感動ノンフィクション小説おすすめ30選&500人のランキング

感動して心に残るような本、それでいて実際の物語であるノンフィクション本を読みたい時もありますよね。

誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んでおすすめできる感動ノンフィクション本と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、読書家500人が選ぶ感動ノンフィクション本のおすすめ30選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

感動するノンフィクション本人気ランキング

感動するノンフィクション本ランキング

まずは、感動するノンフィクション本人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶ感動するノンフィクション本』によると、1位は『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(59票)』、2位は『奇跡のリンゴ(40票)』、3位は『ゼローなにもない自分に小さなイチを足していく(30票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、感動するノンフィクション本を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/59人がおすすめ

【1位】ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

  • 読みやすさ:
  • 読み応え :
  • 感動レベル:
著者 ブレイディ みかこ
出版社 ‎新潮社
発売日 ‎2019/6/21
価格 1,485円

「ダイバーシティーってなんだ?」に答えをくれる本

一人の少年とお母ちゃん(あえてそう呼びたい)をスクリーンにして、感じ、考える本です。決して涙がダバダバ出るような話ではないですが、込み上げる感動で胸の奥と頭がカーッと熱くなります。

普通なら難しい内容のはずなのに、どんどん心に染み入ってきます。頭でわかる事と体験する事の違いを思い知らされます。

「差別ってなんだ?」「ダイバーシティってなんだ?」そんなこと一ミリも考えなくても、答えが出る気がします。

ぜひ読んでみてください。きっとあなたも作者と一緒に、冷や汗やモヤモヤ、迷い…色んな感情を体験できると思います。

amsmam3qsda_d6e8さん/30代/女性

500人中/40人がおすすめ

【2位】奇跡のリンゴ

  • 読みやすさ:
  • 読み応え :
  • 感動レベル:
著者 石川 拓治
出版社 ‎幻冬舎
発売日 ‎2011/4/12
価格 586円

不屈の精神力と自然との調和が生む奇跡に感涙!

リンゴ農家、木村秋則さんのお話です。木村さんは「絶対不可能」と言われていた、無農薬のリンゴ栽培を世界で初めて成し遂げた方です。

木村さんのリンゴにかける執念にも似た壮絶な農作業の記録や、周りにバカ呼ばわりされ極貧になろうとも、リンゴの木と対話し続け、真っ直ぐに自分の信じたものを作ろうとする姿勢に心を打たれます。

ページの向こう側から木村さんの凄まじい気迫と情熱が伝わってくるようで、涙してしまいます。

木村さんのお人柄を通して、文明の進化が加速している今、自然の中での人間の在り方について、私達にもう一度ゆっくり考えるよう問い直してくれる一冊です!

ai2009013さん/40代/女性

500人中/30人がおすすめ

【3位】ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく

  • 読みやすさ:
  • 読み応え :
  • 感動レベル:
著者 堀江 貴文
出版社 ‎ダイヤモンド社; 第1刷版
発売日 ‎2013/11/1
価格 1,540円

起業家ホリエモンの間らしさが滲む

ホリエモンが幼少期からどのように生き、どのように有名になり、どのように人から裏切られ、どのように刑務所で過ごし、何を考えて生きてきたのかが全て語られている本です。

これを読んだ時はホリエモンのことをよく知らず、なんか有名な胡散臭い人だと思っていましたが、読み始めるとその認識がガラッと変わります。

彼の人間らしさが滲む本です。

Yuzu31さん/20代/女性

500人中/19人がおすすめ

【4位】“It”(それ)と呼ばれた子シリーズ

  • 読みやすさ:
  • 読み応え :
  • 感動レベル:
著者 デイヴ ペルザー
出版社 ‎ソニーマガジンズ
発売日 ‎2002/9/1
価格

世界一有名な被虐待児の壮絶な生き様に胸を打たれる

実の親にitと呼ばれ、壮絶な虐待を受けて生き延びた筆者が、大人になってから当時のことを綴った本です。

近年、「毒親」という言葉が定着して来ましたが、この本はその先駆けの、世界一有名な毒親本と言ってもいいのではないでしょうか。

読んでいて涙が出てくるようなつらい境遇を生き抜き、自分なりの人生の哲学を見つけた筆者の思いに胸を打たれること間違いなしです。

Yuzu31さん/20代/女性

500人中/19人がおすすめ

【5位】こんな夜更けにバナナかよ

  • 読みやすさ:
  • 読み応え :
  • 感動レベル:
著者 渡辺 一史
出版社 ‎北海道新聞社
発売日 ‎2003/3/1
価格

ありきたりな良い話ではなく、介護のイメージががらりと変わる

ノンフィクションライターの渡辺一史さんが、筋ジストロフィーの鹿野さんの介護ボランティアをする話です。家族から薦められて読んだのですが、とにかく予想を裏切られる内容でした!

