもニコニコ美味しそうに食べる

1歳といえば、「美味しい」や「好き」という感覚はしっかり有ると思います。勿論、濃い味付けは身体に良くないですが、だからといって出される食事の味付けや食感が全て同じだと、子どもも飽きてしまうと思います。

食器や切り方、盛り付け方も大切ですが、素材そのものの味で勝負するばかりではなく、出汁をしっかり取り、食材に味を移す事も大切だと思います。

あと、子どもは環境にとても敏感なので、親や周りの大人が楽しそうに美味しそうに一緒に食べてあげる事も、食欲をそそる方法だと思います。

あまりにも暑いと食欲も落ちるので、「絶対、何が何でも!」とイライラせずに、「食べない日もあるさ」とゆとりを持つのも必要ですね。

50代後半/女の子1人/女性

食べられたことを褒める

わが子も野菜が大嫌いで、なかなか離乳食が進みませんでした。そこで、好きなおかずの中に苦手な野菜をすりつぶして混ぜこんで、食べさせたりしていました。そして「〇〇ちゃん、今、たまねぎ食べられたよ!たまねぎさん、喜んでいるよ!」といった声かけの繰り返しでした。褒めてもらえると嬉しいようで、積極的になってくれました。

また「とまとさん、〇〇ちゃんに食べて欲しいって泣いているわ」「しいたけさん、〇〇ちゃんとお友達になりたいんだって」といった食材の擬人化は、1歳の頃にはとても有効でした。

あとは、1歳ではまだ意味がわからないかも知れませんが、「ニンジンさんは目に良いよ、よく見えるようになるよ」といった声かけもしていました。根気強くしていたので、5歳になった今でも覚えているようです。

それから、大人も同じ食材を使った料理を一緒に食べたり、同じ時間を共有することが大事だと思います。

40代前半/男の子1人/女性

子供に食べ物が美味しく楽しいと思わせる

まず最初に、離乳食を嫌がる子供はたくさんいると言うことを知って欲しいです。どうしても、「うちの子は他の子と違って、離乳食を全然食べてくれない」と思ってしまうことがありますが、意外と素直に食べてくれる子供は少ないです。

こう思ってしまうと親のほうがストレスに感じてしまい、追い込まれていくので、まずその考え方はしないようにしましょう。

うちの子も、やはり離乳食はほとんど食べてくれませんでした。その時、食べることが楽しいことだと思ってもらえるようにしました。

楽しそうに子供に話しかけながら食べさせたり、おもちゃを使ってストーリー仕立てでご飯を食べさせたり、違うことに興味を持たせて食べさせていました。

40代前半/男の子1人/男性

子供の機嫌を取る

うちの子どもは機嫌の悪い時やママの姿が見えない時には、なかなか離乳食を食べてくれないことがあります。そういった時には、一度子どもを抱っこして、時間をかけて機嫌が良くなるのを待ちます。また、時にはTVで子ども向けのYou Tubeチャンネルを映し、子どもの機嫌を取ることも。

幼い頃からYou Tubeなどを視聴させることに抵抗を覚えるパパ・ママも多いかもしれませんが、子育ては長く続くため、親にとっても負担がない方法を選択することも有りだと思い、妻と事前に相談し決めています。

他にも、笑顔で子どもに接し、「美味しいね!」といった声掛けを行うことも大事です。

離乳食を食べない時に限らず、夫婦でよくコミュニケーションを取り、事前に子育ての方針を話し合っておくことが大切だとつくづく感じます。また、子どもだけでなく、離乳食を用意してくれる妻へのフォローも大切にしています。

30代前半/男の子1人/男性

遊び感覚で楽しく食べさせる

1歳は色々な味を覚えて、好き嫌いが激しくなる時期ですね。私も長女と次女の長きに渡る離乳食ボイコットには、本当に悩まされました。

2人に効果的だったのは、遊び感覚で食べさせるでした。「〇〇ちゃんのお口は、ここかな?それともここかな?」と言いながら、ほっぺや鼻にスプーンをチョンとつけます。そして、「あれ?見つからないなぁ」と、近くをクルクルしてみたりしました。するとキャッキャと喜んで、食べてくれやすくなりました!

与える際は、離乳食の温度に注意してくださいね。私も必ず冷めているか確認してから、子ども達に与えました。

また、1歳児は手で色々な物を掴むことが出来ると思います。サイコロ状の野菜をお皿に乗せて、目の前にドンと置いてみてもいいかもしれません。自分で食べさせる場合は、床が汚れるのでレジャーシートを敷く事をオススメします。

30代後半/3人姉妹/女性

楽しませながらスプーンを口に運び、食べたら褒めちぎる!

