高校生におすすめ恋愛小説24選!読書家500人が選んだ人気本

青春や甘酸っぱい片思いなどの恋愛の内容で、かつ高校生でも楽しめる小説を探すこともありますよね。

誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んで高校生におすすめできる恋愛小説と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、読書家500人が選ぶ高校生におすすめの恋愛小説24選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

高校生におすすめの恋愛小説人気ランキング

高校生におすすめの恋愛小説ランキング

まずは、高校生におすすめの恋愛小説人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶ高校生におすすめの恋愛小説』によると、1位は『君の膵臓をたべたい(188票)』、2位は『白夜行(57票)』、3位は『ぼくは明日、昨日のきみとデートする(54票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、高校生におすすめの恋愛小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/188人がおすすめ

【1位】君の膵臓をたべたい

  • 感動要素 :
  • 青春要素 :
  • キュン要素:
著者 住野 よる
出版社 双葉社
発売日 2015年6月17日
価格 1,100円

今という一瞬を大切にして欲しい高校生にぜひオススメ

映画でも大ヒットしたこのお話、今という一瞬を大切にして欲しい高校生にぜひオススメです!

生きるとはどういうことなのか。それは自分と他者の考えが違っていて良いことなのです。
むしろ、違っているからこそ、生きていると実感できるのです。

実は小説でしか味わえない部分があるので、映画も小説も、両方で楽しんでください!

tyamiさん/20代/女性


今を大事に生きていかないといけないと思える

不治の病にかかって絶望するヒロインを、相手役の男の子が励ましながら二人の世界を作るといったストーリーをイメージしてましたが、全然違ってました。

最後、男の子が女の子の家に訪問するシーンは号泣ものでした。

死というのは、ある日突然やって来るかもしれないという事で、今を大事に生きていかないといけないと思える純愛小説です。

itohi98さん/50代/男性

明日生きていることが当たり前ではないと痛感させられる

私は住野よるさんの代表作・「君の膵臓をたべたい」をおすすめします!インパクトのあるタイトルで「キミスイ」とも呼ばれた大人気作品です。

私はこの作品から、誰一人として明日生きていることが当たり前ではないよ、ということを痛感させられました。考え方、感じ方は違っていても、お互いを想い、尊重し、憧れの眼差しを向けることはお互いの成長に繋がるのだなと感じました。

また、著者の住野よるさんは、一つ一つの感情に対する言葉選びが巧妙だと感じ、このような作品を作り上げられるから様々な方の心を掴むのだなとも納得の一冊でした。

兎 萌花さん/20代/女性

世の中の不条理さを知るにはぴったりの、泣ける恋愛小説

高校生の主人公はひょんなことから、明るい人気者の同級生・咲良の余命が短いことを知ってしまいます。しかしそれは彼女と家族だけの秘密だったので、咲良は外に共有できる人間が増えたことを前向きに捉え、主人公との距離感を縮めてきます。

主人公は当初、強引な咲良に振り回されて戸惑いますが、やがて彼女の芯の強さに惹かれ、好きになっていくという話なのですが、この二人の微妙な距離感が現代の高校生らしくて良いです。

最初は明るい気分で読めるけど、後半から物語は不穏な様相を呈し始めます。嫌な予感を感じながらも読んでいくと、ショックとしか言いようのないラストが待っています。

しかし世の中の不条理さを知るにはぴったりの内容なので、高校生におすすめできる恋愛小説だと思います。

いぬねことりさん/30代/女性

10代にしか味わえない切なく儚い青春を通して、生きることの大切さを教えてくれる

個人的に高校生にオススメする恋愛小説は「君の膵臓をたべたい」がダントツで一番です!

キュンキュンだけではなく、切なくて儚くて、でもどこか心の温まる作品です。

生きることをこんなにも大切に思える作品は他にありません。

「人と人とが関わることが、生きてるってことなんだ、人を大切にしたい。たくさんの人と心を通わせて生きたい」と思える作品です。

milkyway70さん/20代/女性

悲しい物語なのに、なぜか心がほっこりして幸せな気持ちになれる

君の膵臓をたべたいは、映画化もされるほど有名な小説ですが、小説で読んでも非常に秀逸な作品です。

地味な男子がキラキラ女子に初めて恋をするところは「頑張れ!」と応援したくなるし、きゅんきゅんします!

