経済小説のおすすめ23選&読書家500人が選ぶ人気ランキング

ビジネスやサラリーマンが奮闘する物語など、経済がテーマの小説を読みたい時もありますよね!

誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んでおすすめできる経済小説と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、読書家500人が選ぶ経済小説のおすすめ23選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

おすすめ経済小説人気ランキング

おすすめ経済小説ランキング

まずは、おすすめ経済小説人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶおすすめ経済小説』によると、1位は『ハゲタカシリーズ(62票)』、2位は『半沢直樹シリーズ(48票)』、3位は『ちょっと今から仕事やめてくる(44票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、おすすめ経済小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/62人がおすすめ

【1位】ハゲタカシリーズ

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 真山 仁
出版社 ‎講談社; 新装版
発売日 ‎2013/9/13
価格 880円

企業買収と再生についてのストーリーで手に汗を握る

バブル崩壊からはじまった「失われた10年」の前半の話で、1989年から2004年の日本が舞台になっています。

冒頭部分には「本書は、フィクションで登場する企業、団体、人物はすべて架空である」と断りがありますが、バブル崩壊後にドミノ倒しのように起きた大型倒産と日本の経済危機が起きた「失われた10年」についてリアルに書かれているので、つい「フィクション」であることを忘れて作品に没頭してしまいました。

テンポが良く、最後まで一気に読み進められる作品でした。

シリーズものなので、ちょっと手を出しにくいなと思う人もいるかもしれませんが、ドラマを観てから本を読むのも良し、本を読んでからドラマを観るのも良し!の作品だと思います。

mina7220さん/20代/女性


企業におけるヒリヒリした弱肉強食の世界を楽しみながら、株式の知識も養える

一度目のドラマ化でブレイクし、続編が映画化された大人気作です。数年前にも二度目のドラマ化が実施され、新しいファンを獲得しました。

株式に疎い人にも分かりやすく説明される内容なので、新たに株式投資をしたい方は一度見てみる事をオススメします。

人間の葛藤や欲、後悔や怒りの振れ幅が大きい作品ですが、ひと握りの優しさや温かい愛も感じさせてくれる展開もあり、読み応えはたっぷりです。

watanabetuboko2さん/50代/女性

主人公のビジネス戦略がスマートで、見ていてすっきりする!

アメリカでビジネスコンサルタントとして本領を発揮していた主人公が、日本に帰国して起業し、潰れかけている企業を買収してお金を作っていくというストーリーです。

彼に買収される旅館の新しいオーナーとの関係性が面白いですし、主人公の経済戦略がとにかくスピーディーでとてもすっきりします。

少し複雑な企業のルールやビジネスの規則など、難しいところもありますが、先が気になって読み進めてしまいます。

NAHCさん/20代/女性

債権処理のシビアな戦いと、想像を超える人間の思考の広がりに驚かされる

ニューヨークで有名なファンドマネージャーになった主人公は、日本に投資ファンドの代表として戻ってきます。

バブル崩壊後の不良債権の整理を進める上での取引は、熾烈を極めます。それぞれの銀行と企業の思惑と、政治家を交えた覇権に合理的な判断を求める数字が絡むと、物事は膠着してしまいます。読んでいて、緊張感が高まりました。

全ての登場人物の行動に裏が見え隠れするので、スカッとした気持ちにはなれませんが、大きな金の動きを俯瞰しているような気分にはなれました。

経済戦争であっても、人間ドラマです。物語の続きが読みたくなる本でした。

ncmsk523さん/50代/男性

500人中/48人がおすすめ

【2位】半沢直樹シリーズ

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 池井戸 潤
出版社 ‎講談社
発売日 ‎2019/11/14
価格 858円

理不尽な目に遭ってもへこたれない主人公の強さと、逆転劇が痛快!

