めちゃくちゃ怖い小説27選&読書家500人の人気ランキング

編集部おすすめ:おすすめの怖い小説17選

編集部おすすめのおすすめの怖い小説
ここまでは、読書家500人が選ぶおすすめの怖い小説の人気ランキングをご紹介してきました。

次に、Bookey編集部が選ぶおすすめの怖い小説17選をご紹介していきます。中には有名ではない本もありますが、どの本も魅力的な内容でおすすめですよ!

おそろし 三島屋変調百物語事始

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • 怖さ要素  :
著者 宮部 みゆき
出版社 角川書店
発売日 2012年4月25日
価格 792円

時代物だが、現代にもつながる日常の怖い話がたくさん

とある理由で心を閉ざした娘・おちかは、江戸にある袋物屋・三島屋に住むことになりました。

ある日、お店の旦那様の言いつけで、訪問客の奇妙な話の聞き手となることに。老若男女、様々な年齢の人々の話、世間話から奇妙な話に発展していく過程に目を離せなくなります。

主人公の娘は三島屋以外に住むところはなく、嫌でもお客様の話に耳を傾けなければならず、その描写や気持ちが切なくなりました。

怖いのに泣ける!何度も読みたくなる不思議な本です。

のぞみ OKAさん/40代/女性

親指さがし

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • 怖さ要素  :
著者 山田 悠介
出版社 幻冬舎
発売日 2005年10月1日
価格 545円

背後に迫って来るような臨場感

リアル鬼ごっこで有名な山田悠介さんの作品です。とにかく描写が繊細かつ明瞭で、小説の世界にぐっと引き込まれます。

特に「絶対に振り向いてはいけない」と分かっていながらも、後ろを向いてしまう様子は共感でき、更に怖さ倍増です。

「親指さがし」がなぜ始まったのか、不可解な死体の謎は何なのか、自身の過去と向き合い、葛藤しながら真実に向き合っていき、ようやく全貌が明らかになったとき、「親指さがし」は終わるのか。

ホラーとミステリーが融合し、真実に少しずつ近づいていく過程に、手が止まりません。

ただ夜に1人で見ると、後ろを振り向けなくなるので要注意です!(笑)

tomakyuさん/20代/女性


ホラー感たっぷりで、読んでいて怖くなる

リアル鬼ごっこの作者の山田悠介さんの作品で、映画化と漫画化もされています。

完全な幽霊ものではないのですが、親指を探すという物語はホラー感たっぷりで、読んでいて怖くなる作品でした。

漫画と映画は原作とは少し違う物語になっていますが、どちらもとても面白く、さすが山田悠介さんだなと思いました。

sk24agさん/20代/女性

リカ

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • 怖さ要素  :
著者 五十嵐 貴久
出版社 幻冬舎
発売日 2003年10月10日
価格 781円

人間の執念深さに恐怖を覚える

心霊物ではなく、人間の恐怖を感じる小説です。

ふとしたことがきっかけで仲良くなってしまった「リカ」ですが、近づくにつれておかしな点に気がつきます。

距離を取ろうとするのですが、逃げても逃げても追いかけてきます。その、どこまでも追いかける執念深さに恐怖を覚えます。

「運命の人」という甘い言葉に恐怖を覚えてしまうような小説です。

iwaiwa06さん/30代/男性

墓地を見おろす家

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • 怖さ要素  :
著者 小池 真理子
出版社 角川書店; 改訂版
発売日 1993年12月17日
価格 616円

理不尽な恐怖に寒気がとまらない

幸せな未来を夢見て新居に越してきた、平凡な三人家族。飼っていた小鳥の突然の死から、ジワジワと襲い来る恐怖に容赦なく飲み込まれていきます。

暗い過去を背負ってはいるものの、悲惨な事件があったというような曰く付き物件でもないマンションが舞台なので、その理不尽さに寒気がします。

何度も回避する機会はあったのに…後味の悪さ満点のホラーです。

エムジェさん/40代/女性

模倣犯

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • 怖さ要素  :
著者 宮部 みゆき
出版社 新潮社
発売日 2005年11月26日
価格 935円

誰にでも起こりうる状況がリアルで怖い

サイコパスな犯人の心境と行動が、詳細に描写されていて引き込まれます。

それに巻き込まれていく人々の悲劇もリアルで、善良な登場人物が理不尽に不幸になっていく様はぞっとします。

この状況は誰にでも起こり得ることだからこそ、自分だったら逃れられるだろうかという怖さを感じるのだと思います。

なんとも悲しくて切ない恐怖が印象的で、記憶に残っている作品です。

tomocommonさん/40代/女性

楽園

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • 怖さ要素  :
著者 宮部 みゆき
出版社 文藝春秋
発売日 2010年2月10日
価格 858円

