2歳児のイヤイヤ期のコツやポイントは?パパママが実践した対処法33選

2 歳 イヤイヤ 期

「2歳児のイヤイヤ期のコツやポイントを知りたい!」と悩んでしまうこともありますよね!

対処法としては「まずは受け止める・共感する」や「上手に誘導・声掛けを工夫する」が挙げられますが、同じ経験を持つママやパパが実際に対処した方法や体験談を知りたい方も多いのではないでしょうか?

この記事では、パパママ200人に聞いた2歳児のイヤイヤ期のコツやポイントランキングに加えて、リアルな体験談と共に対処法33選をご紹介しています。

2歳児のイヤイヤ期のコツやポイントランキング

順位 割合 2歳児のイヤイヤ期のコツやポイント
1位 23.5% まずは受け止める・共感する
2位 23.5% 上手に誘導・声掛けを工夫する
3位 20.5% 親が余裕を持つ・大らかに捉える
4位 13% 落ち着くまで放っておく
5位 5% 選択肢を与える・意思を尊重
その他 14.5% 上記以外の回答

famico編集部が行った『パパママ200人に聞いた2歳児のイヤイヤ期のコツやポイントアンケート』によると、1位は『まずは受け止める・共感する』、2位は『上手に誘導・声掛けを工夫する』、3位は『親が余裕を持つ・大らかに捉える』という結果に。

割合で見てみると、1位の『まずは受け止める・共感する』が約23.5%、2位の『上手に誘導・声掛けを工夫する』が約23.5%、3位の『親が余裕を持つ・大らかに捉える』が約20.5%となっており、1~3位で約67.5%を占める結果となりました。

それでは、具体的な体験談と共にパパママ編の2歳児のイヤイヤ期のコツやポイント33選をご紹介していきましょう。

1位|まずは受け止める・共感する

まずは受け止める・共感する

受け止めて共感!

2歳の次男がまさに今イヤイヤ期です。半ズボンはいや、膝が隠れるズボンじゃないとダメ、ご飯いらない、長靴が良い、など、あれイヤこれイヤと何でも拒否します。長男にはなかったので、困り果てています。

言葉も話すようになり、意思疎通が少しずつできるようになってきたからこそ、何がイヤなのか言える時もあるので、その時は理由を聞いて代案を出したり、イイヨと言うまで一通り聞いてあげます。色んな選択肢があると分かると、本人も「じゃあこっちにしてみよう」とすんなり移行する時があります。

何がイヤなのか分からずにずっとギャン泣きで拒否する時もあるので、その時はまず受け止めます。子供のイヤな気持ちを受け止めて、「そうだね、これイヤだよね」と共感します。その時はちゃんと子供と同じ目線に立って、手を握りながら向かい合うのがポイントです。ぎゅーっと抱きしめながらお話する時もあります。すると「自分がイヤなんだってママに伝わってるんだ」と安心するのか、落ち着きます。

こちらも余裕がなくて「イヤイヤに付き合ってる暇なんてない!」と思う時もあるんですが、2歳なりの気持ちの訴え方なので、共感して受け止めようと心がけています。

20代後半/2人兄弟/女性

否定せず共感する!

子供の言動を否定したり、「こうしなさい」とこちらの思いを押し付けないことが大事です。無視もダメだったと思います。

「そうだねー」「イヤなんだねー」「イヤだよねー、わかるよー(同調・共感)」と、まずは受け止めてあげると、ウチの子はそれ以上エスカレートしませんでした。

気持ちを落ち着かせた後、何故イヤなのかじっくり理由を聞いてみます。小声で「こっそり教えて?」などと強弱をつけるのも、気持ちの切り替えには効果がありました。その上で教える必要があることは話して聞かせるようにしていました。

まあ、これと言った理由もなく「イヤイヤ」連発のこともありますので、そんな時はこちらもひたすら「イヤだよねー」「うんうん、わかるー」で共感して回避していました。

40代前半/女の子1人/女性

子供の気持ちに寄り添う

ちょうど2歳になる息子が最近、毎日ひっくり返ってイヤイヤ泣いています。その理由も「オムツ替え、嫌だ!」は日常茶飯事で、朝食にパンを食べていておもちゃで遊び始めたので「もう、ごちそうさまね」とパンをさげようとすると、ひっくり返って「まだ食べる!」とギャン泣き。お茶が欲しいと言うので用意したら「違う!牛乳飲む!」とギャン泣きなど、とにかく何でもイヤイヤで精神的に疲れ果ててしまいます。

