泣ける恋愛小説おすすめ21選&読書家500人の人気ランキング

読むと絶対に涙がこぼれてくるような、とにかく泣ける恋愛小説を読みたい時もありますよね!

誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んでおすすめできる泣ける恋愛小説と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、読書家500人が選ぶおすすめの泣ける恋愛小説21選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

泣ける恋愛小説人気ランキング

泣ける恋愛小説ランキング

まずは、泣ける恋愛小説人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶ泣ける恋愛小説』によると、1位は『ぼくは明日、昨日のきみとデートする(37票)』、2位は『恋空(31票)』、3位は『君の膵臓をたべたい(26票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、泣ける恋愛小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/37人がおすすめ

【1位】ぼくは明日、昨日のきみとデートする

  • 感動度   :
  • 恋愛の共感度:
  • 泣けるレベル:
著者 七月 隆文
出版社 ‎宝島社
発売日 ‎2014/8/6
価格 737円

読み返すと物語の意味がわかり、さらに感動する

主人公とヒロインの時間の流れの向きが特徴的な作品です。

一回読んだだけでも切なく感動的な作品なのですが、一度読破した後にもう一度読み返すと、ヒロインの心情や行動の『本当の意味』を理解しながら読み進めることができて、涙なしには語れない作品となっています。

kaise0916さん/20代/男性


切ないけれど、恋愛はいいなと感じる一冊

主人公が突然、一目惚れした彼女へアプローチするところから始まります。

読み進めるほどに、彼と彼女がお互いを想い合う様子が伝わってきます。それゆえに、後に訪れる運命がより苦しく胸に突き刺さり、涙が止まらなくなります。

彼女と彼の関係はどういうものなのか。彼女が彼に伝える衝撃の運命とは何なのか。

切ないけれど、恋愛はいいなと感じる一冊です。

ピノたんさん/20代/女性

彼女の謎が分かると、本当に感動して号泣する

学生の2人が恋に落ちるところから物語が始まります。主人公2人の出会い方が印象に残り、とても素敵でした。

デートを楽しむ場面も鮮明に描かれており、読んでいるだけで、楽しそうな雰囲気や幸せそうな姿が想像できて楽しいです。

ですが、彼女に謎な面があり、それが分かったあとから、本当に感動して号泣しました。

ファンタジー要素満載なので、ファンタジー好きの方にもピッタリの小説です。

koo28さん/20代/女性

読んでいくとタイトルの意味がわかり、色々思い返して泣ける

本作はかなりオススメです。七月隆文さんの作品はこれが初めてだったのですが、とても読みやすくて、ストーリーもとても面白かったです。

読んでいくとタイトルの意味がわかっていくのですが、意味がわかると色々思い返して泣けます。

tgmkamar4さん/30代/男性

想い合いながら、決して結ばれない2人の恋の結末に涙!

電車で一目惚れをしたタカトシは、意を決して告白をします。そして2人の想いは重なり合い、幸せな時間を過ごします。

しかし、そんな時間は長くは続かず、想いあっているはずの2人は何故だかすれ違ってしまいます。困惑するタカトシと涙を流すエミ…結ばれない理由をエミは知っています。運命を知ったタカトシがエミにかける言葉とは…。

起こりうるはずのない、けれど有り得ないとも言いきれない展開に、「もしも自分だったら…」と考えるのも面白いです。

そして、物語が進むにつれて分かる真相に、読む人も困惑し、涙し、心動かされる作品です。

karubikingさん/20代/女性

登場人物の切ない思いが文字からひしひしと伝わってきて泣ける

映画化もされた有名な小説で、時間軸が違う2人が恋愛をする物語です。

共感しにくい設定ですが、ただひたすら切なくて泣ける小説です。

一途にお互いを思い続ける2人ですが、ハッピーエンドにはならないと読みながらわかってくると思います。そこが他の恋愛小説とは少し違う点かもしれません。

物語設定が少し複雑なので、じっくり読み解ける小説で味わうことをオススメします。

naru0339さん/20代/女性

500人中/31人がおすすめ

【2位】恋空

  • 感動度   :
  • 恋愛の共感度:
  • 泣けるレベル:
著者 美嘉
出版社 ‎スターツ出版
発売日 ‎2006/10/17
価格 1,880円

大切な人がそばにいることは当たり前ではないということを教えてくれる

高校生のヒロとミカは正反対なタイプだけれど、とても仲の良いカップルでした。しかし、卒業前にヒロから一方的に別れを告げられます。

理由もわからないまま、ミカは大学生活を過ごしていましたが、ある日、偶然ヒロが隠していた事実を知ります。

ミカがヒロの元へ向かうと、彼は付き合っていた時にお揃いで買った指輪を着けていました。ヒロは自身が余命宣告されていることをミカに伝え、「俺のことは忘れろ」と言いますが、ミカは「それでも側にいたい」と言います。