悲しくも怖い話の連続で、ラストもアッと驚く

宮部みゆきさんの「模倣犯」の続編ですが、前作を読んでいなくても十分楽しめるお話です。

最初はただのSFかと思って読み進めていくと、別の事件がクロスしてきて、主人公のルポライターの女性がびっくりしてしまうというお話で、ついつい引き込まれてしまいます。

巫女のような祖母を持つ女性の息子がサイコメトラーだとか、火事になった一軒家の床下にその家の娘が埋められていたとか、何とも言えない団体がかかわっていたりとか、悲しくも怖い話の連続です。

ラストもアッと驚くので是非読んでほしいです。

jablkoさん/50代/女性

十二人の死にたい子どもたち

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • 怖さ要素  :
著者 冲方 丁
出版社 文藝春秋
発売日 2018年10月6日
価格 858円

各人の死にたい理由と死体の謎が、徐々に明かされていくのが面白い

安楽死を求めて廃病院に集まった十二人の子供たち。全員の意見が一致しないと死ねないのですが、現場には既に十三人目の死体がありました。

十二人それぞれに、ここに来た理由がちゃんとあって、少しずつみんなの気持ちが変わっていく様子がわかりやすく表現されているので、読みはじめると止まらなくなります。

そして、早く結末が知りたいという気持ちがページをめくる度に強まっていきます。

m82tさん/20代/女性

グロテスク

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • 怖さ要素  :
著者 桐野 夏生
出版社 文藝春秋
発売日 2006年9月5日
価格 759円

女の嫌な部分がこれでもかと浮き彫りになってドキッとする

「グロテスク」は女の嫌な部分がこれでもかと浮き彫りになって出てきます。女性の方は特に、小説の中に自分と似たタイプの女の子が見つかると思いますので、自分の中の嫌な部分を見せられているようで、ドキッとします。

この物語は名門女子高が舞台です。小学校からエスカレーター式で上がってきた女子は、ヒエラルキーのトップに君臨。一方、中学や高校から頑張って受験して入ってきた女子は、非常に肩身の狭い思いをします。

「マウンティング」という言葉が流行る前の小説ですが、真面目に勉強してきた途中入学組の女子が現実に打ちのめされて娼婦に落ちていく、非常に重々しい話です。

ドロドロが好きな人はぜひ!

なおmamaさん/40代/女性

ドアD

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • 怖さ要素  :
著者 山田 悠介
出版社 幻冬舎
発売日 2009年8月1日
価格 545円

次々に襲い来る死の恐怖と展開が熱い

7人の仲間と共に謎の建物に閉じ込められた主人公が、命を懸けて脱出するというデスゲーム系のお話です。

大水が出るなど危機的な状況に襲われ、次々に部屋を移らなければ死んでしまうのですが、ドアを開けるためには必ず誰か1人が犠牲にならなければなりません。

ストーリーとしてはありきたりの作品なのですが、20~30代の若者目線で描かれており、同情できるシーンが多いです。

バトルロワイヤルやSAWのような雰囲気なので、なんとなくオチの予想はできるのですが、その遥か上をいく展開に驚かされます。

特に最後の最後はいい意味で後味が悪いです。

datemegane1014さん/20代/男性

小説 シライサン

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • 怖さ要素  :
著者 乙 一
出版社 KADOKAWA
発売日 2019年11月21日
価格 704円

日本の怪談や幽霊の怖さを思い知る

親友を亡くした女子大生と弟を亡くした青年が真相を探すうち、怪死した二人はバイト仲間で、ある温泉旅館で怪談話を聞き、呪われたらしいとわかります。

読み進めるのが怖くなりますが、それでも読むのをやめられない作品です。

このお話しを読めば、日本の怪談や幽霊の怖さを思い知り、怖さに目を見開くこと間違いないです。

2020年に映画が公開されましたが、やっぱり小説で見るのがおすすめです。

sallys3さん/20代/女性

殺人鬼

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • 怖さ要素  :
著者 綾辻 行人
出版社 新潮社
発売日 1996年1月30日
価格

臨場感ある描写や生々しさを味わえる!

ミステリー作家の綾辻行人さんの作品です。幽霊や妖怪などが怖がらせて来るわけではなく、ただ純粋な狂気と殺意が描かれています。

何よりも、登場人物の殺害シーンの描写は生々しく、読んでいるこちらが痛みを覚えるくらいです。

ただ、ちゃんとミステリー的な伏線も張られているので、1度読んで終わりではなく、何回も読みたくなるような展開になっています。

覚醒編、逆襲編ともに痛々しくおぞましい作品となっているので、両方読むのがおすすめです!

