【パパママ別】子育てがうまくいかない…経験者が実践した対処法

子育て うまくいかない

「子育てがうまくいかない…」と本気で悩んでしまうこともありますよね。

対処法としては「距離を置く・自分時間の確保」や「ゆったり構える」が挙げられますが、同じ経験を持つママやパパが実際に対処した方法や体験談を知りたい方も多いのではないでしょうか?

この記事では、パパママ200人に聞いた子育てがうまくいかない時の対処法ランキングに加えて、リアルな体験談と共に対処法25選をご紹介しています。

【パパママ別】子育てがうまくいかない時の対処法

順位 子育てがうまくいかない時の対処法
ママ パパ
1位 距離を置く・自分時間の確保 子供と同じ目線に立つ
2位 ゆったり構える ゆったり構える
3位 周りに頼る・ネットで調べる それぞれの個性を尊重する
4位 落ち着いて対応する 環境を変える・新しい事をする
5位 子供と同じ目線に立つ 周りに頼る・ネットで調べる

まずは、パパママ別の子育てがうまくいかない時の対処法からご紹介していきましょう。

famico編集部が行った『パパママ各100人に聞いた子育てがうまくいかない時の対処法アンケート』によると、ママ側の1位は『距離を置く・自分時間の確保』、パパ側の1位は『子供と同じ目線に立つ』、という結果に。

それでは、ママとパパで分けて子育てがうまくいかない時の対処法をご紹介していきます。

【ママ編】子育てがうまくいかない時の対処法ランキング

順位 割合 子育てがうまくいかない時の対処法
1位 28% 距離を置く・自分時間の確保
2位 22% ゆったり構える
3位 17% 周りに頼る・ネットで調べる
4位 16% 落ち着いて対応する
5位 10% 子供と同じ目線に立つ
その他 7% 上記以外の回答

famico編集部が行った『ママ100人に聞いた子育てがうまくいかない時の対処法アンケート』によると、1位は『距離を置く・自分時間の確保』、2位は『ゆったり構える』、3位は『周りに頼る・ネットで調べる』という結果に。

割合で見てみると、1位の『距離を置く・自分時間の確保』が約28%、2位の『ゆったり構える』が約22%、3位の『周りに頼る・ネットで調べる』が約17%となっており、1~3位で約67%を占める結果となりました。

それでは、具体的な体験談と共にママ編の子育てがうまくいかない時の対処法17選をご紹介していきましょう。

ママ編1位|距離を置く・自分時間の確保

距離を置く・自分時間の確保

時間と距離を置いて子供自身の気持ちを整理させてあげる

3歳になる息子がいます。イヤイヤ期は過ぎたものの、まだまだ小さいので自分の思い通りにならないとワガママになる事も多いです。

お家で遊んでいて飽きてしまうと、すぐに「お菓子食べたい」と言い出します。うちではお菓子はおやつの時間にしかあげていないので、いつも「3時になったらね」と言っていますが、すんなり「分かった」と言ってくれる日もあれば、「いやだ!今食べたい!」と泣き出し、言い合いになることもしばしば…。

そんな時は私が何を言っても息子がヒートアップするだけなので、できれば何も話しかけずに「無」の状態になります。キッチンなどで作業し、極力目を合わせないようにもしています。すると、息子の中でも気持ちの整理ができるのか、しばらく経つと「お菓子はご飯食べてからにする…」と気持ちを伝えてきてくれます。

こちらの意見を無理に押し通すのではなく、一度時間と距離を置いて子供自身の気持ちを整理させてあげることで、意外とすんなりいくこともあるんだなぁと思っています。

30代前半/男の子1人/女性

その場から離れる!

8歳と5歳の男の子を育てています。二人とも何にでも興味を持ち、やりたいことがたくさん増えて来ています。

親もやってほしいことはたくさんあります。お兄ちゃんなら宿題やお部屋の片付け、弟も赤ん坊ではないので、自分のことは自分でやってほしいと思ってしまいます。しかしお願いしても絶対にすぐには聞いてもらえません。何度言っても聞かない時は怒鳴ることも多いです。

毎日毎日怒鳴ってばかりでは良くないので、怒鳴りそうになった時は一旦子供たちから離れてみます。手を洗いに行ったり、布団を敷きに行ったり。その場から少し離れることで「自分も夢中になってるスマホゲームを子供から取り上げられると、良い気分にはならないよな・・・」と考える時間が持て、ちょっとだけ冷静になれます。

そしてまた部屋に戻って子供たちに声をかけ、子供の意見に耳を傾けることで、次はすんなり受け入れてもらえたりします。すぐにやって欲しい気持ちをグッと堪えて、冷静になる時間を作ることで、親も子もお互いにちょうどいい間が生まれることがあると思います。

30代後半/2人兄弟/女性

とにかく少しでもいいから自分の時間を確保する!

