10代におすすめ恋愛小説26選&読書家500人の人気ランキング

青春や甘酸っぱい片思いなどの恋愛の内容で、かつ10代でも楽しめる小説を探すこともありますよね。

誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んで10代におすすめできる恋愛小説と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、読書家500人が選ぶ10代におすすめの恋愛小説26選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

10代におすすめの恋愛小説人気ランキング

10代におすすめの恋愛小説ランキング

まずは、10代におすすめの恋愛小説人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶ10代におすすめの恋愛小説』によると、1位は『君の膵臓をたべたい(77票)』、2位は『世界の中心で、愛をさけぶ(58票)』、3位は『阪急電車(45票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、10代におすすめの恋愛小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/77人がおすすめ

【1位】君の膵臓をたべたい

  • 恋愛の共感度  :
  • 恋愛のキュン要素:
  • 10代におすすめ度:
著者 住野 よる
出版社 ‎双葉社
発売日 ‎2017/4/27
価格 734円

予測不能の展開で、いつもとは違う恋愛小説を読みたい人にお薦め

映画化もされている人気の小説だと思います!

病気を患って余命を宣告されている女の子と、その事情をただ1人だけ知っている男の子との恋愛物語です。

この作品は、今まで読んできた青春ものとは一味も二味も違います!展開が予想できません。

いつもとは違う恋愛小説を読みたいと思う方にお薦めできる一冊です。

れお氏さん/20代/男性


10代ならではの冒険心や、感情の揺れ幅が味わえる

涙無しには見られない、淡くて脆い恋愛小説です。

有名になりすぎてしまいましたが、10代ならではの冒険心や、感情の揺れ幅が味わえるので、特に10代におすすめです。

少し気味の悪いタイトルですが、逆にそれが大きな伏線になっていて、最初から最後まで楽しめます。

キュンキュンしたりドキドキしたりハラハラしたりと、終始、心が揺さぶられる作品なので、小説嫌い・恋愛嫌いの人でも楽しめるのではないでしょうか。

hanataba0820さん/20代/男性

10代ならではのフレッシュな感覚が味わえる

タイトルを見た時は「どういう意味?」と思いますが、読み終わったらその意味に納得します。

平易な文章なので、若い子もスッと入っていける物語です。

浜辺美波ちゃん、北村匠海くんで映画化されましたが、10代ならではの儚さや危うさ、キュン感もあり、最後は泣けます。

you1_dbebさん/40代/女性

10代がリアルタイムに感じていることがたくさん出てきて、予想外の展開に誰もが涙する!

主人公の地味な男の子と人気者の女の子の絆を描いた作品です。

とあるきっかけで彼女の秘密を知ってしまった主人公は、「彼女のやりたい事」を叶えるために行動を共にします。当初は明るい彼女に振り回されて閉口していた主人公ですが、だんだん彼女が大切な存在へと変わっていきます。

誰もが感じる好きの気持ち、やってみたい!経験してみたい!という好奇心、友情と嫉妬。10代でリアルタイムに感じていることがたくさん出てきます!よくある設定ではないのに、ごく普通の時間が流れます。

終盤の劇的な展開は衝撃。この展開によって、さらに誰にでも起こる物語なのかもしれないと感じさせられます。

読み終わると、この不思議なタイトルが愛の言葉に感じる、爽やかで苦しくて切ない物語です!

ざみつさん/20代/女性

500人中/58人がおすすめ

【2位】世界の中心で、愛をさけぶ

  • 恋愛の共感度  :
  • 恋愛のキュン要素:
  • 10代におすすめ度:
著者 片山 恭一
出版社 ‎小学館
発売日 ‎2001/3/1
価格

相手を想うひたむきな純粋さに、愛とは何か、今一度考えるきっかけになる

女子高生という、花の盛りに亡くなってしまうあき。死と隣り合わせに生きているからか、彼女にはすでに大人の風格があり、さくちゃんをリードしている感があります。

色々と未熟なさくちゃんにはやきもきさせられますが、あきの死を乗り越え、強く生きる姿が感動を呼びます。

ひたむきな相手を想う純粋さに、愛とは何か、今一度考えるきっかけになります。

さとままさん/40代/女性


等身大の様子が瑞々しく描かれ、大切な人と過ごす高校時代の貴重さが身に染みる

白血病を患うアキとその恋人サクの物語です。冒頭はふたりの甘酸っぱい青春の様子が描かれて、10代の方々の等身大の様子を描写しています。

しかし、後半につれてアキの体調が悪化していきます。最後に二人の夢を叶えようとしますが、儚く終わります。

若さに溢れ、頑張れば叶えられないことはないかのような力強さと、10代が故の弱さが絶妙なバランスで描かれている小説です。

大切な人と過ごす高校時代の貴重さが身に染みます。

troyevansさん/30代/男性

読み応えがあり、ドキドキしながら思わず自分と重ねてしまう

主人公の二人が高校生なので、感情移入して読む事が出来ると思います。

白血病を患っている女の子と、それを側で支える男の子のお話。二人でこっそり外泊をして女の子の父親に怒られるシーンなどは、ドキドキしながら思わず自分と重ねて見てしまうと思います。