離乳食がどんなに美味しいか、アピールする作戦を取りました。食べるふりをして「美味しい」と演技したり、スプーンを目の前でぐるぐる飛行機が旋回するように回して、笑った時にパクッと口に入れるようにしたり、いろいろ工夫しました。

遊び感覚で楽しませながらスプーンを口に運んだりすると、なかなか食べてくれなかった離乳食も少しずつ食べるようになってくれました。

そして食べられたら、もう舞台女優になったように褒めちぎるのです!こうして前向きなアプローチを続け、「食事の時間が楽しい、美味しいものを食べるんだ!」と言う感覚を植え付けるように、時間をとっていました。

なかなか食べてくれなかったり、ベーっと出されてしまうとやっぱり凹んでしまいますが、楽しく食べられるようになったらこっちのものです!

50代前半/3人兄妹・姉弟/女性

楽しい雰囲気を出す

離乳食を食べないことはよくありました。どんなに工夫しても食べてくれないので、かなり悩みました。いろんな味つけや形、大きさを試したりしました。

いろいろやりましたが、一番有効だったのは楽しい雰囲気を作ることでした。食べないから自分が落ち込んでしまうと、子供にも伝わってさらに食べなくなってしまいます。

なので食べない時は、口に運ぶ時に効果音をつけてみたり、少し行儀は悪いかもしれませんが歌を歌ったりしました。笑顔になると不思議と口を開けて食べてくれることが多かったです。

「ごはんは楽しくて美味しいものだよ」とわかると、スムーズに食べてくれるかもしれません。大きくなれば忘れてしまうと思いますが、「食事は楽しいもの」という認識は残ると思います。

30代前半/男の子1人/女性

楽しい雰囲気を作り上げる

少しずつ自我が芽生える時期で、今まで食べていたものも突如食べなくなってしまいます。

そんな時には大好きなキャラクターの出番です!食器に書いてあるキャラクターでもぬいぐるみでも構いません。親はキャラクターになりきって「〇〇くんが食べるところ見ているよ」「とってもかっこいい」などと言葉かけします。

歌を歌うことも効果抜群です。歌は行儀が悪いと思われる方もいるかもしれませんが、子どもが楽しい気分で食事が出来るのならそれが一番だと考えています。

楽しい雰囲気を作り上げることで、食べようとする意欲が高まったり、気分が切り替わることも多いと思います。食べられた時にはたくさん誉め、食べられなくてもそれは仕方ないと考えています。

30代前半/男の子1人/女性

子供のスピードに合わせ、興味を引く

うちの子は嚥下が上手にできず、長いことお粥を作って食べさせていました。ただ飲み込むという行為でも、子供にしたら大変な事です。だって産まれて365日しか経っていないんですもの!

なかなか難しいですが、親のスピード(早く離乳食を進ませたい気持ちや、育児書に書いてある標準の成長基準)は一旦おいといて、子供のスピードに合わせてみるのもいいかもしれません。親が勝手に焦っても、空回りしてしまうだけですからね。

また、「食べて!」だけの声かけでなく、子供の興味を引くようにぬいぐるみに一度食べさせる仕草をしてから口に持っていくとか、食事は楽しいんだと思わせる事に重点を置くといいかもしれませんね。

子育てには『親の物事の捉え方の転換』、『諦め』も必要なスキルなんじゃないかなと思います。

40代前半/3人兄妹・姉弟/女性

食事に関することで気分転換させる

うちの子は食べることは大好きなのですが、集中力があまりなく、途中で遊んだり椅子から降りようとしたりしてしまいます。離乳食のうちはデザートのフルーツやヨーグルトを間に挟みつつ誤魔化せていたのですが、1歳になるともう騙されません。笑

なので、食事に関することで気分転換させています!手づかみ食べしていたら食べさせてあげてみたり、スプーンにご飯を乗せた物を持たせて、自分で口に運んで食べてもらってみたり。スープを器に入れているなら、取手つきのカップに入れ替えてみたり。

このような気分転換をさせてみたら、続きを食べてくれることが多いです。

今はデザートを先にあげてしまうと、お腹は空いているのに後の楽しみがなくなって機嫌が悪くなってしまうので、夫婦で悩みながらも毎日向き合っています!