しかし、振り回されるのも今だけ、成長発達には大事な事なんだ、と自分に言い聞かせ、出来るだけ本人の希望を叶える努力をしています。

あとはこちらがイライラして怒ってしまうと、子供もヒートアップしてなかなか収まらないので、なるべく冷静に(ほぼ諦めて無になっている状態ですが)を心がけています。こちらが一歩引いて子供と向き合い、その時に子供のしたかった気持ちなどを代弁して「〇〇したかったんだねー」と言ってあげると、子供も「うん」と頷いて落ち着くのが早まる気がします。

とにかく子供を自分の思い通りにしようとせずに尊重して、ちゃんと接せられるようにしたいものです。そのためにも、親が自分の時間を少しでも確保して、ちゃんとリフレッシュしてストレスを和らげる事が大事だと思います。

30代後半/男の子1人/女性

「嫌だね」と一度受け止める

イヤにも種類があって、「1.本当に何を言ってもどうしようもない時」、「2.イヤだけど他の選択肢がある時」、「3.遊びの延長でイヤと言う時」にわけられている気がします。これをうまく見分けられると、少し親御さんのストレスが減るかなと思います。

1の時は何をしてもダメなので、時間が経つのを待つしかありません。うまくいけばTVをつけて気が紛れたり、お菓子をあげたりすることもありますが、逆に好きなお菓子やテレビじゃ無かった時は余計酷い事にもなりかねません。お家ならある程度ほっときます。そのうち必ず落ち着くので、落ち着いてきたら抱きしめてあげるようにしています。

2の時は「どっちのお菓子にする?」、「今日のお風呂は、ママとパパ、どっちと入る?」、「どのおもちゃで遊ぶ?」など、選択肢を与えて本人に選ばせるとうまくいきやすいかなと思います。うまくいかない時ももちろんありますが、こちらが勝手に決めるより圧倒的に落ち着くと感じます。

3の時は一緒になって遊んでいます。どんなに人気の遊び方でも、その子に合わなければ全然効果が無いので、親が溜まったストレスをいかに解消して、普段のイヤイヤを流していけるかも大切だと思います。

いずれにせよ、「嫌だね」と一度受け止めるのがポイントかと思います。

30代前半/2人姉妹/女性

あやしながら「上手くできなくて悔しかったの?」と話しかける

娘は2歳半くらいから『自分でする』とか『私も』とかこだわりが強くなりはじめました。イヤイヤ言う時は、どう思っているのかを上手く言葉に出来ず泣いていると思ったので、あやしながら「上手くできなくて悔しかったの?」と話しかけて、言葉を増やしました。娘の言葉が増えると対処もしやすくなり、楽になりました。

すぐできる対処法としては、人形やぬいぐるみを使い、次は子どもの番と誘導したり、誉めたりおだてたりすること。または着替えや歯磨き、ご飯なら腹話術みたいにして話すと楽しくなります。

あとは「誰が一番にやるかな?」と聞くと、やりたい気持ちが高まり、名乗りを上げてくれたりします(笑)

それでもダメな時は、あえて「〇〇しないで」と言ってみます。すると逆にやりたがるので、さりげなく誘導できます。

30代前半/2人姉妹/女性

とにかく話を聞き、落ち着かせる

1歳半ごろからイヤイヤが始まりましたが、2歳になると会話が出来る様になってくるので、話して落ち着く時が出てきたり、切り替えが良くなってきました。

こちらが怒ると絶対にヒートアップするので、とにかく話を聞く事を大事にしています。

それでも泣き止まない時は、「鬼が来るよ」と言うとピタっと泣き止みます。うちの子の場合は、アプリの「鬼電話」では効果がないので、お化けや鬼の本を読んで、話を頭に吹き込んでいます(笑) これが、結構効果があります。

あまり怖がらせすぎても悪いので、基本は話して落ち着くまで見守るようにしています。どうしてもの時は、鬼の登場です(笑)

30代前半/2人兄弟/女性

まずは子どもの気持ちを聞き入れる

私が大切にしていたことは、「わかった、いいよ」とまずは子どもの気持ちを聞き入れること。その上で、「じゃあ、そのために急いで洗い物しちゃうから、待っててね」と伝えました。「あなたの気持ちはわかったよ。必ず一緒にするから待っていてね」というメッセージを伝えるようにしたのです。そうすると、自分の気持ちを尊重されたとわかり、少しだけいやいやが収まっていたように思います。

また、子どもの話を「こうだったの?」「そうだったのね」と聞いてあげるだけでも、「うん」と納得してくれ、次の行動に移りやすくなることもあります。

イヤイヤを言っている時には必ず理由がありますので、それを酌んであげると子どもも納得しやすいかと思います。私は夜、子供が寝た後に、主人と一緒に「子どもの気持ち」について語り合ったりしました。結果、主人との共通理解を持ちながら、イヤイヤ期の子どもと向き合うことができてよかったですよ。

30代前半/3人兄妹・姉弟/女性

イヤイヤの原因を冷静に聞いてあげる

2歳の子はイヤイヤし始めても、自分では何が嫌だったのか分からない場合があります。また分かっていても、それを言葉で上手く伝えることができないからイヤイヤしていることが多いなと感じました。

なので、イヤイヤが始まると、「何が嫌だったの?」と聞き、答えが得られなかったら「〇〇が嫌だったの?」「〇〇がしたかったの?」「〇〇してほしかったの?」などと、子供のイヤイヤの原因を冷静に聞いてあげるのが大事だと感じました。また、なるべく抱きしめながら聞いてあげると、うちの子の場合は落ち着くことが多かったです!

