編集部おすすめ：読みやすいどんでん返し小説18選
ここまでは、読書家500人が選ぶ読みやすいどんでん返し小説の人気ランキングをご紹介してきました。
次に、Bookey編集部が選ぶ読みやすいどんでん返し小説18選をご紹介していきます。中には有名ではない本もありますが、どの本も魅力的な内容でおすすめですよ！
殺戮にいたる病
- 読み応え度 ：
- どんでん返し要素：
- 読みやすさ ：
| 著者 | 我孫子 武丸 |
|---|---|
| 出版社 | 講談社 |
| 発売日 | 1996年11月14日 |
| 価格 | – |
見事に騙されるが、文章も言葉も読みやすく、難しくない
最初から疑い、考察しながら読み進めたのにも関わらず、最後には見事に騙されました。
叙述トリックを初めて読んだんですが、この小説をきっかけに叙述トリックが好きになりました。
愛を探し求める男が殺人を繰り返します。その描写がグロいので、抵抗感が出てくる人もいるかもしれません。
ですが、それも吹き飛ぶくらいの面白さです。文章も言葉も読みやすく、難しくないです。
yastoさん/20代/男性
アクロイド殺し
- 読み応え度 ：
- どんでん返し要素：
- 読みやすさ ：
| 著者 | アガサ クリスティー |
|---|---|
| 出版社 | 早川書房 |
| 発売日 | 2003年12月1日 |
| 価格 | 1,056円 |
思い込みでまんまとミスリードにひっかかる
ミステリーの女王アガサ・クリスティーの名作。彼女らしい登場人物の丁寧な描写で、それぞれの人物がわかりやすく読みやすいです。
探偵ポアロの洞察力が光ります！私も一緒に推理しながらも、自分の思い込みでまんまとミスリードにひっかかってしまいました。
どんでん返しの定番の中でも、私のトップ３に入る内容。犯人がわかった上で読み直すと、探偵の立ち回りに感心させられますよ。
変なグロさはないと思うので、人にもおすすめしやすい作品です！
120211kanoさん/30代/女性
ルビンの壺が割れた
- 読み応え度 ：
- どんでん返し要素：
- 読みやすさ ：
| 著者 | 宿野 かほる |
|---|---|
| 出版社 | 新潮社 |
| 発売日 | 2017年8月22日 |
| 価格 | 1,100円 |
SNSを通じた不気味さが身近で怖い
Facebookで偶然見つけた昔の恋人。一通のメッセージがきっかけで始まるやりとりから、徐々に状況が動き始め、最後は何とも言えない後味の悪さが残ります。
登場人物は二人だけでSNSのDMをなぞるような文章は読みやすく、まあ不気味さが際立ちます。
サクッと読める量なので、手軽に楽しむにはとても良い作品になっています。
ラストのセリフまで、終盤にかけたスピード感は素晴らしいです。
pechi1974さん/40代/男性
むかしむかしあるところに、死体がありました。
- 読み応え度 ：
- どんでん返し要素：
- 読みやすさ ：
| 著者 | 青柳 碧人 |
|---|---|
| 出版社 | 双葉社 |
| 発売日 | 2019年4月17日 |
| 価格 | 1,430円 |
子供が読む昔話を想像して読むと、本格ミステリーになっていて驚く
子供の時に読んだ昔話に死体があったら、なんて発想に衝撃を受けました。
登場人物は、昔話に出てくる花咲かじいさん、一寸法師に浦島太郎に桃太郎。みんないい人なんだから、殺人事件なんて起こる訳がない！そう思って読み始めると…。この話にもあの話にも出てくるんです、死体が！
子供が読む昔話を想像して読むと、本格ミステリーになっていて驚くこと間違いありません。なんとなく後味の悪い結末も、なぜか後を引くから不思議です。
特につるの恩返しのトリックは、おすすめです。読んでしばらく、頭の中で整理するのが大変でした。
tsukasa1536さん/40代/女性
最後の一行の恐ろしさが秀逸
「儚い羊たちの祝宴」という短編集の中の一作で、地方の名家の娘と、使用人としてその家に来た女の子・五十鈴のお話です。
