この記事では、前回の1036話のあらすじを振り返った後で、1037話のネタバレと見どころをご紹介。(前回の1036話のネタバレ・考察はこちら)
またワンピース好きの筆者なりの考察をまとめておりますので、そちらもあわせてご紹介していきたいと思います!
目次
1036話のあらすじ
- ゾロの攻撃でキングの刀、そして黒い翼が両断されます。右脳塔ドーム外の戦いはゾロの勝利で決着
- キングの回想。世界を変える力を持っているカイドウをジョイボーイだと思っていたようです
- カイドウによって命を救われたキングは、カイドウに「最強」でいることを望んでいいます
- キングはカイドウを海賊王にしたいと思っており、自身もそれまで負けないことを伝えます
- ゾロはミホークに負けた時にルフィに言った言葉を思い出し、改めて大剣豪になるまで負けないことを誓います
- 目の書いた紙を顔に貼っているキャラクターによって、CP-0にキングが敗れたことが伝えられます
- 大看板と飛び六胞という百獣海賊団の幹部が全て敗れたことに驚くCP-0
- しかし、善戦を全て無意味にする力を持った怪物が2匹いるため、まだ分からないと思っているようです
- ワノ国での決戦の裏では、別の戦いが繰り広げられています
- 鬼ヶ島はカイドウの焔雲で浮いていますが、ルフィがカイドウを倒すことで焔雲は消えてしまいます
- 焔雲が消え、鬼ヶ島が墜落すると、地下の火薬で花の都は大爆発をし、多くの民衆の命が奪われてしまいます
- もう一つの危機として、火前坊が鬼ヶ島の空中爆発を目論み、地下へと向かっています
- それらの危機を防ぐためにモモの助とヤマトがそれぞれ奮闘しています
- 武器庫に辿り着いたヤマトだが、六鬼が扉の前で寝ており扉を塞いでいます
- フーガに頼み門番をしていた六鬼を攻撃、扉を破壊し、さらに抑えつけることに成功します
- 瀕死の錦えもんと菊之丞の場所に辿り着いたウソップだが、百獣海賊団の戦闘員が襲い掛かってきます
- 錦えもんと菊之丞は、それぞれお互いを助けるようウソップにお願いします
- そんな自身の命を大切にしない2人に対して、ワノ国(侍)の文化が好きじゃないと怒り出すウソップ
- そして2人に対して、討ち入って満足せずに、生にしがみつくよう叫びます
- 絶体絶命のウソップの前にイゾウが現れ、百獣海賊団を蹴散らします
- イゾウは「頼んだゴッドウソップ」と言い錦えもん達を任せ、その言葉に照れるウソップ
- 城内3階、雷ゾウVS福ロクジュはお互いの金縛りの術で動けなくなっています
- 動けない状況で雷ゾウの背中に周辺の火が引火してしまいますが、雷ゾウは全く怯んでいません
- 宝物殿ではオロチと小紫が一緒にいますが、鬼ヶ島が爆発する前に脱出したいオロチはソワソワしています
- 城内地下2階。三鬼とドレークを置いて逃げ出すアプー。そしてCP-0に敗れている三鬼とドレーク
- 世界では事件が起きており、今回四皇が敗れるようなことがあれば、追い風になってしまうと心配しています
- ルフィとカイドウとの戦いも激しさを増しており、お互いが覇王色を纏い攻撃を繰り出しています
- カイドウのこん棒による攻撃とルフィの怪鳥銃という技で、2人とも倒れてしまいます
- 同時に起き上がり、ルフィは楽しくなってきたと発言し笑っていますが、カイドウも同じく笑っています
1037話のネタバレ・見どころ
- 花の都では、1年のうち唯一お酒を飲むことができる火祭りを民衆が楽しんでいます
- 花の都の民衆にとっても火祭り以外の日は苦痛であり、オロチにも不満を持っています
- 空船の準備が始まり、亡くなったご先祖様へのお願いを書き込んでいます
- ルフィとの戦闘中ですが、戦闘が楽しくなってきたためカイドウもお酒を飲み始め、酔っぱらってしまいます
- お酒を負けた時の言い訳にするなと発言するルフィに対して、認めたからこそお酒を飲んだと発言するカイドウ
- ルフィの攻撃を避け、酒龍八卦輪雷上戸引奈落という覇王色を纏った攻撃でルフィを地面に叩きつけます
- カイドウの攻撃でダメージを受けるルフィ。カイドウは龍の姿となり落込上戸となります
- 鬼ヶ島の現状からネガティブな発言を繰り返すカイドウですが龍巻壊風という技でルフィを攻撃します
- 人獣型になり今度は泣き上戸となります。雷鳴八卦でルフィを攻撃しましたが、攻撃をかわし顔に蹴りをいれます
- 攻撃を受けたカイドウもすぐ反撃態勢となり、お互いに覇王色を纏った頭突きをします
- カイドウの覇気が強まっているようで、競り負けるルフィ
- 怒り上戸となったカイドウはボロブレスを放ちます
- ルフィの怪鳥銃乱打(ロックガトリング)、カイドウの軍茶利龍盛群が交差し、お互いに攻撃が当たります
- 激しい攻防が続きましたが、ルフィの攻撃が決まり、白目をむくカイドウ
- 聖地マリージョアのパンゲア城に場面が変わります
- 五老星がレヴェリーや現在戦闘が繰り広げられているワノ国について話をしています
- ロビンを捕えているころと予想しており、消すべきだと発言しています
- ワノ国近海で待機している世界政府の船。巨大な影を見たと報告をしています
- 再び五老星の会話の場面で、ある悪魔の実に関しての話をしています
- その悪魔の実は五老星にとっても伝説であり、過去何百年も覚醒をしていないようです
- 世界政府はその悪魔の実にもう一つの名を与えており、その理由は歴史からその悪魔の実の名を消すためのようです
- そして霧の中にズニーシャの姿が現れます
【考察その1】別の名前を与えられた悪魔の実とは?
