読みやすいどんでん返し小説28選&読書家500人ランキング

どんでん返しが待っていてあっと驚くような小説だけど、初心者でも読みやすい小説を探すこともありますよね!

誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んでおすすめできるどんでん返しが待っている読みやすい小説と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、読書家500人おすすめの読みやすいどんでん返し小説28選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

読みやすいどんでん返し小説人気ランキング

読みやすいどんでん返し小説ランキング

まずは、読みやすいどんでん返し小説人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶ読みやすいどんでん返し小説』によると、1位は『イニシエーション・ラブ(103票)』、2位は『陽気なギャングが地球を回す(49票)』、3位は『容疑者Xの献身(44票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、読みやすいどんでん返し小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/103人がおすすめ

【1位】イニシエーション・ラブ

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 読みやすさ   :
著者 乾 くるみ
出版社 文藝春秋
発売日 2007年4月10日
価格 693円

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違和感を抱きながら読んでいくと、最後の衝撃が凄まじい

この作品は「最後から二行目で全く違った物語りに変貌する」という宣伝を見ていた私は、どのようなどんでん返しが待ち構えているのだろうかとドキドキしながら読み進めていきました。

問題の部分を読んだ時、最初は「あれ?」と疑問しか浮かびませんでしたが、よくよく考えてみたら、あの時のあの言葉は伏線だったのか!と気付かされ「ハッ!」と息を呑みました。

最初は普通の恋愛小説なのですが、少しずつ積もっていく違和感を抱きながら読んでいくことで、最後の衝撃は凄まじいです!

兎 萌花さん/20代/女性


違った目線で2度楽しめる

sideAとsideBの2部構成になっているのですが、この繋げ方が上手いです!

一人の相手との恋愛で、学生時代(sideA)から社会人(sideB)の話かと思いきや・・・。

最後の一言でのどんでん返しが凄いです!

読み返すと、違った目線で2度楽しめます。

emeriさん/30代/女性

あとがきに詳細が載っているので、しっかり理解できる

どんでん返しがあると分かっていても、最後まで騙されました。最後の数行でひっくり返るとも聞いていましたが、私は分からなかったくらい自然です。

最後のあとがきに詳しく書いてあるので、それを読んだらよくわかります。

全てわかった途端、鳥肌がたちました。そして、もう一度読み返すと、色々読者が気づくようなことがあり、やられた!と思います。

とてもありきたりな恋愛の話が、そうじゃなくなるところがすごいです。映画もとても面白いです。すごく読みやすくて、読書をあまりしない人にもおすすめです。

k7241さん/30代/女性

500人中/49人がおすすめ

【2位】陽気なギャングが地球を回す

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 読みやすさ   :
著者 伊坂 幸太郎
出版社 祥伝社
発売日 2006年2月8日
価格 692円

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伏線が最後の最後に全て回収され、読後の爽快感をもたらす

特殊な能力や特技をもつ銀行強盗四人組が、いつものようにお金を盗み出そうとして複雑な出来事に巻き込まれていく様が面白く、どんどん読み進めてしまいます。

さらに四人とも魅力的なキャラクターなので、銀行強盗なのにどこか憎めません。

そして物語には色んな伏線が仕掛けられていて、銀行強盗のピンチと思ったらそうでなかったり、ある事柄が別の事柄の伏線となっていたり、伊坂幸太郎らしい小説なのでとてもオススメです。

Kaori1985_cwさん/30代/女性


軽快な会話と物騒な事件とのバランスが楽しい!

4人の銀行強盗が、逆に強盗に遭ってしまうというお話です。物語としては物騒なのですが、登場人物たちの会話が軽快で心地よく、深刻さを打ち消してくれます。

また、登場人物の個性も特徴の一つです。嘘を見抜くことができる成瀬、話すことが得意な響野、スリが上手く動物を愛する久遠、正確な体内時計を持つ雪子。この4人が集まって行う銀行強盗は、一体どんなものになるのかとわくわくさせられます。

銀行強盗が逆に強盗に遭い、また別の事件が起き、さまざまなことが起こりますが、物語が後半に進むにつれて、どんどん繋がっていきます。

そして最後には、予想もしていなかった結末になることでしょう。読み応えがあり、爽快な気分になれること間違いなしです!