名家の娘は誰が家を継ぐかの争いに巻き込まれて屋敷に閉じ込められ、使用人の仕事を解かれた五十鈴は、冷たい態度を取り始めます。監禁された娘は心身を病み、いよいよ命が危ないという時に、五十鈴の力で娘は助かります。しかしその方法とは。
序盤からストーリーに引き込まれ、あっという間に読んでしまいました。最後の一行が秀逸です。
全体的に重苦しい雰囲気で話が進みますが、短編なのでとっつきやすく、あまり本を読まない人にも読みやすいです。
yuzushio7さん/40代/女性
リバース
- 読み応え度 ：
- どんでん返し要素：
- 読みやすさ ：
| 著者 | 湊 かなえ |
|---|---|
| 出版社 | 講談社 |
| 発売日 | 2017年3月15日 |
| 価格 | 704円 |
全員怪しく見え、誰が犯人か最後まで全くわからない
私は湊かなえ作品を全く読んだことがありませんが、「リバース」はどんな方にもお勧めしたいと思える作品です！
登場人物が全員怪しく見え、誰が犯人か最後まで全くわかりません。
ミステリーにおいて、途中で犯人が分かってしまうことほど嫌なことはありませんが、この作品はそれがなく、存分に楽しませていただきました。
犯人がわかってから、もう一度読み返したい作品です。
youhualin3さん/20代/女性
白銀ジャック
- 読み応え度 ：
- どんでん返し要素：
- 読みやすさ ：
| 著者 | 東野 圭吾 |
|---|---|
| 出版社 | 実業之日本社 |
| 発売日 | 2010年10月15日 |
| 価格 | 713円 |
ゲレンデが舞台で滑走するかのような疾走感で読める
一気に読み上げた記憶があります。それくらい読みやすく、入り込んでしまう作品です。
ゲレンデを舞台に物語は進みますが、滑走するかのような勢いで読み進められます。
スキーやスノーボードなどのウインタースポーツ好きな方には、特におすすめできます。
映像化もされているはずなので、本をあまり読まない方はそちらから入ってみるのもアリだと思います。
lightning84さん/30代/女性
冷たい校舎の時は止まる
- 読み応え度 ：
- どんでん返し要素：
- 読みやすさ ：
| 著者 | 辻村 深月 |
|---|---|
| 出版社 | 講談社 |
| 発売日 | 2007年8月11日 |
| 価格 | 1,045円 |
ホラーと謎を同時に楽しめる
8人の生徒が校舎に閉じ込められて、自殺したある人物を探す物語。
閉鎖空間ということで、みんなが追い詰められていく様や、そこに現れる人間性が巧みに表現されています。
ホラーの一面もあり、迫り来る何かと謎のヒントが入り乱れており、終始飽きさせない展開になっています。
最後の謎の解決には、なるほどと納得して「ピースが当てはまる感覚」が味わえます。
ホラーと謎を同時に楽しめる作品です。
Highnasuさん/20代/男性
死ねばいいのに
- 読み応え度 ：
- どんでん返し要素：
- 読みやすさ ：
| 著者 | 京極 夏彦 |
|---|---|
| 出版社 | 講談社 |
| 発売日 | 2010年5月15日 |
| 価格 | 1,270円 |
作中の「ある一言」で全てが覆される
「死ねばいいのに」のタイトルから、とても薄汚いドロドロとした気分が落ちるような内容を想像していました。
しかし、思っていたよりも淡々と話が進んでいきます。章ごとに登場人物も限られているので、比較的読みやすいかと思います。
こういうことがあったのか、と特に何も感じず読み進めていたところ、作中の「ある一言」で全てが覆されました。
どこかサイコパスじみた、それでいて共感できる部分も多くある登場人物たちの描写に、思わず読み入ってしまいます。
Hq8klさん/20代/女性
マリオネットの罠
- 読み応え度 ：
- どんでん返し要素：
- 読みやすさ ：
| 著者 | 赤川 次郎 |
|---|---|
| 出版社 | 文藝春秋; 新装版 |
| 発売日 | 2006年11月10日 |
| 価格 | 759円 |