ワノ国に入ってからゴムゴムの実についての回想が描かれています。
当時CP-9であったフーズ・フーが護送し、その護送船をわざわざシャンクスが攻撃しゴムゴムの実を奪っているなど、ゴムゴムの実には何か隠された真実があるのだと思います。
そしてカイドウのウオウオの実も、ワノ国編で登場した悪魔の実ですが、海に嫌われるはずの悪魔の実になぜか「ウオ(魚)」という水・海に関連した名前が付けられています。
五老星の会話の中で過去何百年と覚醒していないとあり、今のところルフィもカイドウも覚醒した描写が描かれておらず、別の名を与えられた悪魔の実としては2つとも可能性があると考えます。
ドフラミンゴの覚醒を見た時に、ルフィのゴムゴムの実の覚醒はきっと周囲をゴム状にして、その性質を利用して攻撃をすると想像していましたが、カタクリのモチモチの実がゴムゴムの実の性質に似ている(上位互換)覚醒であったため、これだけ伏線の多いONE PIECEという作品において、カタクリと同じような覚醒にはならないだろうと考えられます。
トラファルガー・ローもオペオペの実を覚醒していますが、それとは別に最上技として永遠の命を与える不老手術があります。
もしかしたらゴムゴムの実は覚醒としてはカタクリのモチモチの実と同じ能力でも、別に最上技などがあると面白いですね。
今回五老星が悪魔の実の会話をした後にズニーシャが登場しています。
ズニーシャが悪魔の実(ゾウゾウの実?)を食べている人間・物であるならば、数百年という言葉も当てはまりやすく、可能性としては低いかもしれませんが、この五老星の発言はズニーシャのことを指せているのかもしれません。
【考察その2】ズニーシャがワノ国に現れた理由は?
ズニーシャについて分かっていることは①何らかの罪を犯して1000年歩き続けている。
②背中にミンク族が住むモコモ王国があるという2つだけで、まだ多くの謎が残る生物です。
ズニーシャの罪がどのようなものなのかは現在も不明ですが、この罪によって歩くことしか許されておらず、ゾウ編でジャックから攻撃を加えられても何もせず耐えることしか出来ませんでした。
最終的にはモモの助の命令でジャックを撃退することに成功しましたが、その後は会話を行うことは出来ていません。
ルフィ達がトットランドに向かった際に、モモの助はズニーシャと再び会話をするために残りましたが、ルフィ達との再開時に誰もそのことについて発言がなかったことから、ワノ国へ出発するまでの期間で会話をすることは出来なかったと考えます。
ズニーシャは命令なく行動をすることは出来ないため、ワノ国に現れたのも何かしらの力(命令・使命)が働いた可能性は高いです。
そして、その力を働かせたのは間違いなくモモの助のはずです。
血筋なのかモモの助は唯一ズニーシャとの会話もでき、その他に視覚共有も行えています。
このことから、ある程度の感覚の共有も行えていると考えると、現在モモの助はワノ国上空で鬼ヶ島墜落を阻止するために奮闘していますが、危機的状況でもあります。
このモモの助の感情(危機的状況)を察知し助けるために現れた可能性も考えられるのではないでしょうか。
しかし、この考えだと特にモモの助は命令していないため矛盾はありますが。
【考察その3】ワノ国編でのズニーシャの役割とは?
