泣ける大人の恋愛小説おすすめ27選&読書家500人ランキング

とにかく感動して泣ける恋愛の話で、かつ大人だからこそ楽しめるような恋愛小説を読みたい時もありますよね!

誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んでおすすめできる泣ける大人の恋愛小説と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、読書家500人が選ぶおすすめの泣ける大人の恋愛小説27選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

おすすめの泣ける大人の恋愛小説人気ランキング

おすすめの泣ける大人の恋愛小説ランキング

まずは、おすすめの泣ける大人の恋愛小説人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶおすすめの泣ける大人の恋愛小説』によると、1位は『ぼくは明日、昨日のきみとデートする(76票)』、2位は『冷静と情熱のあいだシリーズ(53票)』、3位は『世界の中心で、愛をさけぶ(35票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、おすすめの泣ける大人の恋愛小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/76人がおすすめ

【1位】ぼくは明日、昨日のきみとデートする

  • 大人におすすめ度:
  • 泣けるレベル  :
  • 恋愛の共感度  :
著者 七月 隆文
出版社 ‎宝島社
発売日 ‎2014/8/6
価格 737円

タイトルの意味が分かった瞬間、涙が溢れる

このタイトル、全く意味が分からないと思う方もいると思いますが、実はお話のキーポイントになっています。

その意味が分かった瞬間、涙が溢れます。

タイトルの意味はぜひ、小説を読んでお確かめ頂きたいです。

小林小麦さん/20代/女性


じっくりと読んでいくと、途中で真実に気がつき、どんどん切なくなっていく

美大に通う南山高寿が、電車のなかで一人の女性に一目惚れします。

最初は、学生の恋愛を描いた物語だと思いましたが、話が進んでいくうちに、「あれ?どういうこと?」と分からなくなります。

しかし、じっくり読んでいくと、だんだん物語に引き込まれていき、切なさが込み上げてきます。

たった30日間の恋のために生きる、主人公達の一途な恋心に涙します。

kaerunさん/30代/女性

2人の特別な恋模様に感動し、意味がわかったあと、もう一度読み返したくなる

最初は、普通の恋愛小説だと思いながら読み進めることが出来るのですが、ヒロインの言動などにだんだんと疑問が芽生えてきて、一体どうしたのかと気になり、スラスラと読み進めていくことができます。

そして、終盤にヒロインの秘密がわかり、その瞬間、疑問が解けてページをめくり返してしまいます。

そして、全て読み終えた後に、もう一度最初から全て理解した上で読み返すと、全く違った角度から楽しめる小説だと思います。

m82tさん/20代/女性

きっと二度読みしたくなる本

読んでいくうちに、タイトルの意味が理解出来ます。そうなって初めて、彼女の行動の理由がわかります。

なぜ彼女はあの行動をとったのだろう。もし、自分が主人公で、彼女の行動の意味をわかっていたら、どのような行動をとるだろうかなど、読んだ後に妄想しても面白いかもしれません。きっと二度読みしたくなる本です。

また、舞台が京都なのですが、読んだ後、絶対行きたくなります。

実写化もしているので、本を読んだ後は映画もみてほしいです。

謎机さん/20代/男性

500人中/53人がおすすめ

【2位】冷静と情熱のあいだシリーズ

  • 大人におすすめ度:
  • 泣けるレベル  :
  • 恋愛の共感度  :
著者 江國 香織
出版社 ‎KADOKAWA
発売日 ‎2001/9/25
価格 660円

男性目線と女性目線の両方が描かれていて、謎解きのような感覚で読めるのが面白い!

