自衛隊が出る小説おすすめ10選&読書家100人の人気ランキング

日本を守る為に懸命に働く自衛隊。そんな自衛隊が出てくる小説を読みたい時もありますよね!

誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んでおすすめできる自衛隊が出る小説と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、読書家100人が選ぶ自衛隊が出る小説おすすめ10選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

自衛隊が登場するおすすめ小説人気ランキング

自衛隊が登場するおすすめ小説ランキング

まずは、自衛隊が登場するおすすめ小説人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家100人が選ぶ自衛隊が登場するおすすめ小説』によると、1位は『空飛ぶ広報室(21票)』、2位は『戦国自衛隊(17票)』、3位は『海の底(7票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、自衛隊が登場するおすすめ小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

100人中/21人がおすすめ

【1位】空飛ぶ広報室

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 有川 浩
出版社 ‎幻冬舎
発売日 ‎2016/4/12
価格 847円

主人公を取り囲む個性豊かな登場人物が良い!

交通事故による負傷が原因でパイロット資格を失い、「ブルーインパルス」を操縦するという幼い頃からの夢を断たれた主人公・空井。

航空自衛隊の広報室に転属になった空井を待ち受けていたのは、個性的すぎる先輩たちでした。

やがて、報道局から情報番組に異動させられた美人女性ディレクターとの出会いもあり・・・。

人生の大きな壁に当たってしまった二人が、お互いに切磋琢磨しながら新たな夢を見つける姿にとても感動する一冊です。

田中あすかさん/20代/女性


自衛隊が国民の為に活動してくれていることを改めて知ることが出来る

航空自衛隊を舞台にした物語です。

不慮の事故に巻き込まれパイロット罷免になった新人広報官と、報道部から異動させられた自衛隊嫌いの女性ディレクターが、ぶつかり合いながら互いの仕事やプライベートについて理解しあっていきます。

東日本大震災の折、松島基地や応援の自衛官がどのように活動したかも描かれていて、自衛隊の方々が私たちの為に活動してくれていることを改めて知ることが出来る作品です。

s8n********さん/30代/女性

細かな心情がリアルに伝わってきて、自衛隊に親近感が湧く

恋愛小説の女王、有川浩さんの作品ですが、恋愛が前面に出ているストーリーではなく、登場人物の心情がすごく丁寧に描かれています。

ドラマ化もされましたが、ドラマと小説は別のお話だと私は思っています。

自衛隊がテーマとはいえ、隊員一人一人は世間一般の人と変わらない人間です。彼らの細かな心情がリアルに伝わってきて、すごく親近感が湧いた1冊でした。

Tmuuさん/30代/女性

登場人物が魅力的で、自衛隊への見方も変わる

ブルーインパルスに乗ることを目指す青年が挫折し、自衛隊の広報をすることになります。

そこに取材にくる女性ディレクターとのやり取りを通して、互いの仕事への向き合い方やリスペクト、恋愛感情が育まれていきます。

登場人物が魅力的で、自衛隊への見方も変わります。

自衛隊という賛否両論ある重いテーマを、重すぎず、かといって適当に扱うことなく綴っている点が魅力的だと思います。

美緒莉さん/30代/女性

諦めなければ別の道が見えてくると勇気づけられる

自衛隊を舞台とした作品の多い有川浩さんの作品で、ドラマ化もされました。

主人公の空井は、事故により「ブルーインパルスのパイロットになる」という夢を断たれてしまいます。彼は苦悩や葛藤に押し潰されそうになりながらも、「意志あるところに道は開ける」と前を向き、広報官としての人生を歩み始めます。

人生には挫折がつきものですが、諦めなければ別の道が見えてくるのだと勇気づけられます。

読み終えた時には、「自分も頑張ろう!」と思わせてくれる素敵な本です。

RN87さん/20代/女性

100人中/17人がおすすめ

【2位】戦国自衛隊

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 半村 良
出版社 ‎角川書店; 新装版
発売日 ‎2005/1/1
価格

展開が早いので、歴史が苦手でも一気に読める

自衛隊員が演習していると、何故か戦国時代へとタイムスリップしてしまいます。

そこは歴史で習ったのとは違う世界でしたが、それでも自衛隊員達は「天下をとるぞ!」と張り切ります。

短編小説かなと思える短さで展開が早く、現代にマッチしているような気がします。

歴史が苦手でも一気に読めると思います。

シュガーレスさん/50代/女性


圧倒的な近代兵器で勝ち上がっていく迫力満点のシーンが魅力的

半村良の短編小説で、自衛隊の小説といえば真っ先に思い浮かぶほど有名な物語です。映画やドラマにもなったので、多くの人が知っています。

戦国時代にタイムスリップした自衛隊員30名が、長尾景虎(のちの上杉謙信)とともに戦国時代で戦うというストーリーです。

圧倒的な近代兵器で、戦国時代を勝ち上がっていく迫力満点のシーンが魅力的です。

msue1さん/50代/男性

主人公達が歴史にガンガン干渉し、思いっきり変わっていく痛快さは必見!

