ワンピースの最新1035話は「キングの性質」「カイドウとキングの出会い」など、今後の展開が気になる内容が盛り沢山でしたね!
この記事では、前回の1034話のあらすじを振り返った後で、1035話のネタバレと見どころをご紹介。(前回の1034話のネタバレ・考察はこちら)
またワンピース好きの筆者なりの考察をまとめておりますので、そちらもあわせてご紹介していきたいと思います!
目次
1034話のあらすじ
- 遊郭ではサンジとクイーンの戦闘が続いており、周りの建物が破壊されていく
- 血を流していた花魁(お染)が忠治(ペット)を探している
- 花魁達はお染に逃げるよう促しますが、もはやワノ国からも逃げ出さないといけない状況にまでなっている
- 鬼ヶ島の外ではモモの助が名案を思い付き、奮闘している
- カイドウの焔雲を掴み、引っ張ることで、鬼ヶ島墜落を止めようとしている
- ライブフロアでは百獣海賊団と侍達の戦闘が続いている
- クイーンがスパーキングクイーン(イチジの目から光線を出す)という攻撃を繰り出す
- 続いてヘンリークイーン(ニジの電撃)という攻撃を繰り出す
- クイーンはジェルマ66(ジャッジの子供の能力)の技が全て使える様子
- ジェルマの技術を使用することで、自身のほうが科学者として優れていることを示したいと思っている
- 今度はウインチクイーン(ヨンジの腕を放出する技)という攻撃を繰り出し、サンジにダメージを与えていく
- 攻撃を受けながらも、サンジは蹴りでクイーンの左腕を破壊する
- クイーンに対して、ジェルマのことを口にするなと忠告していたと言うサンジ
- 今度はサンジがフランシェストレイクという蹴り技を放つ
- クイーンも余裕を見せていたが、サンジの攻撃は効いており、確実に弱ってきている
- サンジはジェルマの力を出現したこと(運命)を認め、広場での自分とは違うと叫ぶ
- クイーンがステルスブラック(サンジの透明化)によってサンジの目の前から消える
- サンジも透明化したクイーンの前から姿を消した
- しかし、レイドスーツは破壊されているため、高速移動による消失と考えているクイーン
- 2人の戦闘のそばで忠治を発見するお染
- お染はクイーンのお気に入りだが、何度も誘いを断られたため、恨んでいた
- 先ほどお染に攻撃したのもクイーンだということが判明する
- ジェルマの力(外骨格など)に武装色を重ね、高温の炎を纏う脚(イフリートジャンプ)でサンジが攻撃を繰り出す
- サンジの怒涛の攻撃で吹っ飛ばされるクイーン
1035話のネタバレ・見どころ
- サンジの攻撃で鬼ヶ島の外にまで飛んでいくクイーン。サンジVSクイーン完全決着
- 怯えるお染に対して忠治を手渡すサンジ
- 忠治が生きていたことに安心し、サンジに感謝を伝える
- サンジは過去に自身がネズミに餌をやっていたことを思い出している
- お染の心配もするサンジだが、ダメージからか倒れてしまう
- ゾロはキングの背中の火が消えた時、動きは早くなるが、防御力は落ちるという性質に気付く
- ゾロの攻撃が決まり、キングのマスクが取れ、完全に顔が現れる
- 「黒い羽根、白髪、褐色の肌」という特徴を持った人間を政府に報告すると1億ベリーの賞金がでる
- 賞金のことについて語った部下に、キングは自身の刀を炎で纏い、火龍皇という技で攻撃する
- ゾロはキングに何族か尋ねるが、これから死ぬ男が知っても意味がないと発言するキング
- 激しい攻防が続き、閻魔の能力で命が削られ時間がないゾロだが、キングもゾロの攻撃に対して危うさを感じている
- キングに席(四皇の座)を空けろというゾロ。それに対してキングはカイドウこそ海賊王になる男と発言する
- キングの回想。カイドウとは自身が捕まっている研究施設で出会う