mizuho08さん/20代/女性

犯罪小説だがテンポよく軽快に進むので、強盗たちを応援してしまう

偶然の出会いから意気投合し、『銀行強盗』を楽しむようになった、特殊な能力を持つ四人の男女。ある日、逃走中に強盗に襲われ、奪った金を横取りされてしまいます。憤慨する四人は少ない手がかりから相手を探し出し、金を取り戻そうとするのですが……。

予想外の波乱だらけで、読む側は否応なしに引き込まれます。テンポの良い会話と、ころころと変わる状況、迫り来るピンチにハラハラドキドキが止まりません。

四人組がいかにして警察に捕まらず、敵に一泡吹かせて金を取り戻し、逃げ切るか。まごう事無き犯罪小説だというのに、強盗とその愉快な家族たちを応援してしまいます。

読み終えた頃には、四人組の事が大好きになっているのではないでしょうか?続編も出ていますが、私はこの第一作が一番好きです。

kamohina2さん/50代/女性

500人中/44人がおすすめ

【3位】容疑者Xの献身

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 読みやすさ   :
著者 東野 圭吾
出版社 文藝春秋
発売日 2008年8月5日
価格 770円

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間違った愛の形が、期待を超える衝撃的な結末を迎える

ミステリー作家の東野圭吾さんの代表作。物語に出てくる湯川と石神のかけあいと、石神のぶっきらぼうだけど献身的な愛の形から目が離せません。

石神の間違った愛の形が衝撃的な結末を迎えます。

湯川が徐々に追い詰めていく様が見どころです。作中から彼らにとっての善悪の基準を問いた作品です。

一度読み出したら、一気読みしてしまうくらい夢中にさせてくれます。

komiyan2012さん/30代/女性

500人中/41人がおすすめ

【4位】流星の絆

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 読みやすさ   :
著者 東野 圭吾
出版社 講談社
発売日 2011年4月15日
価格 1,012円

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さまざまな人間模様が描かれており、犯人がわかった時の衝撃はなかなか

ドラマにもなった流星の絆ですが、最後のどんでん返しは驚きで、あれ以上の衝撃はなかなかないと思います。

両親を殺された三兄弟が犯人を探していく話ですが、兄弟の絆、妹を思う気持ち、周りとの関わりはユーモアもあり感動もあり悲しみもあり、さまざまな人間模様が描かれており読み応えがあります。

その中で最後に犯人がわかった時の、まさかという驚きは必見です。

ちーこ19さん/30代/女性


シリアスの中にもあたたかさや面白みがあって、とても読み応えがある

両親が殺され、その犯人への復讐を兄妹3人で誓うというシリアスな内容の小説ですが、日常のやり取りの中に3人のユーモアや仲の良さが感じられます。

また、妹の静奈の恋にも注目で、好きになってはいけない相手に惹かれていく彼女の気持ちに胸が締め付けられます。

そして、最後の真相は兄妹が思っていたものとは違うどんでん返しがあり、私自身も驚かされました。

シリアスの中にもあたたかさや面白みがあって、とても読み応えがある1冊です!

yuritora26さん/20代/女性

500人中/39人がおすすめ

【5位】medium 霊媒探偵城塚翡翠

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 読みやすさ   :
著者 相沢 沙呼
出版社 講談社
発売日 2019年9月12日
価格 1,870円

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犯人発覚の後、さらに衝撃の事実が明かされる

霊媒師の翡翠と小説家の香月のタッグが事件を解決していきます。

要所要所で犯人の描写が描かれるので、どんな人物像なのか、誰が犯人なのかと考えさせられます。

最後に犯人が分かった時に「お前だったのか!」と驚くんですが、さらに衝撃の事実が発覚して「お前も騙していたのか!」と心の中で叫びました。

小説初心者の僕でも読みやすくて面白かったです。ちなみに、翡翠ちゃんが可愛かったです(笑)

yastoさん/20代/男性


最後の最後まで読者を裏切ってくる

この作品を手に取った時は、題名からしてオカルト要素が強いのかなと思っていました。

しかし、オカルト要素を取り入れながらも、しっかりとミステリーとして話は進み、どんどん作品に引き込まれていきました。

登場人物もそれほど多くなく、人間関係が複雑でないため、ミステリーをあまり読まない人でも楽しめる作品だと思います。グロテスクな表現がない所もおススメです。

作品中にたくさんの伏線が張られているので、読了後も読み返して楽しめると思います。

palmalさん/40代/女性

500人中/33人がおすすめ

【6位】十角館の殺人

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 読みやすさ   :
著者 綾辻 行人
出版社 講談社; 新装改訂版
発売日 2007年10月16日
価格 946円