というのも、鹿野さんは真夜中に「バナナが食べたくなったから、買ってきて」とボランティアに言うような人。「この人、何でそんな無茶を言うの?」とびっくりしましたが、読んでいる途中で、私自身が「障碍者はボランティアに助けてもらっているのだから、自分の希望を抑制すべきだ」という考えにとらわれていたことに気づきました。

自分ではどうしてもできないことがあれば、周りの人に助けてもらう。それを「わがまま」ととらえるのではなく、「お互いさま」と思えるかどうかが大切だと感じました。

鹿野さんの言動はとても印象的であり、考えさせられる点が多くありました。ありきたりな「介護のいい話」ではないからこそ、心に残る一冊です。

tomoko42さん/40代/女性

500人中/19人がおすすめ

【6位】二平方メートルの世界で

  • 読みやすさ:
  • 読み応え :
  • 感動レベル:
著者 前田 海音
出版社 ‎小学館
発売日 ‎2021/4/20
価格 1,650円

前向きな気持ちを忘れずに病魔と闘う著者の言葉ひとつひとつに涙が出る

筆者は生まれつき脳の病気を持ち、幾度も入院生活をしている小学生の女の子・前田海音ちゃんです。

そんな彼女が、入院生活の中で感じたことなどを綴っているのですが、辛い思いをしているのに前向きな海音ちゃんの言葉ひとつひとつに涙が出ます。

現在、私も原因不明の病気を患って毎日苦しいですが、彼女もずっと頑張っているのだから、大人の私が負けていられないなと思わせてくれます。

ピアノ座さん/30代/女性

500人中/19人がおすすめ

【7位】知覧からの手紙

  • 読みやすさ:
  • 読み応え :
  • 感動レベル:
著者 水口 文乃
出版社 ‎新潮社
発売日 ‎2010/7/28
価格 572円

特攻隊員が遺した婚約者への最後の手紙に心打たれる

穴沢利夫少尉が出撃前に婚約者に宛てた手紙には、彼女への深い愛情と今後の幸せを願う気持ちが溢れていて、胸を打たれます。

婚約者のマフラーを巻いて笑顔で飛び立っていったという穴沢少尉の心中を思うと、言葉が出ません。

婚約者であった智恵子さんが、戦後を生きながら抱えていた思いも、私たちは知らなくてはいけないと強く思います。

平成生まれの若い方達にも是非読んで欲しいです。

yukikoAさん/40代/女性

500人中/17人がおすすめ

【8位】余命1ヶ月の花嫁

  • 読みやすさ:
  • 読み応え :
  • 感動レベル:
著者 TBS「イブニング5」
出版社 ‎マガジンハウス
発売日 ‎2007/12/13
価格

「今」を大切に生きようと考えさせられる

今を大切に、悔いのないように生きようと思えるおすすめの本です。

ガンと診断され、余命も1ヶ月と言われてしまう主人公は、それでも前向きに、大切な旦那さんや友達、家族が驚くほど笑顔を見せ続けます。

自分が余命1ヶ月と言われたら悲観的になり、周りを傷つけてしまうだろうと思うので、こんな人になりたいと思いました。

若くても病気になることはあると思うので、悔いのない「今」を送ろうと思える作品です!

HiKaRu1702さん/30代/女性

500人中/17人がおすすめ

【9位】収容所(ラーゲリ)から来た遺書

  • 読みやすさ:
  • 読み応え :
  • 感動レベル:
著者 辺見 じゅん
出版社 ‎文藝春秋
発売日 ‎1992/6/10
価格 682円

人間の持つ力に圧倒される

ソ連で理不尽に抑留され、帰国前に病に倒れてしまった山本幡男さんの遺書を、仲間が日本に持ち帰った方法にとにかく圧倒されました。

何一つ持ち帰ってはいけない状況の中で、遺書を遺族の元に届けなければいけない、その一心に突き動かされ、遂に実現する場面は圧巻です。

決して読みやすいものではありませんが、人間が持つ力というものに深く心を動かされます。是非多くの方に読んで欲しいと心から思います。

yukikoAさん/40代/女性

500人中/17人がおすすめ

【10位】小説家という職業

  • 読みやすさ:
  • 読み応え :
  • 感動レベル:
著者 森 博嗣
出版社 ‎集英社
発売日 ‎2010/6/17
価格 792円

プロの作家になるための心得についてわかりやすく説明している

小説を書いて小説家としてデビューしたはいいけど、一発屋で終わりにしないためにはどうしていけばいいのか?

作者の実体験を元に、小説を書くことをビジネスにするための心構えをわかりやすくまとめた一冊です。

ただ、文章を書くことが好きなだけでは、小説家としてやっていけないということの現実を垣間見ました。

小説家になりたい人必見の1冊だと思います。

Hajimeniwataruさん/50代/女性