30代前半/男の子1人/女性

好きなものを食べさせてご飯を食べることを楽しくする

離乳食の初めの頃はよく食べていましたが、好き嫌いが出てきたり、座って食べることに集中できなくなったりして、次第にご飯をブーと吐き出したり、椅子から立ち上がって、食べることを拒否するようになりました。

どうしてそんな風になってしまったのか考えてみたところ、息子は一番嫌いなものを食べてから「また嫌いなものが入っているかも知れない・・・食事は嫌な時間だ」と認識するようになってしまったことに気づきました。

そこで、まずは「ご飯を食べることは楽しいこと」、「いっぱい食べられることはすごいこと」等を伝えようと思い、子供が食べないご飯をスプーンで食べマネをして、「美味しいなあ」と言って見せました。それで興味を引けたら、一瞬にあーんと言いながら食べるようにしたら、少しずつ食べられる状態に戻ってきました。

また、嫌いなものを無理して食べさせるよりも、好きなものを食べさせてご飯を食べることを楽しくし、徐々に食べられないものを克服していきました。

30代前半/男の子1人/女性

2位|無理しない・気負わない

無理しない・気負わない

うんちが毎日出ていて元気に過ごせているなら良し

次男が離乳食スタート時からあまりスムーズに進まず、量も少なめでした。それでも少しずつは食べるようになりましたが、食べムラや偏食がすごくて、日によって食べる量が全然違いました。

掴み食べ用のおやきもイヤ、フルーツペーストが乗ったヨーグルトもイヤ、野菜の掴み食べもイヤ・・・食べない日が多かったので、何か一つでも食べればマルということにしていました。1週間のトータルで栄養や量を見て、少しでも食べていたら良しという感じです。そんなに食べられていなくても、うんちが毎日出ていて元気に過ごせているなら何も問題ないです。

1歳になりたての頃はまだ母乳も飲んでいたので「栄養はそっちで摂ってるし、大丈夫」とポジティブにも考えていましたが、卒乳した頃に少しずつ食べる量も増えてきました。

2歳の今、まだ野菜は食べませんが、お肉とご飯と麺が好きで元気にすくすく育っています。食べない時があっても、元気なら大丈夫です。そしていつか食べるようになります。

長男は好き嫌いがありましたが、5歳の今は何でも食べてくれます!いつかそういう日が次男にも来るだろうと前向きに考えています。

20代後半/2人兄弟/女性

ミルク以外の味に慣れるための練習だと思うようにする

離乳食を始めると、おかゆやパンがゆ、おろしたリンゴ、ニンジン、出汁だけのスープなど、次から次へと色々なものが出てきます。赤ちゃんも大人と同じように、すべてのものが口に合うわけではありません。

何度あげても吐き出してしまうものや、決して美味しそうに食べないものもありますが、ミルク以外の味に慣れるためだけの練習だと思えば、あまり気負うことはないと思います。

うちには、離乳食ですりおろしリンゴを好んで食べる子と、全く受け付けない子がいました。プロから指導を受けた際、野菜をゆでた時にわけておくとか、お味噌汁の味噌を入れる前の具材を活用してもいいのではないかと言われました。

成長してくると離乳食で満足できなくなり、色々なものを食べるようになりますので、心配しないで練習だと思えばいいと思います。

50代前半/4人兄妹・姉弟以上/女性

離乳食を食べないだけで死ぬわけじゃないと考える

私の子供も離乳食が好きではなかったので、私も必死であげていましたが、途中で諦めました。離乳食を食べないからといって、直ぐに死んでしまう訳でもないし、ミルクもあげていたので「そっちで栄養取ってくれ」という考え方にシフトしたところ、頑なに食べなかった離乳食を普通に食べ始めました。私の焦りがプレッシャーになっていたようです。

友達の子の中には「口に物が入ってることが嫌だ」という過敏な子もいます。もしかしたら、ミルクが好きでドロドロの離乳食は口に合わないだけかもしれません。

どうしても食べさせたいのであれば、やわらかさや大きさなどを変えるというのも1つの案だと思います。

ですが一番は、焦らずお子さんとお母さんのペースでゆっくり進めばいいと思います。

20代後半/男の子1人/女性

食べたいと思う時がくるまで待ってみよう

長女も長男も全く離乳食を食べず、「ベビーせんべい」と「食パンの真ん中の柔らかい部分」しか食べようとしませんでした。

この2種類すらも食べない日があり、フォローアップミルクでおかゆを煮たりして、良く知った味にしてあげたり、甘味から覚えるように素材の甘みを出すように工夫したこともありました。市販の離乳食ならと試しましたが、さらに食べてくれませんでした。

体重が減ったりしなかったので、まだ余裕を持つことが出来たのですが、もうお手上げ状態で「食べないなら仕方がない!食べたいと思う時がくるまで待ってみよう」と決めました。