もふもふちゃんさん/20代/女性

オフシーズン

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • 怖さ要素  :
著者 ジャック ケッチャム
出版社 扶桑社; 復刊版
発売日 2020年2月2日
価格 990円

凄惨な描写なのに、アドレナリンが止まらない

何しろ相手が食人族ですから、じわじわ来る怖さではなく、もっと直接的な恐怖です。問答無用に殺されて食べられるという、話の通じなさが怖いです。

また、解体・調理に至る過程もじっくり描写されるので、エグイことこの上なし。

ただし、食人族との戦闘描写は最高に興奮します!

誰が殺られるか分からない緊張感、現代人ならではの戦闘方法、そのスピード感(文章は少々、拙い短文が多いと感じますが、それが逆にテンポを良くしている)に、誰もがグイグイ引き込まれるに違いありません。

tonookaさん/40代/男性

ゴーストハント4 死霊遊戯

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • 怖さ要素  :
著者 小野 不由美
出版社 KADOKAWA
発売日 2020年12月24日
価格 836円

主人公たちと一緒に幽霊探しに行ってる気分になれる!

幽霊とはどんなものか科学的にも書かれていて、読んでいて幽霊博士になった気分になれます。

登場人物と一緒に幽霊退治に行っている気分になれて、肝試しに行っているような感覚です。

幽霊が何か悪さをしても、巫女さんやゴーストハンターがいるから大丈夫!

・・・と思っていても、いざ幽霊が出てくると、描写がリアルで怖くなります。

ms0228maさん/20代/女性

ミスト

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • 怖さ要素  :
著者 Stephen King
出版社 文藝春秋
発売日 2018年5月10日
価格 946円

パニックになった人々の言動が狂気的で、ぐいぐいと読める

ホラー作家スティーブン・キングが、霧の中で怪物に襲われる人間達の姿を描いた物語です。

パニックになった人々の言動が狂気的で、ぐいぐいと読めます。

映画化もされていて後味が悪い作品として有名ですが、原作とはラストシーンが異なっていますので、比べてみるのも楽しいと思います。

想像力を働かせながら本が読みたい人におすすめのホラーです。

Koirinennekokaanさん/40代/女性

作者不詳 ミステリ作家の読む本

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • 怖さ要素  :
著者 三津田 信三
出版社 講談社
発売日 2010年12月15日
価格 825円

ミステリーとホラーの禍々しき融合

ホラー作家三津田信三さんの2作目の著作です。ミステリとホラーが融和した本作では、本格ミステリの推理要素に加え、ゾッとするような恐怖が読む人を襲います。

猟奇的な殺人鬼に謎の館の正体不明の怪異、日本的な感覚を刺激する恐怖…

作中の短編集を読み進めていくという形式で描かれ読みやすく、ミステリとしてもトリックやあっと驚く真相に溢れています。

スプラッターやモダンホラーと、ホラー要素もふんだんに盛り込まれておすすめです。

suzukikazuya685さん/30代/男性

失踪.com 東京ロンダリング

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • 怖さ要素  :
著者 原田 ひ香
出版社 集英社
発売日 2016年9月5日
価格 1,870円

人が死んだ部屋の描写とその後の不可解な出来事にゾッとする

人が死んだ部屋、いわゆる事故物件に住む人たちの話です。

人が死んだ場所の描写にもぞっとするのですが、その後、その部屋に住む人にも不可解なことが起こるので、読んでいて落ち着かなくなります。

一見、何の脈絡もなさそうなチャプターが続くので、話の展開が読みにくいですが、徐々に謎がとけていくので夢中で一気に読んでしまいました。

kyokoya2さん/30代/女性

花屋の倅と寺息子

  • 読み応え度 :
  • 物語の満足度:
  • 怖さ要素  :
著者 葛来 奈都
出版社 三交社
発売日 2016年9月9日
価格 726円

感動ありの友情ものホラー

強い霊感を持っているけれど怖がりな花屋の倅と、霊を見ることは出来るが祓う事のできない寺息子の二人がメインで話は進みます。

ホラー小説ならではの霊との遭遇はもちろんですが、二人にはなぜ霊感があるのかなど、後々出てくるストーリー展開にも驚くところがあります。

文章構成もストーリー展開も読みやすく、怖がりな方でも読めるホラー小説となっています。

二人の男子学生ならではの友情も見どころのひとつです。

kouno14さん/20代/女性

まとめ

読書家500人が選ぶおすすめの怖い小説では、1位は『黒い家』、2位は『向日葵の咲かない夏』、3位は『天使の囀り』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。

今回は、読書家500人が選ぶめちゃくちゃ怖い小説27選&人気ランキングを口コミと共にご紹介してきました。

【アンケート調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年05月23日~06月07日
回答者数:500人