大人になるまでの二人をしっかり描いている作品なので読み応えがありますし、涙無しには読めません。

とても素晴らしい作品です。

江戸紫アンさん/30代/女性

500人中/45人がおすすめ

【3位】阪急電車

  • 恋愛の共感度  :
  • 恋愛のキュン要素:
  • 10代におすすめ度:
著者 有川 浩
出版社 ‎幻冬舎; 第14版
発売日 ‎2010/8/5
価格 649円

ドラマチックではない穏やかな恋を、キュンキュンしながら味わえる!

オムニバス形式の、阪急電車に乗るさまざまな人達の物語。電車に乗り合わせた見知らぬ人達が繋がっていきます。

その中で、大学生同士の恋、高校生と社会人の恋・社会人同士の恋など、さまざまな恋も描かれます。

初々しい初恋同士のやり取りにキュンキュンしたり、ちょっと頼りない社会人の彼が見せる包容力に温かい気持ちになったり、DV気味の彼から救ってくれた友達のお兄さんといい感じになって安心したり…

ドラマチックな恋というよりは、穏やかでゆっくり育んでいく恋の話が多くて、息子達にもこんな恋がしてほしいと思いました(笑)

10代にも読みやすく、素敵な小説です!

teruhiro71115さん/50代/女性


前向きな恋愛と人間模様が面白い

婚約者に浮気をされた主人公のエピソードから始まり、そこから繋がる人間関係が電車の駅ごとに描かれていてテンポよく読み進められます。

恋愛要素がありながら、人と人との繋がりも描かれていて、読み終わったあとはほっこりした気持ちになれる小説です。

実写化もされているので、本を読むのが苦手な人でも映画を観たあとならさらさらと読むことができると思います。

docomotwitterさん/30代/女性

500人中/44人がおすすめ

【4位】恋空

  • 恋愛の共感度  :
  • 恋愛のキュン要素:
  • 10代におすすめ度:
著者 美嘉
出版社 ‎スターツ出版
発売日 ‎2006/10/17
価格 1,880円

テンポが良く難しい表現も少ないので、誰でも読みやすい

主人公が女子高生なので、特に10代の女の子に読んで欲しい一冊です。

優等生の主人公が正反対の男の子と出会って、だんだん心が変わっていくのがいいです。

男の子にライバルが現れたり、王道な展開も多いですが、それだけキュンキュンポイントもいっぱいあります。

テンポが良く難しい表現も少ないので、誰でも読みやすく、大人の方も楽しめると思います。

kurokikaori0612さん/20代/女性


10代の多感な心模様を、恋愛、友達関係を通してよく表現している!

ストーリーをまとめるとベタな進行かもしれませんが、恋愛、友人関係など、10代の多感な心をとても繊細に描写していると思います。

僕は男で女性視点の物語にやや抵抗がありましたが、読んでみてすごく感動しました。失恋時に読んで、たくさん泣いて気持ちを切り替えました。(笑)

切ない物語ですが、「今ある幸せ」「今周りにいる人の大切さ」に改めて気づかせてくれるような作品です!

m.h38さん/30代/男性

500人中/39人がおすすめ

【5位】夜は短し歩けよ乙女

  • 恋愛の共感度  :
  • 恋愛のキュン要素:
  • 10代におすすめ度:
著者 森見 登美彦
出版社 ‎角川グループパブリッシング
発売日 ‎2008/12/25
価格 616円

名言がたくさんで、早く大学生になりたくなる笑いあり涙なしの恋愛小説

主人公は黒髪の乙女と、彼女のことが好きな先輩の二人です。二人の視点から物語が描かれて進んでいき、春・夏・秋・冬と4話構成になっています。

おすすめのポイントは、個性的すぎる登場人物たちの名言がたくさんあるところで、かなり笑えます。

学園祭やサークルなどが舞台となっていて、早く大学生になってみたいと思うこと間違いないです。

果たして先輩の恋は叶うのか・・・楽しすぎる春夏秋冬を楽しんで下さい。

su113さん/20代/女性

500人中/32人がおすすめ

【6位】ノルウェイの森

  • 恋愛の共感度  :
  • 恋愛のキュン要素:
  • 10代におすすめ度:
著者 村上 春樹
出版社 ‎講談社
発売日 ‎2004/9/15
価格 682円