それから2人は別れていた時間を埋める様に、限られた「幸せな時」を過ごします。切ないラストですが、毎日が当たり前ではないということを改めて感じました。

loveageha09さん/20代/女性


自分勝手に見えた彼氏の真意を知った瞬間、涙が溢れる

ヒロと美嘉は高校生の恋人同士。妊娠、流産、レイプなど、次々とツライ出来事が起きていきますが、ヒロは美嘉をとても愛していて揺るがない優しさを与えていました。

ツライこともあるけど、支え合いながら乗り越えていく2人にとてもキュンキュンし、読んでいて涙が溢れました。

しかしそのヒロを病魔が襲い、彼は美嘉の幸せを願って別れを告げます。

ヒロのことを忘れるべく、新しい彼氏と幸せな毎日を送っていた美嘉ですが、真実を知ることとなり・・・。

色んな感情がグルグルと回る、切ないラブストーリーです。

mana0813さん/30代/女性

相手を想い続ける主人公の姿が切ない

学校一の不良と清楚系の女の子が恋に落ちる恋愛小説です。

彼は病気になってしまうのですが、闘病生活を必死に支える彼女。最後に彼がほしかったのは彼女の笑顔でした。

二人は病気によって引き離されてしまうけれど、彼女は天国に行った彼がいる空にいつまでも恋をするという、切なく泣けるストーリーが好きです。

何回読んでも泣いちゃいます。

もふペンギンさん/20代/女性

2人の前に立ちはだかるいろんな試練が泣ける

2人の惹かれ合う姿は高校生らしくフレッシュで、生き生きと描かれていてよかったです。友だちとの衝突や三角関係にも若さがあり、共感できました。

また、片方が病気になってからの自分との葛藤、相手を想っての葛藤が切ないです。

まだ10代なのにここまで悩んで、考えて向き合っていく姿に、涙なしでは見られませんでした。

arsemtlzcさん/30代/女性

二人の葛藤と愛の深さが感じられて感動する

美嘉とヒロの恋愛ストーリーです。

ヤンキーのヒロと美嘉が恋に落ちて、ラブラブな高校生活を送ります。その中ですれ違いやトラブルが起こるのですが、二人で乗り越えていきます。

途中、冷たく当たっていたヒロの本当の思いに気づいた美嘉は、ヒロと最後まで同じ時間を過ごすことを決めます。

二人の葛藤と愛の深さが感じられて泣ける1冊です。

ゆかっぱさん/20代/女性

500人中/26人がおすすめ

【3位】君の膵臓をたべたい

  • 感動度   :
  • 恋愛の共感度:
  • 泣けるレベル:
著者 住野 よる
出版社 ‎双葉社
発売日 ‎2017/4/27
価格 734円

主人公の男女の複雑な心理描写や、予想を裏切るラストの展開に泣ける

人気者の女子高生と、ひょんなことからその子の秘密を知ってしまった地味な男子が絆を深めていく物語です。

恋愛モノにありがちな設定にもかかわらず、2人の日常のやりとりや彼らを取り巻く登場人物の描写が面白く、ストレスなく読み進められます。

普通の恋愛話では終わらず、予想外のラストの展開やタイトルに込められた思いに泣ける小説です。

恋愛モノが好きじゃない人にもおすすめな一冊です。

nabe_akiさん/30代/男性


甘酸っぱいストーリーと巧みな構成力で、青春恋愛小説として完成度が高い

誰の身にも起こりうる「身近な人の死」や、高校時代の甘酸っぱいストーリーもあるため、とても楽しみやすく、命の儚さを感じることができる作品だと思います。

注目すべきは、「主人公の呼び方」の変遷です。主人公の名前は明かされず、周囲やヒロインからは「◯◯なクラスメイトくん」と表されています。そしてヒロインとの関係性が変わる度に、「秘密を知ってるクラスメイトくん」や「仲のいいクラスメイトくん」などと変わっていく仕様にとても感心しました。