1番に思い浮かぶのは「冷静と情熱のあいだ」です。

他の小説と違うところは、女性目線を江國香織、男性目線を辻仁成が書いていて、両方の視点で楽しめるというところです。

くっついたり離れたりという繰り返しの中で、両方の気持ちが分かることから、恋愛の難しさがより伝わってきます。

また、「人生、こんなに上手くいかないよな…」という現実を突きつけられて、大人の恋愛を勉強できる一冊です。

tsubame36さん/30代/女性


離れていても忘れられない人がいる心情が丁寧に書かれている

幼少時代に孤独を感じていた順正とあおいの純愛小説です。

お互いに息がぴったりあって、何もかも分かり合える2人でしたが、あおいの妊娠をきっかけに2人は別れてしまいます。

その後、お互いに別の人と付き合いますが、順正はあおいのことを、あおいが順正のことを何年経っても忘れられずにいます。

忘れられない心情に注目して読むといいと思います。

aikuru0430さん/40代/女性

世界中のどこででも起きているような、親近感を感じられる

男性サイド(Blu)を辻仁成さん、女性サイド(Rosso)を江國香織さんが執筆する一風変わった小説ですが、読めば読むほど世界観にグングン引き込まれます。

ふたりの空白の時間、それぞれが何を思い生活をしていたのかなど、細かく描写がされていて、そこにいないのに一緒に時を過ごしたのではないか?と錯覚してしまいます。

一見、スペシャルな環境のふたりに見えますが、世界中のどこででも起きているような、親近感を感じられるのでおすすめです。

e_takahashiさん/20代/女性

過去の燃え上がるような恋愛の痛みに胸が痛くなる

冷静と情熱のあいだシリーズの、特にRossoを推したいですね。彼女がずっと抱えている、過去の燃え上がるような恋愛の痛みに胸が痛くなります。

過去の恋愛が「過去の出来事」として流れていかないもどかしさ…こんなに誰かを愛し、愛されたら、忘れたりなんて出来ないんだろうな、と共感出来ます。

すれ違って離れてもまた巡り会えたふたりは、運命で結ばれていたのかな、と切なくなるラストが本当にいいんです。

繊細な女性の気持ちがとてもよく表現されていると思います。

MioMickさん/40代/女性

500人中/35人がおすすめ

【3位】世界の中心で、愛をさけぶ

  • 大人におすすめ度:
  • 泣けるレベル  :
  • 恋愛の共感度  :
著者 片山 恭一
出版社 ‎小学館
発売日 ‎2001/3/1
価格

儚く切ない一途な物語に体が震える

「若い女性が不治の病にかかって死んでしまう」というシチュエーションは、今ではある意味基本のフォーマットですが、この作品が大ヒットした事をきっかけに、たくさんの秀作が出てきたと思います。

当時は「こんなに儚く切ない一途な小説を書ける人がいるんだ」と体が震えたのを覚えています。

明るい女性が病魔に襲われ嘆き悲しみ、それを必死に支える主人公との恋愛に感動してください。

itohi98さん/50代/男性

500人中/34人がおすすめ

【4位】マチネの終わりに

  • 大人におすすめ度:
  • 泣けるレベル  :
  • 恋愛の共感度  :
著者 平野 啓一郎
出版社 ‎毎日新聞出版
発売日 ‎2016/4/9
価格 1,870円

想い合う二人と、すれ違う状況に涙が出る

泣ける大人の恋愛小説、いろいろありますが、「マチネの終わりに」が一番印象に残っています。

天才ギタリストの蒔野と国際ジャーナリストの洋子は、共通の友人を介して知り合い、一気に意気投合します。でも、洋子には婚約者がおり、それ以上に発展することはありませんでした。

会えなくても想いは募り、いろいろなことを乗り越えて、二人は日本で会うことになったのですが、思わぬ邪魔が入り会うこともできなくなります。

こんなに想いあってても一緒になれないこともあるのかと、切なかったですね・・・。

切なくて、かつ美しいラブストーリーです。

ひこうきぐもさん/40代/女性

500人中/30人がおすすめ

【5位】天使の卵 エンジェルス・エッグ

  • 大人におすすめ度:
  • 泣けるレベル  :
  • 恋愛の共感度  :
著者 村山 由佳
出版社 ‎集英社
発売日 ‎1996/6/20
価格 429円

色鮮やかな瑞々しい描写で、とても入り込みやすい

村山由佳先生の処女作となるこの作品は、王道で純粋なる恋愛小説です。

村山先生の作品は、とても色が鮮明に思い浮かぶ作品が多いのですが、中でも本作は特に色鮮やかで瑞々しい描写で、とても入り込みやすい作品だと思います。

しかし、最後の最後でとっても悲しい結末が待っています。しかしそういう色眼鏡をなくして読んで欲しい作品です。

純粋な気持ちのままに登場人物の立場に立って、その心を純然たる気持ちで受け止めながら読むことをオススメします。

miyaco3456さん/20代/男性


たくさんの試練にぶつかりながら純愛を貫く主人公が切ない

泣ける恋愛小説だと、村上由佳さんの『天使の卵 エンジェルス・エッグ』がおすすめです。

誰かを本気で好きになること、それを止められないこと、そのことで他の誰かを傷付けてしまうこと・・・村上由佳さんの描く、100%の恋愛小説です。

主人公は8歳年上の精神科医に電撃的な一目惚れをします。運命だと思います。でも彼にはすでにガールフレンドがいます。もう切なくて切なくて、とても泣けます。

続編があることが救いに思えるほどに切ないお話です。

yakooさん/30代/女性

500人中/27人がおすすめ

【6位】秘密

  • 大人におすすめ度:
  • 泣けるレベル  :
  • 恋愛の共感度  :
著者 東野 圭吾
出版社 ‎文藝春秋
発売日 ‎2001/5/10
価格 836円

