どんでん返し小説のおすすめ29選&読書家500人ランキング

編集部おすすめ:おすすめのどんでん返し小説19選

編集部おすすめのおすすめのどんでん返し小説
ここまでは、読書家500人が選ぶおすすめのどんでん返し小説の人気ランキングをご紹介してきました。

次に、Bookey編集部が選ぶおすすめのどんでん返し小説19選をご紹介していきます。中には有名ではない本もありますが、どの本も魅力的な内容でおすすめですよ!

新世界より

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 貴志 祐介
出版社 講談社
発売日 2008年1月24日
価格

怖ろしい世界の秘密を知った時、世界の全てがひっくり返るホラーファンタジー

超能力を持った人類だけが存在する、遠い未来の日本を思わせる世界の話です。

前半は自分たちの住む社会の秘密を知らない少年少女たちが、大人だけが知る社会の秘密に触れていきます。その中で様々な怖ろしい事件が起こり、主人公たちはそれを乗り越えて行きます。

そして次に世界の過去に触れ、それが凄惨で大きな争いにつながっていきます。

人々が虐殺されていく描写は恐ろしく、それでも世界の謎が気になって本を読む手が止まらない作品です。

長い話ですがぜひラストまで読んでいただき、この世界の秘密に触れてほしいです。

さと07さん/40代/女性

悪意

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 東野 圭吾
出版社 講談社
発売日 2001年1月17日
価格 792円

快感を覚えるほど、最後まで騙され続ける

話の流れが二転三転して、最後には大どんでん返し。

主人公の友人をサイテーな人だと思って読んでいたら、最後は全然違う人の仕業だったとは全く思いもしませんでした。

殺人を衝動的なものに見せかけるために入念な準備をする等、とても頭のいい黒幕には最後まで騙され続けました。

ここまで騙されて振り回されると逆に快感でした!

china_e6faさん/30代/女性

イノセント・デイズ

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 早見 和真
出版社 新潮社
発売日 2017年3月1日
価格 825円

取り返しのつかない新事実が分かり、やるせなくなる

主人公の女性は、元恋人の自宅に放火し、奥さんと幼い子供たちを殺した罪で死刑判決が出ます。

その主人公の女性の生まれてからの生い立ちが描かれていますが、あまりにも残酷で、とてもいたたまれない気持ちになってしまいます。

そして、取り返しのつかない新事実が分かり、どうしてそんなことをしてしまうのだろうと思ってしまいます。

死刑という極刑の重大さを思い知らされました。

cools5095さん/50代/女性

王様ゲーム

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 金沢 伸明
出版社 双葉社
発売日 2011年10月13日
価格 713円

何を信じていいのか人間不信になるほど怖い展開

王様ゲームと聞いたら楽しいイメージがありますが、この小説には全く楽しい展開はありません。

人がどんどんと亡くなりますし、人間の汚い裏側も現れて、何を信じていいのか人間不信になるほど怖い展開です。

現実とはかけ離れた話ですが、まるで現実のような錯覚に陥り、どっぷり小説の中に引き込まれてしまいます。

1冊では完結しないので、シリーズで読んでようやく王様の正体が判明します。じっくり読破する価値の高い本だと思います。

Rio19さん/40代/男性

ルビンの壺が割れた

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 宿野 かほる
出版社 新潮社
発売日 2017年8月22日
価格 1,100円

SNSの闇やラストにヒヤっとする

「ルビンの壺が割れた」は友人が勧めてくれた小説です。

普通の小説とは違い、SNS上での2人のやりとりが続く形式の不思議な作風です。

普通の小説では味わえないSNSの闇や、対面ではないからこその見えない闇が突然現れて、ヒヤッとしました。

あっという間に読めるのでおすすめです。

momotataさん/20代/女性

騙し絵の牙

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 塩田 武士
出版社 KADOKAWA
発売日 2019年11月21日
価格 792円

笑顔の裏に隠された真実が明らかになった瞬間、唸らされる

一見、雑誌の編集長が、雑誌を存続させるために奮闘する話かと思いきや、その笑顔の裏に隠された真実が明らかになった瞬間に「見事にやられた!」と唸りました。

普通の会話も意味が分かると「そういう意味の会話なのか!」と納得させられるし、細かいところまで手抜きがないです。

俳優の大泉洋さんをあて書きしているため、キャラクターがイメージしやすくとても読みやすいので、あっという間に読めるところもおすすめです。

chuzさん/30代/女性

フォルトゥナの瞳

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 百田 尚樹
出版社 新潮社
発売日 2015年11月28日
価格 825円

まさかの衝撃展開に涙が止まらない!