物語の最後には伏線を回収する箇所があり、だからそういう態度だったんだなとか感じて、感動が止まりません。

好きになった子が死んでしまうという悲しい物語なのに、読んだあと、なぜか心がほっこりして幸せな気持ちになります。

hsgw0617さん/20代/女性

命や毎日の有り難みが分かるストーリー

ある日、一見、元気そうな同級生の女子の余命が、残りわずかなことを知ってしまう主人公。彼女は自分の病を受け入れており、秘密を知った主人公との距離が徐々に近づいていきます。

2人はお互いを大切に思いながら楽しい毎日を過ごすのですが、主人公の前では明るく強がっている彼女も、実は迫りくる死が怖くてたまらない気持ちを隠していました・・・。

何とも悲しく、命や毎日の有り難みが分かるストーリーです。

takako3216kyさん/30代/女性

500人中/57人がおすすめ

【2位】白夜行

  • 感動要素 :
  • 青春要素 :
  • キュン要素:
著者 東野 圭吾
出版社 集英社
発売日 2002年5月25日
価格 1,430円

1人を守るためだけに生きていく男の覚悟が見える

どちらかというとミステリー要素が強い推理小説に分類される作品ですが、それでも私はかなりの恋愛小説だと思っています。

というのも、主人公とヒロインは幼少期にとある事件をお互いだけの秘密として共有し、それから会わずに暮らすのですが、お互いがお互いを想い続けている姿が絶妙に見え隠れします。

一途に1人を想い続けている重すぎる想いは、時に人をここまでさせるんだ、という事を知らされました。

結果はどうであれ、人をここまで好きになれるのは素敵な事だと想います。ぜひ、高校生に知って欲しいです。

choconboさん/30代/女性

500人中/54人がおすすめ

【3位】ぼくは明日、昨日のきみとデートする

  • 感動要素 :
  • 青春要素 :
  • キュン要素:
著者 七月 隆文
出版社 宝島社
発売日 2014年8月6日
価格 737円

今、自分の身近にいる人を大切にしよう、と心から思わせてくれるお話

このお話は、映画化されています。よくある恋愛SF風ですが、これは小説で読んでも映画を見ても感動して泣けます!

タイトルから想像する通り、2人の間の時間にズレがあるのかな?と予想して読み進めますが、その法則に気付いた時、途方もない苦しみに襲われます。

今、自分の身近にいる人を大切にしよう、と心から思わせてくれるお話です。

高校生カップル、友達同士にぜひオススメです!

tyamiさん/20代/女性


少しファンタジーで甘く切ない青春恋愛小説

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』をオススメします。

主人公の1人である男の子はある日、電車で女の子に一目惚れをします。そこから始まる恋の行方をお楽しみください。

少しファンタジーで甘く切ない恋を描いた青春恋愛小説です。

この作品で勇気をもらい、自分の恋を1歩前進させられるかも!?

harulaputa14さん/20代/女性

500人中/32人がおすすめ

【4位】図書館戦争

  • 感動要素 :
  • 青春要素 :
  • キュン要素:
著者 有川 浩
出版社 KADOKAWA/角川書店
発売日 2011年4月23日
価格 734円

恋愛ありアクションありの名作

高校生には、有川浩先生の名作中の名作「図書館戦争」をおすすめします。

シリーズ化されていて、映画もありますが、有川先生の文体が素晴らしいので、ぜひ小説で読んでもらいたいなと思います。

思いっきり恋愛小説というわけではなく、アクションシーンや、既存体制に対するアンチテーゼのような要素も含まれているので、高校生でも飽きずに読めると思います。

mikamika151さん/30代/女性


本を守る戦いと恋のギャップにキュンとくる一冊

タイトルの通り図書館を舞台とし、本を守る特殊部隊のお話です。主人公の女の子は立ち寄った本屋で、本を狩る団体に立ち向かいます。そこで、図書隊の人に助けられた主人公は、助けてくれた王子様に追いつくために、特殊部隊へと配属されます。

大嫌いだったはずの上司に段々と惹かれていき、王子様と上司が似ている気がして・・・と日々悩んでいる姿が、もうとても可愛いです。実は王子様は身近にいて、王子様の焦ったい気持ちもかわいいです。

本編4冊のほか、別冊2冊も発行されており、本編よりもパワーアップしたラブコメ、そして本を守ることを考えさせられる、オススメのシリーズです。

高校生だからこそ大人の恋愛に触れ、考えることのできる本です。きっと読んだら図書館に行きたくなりますよ!