3歳の息子がいます。子育てがうまくいかない時は、気分転換の時間を少しでもとっていました。なぜなら子育てがうまくいかないのは大体、私に余裕がない時で、息子の成長ごとに変わる悩みに頭を抱えている時だからです。

ワンオペ育児の身としては、ずっと向き合っていかないといけないので、余裕がどんどん削られていくのです。

そういう時は、お昼寝の合間や子供が寝たあとなど、1時間程度でもいいので家事をせず、ひたすら好きなことをして気分転換をしています。ちなみに私の定番はコーヒーとスイーツ片手にスマホをいじることです!

うまくいかないことも多いですが、こうやって日々生まれたちょっとずつの余裕を糧に、少しずつ息子と向き合っています。

20代後半/男の子1人/女性

一時預かり保育などを利用して離れる時間を作る

私の娘は一度ぐするパターンにハマってしまうと、それが何日も続くので、こちらは心身ともに疲弊してしまいます。

娘は感受性が豊かなタイプでもあるらしく、ママのイライラを本当によく感じ取ってしまうので、悪循環にハマりがち…。メンタルリープ(ぐずり期)は一時的なものだと言われても、いつまで続くのかわからず途方に暮れてしまいます。

もちろん、私自身の自己管理やケアはしていますが、それでもどうにもならない時もあります。

そんな時はお互いの為に、一時預かり保育などを利用して離れる時間を作る事にしています。戻ってきた娘は意外にも成長していたりします。

30代前半/女の子1人/女性

子供を預けて息抜きに出かける

何事も完璧にしようとしない方がいいです。息抜きなどをしないと、やはりどこかで息が詰まってしまって、どうにもこうにもうまくいかなくなるからです。

つらい時は子どもを親や一時預かり保育などに預けて少しお出かけしてみたり、旦那と二人でドライブ旅行に行ってみたりすると、結構、嫌なことも忘れられるものです。

今までの自分の努力は決して無駄ではありませんので、自分を責めず、癒してあげましょう。

40代後半/2人姉妹/女性

ママ編2位|ゆったり構える

ゆったり構える

人として大事にしなければならないことを教えるだけでいい

今までは口うるさく、「ああしなさい!こうしなさい!何で言う事聞かないの!大人になったら困るの自分よ!」と言ってきましたが、馬の耳に念仏だなーと思いました。

「躾」は大事かもしれないけど、ふと立ち止まって考えると、どれもこれも大人が決めたルールで、大人自身が楽になるための誘導に過ぎないと気づき、いらない躾ばっかりしてしまっていたと思うようになりました。

それからは「お友達に意地悪しない」だとか、そういう「人として大事にしなければならないことを教えるだけでいい」と思え、家の中では好きにさせるようにしました。

すると意外にも、子どもたちは私が何も言わなくても片付けするようになり、自分から動いてくれるようになりました!私も子どもたちも心が軽くなり、良い親子関係になりました!

30代前半/3人姉妹/女性

時間に余裕を持ち、完璧を求めすぎない

息子は小さい頃から癇癪があり、こだわりも強いのでとても悩みました。特に癇癪を起こした時は頭を打ち付けたりと自傷行為もあったので、どうしたらいいのかと毎日ネットで検索していました。

2歳になった現在はイヤイヤ期も始まっていますが、まだ喋ることができないので何を求めているのかわからず、親子そろって毎日イライラしてしまいます。

なるべく時間に余裕を持ったり、完璧を求めすぎないこと、周りと比べないことを意識しています。

あとはできるだけ本人の意思で動くようにしています。例えば、お風呂に入る際、自分でおもちゃを選んでお風呂場に行くようになるまで、こちらは急かさず、声をかけながら見守り続けています。上手く行けば5分、長ければ30分以上かかってしまいますが、無理やり連れて行くと機嫌が悪くて大変なので、できる限り本人の意思を尊重したいと考えています。

20代後半/男の子1人/女性

自分へのご褒美など、なるべく楽しいことを考える

気持ちの余裕がない時は、子供の少しの失敗にもイライラして怒ってしまったりします。

感情をぶつけてしまった時はきちんと反省し、大好きと伝えたり、子供の気持ちに寄り添うよう心がけています。

どうしてもイライラしてしまう時は、頭の中で違うことを考えています。なるべく楽しいことを考えるのがいいかなと思います。「コレが終わったらおいしいコーヒーを飲もう」とかご褒美のことを考えると乗り切れます(笑)