ミステリでもありながら切ない愛の話

東野圭吾の「秘密」はミステリですが、恋愛小説としてもとても切ないお話です。

ある日、妻と娘がバスの事故に遭い、妻は死んで娘は大けがを負います。長い意識不明から目覚めた娘の意識は、なんと妻のものでした。娘の意識が妻の心である事を世間に隠して、主人公とのふたり暮らしが始まります。

主人公は妻のことをとても愛していますが、その体は今娘のものなので、決して触れることはできません。そうこうしているうちに、娘の体はどんどん大人になっていきます。

お互い愛しているのに親子になってしまった主人公とその妻の関係が切ないです。そしてタイトルの「秘密」には、娘の心が妻である事と、もうひとつの意味があります。ラストでその意味が分かった時の切なさをぜひ味わってください。

さと07さん/40代/女性

500人中/23人がおすすめ

【7位】桜のような僕の恋人

  • 大人におすすめ度:
  • 泣けるレベル  :
  • 恋愛の共感度  :
著者 宇山 佳佑
出版社 ‎集英社
発売日 ‎2017/2/17
価格 660円

愛とはなにか、周りの人達の大切さなど、色々と考えさせられる

この小説は、映画化も決まっている人気作です。今までで一番泣けました。

早老病という病をテーマにしており、見ていて本当に辛いですが、それ以上に愛とはなにか、家族や恋人、周りの人達の優しさの大切さなど、色々と考えさせられることが沢山ありました。

本当の愛とは何かを感じたい時、思いっきり泣きたい時に本当におすすめです。

sunflower09さん/20代/女性

500人中/16人がおすすめ

【8位】すべて真夜中の恋人たち

  • 大人におすすめ度:
  • 泣けるレベル  :
  • 恋愛の共感度  :
著者 川上 未映子
出版社 ‎講談社
発売日 ‎2011/10/13
価格

主人公の純粋でまっすぐな気持ちがずどんと胸に響く

人付き合いが苦手で、夜中にしか行動しない主人公が三束さんに出会い、どんどん彼に心を開いていく様子にこちらまでドキドキしてしまいます。

向こうは30代の主人公よりも、もっともっと大人の中年男性。彼の具体的なことがあまり描かれていないことで、こちらの好奇心も膨らみます。

どんな結末になるのか、最後まで気になりながら一気に読んでしまいました。

はっきりとした答えを描いていないところが、大人の恋愛だなぁと感じました。

kyokoya2さん/30代/女性

500人中/15人がおすすめ

【9位】いま、会いにゆきます

  • 大人におすすめ度:
  • 泣けるレベル  :
  • 恋愛の共感度  :
著者 市川 拓司
出版社 ‎小学館
発売日 ‎2007/11/6
価格 913円

それぞれの想いがあたたかく、感動の嵐に包まれる

梅雨の時期に、「また戻ってくる」と言って亡くなってしまった奥さんが、子供と夫に会いに本当に甦る物語です。

誰もが簡単にできる日常の事を行うのも難しい夫と、まだ小学生の子供の二人を残して亡くなってしまったことが心残りで、心配のあまり生き返るのですが、なに事にも終わりがあるので永遠にとは続きません。

それを知りながらも、一日でも長くと願う子供の姿と、夫の奥さんへの愛が感じられ、涙が止まりません。

梅雨になると、つい読みたくなる本です。

hat180531さん/20代/男性

500人中/15人がおすすめ

【10位】カフーを待ちわびて

  • 大人におすすめ度:
  • 泣けるレベル  :
  • 恋愛の共感度  :
著者 原田 マハ
出版社 ‎宝島社
発売日 ‎2008/5/12
価格 503円

情景が浮かんで優しい気持ちになれる

島独特の時間の流れがゆっくりに感じるような暮らしや、素敵な風景、情景が浮かんでくる素敵なラブストーリーです。

頭の中で想像しながら読むだけで、旅行に行ったような気持ちにもなることができます。

1枚の絵馬から始まるほっこりするような恋愛で、涙がとまりませんでした。

本を読んでから映画も見ましたが、物語の再現度が高かったように思います!

dkdkqnqnさん/20代/女性