一日に何度もイヤイヤされるとストレスも溜まってきますが、子供は親のそういう空気感も感じ取っていると思うので、極力そういったネガティブな空気感を出さないように気をつけていました。

あとはイヤイヤを楽しむのも手です。私の場合、「子供のイヤイヤの声に自分の声を合わせてハモらせる」ということをしています。そうするとイラっとしてしまっても、私なにしてるんだろとちょっとクスッと笑えます(笑)

20代前半/2人兄妹・姉弟/女性

本人が納得するまでどうしたいのか話を聞く

人に迷惑をかけてしまう状況の場合は、多少力ずくでも迷惑がかからない場所まで移動しますが、それ以外の場合は本人が納得するまでどうしたいのか話を聞くようにしていました。

息子は言葉が遅かったために、意思を確認する際もなかなか聞き取れずイライラしてしまうことも多々ありましたが、誘導尋問のようになってしまわぬようにできるだけ気をつけて話を聞きました。

その時に気をつけるくせがついたおかげで、小学生になった今でも自己主張がしっかり出来る子に育っています。

他には一旦違うことに興味を移して、落ち着かせるのもおすすめです。

30代前半/3人兄弟/女性

2位|上手に誘導・声掛けを工夫する

上手に誘導・声掛けを工夫する

しばらく見守り、別の事に意識を向ける

一旦は本人の気が済むまで見守ってみて、難しそうだったら別の事に意識を向けていました。

例えば服が着れなくて怒っている時は、寒くなければそのまま好きな乗り物のDVDを見せます。子どもが夢中になり始めたら、しれっと着せてみたりしましたね。しつけも大事ですが、まだ小さいので特に気にしていませんでした。

そして、大事な予定は極力入れないこと。スケジュールを作っちゃうから大変になるので、何も予定を入れないで子供と私のペースでのんびりしていました。掃除やご飯なども頑張らなくて良しとしました(笑)とはいえ、働いていたので保育園に行く時だけは強行突破です!

この時期は子供が可愛いけれど、すごくストレスになるという矛盾と葛藤に悩まされる時期なので、少しでも癒やし時間を作って気持ちを切り替えるのがいいかもしれません!

30代後半/男の子1人/女性

子どもが興味を持つような言い方をする

公園から帰る時や、遊びを切り上げてお風呂に入る時など、楽しい時間が終わる時にイヤイヤが爆発していた娘。

2歳では理解できるわけもないので、理解させて納得させることは諦めました。

押し問答しても仕方がないし、お互いハッピーじゃないと思うので、たとえば公園から帰る時は「おうちに帰ってクッキーを焼こうか」、お風呂を嫌がられた時は「お風呂に氷持っていってみよう!」など、子どもが「それも楽しいかも」と思ってくれるような言い方をするよう気をつけました。

本人の気持ちが前向きになることで、こちらも体力や精神力を消耗せず、スムーズにものごとを進めることができました。

30代後半/2人姉妹/女性

適当な言葉で叱るのではなく、ちゃんと目を見て交渉してみる

ちょうど2歳になったあたりから、外出先で自分の行きたいところに行けない時など、ところ構わず大声で叫び、終いには寝っ転がって暴れるという始末です。

周りの目もあるし、親として注意しなければならいのはわかっているので、一応「みんな見てるよ、恥ずかしいよ!」など声をかけるのですが、子供は聞く耳持たずで、こっちも呆然とそれを見ているという状態…。

ある日、また同じ様な状況になった時、今までは駄々をこねていること自体を注意していただけだったのですが、「これはこうだからダメなんだよ」とちゃんとした理由を伝えたところ、驚くほどすんなりと駄々をこねるのをやめてくれました。

子供相手だからと言って適当な言葉で叱るのではなく、ちゃんと目を見て交渉してみるもんだなと実感しました。

20代後半/男の子1人/女性

無知な振りをして、子供に教えてもらう

私は息子におむつ替え、お風呂、昼寝、生活のあらゆる場面でイヤイヤされていました。

無理やり従わせようとするとイヤイヤするのかなと思って、無知な振りをしていました。「オムツの場所がわからないな?どこだっけ?」とか「お風呂わかんなくなっちゃった、連れて行ってくれる?」など、わからない振りをして何も出来ないことにしました。すると、息子が得意げに教えてくれることが多かったです。