また、自分の体調が悪い時や上手くいっていない時は余計にイライラしがちなので、まずは自分の事をしっかり管理するように心がけています。

30代後半/2人兄妹・姉弟/女性

褒めて伸ばし、できなくても「まっいっか」と思うようにする

うちの子はよく言えば明るく天真爛漫なのですが、おしゃべりで落ち着きがないことが心配でした。特に習い事の時など、他の子はきちんとできているのに、うちの子が落ち着かないせいで周りに迷惑をかけていることも、私の心の負担になっていました。

色々と子育てについて調べていた時に、「私は子どもがちゃんとしないことよりも、それによって周りに迷惑をかけることがしんどいんだ」と気付きました。こういう思考パターンを持つに至るのは、「幼少期に親や周りの目ばかりを気にしていたこと」が原因だそうです。思い当たる節がたくさんあり、「子どもの頃の私は、親からどうして欲しかったんだろう」と考えたところ、「認めて褒めてほしかったんだ」とわかりました。

それからは、子どもに対して出来なかったことを注意するのではなく、出来ていたことを最大限に褒めて、できなかったことも「こうできたらよかったね」と伝えるようにしました。そして、できなくても深く考えすぎず、「ま、いっか」と思うようにしました。すると、子どもも自然と落ち着いてきて、「できない姿」が気にならなくなりました。私の気持ちの状態もきっと影響していたのだと思います。

時には怒ってしまうこともありますが、そんな時も自分を責めず「ま、いっか」の精神でゆっくり子どもとのペースで進んでいきたいと思います。

30代前半/女の子1人/女性

ママ編3位|周りに頼る・ネットで調べる

周りに頼る・ネットで調べる

先輩ママさんやスペシャリストたちに助言をもらう

子供の癇癪が酷かった時とか、夜なかなか寝かせてもらえない事が多かった時は、挫けそうになりました。その時は抱っこを主人に代わってもらったり、帰省していた時は親に助けてもらうこともありました。

自分1人だとどうしても偏った対応しかできなくなるので、やはり他の人の冷静な意見とか経験談とかを聞くのも大事だと思います。そうやって一旦、自分の凝り固まった考えを手放してみると、育児がラクになってきました。

家族に頼れない時は、ご近所さんに話を聞いてみるとか、子ども館のスタッフさん、幼稚園や保育園の先生などに教えてもらうのもおすすめです。

スペシャリストはたくさんいるので、なるべくそういう方に相談したりして、孤独に子育てをしないようにすると解決策が出てきたりします。

30代後半/女の子1人/女性

自分と同じような境遇の人の情報をネットから集める

うちの娘はとにかく自己主張がなく、手がかからな過ぎる子でした。楽で良いじゃないか…と言われそうですが、欲しい物があってもほとんど反応してくれません。スーパーなどで同い年くらいの子が駄々をこねている横で、じーっと商品を見ているだけの姿を見ると、あまりに違い過ぎて不安になることもありました。

幼稚園に入り、自己主張のなさが顕著になりました。入園後まもなく、担任の先生から「しゃべらないんです…」と打ち明けられ、そこから担任の先生と密に相談しながら、いかにして子どもから声を引き出すかを考える日々でした。

あまりにもしゃべらないので、これは内気だとか環境に慣れてないだけでは済まないんじゃないかと思いだしてからは、我が子と同じような症状を検索してはあれでもない、これでもないと調べ、最終的に「場面緘黙(特定の場面だけ話せなくなってしまう症状)」であるということが分かりました。今は中学生になり、発表はできるようになりましたが、普段のおしゃべりはまだまだです。

子どもがみんなと違う、どうしてだろう?と思った時に「そのうち良くなるだろう」と楽観視したり放置したりせず、気になることは調べることが大事だと思います。様々な協力者を作って、親も子も苦しくない生き方になるようにするのが、後々の人生を大きく左右すると思います。

40代前半/3人兄妹・姉弟/女性

年齢発達などをネットで調べる

上2人が女の子で、そこまで難しい子育てではなかったのですが、下の子は男の子で全てが未知でした。物の考え方、言い方、行動全てが理解不能で、本当にひとつ1つ伝えていく毎日です。

それでもぶっ飛んでいるので、ネットでの子育て経験を見たりTwitterなどを参考にしながら、毎日を過ごしています。その結果「予想の斜め上をいく発言や、理屈が全く通じない行動をするのが男の子なのだ」と思いました(笑)