私がおすすめしたいのは、百田尚樹さん著の「フォルトゥナの瞳」です。

死期が迫っている人が透けて見えてしまうという、特殊な瞳を持つ主人公のお話です。

物語の中では、この主人公がケータイショップ店員の彼女と幸せな毎日を送る様子が窺えますが、ある日から、主人公には彼女が透けて見えてしまいます。

なんとかして彼女を救おうとする主人公と、死期が迫る彼女が生み出す衝撃的な展開を読者である私たちが知った瞬間、まさに驚愕の体験が待っています。

美寿紀さん/20代/女性

仮面山荘殺人事件

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 東野 圭吾
出版社 講談社
発売日 1995年3月7日
価格 704円

ラストでタイトルの意味がわかる

東野圭吾さんが大人気作家になる前の作品です。

俗に言うクローズドサークルものですが、嵐にも吹雪にもなりません。他で聞いた事のない秀逸な設定で、クローズドサークルとなります。

その中で殺人事件が発生して犯人は誰か?という謎と、緊迫したサスペンスが並走して進みます。

ラストのどんでん返しでタイトルの意味がわかる爽快感はなかなかです。

itohi98さん/50代/男性

リバース

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 湊 かなえ
出版社 講談社
発売日 2017年3月15日
価格 704円

最後の「リバース」は鳥肌もの

「イヤミス(嫌な気分になるミステリー)」と呼ばれる作品をいくつも出してきた作者、湊かなえさんの小説です。

主人公が友達の事件の真相を探っていくミステリーで、純粋な推理物としても楽しめます。

どんでん返しの瞬間は、背筋がゾクゾクする感覚を味わうことができます。

次の展開が気になり、ページをめくる手が止まらず、最初から最後まで一気に読めてしまう、そんな作品です。

kgc9625さん/20代/女性

レベル7

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 宮部 みゆき
出版社 新潮社; 改版
発売日 1993年9月29日
価格 1,155円

物語が最後に一気に一つになるのがたまらない

ホラーサスペンスのような不気味なシーンから物語は始まります。登場人物の謎解き中心で進むのかと思いきや、別の事件に話が変わります。

伏線回収物のミステリーという事は分かるのですが、2つの事件がどう絡むか全く想像がつかないまま物語は続きます。

ラスト近くになると、今まで謎だったことが一気に解明されていきます。その時のハラハラ感は本当に素晴らしいです。

頭の中で結末を想像しながら読み進めるのが楽しいです。

keisuke-takaさん/40代/女性

車輪の下

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 ヘルマン ヘッセ
出版社 新潮社; 改版
発売日 1951年12月4日
価格

思春期の繊細さがよく描かれている

名作です。生きていくために大切な力とは何かを考えさせられます。

繊細な思春期の機微が美しい文章で描かれています。あの年代ならではの、同性の友人との濃密な感情の交じりあいは何とも言えません。

終盤は少しずつ主人公が自分の人生を歩み始めたかに思われるのですが、結局しかるべき時に得られなかったものは取り戻せないということでしょうか。

全体に穏やかな風景の美しさと、陰鬱とした雰囲気が漂っているところが魅力的です。

agogo2021さん/30代/女性

ぼくらの七日間戦争

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 宗田 理
出版社 角川書店
発売日 1985年4月1日
価格

軽快でアイロニカル、ラストは痛快

ぼくらシリーズの最高傑作との呼び声も高い「ぼくらの七日間戦争」ですが、小説版と映画版とでは違う展開となっています。

まず小説版には戦車は出てきません。花火も上げません。ですが、廃工場に大人たちが突撃してくるのは同じ展開です。

そこからどのように脱出するのか。映画版とは異なるどんでん返しが、大人たちを翻弄します。

えりかもめさん/40代/女性

十二月の窓辺

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 津村 記久子
出版社 講談社
発売日 2011年4月15日
価格 495円

最後に「えっ!そうだったの?」と思わされる

津村記久子さんは「ポトスライムの舟」で芥川賞を受賞されました。

お勧めしたいのは、「ポトスライムの舟」と同時収録されている「十二月の窓辺」。

こちらも職場の理不尽さに辛さを覚える作品ではありますが、サスペンス風味があります。そう言った意味では「ポトスライムの舟」より、読み応えがあるのではないでしょうか?

最後に「えっ!そうだったの?」と思わされちゃいました。

kotaro_1さん/50代/女性

煌夜祭

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 多崎 礼
出版社 中央公論新社
発売日 2013年5月23日
価格 770円

点と点の物語が衝撃の最後に繋がる驚きの展開!