それでもイヤイヤされる時は、無理矢理ってことも多かったです。おむつ替え、歯磨きなどは嫌でもやらなくちゃいけないことですし、長引かせるよりすぐに終わったほうがお互いの為だと思い、チャチャっと終わらせていました。

また、子どもの嫌なことを親がしている時は、10秒声に出して数えるのもオススメです。10で終わるのがわかるので、子どもも少し落ち着きます。

20代後半/男の子1人/女性

おもちゃを与えて頭を切り替えさせる

少しこだわりの強い上の子は、2歳半頃に下の子が生まれたのをきっかけにイヤイヤ期に突入しました。食べているものはひっくり返すし、車の窓から帽子を投げたり、次の瞬間の動きを想像もできないような行動が多く見られるようになりました。

イヤイヤ期の子供と対峙している当事者のパパママは余裕がなくなり、「この状態っていつまで続くのかな」と考えてしまいますね。

そこでおすすめなのが、イヤイヤが始まったらおもちゃを与えて頭を切り替えさせるという方法です。それで変わらないようなら、場所を変えるなどいろいろ試し、一番子供に寄り添う形でスライドできるアイデアを普段から考えておくことが大切です。

その状態は一生続くわけではありません。子供が成長した今、冷静に考えると、親を試したり甘えたりしていたのだと思い直すことができています。

40代後半/2人兄弟/女性

約束をし、毅然とした態度で接する

上の子は癇癪が酷く、臨床心理士さんと面談をしていたのですが、「イヤイヤ期の子には約束事をするのがいい」とアドバイスして貰いました。

例えば、うちの子達はスーパーにある「ガチャガチャ」を見ると、やりたくてその場から離れてもずっと執着してしまいます。そこで入店前に「今日はガチャガチャしないよ。見るだけならいいけど、ママがおしまいだよって言ったら離れてね」と声かけをします。もし約束を守れなかったら「約束したからダメ」と毅然とした態度で接し、約束を守れたらいっぱい褒めるというのを繰り返しやっていました。

上の子は本当に癇癪が酷かったのであまり効果がなかったのですが、下の子には効果的でした。

「今日だけ」という特例を作ってしまうと、子どもは「泣いたり癇癪を起こせば、自分の思い通りになる」と学習してしまうので、両親共にブレないで接することが大事だそうです。

30代後半/2人兄弟/女性

「〜してくれる?」とお願いする

イヤイヤ期の息子は手を繋いでくれないことがよくありました。例えば、交通量が多い場所を歩く時や、買い物をする時です。手を繋いでいると、自分の好きなように動けないのがとても嫌だったようで、なかなか繋いでくれませんでした。

ですので、出来るだけ手を繋がなくても大丈夫な場所に行っていました。買い物に行く時はカートに乗せてみたり、旦那が休みの時は家で見ててもらったりしました。

どうしても手を繋がないといけない時は、「ママと手繋いでくれる?」と言うと、割と素直に繋いでくれました。「〜して」より「〜してくれる?」の方が素直に聞いてくれるので、言い方って大事だなと思いました。

今、末っ子が1歳なので、イヤイヤ期に入ったらこの方法を使ってみようと思います。

30代後半/3人兄妹・姉弟/女性

話し方・伝え方を考える

我が家の娘達も、イヤイヤ期がすごくて参っていた時期がありました。服を着るのが嫌な時は無理に着せず、そんな日があっても良いかなーと気楽に過ごすようにしていました。パジャマのまま保育園に行く日もありました。

どうしても服を着て欲しい日は、「この〇〇ちゃんの可愛い服、メルちゃん(人形)に着せちゃおうかな?」と言うと、自分の服は渡したくないので仕方なく着る時もありましたね。

また、服を着ない時は「このハートの服とリボンの服、どっちが可愛いと思う?」と、聞き方にも工夫をしました。「どっちが着たい?」ではなく、「どっちが可愛い?」と聞くと、興味を持ちやすくなります。

とにかく、話し方・伝え方で、子供はガラッと気持ちを切り替えますね。

30代前半/2人姉妹/女性

「一緒にやってみよう」と誘う

教えたりお願いしたりしても全然言うことを聞いてくれない事が多いので、「一緒にやってみよう」と誘うように話すと、嫌がらずにやってくれるかもしれません!

うちの子はゴハンの時、「半分こしよー」と言いながらあげると、全然食べなかったおかずも食べられるようになりました。

着替えは、逃げ回ってなかなか着替えられない事が多かったのですが、手や足を出す時に子供が興味を持つように「いないいないばあ」をすると、スムーズにできるようになりました。

何事も一緒に楽しむことがポイントだと思います!

30代後半/3人兄妹・姉弟/女性