少し古い作品ですが、映画化もされた「戦国自衛隊」は、エンタメ作品としてとても良くできているものだと思います。

訓練中にタイムスリップしてしまった自衛隊員たちが、最新鋭の武器を使って戦国時代をサバイバルする内容です。最近流行りの「異世界転生もの」の元祖かもしれません。

タイムスリップものでは、未来から来た人々が歴史の流れに関与しないのが鉄板ですが、ここでは思いっきり関係します(笑)しかし彼らが飛ばされた戦国時代は史実とは異なり、織田信長が居らず、今川義元が病死しているなど、パラレルワールドの気配がします。

上杉謙信と組んで、圧倒的な火力で戦国時代を縦横無尽に駆け巡る戦闘シーンは必見です。

ucosmoさん/30代/女性

奇想天外な設定だが、読み応えがあって楽しめる

ひょんなことから戦国時代にタイムスリップした昭和の自衛隊。

最初こそ「専守防衛」の立場を貫いていたのですが、戦国時代を生き抜く中で上杉謙信と同盟を結び天下取りに走ります。

歴史を変えることにより、時間は自衛隊を現代に戻すのか。それとも戦国の世に倣い、このまま滅びゆくのか。

映画と小説ではラストが違っていますが、どちらも読み応え・見応えがあるので、楽しめると思います。

johnnykopapaさん/50代/男性

それぞれの時代の人と人との交流や、時代によるギャップが面白い

自衛隊の大規模演習のため、富山県に集まっていた伊庭三等陸尉を中心とする一団は、演習の開始直前に、大規模な地震に遭遇。その影響で、彼ら30名の自衛隊員は戦国時代へタイム・スリップしてしまうのです。

タイムスリップした先で、彼らは長尾景虎(上杉謙信)と出会い、徐々に仲良くなり、共にいくつもの戦を重ねて行きます。

多くの戦を重ねて行く中で、伊庭三等陸尉は自分が歴史上の重要な人物である事に気が付くのですが・・・。

トンデモ設定ですが、それぞれの時代の人と人との交流や、時代によるギャップが面白くて、サクサク読めます。

tasakaiさん/50代/男性

100人中/7人がおすすめ

【3位】海の底

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 有川 浩
出版社 ‎角川グループパブリッシング
発売日 ‎2009/4/25
価格 776円

自衛隊のリアルな描写と、人間関係や恋愛模様を上手く織り交ぜた作品

横須賀米軍基地に何故か巨大な甲殻類が押し寄せてきて、人々が捕食され始めます。

そんな中、たまたま浮上していた潜水艦に逃げ込んだ海上自衛隊の隊員と子供たちが、物語の軸になります。

突如として非日常の世界に放り込まれた様々な年齢の子どもたちの振る舞いに、共感できたり、イラッとしたり。特に、唯一の女の子の心理描写は、同性からみると胸が痛みます。

そして唯一の大人の自衛隊隊員の奮闘も見逃せません。自衛隊の描写がとてもリアルで、一気に読めるおすすめの作品です。

minatauさん/40代/女性


非日常の世界でそれぞれが前を向こうとする姿が胸に来る

若い自衛官が、不器用ながらも子どもたちとコミュニケーションを取ろうと奮闘する姿がとてもカッコ良いです。

潜水艦の中で過ごした時間を通して、それぞれが自分のことを省みて前に進もうとする様は胸に来るものがあります。

潜水艦の豆知識も知ることができて、これを読むと潜水艦に乗ってみたくなります。

mtrhさん/20代/女性

100人中/5人がおすすめ

【4位】クジラの彼

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 有川 浩
出版社 ‎角川書店
発売日 ‎2007/2/1
価格

自衛官の恋愛事情がリアルに感じられる一冊

周囲に自衛官を務める人が一人もいない私ですが、この本を読んで、どんな立場の人でも共感出来る感情があって、悩んだり嬉しく思うんだという事がわかりました。

短編集で、登場人物も多彩です。

潜水艦乗りの遠距離すぎる恋愛に同情したり、結婚した後で飛行機乗りの旦那様がモテる立場になって困惑する奥さんの話に悩んだり…。

普通の恋愛事情と自衛官ゆえの悩み、どちらも違和感なく読むことが出来ます。自衛官も人の子なんだなぁ、と改めて感じさせてくれる一冊です。

watanabetuboko2さん/50代/女性


過酷な状況だからこそ、ハラハラしながら見守ってしまう

主人公・聡子と自衛隊の潜水艦乗りの冬原の恋の物語です。お互い興味のなかった合コンで知り合った二人の、恋に発展するエピソードがとても素敵だと思います。

潜水艦乗りは行き先も教えられない、連絡もなかなか取れません。そんな過酷な状況だからこそ、二人をハラハラしながら見守ってしまいます。

「図書館戦争」シリーズなどでも有名な有川浩さんの小説で、「海の底」という小説にもつながるストーリーなので、合わせて読むのもおすすめです!