半沢直樹シリーズです。

会社のノルマや出世のために、相手企業の利益にもならない買収を仕掛けようとする支店長や統括部長達…彼らには、本当にもやもやします。

こういう人達はどこの会社にも絶対います。だからこそ、読者も共感して引き込まれるんだと思います。

しかし、色々と理不尽な目に遭ったり、完膚なきまでに叩きのめされても、最後には見事に逆境をはねのけ解決してしまう逆転劇は痛快です。

nekokan07さん/40代/女性


痛快な上、背景にあるお金や社会情勢、経済的側面にも視野が広がる

近年ドラマ化され、知らない人がいないと言っても過言ではない大人気シリーズです。

この作品のタイトルにもなっている主人公「半沢直樹」が、銀行マンとして銀行内外の不正や汚職等の闇を暴くべく奮闘します。

彼が敵を打倒して行く様がとても爽快です。

主に銀行を舞台にしているため、その背景にあるお金や社会情勢、経済的側面にも視野が広がっていくと言う、とても面白い作品です!

IKE SHINさん/30代/男性

主人公が横暴な権力者をやっつけ、弱い立場の町工場などを助けていく姿が爽快!

ドラマ化されており、観た人も多いと思いますが、この作品はエンタメ性が高く、読んでいて楽しいです。

特に、半沢が担当する企業を飛躍的に上昇させ、それを妨害する上役の不正を暴き、失脚させるストーリーは爽快です。

ドラマとは違い、頭の中で想像しながら読む半沢ワールドは非常に読み応えがあり、一気に読んでしまうこと間違いなし!

jump1980さん/40代/男性

500人中/44人がおすすめ

【3位】ちょっと今から仕事やめてくる

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 北川 恵海
出版社 ‎KADOKAWA
発売日 ‎2015/2/25
価格 693円

登場人物たちが一緒に「心」を元気にしていくところが清々しい

何回読んでもその時々で感覚が変わる本だと思います。

会社で心が病んでしまった青年が、ヤマモトと名乗る青年と出会ったことで、どんどん元気になっていきます。なかなか無くならないブラック企業ですが、ヤマモトのような人が実在の人物だったら、悩めるサラリーマンも減るのになぁという感想です。

心が折れてしまった青年や、明るく振舞いつつも心に傷を負っていたヤマモトが元気になっていく姿を見ていると、自分も心が軽くなっていくと思います。

読みやすいのでおすすめです。

Kiyomi22さん/50代/女性


主人公が自分自身のために会社を辞める勇気を得るという展開が熱い

「仕事を辞めたい」と思っている多くの人が興味を持つ、秀逸なタイトルにまず惹かれます。序盤は主人公に共感して気分が下がるような展開ですが、意外にも読みやすかったです。

心に沁みたのが、後半になってやや冷静さを取り戻した主人公が、故郷の両親へ電話するシーン。平静を装う息子に、朗らかな声で「東京のケーキ買ってきてね」と頼む母親、そして普段無愛想な父親の「仕事が辛かったら戻ってこい」という言葉。

身近な味方さえ見えなくなっていた息子の異変を感じつつも、動じる気配を見せずに寄り添う姿勢の両親。この辺の優しさに心が温まります。

そしてクライマックスのシーン・・・ブラック企業勤務経験者や仕事を辞めたいと苦しむ人間なら、誰もが妄想するであろう憧れの姿だと思います。

ayatsumu20さん/30代/男性

500人中/33人がおすすめ

【4位】下町ロケット

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 池井戸 潤
出版社 ‎小学館; 初版
発売日 ‎2013/12/26
価格 792円

中小企業が大企業に立ち向かう姿勢が痛快

高い技術力を持つ中小企業が、理不尽な様々な仕打ちに打ち勝っていくさまが、痛快です。

突然、取引が打ち切られたり、買収工作や特許権の買取などが次々と押し寄せてきますが、いつも正しく整然と大企業等に対峙し、最後は勝利を収めるストーリーは、勧善懲悪としてもわかりやすい構図で、すっきりします。

会社が存続していくために苦悩する経営者や従業員の姿、そして人間関係が、社会の厳しさを教えてくれます。

姉小路さん/50代/男性

500人中/31人がおすすめ

【5位】海賊とよばれた男

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 百田 尚樹
出版社 ‎講談社
発売日 ‎2012/7/12
価格 990円

経済の形態が大きく変わり続ける時代を生き抜く主人公の姿が強烈!