同じような体験談を読み、「心を落ち着かせ、ゆっくりと声掛けをする」という事をひたすら心がけていますが、なかなか上手くいかないものです。

そういう時はお互いに距離を置くこともありますが、少し落ち着けば歩み寄れることもあります。

30代後半/3人兄妹・姉弟/女性

ママ編4位|落ち着いて対応する

落ち着いて対応する

一息ついて冷静に対応する

2歳になった我が子はイヤイヤが激しく、少しでも気に食わないことがあると大声で泣きだします。ある日、お店の中で座り込んでギャン泣きされました。いくらあやしても泣き止まず、周りの目が気になった私は荷物と泣き叫ぶ子供を抱き抱え、逃げるように駐車場へ向かいました。

子供をチャイルドシートに乗せようとしても全身で拒否するので、イライラのピークに達した私は怒鳴ってしまいました。子供は更に大泣き!ちょっとした修羅場です。

このままじゃダメだと思い、一度深呼吸をした後、落ち着いた口調で子供に声をかけました。すると、子供も素直に「はい」と言って座ってくれました。

子供が泣きじゃくると焦りますよね。特に外だと周りの目もあり、余裕がなくなってしまいがちですが、そんな時こそ一息ついて冷静に対応することが大事です。子供には感情的になったらいけないなと改めて思いました。

30代後半/2人姉妹/女性

自分が冷静になるように意識する

1歳の子供が危ないことをした時、何度も注意するのですが、毎日同じことの繰り返しでストレスが溜まります。

そういう時は冷静になるように意識し、怒るのではなく、子供と遊ぶようにしています。子供は寂しい時やかまって欲しい時にいたずらをしがちな気がするので、なるべく怒らないように気を付けています。

家事ばかりで子供に寂しい思いをさせているのに、ダメなことをした時だけ怒るのは心の成長に良くないと思っているので、家事をしながらでも出来るだけ遊び、いい事をした時や行動が可愛い時は思いっきり褒め、危険なことをした時は叱るようにしました。

そうすることで、自発性や自己肯定感を育てながら「しつけ」が出来るかなと考えています。

30代前半/男の子1人/女性

旦那と協力し、子供を待つ余裕を作る

3歳くらいまではそこそこ育てやすかった娘ですが、そこを過ぎた頃からイヤイヤが大爆発!昼間はワンオペで娘をみていましたが、何をどう誘っても「いやだ!」の一言。着替えや食事も進まず、こちらも段々とイライラしてきて、怒ってしまって悪循環でした。

しかし、その悪循環を断ち切りたいと色々原因を考えた結果、私がイライラするのは、後に予定が詰まっている時だと思い当たりました。

そこで旦那と相談し、どちらかが娘を対応している時はどちらかが家事を進め、旦那が出勤するまでにほとんどの家事を済ませることにしたのです。

そのお陰か娘を待つ余裕が生まれ、イヤイヤも少し落ち着いてきたように思います。

30代後半/女の子1人/女性

ママ編5位|子供と同じ目線に立つ

子供と同じ目線に立つ

「ママ泣いちゃうよー!」とアピールする

5歳の息子の反発に悩まされた時期がありました。通っている塾の宿題も嫌!ご飯も嫌!お風呂も嫌!と全て否定ばかり。働いていた私はゆっくり相手している時間もなく、帰宅したらすぐに夕食作りの毎日。このままでは教育に悪いと頭の中ではわかっていても、時間に余裕がなく怒鳴ってばかりいました。

そんなある日、偏頭痛で体調が優れず、頭を抱えて座っていました。すると息子は私が泣いていると思ったのか、駆け寄って来て「ママ大丈夫?」と頭をなでて心配してくれました。「〇〇くん、ありがとう。今日はママしんどいから、言うこと聞いてくれるかな?」と言ったら、息子は「わかった」と言って素直に動いてくれました。

それからは息子がぐずる度に、「困ったなー!ママ泣いちゃうよー!」とアピールすると、察してやめてくれるようになりました(笑)

それを続けていたところ、だんだん反抗心も少なくなり、年長になる頃にはお手伝いもする優しい息子になりました。

40代前半/男の子1人/女性

分かる言葉できちんと説明する

2歳8か月になる上の子の運動能力と知恵がだいぶ向上し、出来ることが増えてきました。踏み台を運んできて高いところにのぼれるようにもなったのですが、危ないと感じる場面も増えました。その度に注意していますが、聞かないことがほとんどです。

その時は「なんで危ないのか」を2歳児に分かる言葉できちんと説明しています。

1番注意していることは、「〇〇しないと鬼がくるよ」など、架空のもので脅さないということです。このような脅かすしつけをすると、他人に厳しくなったり、同じように恐怖を与える人になってしまうと聞いて、怖いなと感じました。

一時期、鬼から電話がかかってくるアプリが話題になりましたが、脅かす育児は要注意です。子供であっても、順を追って話せば納得してくれるケースがほとんどですので、丁寧に説明する習慣をつけていくのがおすすめです。

30代後半/2人兄弟/女性