本格推理小説のおすすめ31選&読書家500人の人気ランキング

謎解きや犯人を捜す推理要素があり、かつ一筋縄では謎が解けない本格的な推理小説の名作を読みたい時もありますよね!

誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んでおすすめできる本格的な推理小説と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、読書家500人が選ぶおすすめの本格的な推理小説31選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

おすすめの本格推理小説人気ランキング

おすすめの本格推理小説ランキング

まずは、おすすめの本格推理小説人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶおすすめの本格推理小説』によると、1位は『謎解きはディナーのあとで(50票)』、2位は『十角館の殺人(36票)』、3位は『屍人荘の殺人(28票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、おすすめの本格推理小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/50人がおすすめ

【1位】謎解きはディナーのあとで

  • 物語の満足度:
  • 読みやすさ :
  • 推理要素  :
著者 東川 篤哉
出版社 小学館
発売日 2010年9月2日
価格 1,650円

ポンコツお嬢様刑事と、ドSな毒舌執事の掛け合いが楽しい!

まず、主人公である玲子さまは、刑事でありながら正真正銘の大金持ちなお嬢様。

そんな立場でありながらも、頭はてんでだめ。事件の解決もまともにできないし、おかしなひらめきしかできない、ざんねんな女性です。

そんなお嬢様を支えるドSな執事が、難問をすぐに解決へと導くというのが、かなり面白くておすすめです。

なんといっても執事の毒舌がたまりません!

manamimaoさん/20代/女性


コミカルな要素が盛り込まれているので、非常に楽しく読める

令嬢と執事のコンビが登場するミステリシリーズで、ドラマ化や映画化されており、認知度の高い人気作品の一つです。

この執事は非常に頭がよく、冷静沈着で推理の切れ味も抜群なのですが、執事という身分でありながら、お仕えするお嬢様に対して毒舌なのが非常に特徴的です。

コミカルな要素が盛り込まれているので、非常に楽しく読み進める事のできるミステリー作品だと思います。

fantajimaさん/40代/男性

500人中/36人がおすすめ

【2位】十角館の殺人

  • 物語の満足度:
  • 読みやすさ :
  • 推理要素  :
著者 綾辻 行人
出版社 講談社; 新装改訂版
発売日 2007年10月16日
価格 946円

どんでん返しを求めるならこれ!

「十角館の殺人」は綾辻行人さんのデビュー作で、館シリーズの1作目です。

ある大学のミステリーサークルの研究会のメンバーが、天才建築家によって作られたいわくつきの館に1週間合宿をすることから始まります。

最後に大きなどんでん返しが待っていて、初めて読んだ時の衝撃は今でも忘れられません。

結末を知っていても、何度も読み返したくなる傑作です。

fantajimaさん/40代/男性

500人中/28人がおすすめ

【3位】屍人荘の殺人

  • 物語の満足度:
  • 読みやすさ :
  • 推理要素  :
著者 今村 昌弘
出版社 東京創元社
発売日 2017年10月12日
価格 1,196円

前代未聞の設定と本格的なトリックに、二重に驚かされる

設定が衝撃すぎる小説です。他に類を見ない舞台になってます。

言ってしまうと面白さが半減してしまうので伏せますが、とにかく衝撃の設定が待ってます。

その衝撃的な設定の中で、殺人が起きます。犯人は誰か?トリックはどうやったのか?その設定を生かした本格的なトリックにも大いに感服しました。

とにかく読んでみてください。驚かずにはいられません。

itohi98さん/50代/男性

500人中/26人がおすすめ

【4位】重力ピエロ

  • 物語の満足度:
  • 読みやすさ :
  • 推理要素  :
著者 伊坂 幸太郎
出版社 新潮社
発売日 2006年6月28日
価格 825円

起承転結が分かりやすく、結末に驚愕する

もともと、ゴールデンスランバーという映画を見たのがきっかけで、伊坂幸太郎さんの小説を読むようになりました。

重力ピエロは、平凡な兄と天才肌の弟を中心に展開していくのですが、物語が進むにつれて過去が明らかになり、すれ違いを経て兄弟がお互い何を思うのか、というお話です。

起承転結が分かりやすく、この方の作品はどれも面白いのでおすすめです!