また著者はこの小説がデビュー作にもかかわらず、リズミカルな会話に絶妙な言葉のチョイス、言葉遊びがテンポよく繰り広げられているのでセンスを感じます。

最後に帰結する衝撃的なタイトルの意味や、文から伝わる爽やかな思春期の雰囲気、想像を見事に裏切る急展開・・・どれをとっても高度に計算されていて、思わず唸るような面白さがあります。病気を題材にした感動ものの小説はよくありますが、ここまで青春恋愛小説として完成度の高いものは、この作品以外にないと思います。

見方を変えることによって何度も楽しめると思うので、ぜひ読んでみてほしいです。

taipu2416さん/20代/男性

ヒロインと主人公の結末が衝撃的!

初めてこの作品を読んだとき、ヒロインの自由奔放な様子にとても心惹かれました。

持病で長くは生きられないヒロインと、彼女の願いを一緒にかなえるために振り回される主人公は性格が正反対。当初、主人公も混乱していて、「どうして俺だったんだ」と聞くシーンがあります。

そんなの、彼女が主人公に恋心を寄せていたからに決まっているのですが、どういう経緯でそうなっていくのか読み解くのも楽しいです。

明るく屈託のないヒロインと主人公が迎える結末が衝撃的で、泣いてしまいました!

maru_zさん/20代/女性

500人中/25人がおすすめ

【4位】サヨナライツカ

  • 感動度   :
  • 恋愛の共感度:
  • 泣けるレベル:
著者 辻 仁成
出版社 ‎幻冬舎
発売日 ‎2002/7/5
価格 649円

愛し方は人それぞれで、愛とは何かについて深く考えさせられる

映画化もされた恋愛小説の名作で、「死ぬ間際に、愛されたことを思い出すか、愛したことを思い出すか」をキーワードに書かれています。

結婚を控えた主人公・豊とバンコクで出逢った謎の美女・沓子の、激しくも切ない愛に心動かされます。愛し合っていても別れなければならない切なさと、数十年後の再会で分かった真実に涙・・・。

愛し方はひとそれぞれで、不倫や浮気は褒められたことではないけれど、主人公たちの複雑で繊細な感情の揺れ動きがとても魅力的です。

「愛とは何か」考えるきっかけになる感動的な一冊。

sat1_0bd3さん/30代/女性


香りや温度が伝わってくる大人の恋の描写が切ない

辻仁成の恋愛小説で、中山美穂主演で映画化もされました。

タイに赴任した婚約者のいる青年と、高級ホテル暮らしの謎の女性が恋する話ですが、読者も最初から結ばれないとわかりつつ読み進めていきます。

大人なら、青年の気持ち、ホテル暮らしの女性の気持ち、婚約者の女性の気持ちそれぞれに共感でき、もどかしい気持ちになります。

またタイの花がムッと香るようなシーンや、太陽の暑さを感じる描写が、余計に切なさを感じさせてくれます。

比較的短い時間で読み切れるところもおすすめです。

S-Yuki.Mさん/30代/女性

500人中/21人がおすすめ

【5位】ストーリー・セラー

  • 感動度   :
  • 恋愛の共感度:
  • 泣けるレベル:
著者 有川 浩
出版社 ‎幻冬舎
発売日 ‎2015/12/4
価格 594円

一番大切な人を想う気持ちに、涙が止まらない

「Side:A」「Side:B」の2部構成になっていて、小説家の奥さんと、彼女の執筆活動を支える旦那さんの物語になっています。

私が特に泣いたのは「Side:A」です。人気小説家となった奥さんに降りかかる様々な困難を支える旦那さんの姿は、本当に人を愛するということを教えてくれました。

これを読めば、大事な人をもっと大事にしたくなると思います。

saburo24さん/20代/女性


幸せに生きるということを考えさせられる

小説家の妻と会社員の夫の話で2部構成になっていますが、個人的には第1部がグッときました。

小説である妻は、「物事を深く考えると死が近づいてしまう」という難病にかかってしまいます。小説を書くのが大好きな妻と、彼女が書く小説が大好きな夫はどう生きていくのか。