- キングの強さ、耐久力を見たカイドウは新たな自身の海賊団にキングを引き入れる
- キングの本当の名はアルベル。キングという名はカイドウがつけた
- ゾロの技名に閻王が付け加えられる(覇王色を纏っての攻撃)
- 再び激しい攻防が続いたが、背中の火が消えた瞬間を見逃さずに厄港鳥という技でキングにダメージを与える
- ゾロの攻撃に脅威を感じたのか、火が消えていないにも関わらず、キングはゾロの攻撃を刀で受けている
- キングが空中に飛び上がり、御守火龍皇という大技を繰り出す
- ゾロも閻王三刀龍一百三情飛龍侍極という大技を繰り出し、キングの大技を破り、右羽根を両断する
【考察その1】キングの性質
ゾロは戦闘をしていく中で、少しずつキングの性質を理解していきます。
背中で火が燃えている時は、防御力が高く、ゾロが攻撃を与えてもダメージを与えることができません。
しかし、火が消えている時は移動速度が上がる分、防御力が落ち、ゾロの攻撃でダメージを与えることが出来ます。
背中の火はルナーリア族の特殊な力であることは間違いないですが、今のところ何も分かっていない状況です。
さらにこの火は背中だけでなく、刀に纏わせることで、攻撃としても使用できています。
今のところ攻撃での使用のみとなっていますが、過去(神の国に住んでいたころ)には攻撃以外での使用方法があったのかもしれません。
空白の100年で滅びた「ある巨大な王国」との繋がりがあるなら古代兵器を使用するために必要な能力だった可能性など考えられないでしょうか。
もしそうならキング(ルナーリア族)がいることで世界を変えられるかもしれませんね。
【考察その2】カイドウとキングの出会い
予想としてはクイーンがキング(ルナーリア族)の研究を行っており、その後2人でカイドウの下に向かったと思っていましたが、2人は同じ研究施設にいてクイーンより以前に行動を共にしていたのですね。
ルナーリア族であるキングが研究されているのは分かりますが、海賊であるカイドウがインペルダウンではなく、研究施設にいたのかは疑問に思います。
カイドウの血統因子を調べて作られたものが、モモの助が食べた人造悪魔の実であり、もしかしたらカイドウの血にも何か特殊な力があるのかもしれません。
そしてカイドウはキングを見た際に「政府は手離せねェな」と言っていることから、ルナーリア族のことも当然知っていると思います。
時系列は分かりませんが、新しい海賊団を作ると言っているあたり、おそらくロックス海賊団の壊滅直後、まだ見習いだったころのカイドウだと考えられます。
海賊として駆け出したばかりのカイドウがなぜルナーリア族という言葉やその特殊性について知っているのでしょうか。
ここで未だ謎の多いロックスが関わっていたりすると、面白さがさらに増しそうですね。
回想シーンでさらに気になる場面としては、キングの「お前は世界を変えられるか?」という発言。
これは何に対しての発言なのでしょう。
現在研究対象となっている自分(ルナーリア族が自由に生きられない世界)に対しての発言なのか?天竜人(祖先の住んでいた国を滅ぼした) が支配している現在の世界に対しての発言なのか。
このことからもルナーリア族は世界を変えるための重要な鍵なのかもしれません。
カイドウもルナーリア族のことを知っているからこそ、キングを仲間に引き入れ(強いのもあるでしょうが)利用している部分もあるのかもしれません。
今回、キングの名前が「アルベル」だということが分かりました。
まだ何も分かりませんが、この名前もおそらく何か重要なことが隠されているはずです。
クイーンやジャック、そしてカイドウにも本当の名があり、何かの繋がりがあるのかもしれません。
【考察その3】ルナーリア族はキング以外にも生き残りがいる?
