どんでん返し小説のおすすめ29選&読書家500人ランキング

最後の最後に結末がひっくり返るような、「どんでん返しが待っている小説を読みたい!」と本を探すこともありますよね。

誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んでおすすめできるどんでん返しの小説と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、読書家500人おすすめのどんでん返しが凄い小説29選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

おすすめのどんでん返し小説人気ランキング

おすすめのどんでん返し小説ランキング

まずは、おすすめのどんでん返し小説人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶおすすめのどんでん返し小説』によると、1位は『葉桜の季節に君を想うということ(113票)』、2位は『イニシエーション・ラブ(61票)』、3位は『君の膵臓をたべたい(53票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、おすすめのどんでん返し小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/113人がおすすめ

【1位】葉桜の季節に君を想うということ

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 歌野 晶午
出版社 文藝春秋
発売日 2007年5月10日
価格 825円

ラストでこれまで読んできた世界観が一気に反転!

文章という表現方法が成しえる最高の叙述トリック小説です。

読んでいる途中でところどころ、「あれ?なんかちょっと変・・・」という違和感を抱く表現が散りばめられているのですが、終盤までまったくその本質に気づくことなく読み進めさせてしまうストーリーの面白さ!

ラスト、「あぁ、それでここはこういう描写になっていたのね」と一気に謎が氷解する爽快感たるや、歌野晶午さんの筆力が成せる技でしょう。

最後の一行まで読んだ後、すぐ冒頭のページから物語を読み直したい気持ちになること間違いなしです。

sahayaseさん/30代/女性


自分の思い込みというのが怖くなる

高校時代の後輩が、悪徳宗教団体に関わって困っている女性のために、先輩に助けを求めて立ち向かっていくのですが、最後に意外な真実があります。

この二人がとてもアクティブに動いて、ただの高校の先輩後輩だと思い読んでいくと、自分の思い込みというのが怖くなってしまいました。

場面も次々に変わっていくので、どんどん読みたくなってしまいます。

cools5095さん/50代/女性

ただの恋愛ミステリかと思ったら、最後の最後で仕組まれていた大きな仕掛けが発動する!

「葉桜の季節に君を想うということ」は、何でも屋的な私立探偵が、とある調査を行っている時にひとりの女性と出会い、事件に巻き込まれていきます。

本当にラスト近くまでは良くある恋愛ミステリのようなのですが、実は全体的にとある仕掛けが隠されています。

仕掛けを知ってから最初に戻って読むと「確かに…」と思ってしまいます。

ぜひ2度読んでいただきたいです。

さと07さん/40代/女性

展開を知って読み返すと、初めに読んだ印象とは違う感覚になる

面白いミステリー小説を探している時に、書店で「本格ミステリ大賞受賞」という帯が目に留まり、読んでみました。

元私立探偵の男性が主人公の話で、知人女性から調査の依頼を受けることから話が始まります。話の展開も面白く、テンポ良く読めます。

そして、最後には思いもよらない展開が待っています。どんでん返しってそういうことか、と衝撃を受けると思います。

展開を知って読み返すと、初めに読んだ印象とは違う感覚になり、不思議な作品でした。

ami310さん/30代/女性

心地よい騙され方で爽快

探偵が依頼を引き受けて事件に巻き込まれていくという、一見どこにでもある小説だと思います。最後の一ページを読むまでは。

最後のページを読むと、自分がいかに先入観に騙されていたかということを痛感します。

好き嫌いは分かれるかもしれませんが、私は最後の最後までドキドキしたし、心地よい騙され方をしたので面白かったです。

テンポもよく読みやすい作品なので、読書に慣れていない人でも読みやすいと思います。

chuzさん/30代/女性

500人中/61人がおすすめ

【2位】イニシエーション・ラブ

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 乾 くるみ
出版社 文藝春秋
発売日 2007年4月10日
価格 693円

最後の一行でゾッとする

本当にこれはミステリー小説なの?と疑うぐらいに、途中までは完全な恋愛モノですが、最後だけちゃんとミステリー小説です笑。

時代背景が昭和世代なのですが、平成生まれの私でも楽しんで読み進められました。

ミステリー小説が苦手な方でも、恋愛小説のように気楽に読めると思います。

最後の一行を読み解くまでちんぷんかんぷんですが、きちんと解説を読むとゾッとします!

maron33さん/30代/女性


ラストで視点がガラッと変わる

はじめは恋愛小説かと思っていましたが、ラストの2行でミステリー風になり、イメージがガラッと変わります。思わず「え?」と言ってしまったくらいです(笑)

ずっと清楚なイメージの主人公が、最後一瞬にして魔性の女のように見えるのがクセになり、気づいたら1ページ目に戻っていました。

読み終えた後、そのままもう一度読み返したくなる1冊です。

honobonosanさん/30代/女性

500人中/53人がおすすめ

【3位】君の膵臓をたべたい

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 住野 よる
出版社 双葉社
発売日 2017年4月27日
価格 734円

予想を裏切るあまりにも儚い結末が哀しい

一見グロテスクなタイトルですが、膵臓を患って余命いくばくもない少女・桜良と、クラスでも大人しく孤独な「僕」との、恋愛とも友情とも違った二人ならではの関係を描いた爽やかな物語です。