それから、同じ味付けでも柔らかく煮たものを常備した上で、子供の前で美味しそうにご飯を食べたり、食べ物の味を言葉にしてみたりしました。その後、ある日を境に、離乳食よりも少し硬めのものを食べ始めました。生え始めた歯のせいかも知れません。子育ては、ある程度の諦めや余裕が必要なのかもしれないと、つくづく感じました。

40代前半/2人兄妹・姉弟/女性

元気に過ごしていて、きちんと飲んで排泄がしっかりあれば問題なし

離乳食開始後から、毎回何をどれだけ、どんな形状で与えるか迷いながら準備をしていました。ネットで情報を検索しながら試行錯誤をして、扱いやすくて反応の良い野菜パウダーや豆腐、バナナ、無添加の出汁の素などにはかなり助けられました。

とはいえ、うちの子は食べむらがすごくて、昨日までよく食べたものも急に食べなくなることがしばしばありました。あれこれ考えて準備したものをそのまま捨てるのは悲しかったけど、こればかりはどうしようもありませんでした。

うちでは「食べる事を苦痛に感じさせないようにする事」を一番に考えるように気を付けていたので、嫌がったら口に運ぶのをやめるようにしていました。

全然食べなくても元気に過ごしていて、きちんと飲んで排泄がしっかりあれば問題なしと考えるようにしていました。

30代後半/男の子1人/女性

お腹がすいたら何かは食べると肩の力を抜く

3人育てましたが、どの子も違っていて、状況もそれぞれでした。何を出しても食べる子。何を出しても嫌がって食べない子。決まったもの(白米と納豆)しか食べない子と個性が際立っていましたね。

何を出しても食べた子は、今も好き嫌いが少なく、優しい子に育ちました。何を出しても食べない時期があった子は、好き嫌いこそ多いですが、激しいスポーツをするガタイの良い子に育ちました。白米と納豆しか食べない時期が続いた子は、今では納豆が嫌いだけどあとは好き嫌いの少ないシッカリした子に育ちました。

「いろいろな物を食べさせないと!」とか「好き嫌いのない子に育てないと!」などの考えは一旦置いておいて、「お腹がすいたら何かは食べる(笑)」と考えれば気持ちが楽です。

「何で食べてくれないの?私の料理がダメなのか?」などと思わず、肩の力を抜きましょう。もっと色んな事を理解して、お話が上手になったら、食べない理由を聞いてみてください。

40代後半/3人兄妹・姉弟/女性

気にせず、ゆっくりで大丈夫

1人目は小柄で胃袋も小さく、食に対する意識も低かったため、公園などで沢山遊んだ後でも、興奮したことによるぐずりで離乳食はあまり食べませんでした。1人目ということもあって、真面目に離乳食を作っていましたが食べてくれないため、何が良くないのか心配したこともありました。

2人目の時は、わざわざ子供用には作らず、お粥だけ作って、あとは大人のおかずをお湯で薄めたり、具を潰したりする程度にしたため、食べたがらない時もノンストレスでした。また、残すかも知れない離乳食にお金をかけたくないので、家にあるものしか与えませんでした。

更に3人目の時には、お粥以外は手抜きで、青のり、きな粉、削節粉、豆腐、卵、しらす、芋類など、速攻でできるものばかりにしました。忙しかったため、1歳の頃は主におっぱいを飲ませていました。結果、手抜きをした自覚のある3人目が一番健康でした(笑)

胃腸のトラブルや各種アレルギーは、離乳食の早め過ぎが原因ともいわれるため、ゆっくりでも全く問題ないと思います。

50代前半/3人兄妹・姉弟/女性

まあいいかと気楽に構える

規則正しい生活を送ることは大事な習慣です。その考え方自体は今でも変わりません。でも子供が小さい時は、ちょっとこだわり過ぎていた気がします。当時はお昼寝の時間やうんちの時間に直結することもあり、食事の時間も決めていました。

とは言え、おなかのすき具合や気持ちの乗り具合は親でもわからないし、離乳食の間は好みも定まっていません。「ご機嫌だなー、これは好きなんだなー」というのは、食べ始めてからわかるものです。

食べないと決めたら、本当に食べない意思の強い子もいます。そんな時はいっそのこと、やめてしまいます。栄養の整った、彩りも考えたリビングでの食事をしてほしいけれど、おにぎりを持って公園に行ったり、ホットケーキを一緒に焼いておやつと兼ねてみたり、ニンジンをつぶすのを手伝ってもらったりしました。

いったん自分が考えていた(思い描いていた)食事風景をリセットして、「まぁいいかー、そのうち食べるかー」と考えなおすようにしていました。

50代前半/2人兄妹・姉弟/女性