途中まで全くおかしな部分がないので、黒幕の正体に驚愕する
私はミステリー小説が好きで、この本は偶然手に取りました。
終盤以外も読みやすく、気づいたら没頭して一気読みしていました。
どんでん返しのある本として紹介されていたのですが、途中まで全くその要素がなく、どこが…と思っていたら、終盤で黒幕がまさかの人物。衝撃でした。
比較的古い小説ですが、とても面白かったです。おすすめします。
Ranunculus.さん/20代/女性
最後の章は盛り上がり、カタルシスを得られる
小野不由美さんの十二国記シリーズの一作です。最高傑作ともいわれるほど完成度が高く、他を読んでいなくても十分楽しめます。
12歳の少女が、「誰も行かないのであれば、自分が！」と決断し、国を統べる王になるべく旅をするんですが、道中紆余曲折があります。
王道ですが読んでいてテンポがいいので、世界観にのめり込んでしまいます。
ハラハラしたり少女の胸中に共感しやすいので、まるで自分が少女の立場に立っているように思えて、ページをめくるのがとても楽しいです。
そして、彼女が王に選ばれるか否か…最後の章は盛り上がり、カタルシスを得られます！
ameonna82さん/30代/女性
暗黒童話
- 読み応え度 ：
- どんでん返し要素：
- 読みやすさ ：
| 著者 | 乙一 |
|---|---|
| 出版社 | 集英社 |
| 発売日 | 2004年5月20日 |
| 価格 | 726円 |
サスペンスでホラー要素もあるのに、読み終わった後は温かい気持ちになれる
題名からして不穏な雰囲気が漂っていますが、ただ暗いだけの物語ではありません。
サスペンス、ホラー、ファンタジーなど、色々な要素が組み合わさっていて、それでいて登場人物達の掛け合いや、心理描写が心地よいので、テンポよく読み進められる作品です。
ゾッとする描写もありますが、物語の奇妙な世界観の中にうまく溶け込んでいるので、ただ怖いと思うだけじゃなく、なんともいえない不思議な感覚も味わえます。
otm100さん/30代/女性
悪いものが、来ませんように
- 読み応え度 ：
- どんでん返し要素：
- 読みやすさ ：
| 著者 | 芦沢 央 |
|---|---|
| 出版社 | 角川書店 |
| 発売日 | 2013年8月30日 |
| 価格 | – |
これを読んで騙されない人は一人もいないはず！
二人の女性の視点で書かれたお話です。とても親密な二人は、なんでも悩みを打ち明けられる関係でした。
しかし、それぞれに抱えている問題は大きく、女性として共感できるポイントもたくさんあります。
何気ない女性のやり取りと思いきや、最後の数ページで驚かされるのは、私だけではないはず。
最後の結末を知ってから、もう一度読み返したくなる作品です。
sayakakuchenさん/20代/女性
後半のどんでん返しが衝撃的で、3回読み直した
読み進めていくと、作品に飲み込まれるように夢中になりました。
サスペンスやミステリーがとても好きですが、恐怖感と最後の大どんでん返しの展開にあっという間に読み終えてしまいました。
続けて3回読み返すと、あちらこちらに散らばるヒントに気づき、高揚感が高まりました。
疑問と不思議な感覚が終盤まで続き、最後の終わり方が感動的すぎます。
読み終わって、満足する作品で、いまだに年に1回くらいは読み返しています。
さやたろー318さん/30代/女性
ナキメサマ
- 読み応え度 ：
- どんでん返し要素：
- 読みやすさ ：
| 著者 | 阿泉 来堂 |
|---|---|
| 出版社 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2020年12月24日 |
| 価格 | 748円 |
一度ではないどんでん返しに、驚愕の一言！
ホラー小説なので、割とサクサク読めてしまいます。
一つ目のどんでん返しは途中から大体予想がついて、「あぁ、分かっちゃったな」と気を抜いて読んでしまいますが、ラストのラストでまさかの展開に。