彼らの選択と生き方に感動します。

mstwkさん/30代/女性

500人中/21人がおすすめ

【6位】桜のような僕の恋人

  • 感動度   :
  • 恋愛の共感度:
  • 泣けるレベル:
著者 宇山 佳佑
出版社 ‎集英社
発売日 ‎2017/2/17
価格 660円

正反対の未来に向かって日々を生きる二人が切ない

晴人は美容院で出会った美咲に恋をして、諦めていたカメラマンの夢を再び追いかけることになります。一方、美咲は自分の身体に異変が起きていることに気が付きます。

晴人と美咲がそれぞれ、正反対の未来に向かって日々を生きているところが泣けます。

最愛の相手に自分を忘れてもらおうとする美咲の想いにも、胸が締め付けられます。

特に終盤、晴人が美咲と再会するのですが、彼女に気づかないままというところは本当に泣けます。

ujun1222さん/20代/女性

500人中/19人がおすすめ

【7位】ノルウェイの森

  • 感動度   :
  • 恋愛の共感度:
  • 泣けるレベル:
著者 村上 春樹
出版社 ‎講談社
発売日 ‎2004/9/15
価格 682円

その時々の自分のあり方で見方が変わってくる

主人公ワタナベが心から愛している直子は、心を病んでいきます。

直子は風雨に晒される氷彫刻のように美しく、そして儚い。守ろうとして抱きしめると、その温かさで溶かしてしまうほど脆い・・・。

何度読み返しても、その時々の自分のあり方で見方が変わってくる物語です。

簡単に泣かせてこようとするインスタント作品ではないので、いつまでもその輝きを失わないのだと思います。

nankurunaisa0708さん/30代/女性

500人中/15人がおすすめ

【8位】三日間の幸福

  • 感動度   :
  • 恋愛の共感度:
  • 泣けるレベル:
著者 三秋縋
出版社 ‎アスキー・メディアワークス
発売日 ‎2013/12/25
価格 627円

命の輝きや、信じることによって起きた奇跡に感動!

三秋縋さんの作品は、周りからは不幸せに見えるような境遇でも、本人達にとっては幸せな結末を迎える話ばかりです。

本作に登場する男女もそうです。たとえ限られた時間だとしても、大切な存在と心を通わせながら過ごせることがいかに素晴らしいか、考えさせられます。

切なくはありますが、命の輝きや、信じることによって起きた奇跡などを見せてくれるので、大いに感動することができます。

本で久々に泣きました。

えみーる!さん/20代/女性

500人中/14人がおすすめ

【9位】いま、会いにゆきます

  • 感動度   :
  • 恋愛の共感度:
  • 泣けるレベル:
著者 市川 拓司
出版社 ‎小学館
発売日 ‎2007/11/6
価格 913円

残された父子の姿が、命の大切さを伝えてくれる

30歳前という若さで、病気で亡くなった澪。短い間ですが、夫と息子に会いに戻ってきます。

記憶は失くしているのですが、寂しかった巧と、特に幼い祐司はとても喜びます。

また別れがあるのだということを知った澪は、今度は突然の別れにならないよう、いろいろ手配します。その気持ちが切ないですね。

期間限定でしか澪に会えなかった父子の姿が、命の大切さを伝えてくれます。「お母さん」という存在は特別で、かけがえのないものなのだなと痛感します。

英語の仕事希望さん/40代/女性

500人中/13人がおすすめ

【10位】マチネの終わりに

  • 感動度   :
  • 恋愛の共感度:
  • 泣けるレベル:
著者 平野 啓一郎
出版社 ‎毎日新聞出版
発売日 ‎2016/4/9
価格 1,655円

我を通すことなく、お互いを思いやる二人の姿が切ない

天才ギタリスト・蒔野と、国際ジャーナリストの洋子は偶然出会い、心を寄せ合っていきます。しかし、数々のすれ違いにより、二人は遠ざけられ、やがては別々の人生を歩むことに……。

人生経験を積んだ大人だからこそ、我を通すことなく、お互いを思いやる。そんな二人の姿が切なくなります。

筆者は『日触』で芥川賞を受賞した実力派・平野啓一郎。彼らしい洗練され、落ち着いた文章で、二人の人生が丁寧に綴られています。

特にラストシーンが美しく、何度も読み返したくなります。読後も余韻に浸れること、間違いなしです。

tomoko42さん/40代/女性