出光興産創業者をモデルとした「国岡鐵造」の一代記ですが、日本の戦前、戦中、戦後にわたる、石油を扱う商社や国策の歴史がよくわかります。

企業家として、会社と人材の成長を図り、利益を生む戦いに心血を注ぐ主人公の姿に感銘を受けました。

実際、出光の荒々しくも律儀な商売は、地元では昔から知られていました。ただ、この小説はあくまでもフィクションであることを心に留めて読んでほしいと思います。

ncmsk523さん/50代/男性

500人中/24人がおすすめ

【6位】オレたち花のバブル組

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 池井戸 潤
出版社 ‎文藝春秋
発売日 ‎2010/12/10
価格 770円

リアリティがあり、銀行員とは何かを改めて考えさせてくれる

これは人気テレビドラマ「半沢直樹」のもとになった小説です。

作者である池井戸潤は元銀行員なので、自分の体験を織り込んで書いた作品にはリアリティが感じられます。

銀行員とは何かを改めて考えさせてくれる良い作品なので、ぜひ一読されることをおすすめします。

orangekikukoさん/50代/女性

500人中/18人がおすすめ

【7位】鉄の骨

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 池井戸 潤
出版社 ‎講談社
発売日 ‎2009/10/8
価格

「必要悪」と正義の狭間に揺れる主人公の苦悩ぶりに共感

池井戸潤先生の小説です。舞台はゼネコン業界。汚職の渦中に入り込んだ主人公の奮闘ぶりが書かれています。

よく報道される談合などの内幕が書かれていて、読んでいて事実ではないかと思えるリアル感があります。

「必要悪」という言葉もあり、何故談合が起きるのかという事実と正義の狭間に揺れる主人公の苦悩ぶりに共感も覚えて楽しめます。

itohi98さん/50代/男性

500人中/14人がおすすめ

【8位】空飛ぶタイヤ

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 池井戸 潤
出版社 ‎講談社
発売日 ‎2009/9/15
価格 759円

大手企業の隠蔽体質を明らかにしていく熱血描写が非常に楽しい

半沢直樹シリーズで一躍有名になった池井戸潤さんの作品で、こちらも映画化されるなど大人気になりました。

中小企業の使用していたトラックのタイヤが走行中に脱輪し、人が死亡。原因はよくある整備不良だと思われていたのですが、実はそのトラックの販売元である大手企業の部品の欠陥だったことが徐々に明らかに…。

予想外の出来事の攻防や、描かれる人間模様が非常に楽しいです。

fantajimaさん/40代/男性

500人中/9人がおすすめ

【9位】不祥事

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 池井戸 潤
出版社 ‎講談社; 新装版
発売日 ‎2011/11/15
価格 836円

銀行内の不祥事を炙り出す花咲舞の豪胆さと手腕に気分爽快!

事務部事務管理グループ調査役、通称・臨店に任命された相馬と、その部下・花咲舞が、銀行の支店の事務処理の不備や問題を解決する為に奮闘するお話です。

銀行にくる客から騙されそうになる支店の店員を救い、問題を解決する花咲舞の活躍を見ていると気分爽快です。

8つの事件からなる1冊ですが、今度はどうなるかとハラハラしながら、あっという間に読み終わってしまいました。

kemi105さん/40代/女性

500人中/8人がおすすめ

【10位】華麗なる一族

  • 読みやすさ :
  • 読み応え  :
  • 物語の満足度:
著者 山崎 豊子
出版社 ‎新潮社; 改版
発売日 ‎1980/5/25
価格 1,045円

政財界の光と闇が興味を引く

絶大な力を持つ銀行家の一族と、政財界の光と闇が興味を引く内容です。

作者は綿密な取材をしてこの小説を書き上げたというエピソードがあり、骨太の物語になっています。

かなり前の作品ですが、何度もドラマ化されており、ファンが多い作品のひとつでおすすめです。

lunaartemis_18f1さん/50代/女性