ズニーシャがモモの助の危機的状況を察知し助けるために、ワノ国に現れたと考えると、現状では鬼ヶ島の墜落を阻止することが1番の役割だと思います。
モモの助は現在カイドウのように物体を浮かばせるほどの焔雲は作り出せておらず、墜落場所を少しでも花の都から遠ざけるために焔雲を引っ張っている状況です。
一つの可能性としてズニーシャの鼻で、鬼ヶ島を持ち、安全な場所に置くといったことも想像できますが、ズニーシャは何か行動を起こすためには必ずモモの助の命令が必要なはずです。
ゾウ編以降ズニーシャと意思疎通が出来たという描写はなく、命令が可能なのか疑問に思いますが、ワノ国編になりモモの助にはある変化が起きています。
それは、しのぶの悪魔の実の力によって年齢が上がっていることです。
ズニーシャとの会話と年齢が関係しているかは分かりませんが、年齢が上がる前にもカイドウに殺されかけたりと、今以上の危機的状況でもズニーシャが現れる描写はなく、年齢が上がり成人になった直後にズニーシャが現れていることから、少なからず年齢との関連はあると思います。
モモの助と同じような能力を持った人物として魚人島のしらほしがおり、しらほしは魚人島編で初めて海王類と会話をしています。
ONE PIECEの世界における成人の年齢は分かりませんが、ワノ国で例えるなら武士の成人は11~16歳とされており、しらほしも年齢は16歳で成人しています。
成人することが1つのポイントとして考えると、しらほしと同じ能力(巨大生物との会話)を持つモモの助もズニーシャとの会話が行えるようになっているのではないかと考えられます。
モモの助が成人してからは、まだズニーシャと会っていないため可能性としては高いと考えており、命令が可能でなれば、今回の危機も防ぐことが可能だと思います。
【考察その4】ロビンの捕獲に拘る理由とは?
ワノ国にはCP-0がおり、現在ロビンの捕獲に動いています。
今回のワノ国編では新たにルナーリア族という種族も出ており、その存在を報告するだけで1億ベリーの報酬を受け取ることができます。
ロビンの最初の懸賞金が7900万ベリーであったため、政府による危険度で言えばキングの方が高いはずです。
当然政府はキングが百獣海賊団にいることも知っているはずですが、ここまでロビン捕獲に拘るのは何故なんでしょう。
キングの強さからCP-0では敵わないと思っている可能性もありますが、利用価値だけで言えば、ポーネグリフを読める存在のロビンの方が政府にとっては厄介なのかもしれません。
ワンピース1037話の感想・総括
鬼ヶ島では各所で多くの戦闘が繰り広げられていますが、徐々に決着も付いてきました。
サンジ、ゾロと続き再びルフィとカイドウの戦闘シーンに移ります。
さすが船長同士の戦いで、なおかつ覇王色の覇気を纏っての攻防はとても迫力があり、見入ってしまいました。
そんな激しい戦闘中にも関わらずカイドウはお酒を飲み、酔っぱらってしまいます。
カイドウは酔っぱらうことで喜怒哀楽が不安定になる場面も何度か描かれており、普通なら思考能力が低下し、弱くなってしまいそうですが、カイドウはルフィを認めたからこそお酒を飲んでいると発言しています。
カイドウは現在のONE PIECEの世界において最も高い懸賞金がついた海賊であり、個人の戦闘力だけで言えば最強と言われています。
高すぎる生命力、耐久力のせいで、自分自身(自殺願望)も含め、今まで誰もカイドウを倒す(殺す)ことができていません。
カイドウの今までの描写からも海賊らしく好戦的であることが想像できますが、ワノ国という鎖国国家を縄張りにしており、その強さから遠征に行ってもまともに勝負を挑む者もおらず、そんな状況に対して苛立ちや虚しさ(退屈)といった感情があった可能性も高いです。
そのため、白ヒゲと海軍との戦争への参入や世界最高の戦争を引き起こすことで、それらの感情を少しでも紛らわそうとしたとも考えられないでしょうか。
理解できる人は多くないでしょうが、強すぎるからこその悩みもあるのかもしれません。
もしかしたらカイドウは最強であるがために、戦闘を少しでも楽しめるよう自身で力をコントロールしていた可能性もあります(BLEACHの更木剣八のように)。
そのため、ここまで自身を追い込んだルフィに対して全力を出せると思い、リミッターを外すためにお酒を飲んだのではないでしょうか(ただお酒が好きなだけという可能性もありますが)。
実際にお酒を飲んでからは、覇気が強まったというルフィの発言もあるように、技の威力も上がり、ルフィに怒涛の攻撃を繰り出しダメージを与えていきます。
しかし、ルフィも負けておらず、カイドウにダメージを与えていき、ルフィのロックガトリング、カイドウの軍茶利龍盛群とお互いの最高の技が繰り出されますが、最後にはルフィの攻撃によってカイドウが白目をむきます。
初登場時はどうやっても勝てないと思わせるほどの存在感を放っていたカイドウをここまで追い込むルフィもやはりカイドウクラスの化け物であるのだと改めて感じさせる描写になっていました。
カイドウに勝つことで、今後ルーキーや海軍などから化け物と称される日もあるかもしれませんね(見た目は普通の青年ですが笑)。
鬼ヶ島では雷蔵VS福ロクジュ、キッド・ローVSビッグマム、その他にオロチと小紫とまだ決着が付いていない場面も多く、個人的にはルフィとカイドウの戦いは最後に決着が付き、アーロン編のように鬼ヶ島の頂上で立つルフィの姿を見てみたい気もします。
そして、鬼ヶ島から急に場面が聖地マリージョアに変わりました。
これには驚きましたが、五老星が登場する場面はいつも重要な会話や描写があり、今回もかなりの謎を残しています。
そして最後に全く想像もしていなかったズニーシャが登場しており、まだまだワノ国編は波乱が起こりそうですね。