若くして余命宣告をされ、それを受け入れ明るく振る舞う桜良と、残された時間を慈しむ僕の切なくもあたたかな日々に夢中になって読み進めていくと、唐突であまりにも儚い結末が待っており、命について深く考えさせられる作品です。

KURUMO14さん/30代/女性

500人中/45人がおすすめ

【4位】ナミヤ雑貨店の奇蹟

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 東野 圭吾
出版社 KADOKAWA/角川書店; 第39版
発売日 2014年11月22日
価格 748円

最後に全部がつながる伏線が心地よい

この「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は、過去とつながる不思議な話です。

いろんな出来事が起こり、それぞれ解決しているようで、実は全部が繋がっていた、と終盤にかけて分かって行くところが面白いです。

東野圭吾さんの本にしては長くないので、一気に読めるのもいいです。

fumiisさん/30代/女性

500人中/35人がおすすめ

【5位】かがみの孤城

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 辻村 深月
出版社 ポプラ社
発売日 2017年5月11日
価格 1,980円

最後の最後に二度どんでん返しをされる

かなり分厚い本で読みごたえがありますが、それを感じさせないくらい一気に読んでしまう作品です!

中高生のときに、誰でも1度は感じたことのあるような生きづらさを、上手く文章で表現していて、物語としてもとても面白いです。

鏡の中のお城はとても魅力的なところで、私にもこんな場所があったらいいのに!と思いました。

最後に、「願い事を誰が、どんな風に使うのか」というドキドキ感と共に、全ての謎が明かされたあと、さらにもう1つ衝撃の事実が隠されていて、そこにも驚かされます。

最後の最後に二度どんでん返しをされる、でもとても面白いおすすめの作品です!

sun_0222さん/20代/女性

500人中/20人がおすすめ

【6位】その女アレックス

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 ピエール ルメートル
出版社 文藝春秋
発売日 2014年9月2日
価格 946円

何度も騙され、最後まで誰を信じて良いかわからない

一部二部…と読み進める度にドンドンとハマっていき、読み進めるスピードが早くなっていくのを体感出来ます。

ドンドンと謎が解消されていくのですが、読み手は何度も騙され、最後まで誰を信じて良いかわかりません。

普段、海外の作家さんの本はあまり読まないのですが、読みやすくて良かったです。

読み終えても再度読みたくなる本です。

cocoahcさん/20代/女性

500人中/18人がおすすめ

【7位】流星の絆

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 東野 圭吾
出版社 講談社
発売日 2011年4月15日
価格 1,012円

最終回が今までの流れと全く違うくらいシリアス

「流星の絆」は、読み始めると一気に読めちゃうくらい入り込めておすすめです。

不幸から始まる三人兄弟の話なんですが、だからといってぜんぜん重くもないし、みんな仲良しでむしろ自由に楽しく生きてる感じが新鮮です。

ただ、3人が追い求める犯人に行き着いたとき、今までの空気がガラッと変わるんです。

ゾクゾクとした寒気まで感じるほどでした。

kinaco4さん/30代/女性

500人中/17人がおすすめ

【8位】アヒルと鴨のコインロッカー

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 伊坂 幸太郎
出版社 東京創元社
発売日 2006年12月21日
価格 713円

散りばめられてる伏線を回収する、緻密などんでん返しを期待している方におすすめ

現在と二年前のお話が交互に進んでいく構成の小説です。

一つ一つの伏線が、最後に行き着くところは・・・まさかまさかの思いもよらなかったラストに驚愕します。さすがの伊坂ワールドに、思わず唸り声が出てしまうこと間違いなしです!

すっきりハッピーなお話ではありませんが、緻密などんでん返しを期待している方はぜひご一読を!

ar8k18さん/40代/女性

500人中/14人がおすすめ

【9位】ダ・ヴィンチ・コード

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 ダン・ブラウン
出版社 角川書店
発売日 2004年5月31日
価格 1,980円

事件を解決して終わりではなく最後まで楽しめる

トム・ハンクス主演で映画化もされた名作です。

ある殺人事件をきっかけに物語が進んでいく中で、実際に存在する絵画や教会の中のヒントを元に、最後の真相に辿り着いていく流れは、宗教や絵画に興味がない人でも楽しめると思います。

登場人物にも伏線がはられており、最後に黒幕がわかる点やその後の登場人物の秘密が分かる点等、事件を解決して終わりではなく最後まで楽しめる作品です。

実際に存在する絵画や場所を舞台にしているので、この作品に想いを馳せながらいつか訪れてみたいと思わされます。

りんりんりりんさん/30代/女性

500人中/12人がおすすめ

【10位】クリムゾンの迷宮

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 貴志 祐介
出版社 角川書店
発売日 1999年4月9日
価格 748円

サバイバルを仕組んだのが意外な人物で、驚かされる

一気に読めるくらい、展開にドキドキします。

サバイバルの常識が裏目に出て、食人鬼になってしまうものから追われ逃げる展開にハラハラします。

追い詰められてからの駆け引きから、毒蛇に噛まれて主人公は死んでしまうのかと思ったり、どんどん物語に引き込まれます。

しかし最後はちょっとモヤモヤします。

kippiyou95さん/20代/女性