読んだ後は放心状態になり、今まで読んできた内容を思い返してゾクゾクしてしまいます。
どんでん返しがある作品がお好きな方にぜひおすすめです。
0607ihmrさん/30代/女性
初恋さがし
- 読み応え度 ：
- どんでん返し要素：
- 読みやすさ ：
| 著者 | 真梨 幸子 |
|---|---|
| 出版社 | 新潮社 |
| 発売日 | 2019年5月20日 |
| 価格 | 1,760円 |
後味が悪く、良い意味で放心状態になれる
ひとりの女性が探偵事務所でとある案件に関わってしまったがために、大変なことに巻き込まれます。災難だなと思いながら読みました。
真梨幸子さんの小説ということで、何も起こらないわけがないのは最初からわかっていました。ある程度構えて読みましたが、意外な展開と思いがけない結末にあ然としてしまいました。良い意味で放心状態になれる小説です。
芋づる式にすべてが繋がったときには、お見事！と思いました。イヤミス小説なので、後味悪いのが魅力です！
とろろろさん/20代/女性
記念写真
- 読み応え度 ：
- どんでん返し要素：
- 読みやすさ ：
| 著者 | 赤川 次郎 |
|---|---|
| 出版社 | 角川グループパブリッシング |
| 発売日 | 2008年10月25日 |
| 価格 | 572円 |
結末を想像しながら読んでいたのに全く違った
赤川次郎の短編集ですが、「記念写真」がオススメです。生きがいを感じていない登校拒否をしている主人公の女子高生が、ある幸せそうな家族に出会う話です。
家族で楽しく観光しているらしい彼らの姿は妬ましく、主人公が冷めた目で見ていたら、その家族から「景色をバックに家族写真を撮って欲しい」と頼まれます。
主人公はわざと景色だけを撮り、家族を撮りませんでした。ざまぁみろと気持ちが少し晴れた感じでしたが、実はこの記念写真が重要な鍵を持っていて…。
この結末にはびっくりするどんでん返しが起きます。
maimai729さん/30代/女性
人狼サバイバル 頂上対決! 三つ巴の人狼ゲーム
- 読み応え度 ：
- どんでん返し要素：
- 読みやすさ ：
| 著者 | 甘雪 こおり |
|---|---|
| 出版社 | 講談社 |
| 発売日 | 2021年3月10日 |
| 価格 | 748円 |
読みやすい文章で、ゲームに詳しくなくてもスッと非日常の世界に入れる
テーブルゲームで人気の「人狼ゲーム」の小説版です！
読みやすい文章で書かれており、人狼ゲームに詳しくない方もスッと非日常の世界に入っていけます。
主人公と伯爵の戦いを描いているシリーズもので、登場人物は過去に主人公と共に戦った仲間達ですが、伯爵と吸血鬼が誰かに化けているという、ハラハラドキドキの展開です。
最後まで誰が敵か分かりません！
Torunoriさん/40代/男性
まとめ
読書家500人が選ぶ読みやすいどんでん返し小説では、1位は『イニシエーション・ラブ』、2位は『陽気なギャングが地球を回す』、3位は『容疑者Xの献身』となっておりましたので、是非参考にしてみてくださいね。
今回は、読書家500人おすすめの読みやすいどんでん返し小説28選＆人気ランキングを口コミと共にご紹介してきました。
読みやすいどんでん返し小説アンケートの詳細
| 第1位（103票） | イニシエーション・ラブ |
|---|---|
| 第2位（49票） | 陽気なギャングが地球を回す |
| 第3位（44票） | 容疑者Xの献身 |
| 第4位（41票） | 流星の絆 |
| 第5位（39票） | medium 霊媒探偵城塚翡翠 |
| 第6位（33票） | 十角館の殺人 |
| 第7位（26票） | 葉桜の季節に君を想うということ |
| 第8位（22票） | そして誰もいなくなった |
| 第9位（22票） | カラフル |
| 第10位（21票） | 何者 |
| その他（101票） | 上記以外の回答 |
【アンケート調査概要】調査方法：インターネット調査調査期間：2021年07月26日～08月10日回答者数：500人