恋愛とともに「死」についても書かれていて奥行きがある

恋愛、死、肉体関係、嫉妬、再生、これから大人になろうとしている10代の若者に、それまでは見えていなかった世界を疑似体験させてくれる良書だと思います。

ストーリーの時代は古いですが、それによって風化しない、普遍的な人間の本質が書かれています。

主人公が、特にすごい人間ということもありません。彼は人並みにコンプレックスを持っていたり不器用なところもあって、それに共感しているうちに物語に引き込まれていきます。

manumanuさん/50代/男性

500人中/25人がおすすめ

【7位】ぼくは明日、昨日のきみとデートする

  • 恋愛の共感度  :
  • 恋愛のキュン要素:
  • 10代におすすめ度:
著者 七月 隆文
出版社 ‎宝島社
発売日 ‎2014/8/6
価格 737円

青春の儚さを知り、今までより少しだけ「今」を大事にしようと思える

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」が10代におすすめなのは、登場人物たちの年齢が近いからというだけではありません。

あっという間に過ぎ去っていく青春と呼ばれる「今」が、過去から未来に繋がる一瞬であるということを、儚くも美しく描ききっているからです。

読み終わったあとは、今までより少しだけ「今」を大事にしようと思える、そんな作品です。

key_coniさん/20代/女性

500人中/13人がおすすめ

【8位】百瀬、こっちを向いて。

  • 恋愛の共感度  :
  • 恋愛のキュン要素:
  • 10代におすすめ度:
著者 中田 永一
出版社 ‎祥伝社
発売日 ‎2010/8/31
価格 628円

切ない片思いの先に待つ、衝撃の事実にアッと驚かされる

主人公の相原ノボルは、とても地味な人間です。ある日、イケメンの幼馴染に頼まれて、とある少女と付き合う事になります。それがタイトルにも登場している「百瀬」です。

百瀬は幼馴染の彼女なのですが、幼馴染には家の都合で付き合っている恋人がおり、その人に浮気を疑われないようにする為に、ノボルに百瀬と付き合うフリをしてほしいと頼んできます。最初は幼馴染の為という思いだけで、渋々彼女と付き合うフリをしていたノボルでしたが、その内、どんどん百瀬のことを好きになっていきます。しかし百瀬はノボルの方に振り向くはずがなく、ノボルはどんどんと気を落とし沈んでいくこととなります。

それでも簡単に好きをやめられないのが恋です。純粋で、それ故に自分を傷つけてしまうノボルの恋模様には胸が苦しくなるものがあります。

そして、最後の最後に明かされる、幼馴染とその恋人、ノボルと百瀬。この四角関係に隠されていた驚きの事実を読んだ時、この小説がただの恋愛ものではなかった事に気付かされるのです。

勝哉エイミカさん/20代/女性

500人中/12人がおすすめ

【9位】レインツリーの国

  • 恋愛の共感度  :
  • 恋愛のキュン要素:
  • 10代におすすめ度:
著者 有川 浩
出版社 ‎新潮社
発売日 ‎2009/6/27
価格 473円

愛してくれる人を大切にすることの重要さを感じ取ることができる

ベタ甘なテイストが多い有川浩さんですが、本作では甘酸っぱい感じになっています。

壁を越えることの大切さや、自分を思ってくれる人、愛してくれる人を大切にすることの重要さを感じ取ることができる小説だと思います。

何かと壁に当たることが多い10代が共感できる内容だと感じます。

troyevansさん/30代/男性

500人中/12人がおすすめ

【10位】放課後の音符(キイノート)

  • 恋愛の共感度  :
  • 恋愛のキュン要素:
  • 10代におすすめ度:
著者 山田 詠美
出版社 ‎新潮社; 改版
発売日 ‎1995/3/1
価格 539円

恋愛を賛美し、謳歌しようと思わせてくれる

「放課後の音符(キイノート)」は8つの短編からなる恋愛小説です。

子供なんて卒業、でも大人はまだ憧れの世界という狭間で生きている17歳が、学校の中と外の間である放課後を舞台に恋愛してしまうのは必然だと感じさせられます。

美しい世界観で読後感が非常に良いです。

もう17歳はとっくに過ぎたけど大人になりきれていない、青春の日々に欠落感があるなど、もどかしさを抱えている方が読んでも、元気になるのではないかと思います。

citronorangeさん/40代/女性