eeeee888さん/30代/女性

500人中/24人がおすすめ

【5位】火車

  • 物語の満足度:
  • 読みやすさ :
  • 推理要素  :
著者 宮部 みゆき
出版社 新潮社; 改版
発売日 1998年1月30日
価格 1,100円

現代らしい残酷さが胸に刺さる

宮部みゆきさんの代表作の一つです。

主人公は怪我により休職中の刑事。亡くなった妻の遠い親戚から、「消えた婚約者を探して欲しい」という依頼を受け、行動を開始したわけですが、その名前の人物と婚約者が実は全く別人であることがわかります。

失踪中の婚約者が別人になりすました理由はなんなのか、2人の共通点とは?突き詰めた先にあったのは、苦しい現実でした。

じわじわ見えて来る暗い真実をどの視点で見つめていくか、それによっても雰囲気を変える万華鏡のような推理小説です。

あさり子さん/20代/女性

500人中/18人がおすすめ

【6位】ジェノサイド

  • 物語の満足度:
  • 読みやすさ :
  • 推理要素  :
著者 高野 和明
出版社 角川書店
発売日 2011年3月30日
価格 1,980円

本当にありそうなSFミステリーで、ストーリーにも感銘を受ける

とある極秘任務で、コンゴに派遣された傭兵の4人。

一方、アメリカのホワイトハウスでは、各機関が水面下で動き始めます。また、日本ではとある大学生が父の研究を受け継ぎ、研究を進めます。

この3つの別々のストーリーが同時に展開していく中で、それぞれの舞台が実は一つにつながっているという、壮大で衝撃的な展開が待ち受けています。

本当にありそうなSFミステリーで、ストーリーにも感銘を受ける作品です。

fantajimaさん/40代/男性

500人中/17人がおすすめ

【7位】すべてがFになる

  • 物語の満足度:
  • 読みやすさ :
  • 推理要素  :
著者 森 博嗣
出版社 講談社
発売日 1998年12月11日
価格 869円

多分、このトリックは誰も解けない

森 博嗣さんのメフィスト賞を受賞した作品です。

京極夏彦さんに通じるような怪しい不安感をあおるような雰囲気の中、話が進んでいきますが、最後まではてなマークが続き、全くトリックは分かりませんでした。

「こんなことってあるのか?」と驚きの内容ですが、それ以降、私は大きい建物の中にある大きい造形物を見るとこの作品を思い出すようになりました。

mmm_fowarderさん/30代/男性

500人中/17人がおすすめ

【8位】迷路館の殺人

  • 物語の満足度:
  • 読みやすさ :
  • 推理要素  :
著者 綾辻 行人
出版社 講談社; 新装改訂版
発売日 2009年11月13日
価格 946円

最初から非常に興奮を覚える作品展開が魅力的

綾辻行人さんの「館シリーズ」の3作目で、舞台は地下の館となっております。

主人公である島田潔の所に、ある一冊の本が届きます。あとがきには「これは実際に起きた殺人事件を題材にしており、この本の著者もかかわっている」と書かれていました。

作中に登場する人物に著者が紛れ込んでいるのですが、それは明かさずに読者の想像に任せるといった形式で、最初から非常に興奮を覚えてしまう作品展開です。

fantajimaさん/40代/男性

500人中/16人がおすすめ

【9位】ロートレック荘事件

  • 物語の満足度:
  • 読みやすさ :
  • 推理要素  :
著者 筒井 康隆
出版社 新潮社
発売日 1990年9月1日
価格

思いもよらぬ叙述トリックに楽しみながら翻弄される!

「ロートレック壮事件」は、予想外の結末に驚くこと間違いなしの傑作です。

将来有望な若者と美女たちが集まった洋館で、次々と殺人が発生します。

閉じられた屋敷での連続殺人事件というのは、推理小説によくある設定ですが、今まで出会ったことのないトリックに思わず感動するでしょう。

一度読み終わった後、トリックを意識しながらもう一度読んでも楽しめます!

mitsuko325さん/20代/女性

500人中/16人がおすすめ

【10位】卒業

  • 物語の満足度:
  • 読みやすさ :
  • 推理要素  :
著者 東野 圭吾
出版社 講談社
発売日 1989年5月8日
価格 649円

茶道を絡めた複雑なトリックが秀逸

東野圭吾先生の「加賀恭一郎シリーズ」の第一作です。阿部寛さん主演でテレビ、映画でシリーズ化されました。

当時はシリーズ化を考えてなかったようで、加賀恭一郎のキャラクターが後のキャラクターと若干違うところがありますが、シリーズを通して見ると楽しめます。

茶道を絡めた複雑なトリックを思いついた作者の、知識の深さとストーリーテラーぶりに感嘆します。

itohi98さん/50代/男性