元々はライトノベルだそうですが、文庫化もされており一般にもお薦めの一冊です。

全体的に重めでファンタジーな世界観ですが、登場人物ひとりひとりの心理描写が細かく絡み合い、作品に深みを出しています。

読み始めは個々の短編集のようで、一話ごとの完結ですが、絡み合う蔦のように登場人物や出来事の伏線があちこちに張り巡らされており、物語の展開と共に世界がどんどん広がって、クライマックスに繋がっていきます。

読後はぜひ、最初の物語に戻って再び読み進めることをお薦めします。一度目には理解しきれなかった伏線が2度目で回収できる、驚きの作品です。

chi8ruさん/40代/女性

弁護側の証人

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 小泉 喜美子
出版社 集英社
発売日 2009年4月17日
価格 616円

古典だが、今でも十分通じる面白さ

いわゆるどんでん返し系のミステリーの中では、かなり古いものです。絶版になっていたようですが、復刊されました。

玉の輿に乗った元ストリッパー、ミミイ・ローイが遭遇する殺人事件。遺産相続をめぐる醜い争いの末に義父が殺された、というように、やはり設定も文章も古臭くはあるのですが、作者の生み出したトリックは、今の時代の人々にも十分効き目があります。

kotaro_1さん/50代/女性

盲目的な恋と友情

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 辻村 深月
出版社 新潮社
発売日 2014年5月22日
価格 1,650円

最後まで気を抜けない!

辻村深月作品には珍しいテイストです。恋の章と友情の章があり、それぞれの切り口で「指揮者との恋」と「別の男との結婚」が描かれます。

最初と最後に出てくる結婚式のシーンが象徴的です。

きっとこういうことだったんだな、と納得しかけたところにまさかのどんでん返し。

なぜそんなことをしたのか、彼女の心の闇を感じます。女子の友情は難しいです。

sakura158さん/40代/女性

絶望ノート

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 歌野 晶午
出版社 幻冬舎
発売日 2012年8月2日
価格 922円

背景をつなぎ合わせると細かくつながっていて衝撃

歌野昌午の「絶望ノート」は、ページ数が600以上とボリューム感がありますが、気になって一気読みしてしまった作品です。

主人公が不快に思った内容をノートに書き綴っていくのですが、主人公の周囲の人間が次々と事故や事件に巻き込まれ命を落としていきます。

最後に謎が一気に解ける内容でした。いろいろとびっくりする内容で人が死ぬのですが、一人一人の背景をつなぎ合わせると細かくつながっている事が衝撃でした。

3nekonekoさん/30代/女性

遠い海から来たCOO

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 景山 民夫
出版社 角川書店
発売日 1988年4月1日
価格

衝撃のどんでん返しが読者を待ち受ける

景山民夫の小説「遠い海から来たCOO」は、主人公の少年が、流れ着いた恐竜(海竜)の赤ちゃんとともに成長してゆく話でもあり、途中からはフランスの核実験を阻止するために立ち上がる冒険活劇でもあります。

ですが、主人公たちは素人なので、フランス諜報部隊にあっさりと囲まれてしまいます。

果たして、少年たちとCOOはどうなってしまうのか。衝撃のどんでん返しが読者を待ち受けています。

えりかもめさん/40代/女性

5分で驚く! どんでん返しの物語

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 物語の満足度  :
著者 『このミステリーがすごい!』編集部
出版社 宝島社
発売日 2016年6月7日
価格 715円

5分という短い時間で繰り出される「良い裏切り」がクセになる短編集

短編集です。タイトルで分かる通り、非常に短い時間、ページ数であるのにも関わらず、序盤の予想がひっくり返されます。

クセになるようなじっとりと後味が悪いものから、心温まる穏やかなどんでん返しまで、そろい踏み。どれも現代を舞台にしており、身近などんでん返しが待っています。

ぜひ一度は手に取って読んでほしい一冊です。

1話1話が短いので、普段小説を読まない人にもおすすめです。

haru0136さん/20代/女性

まとめ

読書家500人が選ぶおすすめのどんでん返し小説では、1位は『葉桜の季節に君を想うということ』、2位は『イニシエーション・ラブ』、3位は『君の膵臓をたべたい』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。

今回は、読書家500人おすすめのどんでん返しが凄い小説29選&人気ランキングを口コミと共にご紹介してきました。

【アンケート調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年05月23日~06月07日
回答者数:500人