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全てを覆すラストの一行に注目

ミステリ研の大学生が十角館という館に集まり、連続殺人に巻き込まれるという話ですが、叙述トリックとしてかなり完成度が高く、謎解き要素もあるのが特徴です。

最後の一行ですべてが覆るという驚きのトリックが仕掛けられており、読んで損はない作品となっています。

どんでん返し小説の中でも名作でおすすめです。

いぬねことりさん/30代/女性

500人中/26人がおすすめ

【7位】葉桜の季節に君を想うということ

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 読みやすさ   :
著者 歌野 晶午
出版社 文藝春秋
発売日 2007年5月10日
価格 825円

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一見単調に話が進むが、読後、至る所に散りばめられた伏線に驚く

少し時系列が複雑なところもあるけど、一見単調に話が進んでいると思いきや、読み終わった後に疑問がたくさん湧いてきます。

一体、いつから自分は間違っていたのか、どこで勘違いをしたのか、必ず読み返すはずです。

至る所に散りばめられた伏線に驚きます。そして答え合わせができると納得し、先入観にやられた!と悔しくなること必至です。

shake.yuriさん/20代/女性

500人中/22人がおすすめ

【8位】そして誰もいなくなった

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 読みやすさ   :
著者 アガサ・クリスティー
出版社 早川書房
発売日 2010年11月10日
価格 1,034円

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最後まで犯人が分からず、スリル満点

物語の序盤は、主要人物それぞれの過去について細かく書かれており、それぞれの人物の共通点が少しずつ明らかになっていきます。

元軍人や元裁判官等、様々な職に就いていた人達が孤島に集められており、スリル満点の展開です。

古い小説ですが、何度も読み返してみたくなる小説です。

映画化もされていますが、原作の雰囲気を壊す事なく楽しめます。

makoto.30さん/30代/男性

500人中/22人がおすすめ

【9位】カラフル

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 読みやすさ   :
著者 森 絵都
出版社 文藝春秋
発売日 2007年9月10日
価格 682円

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中学生の繊細な感情を通して、読み終わったら「頑張ろう」という気持ちにさせてくれる

生前犯したある罪のせいで、生まれ変わることができなくなったはずの「ぼく」の魂が、「懸賞」に当たって復活の機会を得るシーンから始まります。懸賞に当たった魂は、下界に降りて生き返る事が出来るのですが、そのためには「自分の罪」を思い出す必要があります。

「ぼく」の魂は、自殺を図って瀕死状態になっている少年の身体を借り、「忘れていた罪」を思い出す旅に出ます。

最後の最後で「ぼく」の記憶が戻るのですが、物語に光が差すような流れになっています。

読み終わったら「頑張ろう」という気持ちにさせてくれる、子供はもちろん大人にも読んでもらいたい物語です。

橋本提督さん/20代/女性

500人中/21人がおすすめ

【10位】何者

  • 読み応え度   :
  • どんでん返し要素:
  • 読みやすさ   :
著者 朝井 リョウ
出版社 新潮社
発売日 2015年6月26日
価格 693円

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漠然とした不安が細かく描写されており、現代を生きる全ての人が共感できる

就職活動を舞台に、若者が直面する「自分は何者でもない」ことへの漠然とした不安を描いており、全ての人が共感できる作品です。

さらに、Twitterを絡めた誰もがSNSを使う現代らしい部分も、読みやすさ、ストーリーへの入り込みやすさを担っています。

ラストシーンにかけて露わになる人間の醜い部分、友人には見せられない「裏垢」な自分が透けて見えるようで、自分とリンクさせて一気読みしてしまいました。

sakura_hsさん/20代/女性