ゾロの攻撃によってキングのマスクが取れ、素顔が初めて現れました。
「黒い羽根」「白髪」「褐色の肌」という特徴があり、百獣海賊団の会話で、これらの特徴がある人物を政府に報告するだけで1億ベリーもの金額が支払われることが分かりました。
鬼ヶ島でのビッグマムとキングとの会話の中で、「1種は歴史の彼方に消えちまったかもしれねぇが、お前は生きている」と発言しており、このことからキング以外のルナーリア族は滅んでいる可能性が高いと考えていました。
しかし、ルナーリア族がキング以外にも生きている可能性が高い・確証があるからこそ、政府は情報に対して賞金をだすのだと思います。
キングの回想で研究施設から脱出してカイドウについて行ったことは政府も知っていると思うので、キング1人に対しての賞金の可能性も考えられますが、今回の1035話でルナーリア族の生き残りはいるのではないかと予想しています。
ルナーリア族は過去に天竜人から国を滅ぼされている可能性が高く、ルナーリア族にとって現在の政府は敵であることは間違いないはずです。
いずれルフィ達は世界を変えるための戦いを世界政府・天竜人とするはずであるため、キングや他の生き残ったルナーリア族との共闘もあるのではないかと思います。
現在死闘を繰り広げているゾロとキングの共闘なんかも見れるかもしれませんね。
ワンピース1035話の感想・総括
「サンジVSクイーン」ついに決着。
サンジが四皇の大幹部を撃破しました。
クズキャラになり下がったクイーンを倒した場面は読んでいてとてもスッキリしました。
クイーンが敗れたことで、クイーンの行動(氷鬼など)を不審に思っていた百獣海賊団の戦闘員(プレジャーズやウェイターズ)はさらに寝返る可能性がありますね。
さらに戦力差は縮まり、大きく戦局も変わってきそうです。
今回、サンジはジェルマの力も加わってはいますが、恐竜の耐久力を上回るほどの攻撃力も手に入れており、ワノ国編でかなりの成長を遂げたのではないかと思います。
さらに戦いの中で忠治を助け、お染のケガを心配していることから、ジェルマ66のように感情(心)を失っておらず、しっかりと自分の感情(心)を持ったままのサンジでいたことがとても嬉しく思いました。
鬼ヶ島での戦闘が全て終わるまでは分かりませんが、このままサンジには何事もなく物語が進んでいってほしいですね。
1034話はサンジを主に描いていましたが、1035話は再びゾロとキングの戦闘シーンに戻りました。
今回の見どころは「ゾロVSキング」です。
ゾロも閻魔を開放したことで、覇王色での攻撃(黒い稲妻のような描画があるため)が出来るようになっていますが、覇気(命?)を吸われているため、あまり時間はなさそうであり、まだ完全には閻魔を使いこなせていないようです。
しかし、ゾロの攻撃も少しずつキングに当たりだし、ついに隠されていた素顔が現れました。
ずっと隠されていた素顔のため、すごく特徴があるのかと思いましたが、最初見た感想としては、他にも似たようなキャラクターがいるのでは?と思ってしましました。
顔だけでいったらカイドウの方が、特徴がある感じがします(角があるため)。
ただ、キングのような特徴を持つ人物を政府に報告するだけで1億ベリーもの大金が出るあたり、素顔を隠していたのは納得できますね。
それだけルナーリア族は政府にとって重要(邪魔)な存在なのでしょう。
そしてサンジVSクイーン同様にゾロとキングの戦闘も激しさを増してきましたが、ゾロはキングの特徴を掴んできているようです。
ゾロは直感で戦っているイメージでしたが、しっかりと考えて戦っているのだと驚いてしまいました。
キングは刀に炎を纏い攻撃を繰り出していますが、これは悪魔の能力ではなくルナーリア族の特殊能力による攻撃だと思います。
それに対してゾロも技に閻王と付けて攻撃をしており、2人の技の応酬は読んでいてとてもかっこよく、迫力あるシーンでした。
最後にはお互い今まで見せてなかった大技、キングの「御守火龍皇」ゾロの「閻王三刀龍一百三情飛龍侍極」を繰り出し、ゾロの攻撃が炎の龍(キングの攻撃)とキングの右羽根を両断します。
本物の龍ではありませんが、ゾロの攻撃で龍を両断している場面は、ONE PIECE以前の短編マンガでリューマがドラゴンの首を斬った場面によく似ていますね。
リューマとゾロには何か繋がりがあるのかもしれません。
決着なのか?まだ勝負は続くのか?「ゾロVSキング」もいよいよ終結に近付いてきました。