mmkk017さん/30代/女性

100人中/5人がおすすめ

【5位】図書館戦争

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 有川 浩
出版社 KADOKAWA/角川書店
発売日 2011年4月23日
価格

爽やかだが圧倒的にリアルなので、ストーリーにぐんぐんと引き込まれる

言わずと知れた有川浩の極上エンタテイメント。映画化、漫画化もされていますが、やはり文字で読むとより深く引き込まれます。

行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した笠原郁。高校時代に出会った図書隊員を名乗る“王子様”を探し出す為、日々鬼教官からのしごきにも耐え…。

作者得意の爽やかな恋愛模様と、自衛隊への徹底した取材に基づいたリアルな隊内部の様子が詳細に描かれていて読みごたえがすごいです。ファンタジーとわかりながらも、圧倒的にリアルなので、ストーリーにぐんぐんと引き込まれます。

恋愛要素だけでなく、戦闘モノに興味がある方にも物足りなさを感じさせません!

Tmuuさん/30代/女性

100人中/5人がおすすめ

【6位】天空の蜂

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 東野 圭吾
出版社 ‎講談社
発売日 ‎1998/11/13
価格 990円

原発は本当にこの国に必要なのか考えさせられる

現実に起こりうる「原発テロ」がテーマの衝撃作です。

原発の強みと弱みが分かりやすく説明されています。

「原発に迫る脅威」と聞くと、東日本大震災が記憶に新しいですが、本作はそれより15年以上前に書かれていたというのが驚きです。

原発は本当にこの国に必要なのか?最後がスッキリ出来ない、考えさせられる内容です。

sky25_9a0bさん/50代/男性

100人中/5人がおすすめ

【7位】塩の街

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 有川 浩
出版社 ‎角川書店
発売日 ‎2010/1/23
価格 734円

荒んだ世界や登場人物の心の交流が丁寧に描かれている

有川浩さんの自衛隊三部作といわれているシリーズがおすすめです。私は特に「塩の街」が大好きです。

人が塩化する世界で出会った秋庭と女子高生の真奈。

ロードムービーのように、荒んだ世界の中で次第に心が通い合って、大事な心の拠り所を取り戻していくという流れが丁寧に描かれていて、とても心に染み入る作品になってます。

itohi98さん/50代/男性

100人中/5人がおすすめ

【8位】千里眼 The Start

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 松岡 圭祐
出版社 ‎角川書店
発売日 ‎2007/1/25
価格 565円

主人公の経歴がカッコよく、テンポよく進むストーリー展開が爽快!

千里眼シリーズの一作目「The Start」は、元自衛隊パイロットの美由紀が、現役時代に培った能力・動体視力を活かし、多種多様な事件を解決していくストーリーです。

主人公が元自衛隊パイロットで現在は臨床心理士という経歴もすごいですし、ちょっと博学すぎる気もしますが、テンポよく進むストーリーは、サクサク読めて気持ちが良いです。

焦がしキャラメルさん/30代/女性

100人中/4人がおすすめ

【9位】皇帝のいない八月

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 小林 久三
出版社 ‎新風舎
発売日 ‎2004/4/1
価格

誰しも心の「葛藤」があると改めて感じさせられる

ブルートレインに乗り合わせた業界紙の記者・石森と謎の男たち、怪しい乗客たちの間で、衝撃的な事態が起こります。

また、石森には後ろ暗い過去があり・・・。

本作が書かれたのは阪神淡路大震災や東日本大震災の遥か前で、「災害対応に自衛隊が不可欠」という認識がなかった頃です。当時は中国との軍事的緊張も低く、「新幹線安全神話」も健在でした。

昔から真面目な人ほど、組織の目的と個人の目的の葛藤があったと思います。その「葛藤」を見せる普遍的テーマの小説です。

michimasuda1さん/50代/男性

100人中/3人がおすすめ

【10位】亡国のイージス

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 福井 晴敏
出版社 ‎講談社
発売日 ‎2002/7/16
価格 765円

現在の憲法と自衛隊の立ち位置について考えさせられる

海上自衛隊のイージス艦を舞台に、戦後の日本人が議論を棚上げし続けて生まれた矛盾が描かれています。

現在の憲法と自衛隊の立ち位置について考えさせられる作品です。

一部現実にはない(と思われる)組織や設定が出てきますが、登場人物も魅力的です。

優秀な若い工作員と、海自の叩き上げの中年先任伍長が次第に心を通わせつつ共闘していく様は、ドキドキしながらも切ない余韻を読後に残してくれます。

jadegriffonさん/40代/女性

まとめ

読書家100人が選ぶ自衛隊が登場するおすすめ小説では、1位は『空飛ぶ広報室』、2位は『戦国自衛隊』、3位は『海の底』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。

今回は、読書家100人が選ぶ自衛隊が出る小説おすすめ10選&人気ランキングを口コミと共にご紹介してきました。

【アンケート調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年06月15日~06月30日
回答者数:100人