k.saka28さん/20代/女性

500人中/29人がおすすめ

【5位】カラフル

  • 感動要素 :
  • 青春要素 :
  • キュン要素:
著者 森 絵都
出版社 文藝春秋
発売日 2007年9月10日
価格 682円

SFの要素もあり、主人公の気持ちの移り変わりなどがとても面白く、引き込まれる

ある時、自殺を図った男子中学生の中に、別の人の魂が入って蘇り、再度人生を始めることになります。

家族や友達、好きな子?に対する思いや葛藤を描いているお話です。

恋愛要素は少なめかもしれませんが、主人公の気持ちの移り変わりなどがとても面白く、引き込まれる作品なので、高校生が楽しく読める話だと思います。

ayamyoさん/40代/女性

500人中/28人がおすすめ

【6位】桜のような僕の恋人

  • 感動要素 :
  • 青春要素 :
  • キュン要素:
著者 宇山 佳佑
出版社 集英社
発売日 2017年2月17日
価格 660円

「彼女」の人生を桜に例えた儚くも美しい恋物語

私は宇山圭佑さんの「桜のような僕の恋人」をおすすめします!

ピュアな恋心を持てる嬉しさと、人の何十倍もの早さで年老いてしまう難病を患ってしまうという涙の入り混じった彼女の人生を、桜に例えた物語です。

恋愛模様がとてもピュアで、思わず頬が緩むことがあるところも可愛らしく好きです。

その時の私の心の中にも、桜が満開になるような華やかな感情でいっぱいでした。

また、最後のシーンでは涙が止まらなくなるほどの感動で胸が熱くなります。

兎 萌花さん/20代/女性

500人中/20人がおすすめ

【7位】陽だまりの彼女

  • 感動要素 :
  • 青春要素 :
  • キュン要素:
著者 越谷 オサム
出版社 新潮社
発売日 2011年5月28日
価格 649円

あたたかくて切なくて、終わり方がベタじゃないのが良い!

同級生の真緒に、久しぶりに再会した浩介、この2人のお話。

ほわほわとした気持ちで読めますが、だんだん別れが近づいているような予感がします。

その予感は的中し、別れの時が来ますが、その終わり方がなんともファンタジー!あたたかくて、でも切なくて。現代の鶴の恩返し…?!詳しくは、読んでからのお楽しみです。

高校生にもお勧めですが、年配の方にもぜひ読んで欲しい1冊です。

tyamiさん/20代/女性

500人中/19人がおすすめ

【8位】植物図鑑

  • 感動要素 :
  • 青春要素 :
  • キュン要素:
著者 有川 浩
出版社 幻冬舎
発売日 2013年1月11日
価格 755円

植物を通じたやりとりが甘酸っぱく、胸キュンポイントがとても多い

私が中高生の頃に読んでいた作品です。周りでも一時期流行って、みんなで貸し借りして、胸キュンしたのを覚えています。

社会人の女性がある日、行き倒れている青年を拾うところから物語はスタートします。学生恋愛ではありませんが、2人の植物を通じたやりとりがなんだか甘酸っぱく、胸キュンポイントがとても多いです。

可愛らしい恋愛模様は読んでいてあたたかい気持ちになりました。途中で寂しいシーンもあり、ハラハラしますが、読了後は心がポカポカした感覚になります。

高校生でも再現できるようなデートが多く、大人になったらこんな恋愛をしてみたいなあと思いを巡らせていました。

映画化もされ、漫画家もされたようなので、手に取りやすい作品ではないでしょうか。

Ri.onさん/20代/女性


植物の知識も身につき、心穏やかになる恋愛模様が素敵

「いつき」と「さやか」の二人の温かな関係が、どうかどうか続きますように…と思ってしまうお話、植物図鑑です。

物語の最初から、「躾のできたよい子です」と自分を紹介する「いつき」に、もうキュンキュンしてしまいます。

自然いっぱいの中で、仲良く過ごす2人の情景が目に浮かび、心が穏やかになります。

難しい表現も無く、植物の知識も身につくと思うので、ぜひ高校生に読んで欲しい1冊です!

tyamiさん/20代/女性

500人中/19人がおすすめ

【9位】ナラタージュ

  • 感動要素 :
  • 青春要素 :
  • キュン要素:
著者 島本 理生
出版社 角川書店
発売日 2008年2月23日
価格 660円

言葉で表せない感情を受け止めたとき、心から誰かを愛したくなる

島本理生さんの小説は、愛すること、愛されることに必死な登場人物が魅力的です。

主人公の泉は高校演劇部時代の顧問の葉山先生から、部員が少ない演劇部を手伝ってほしいと声を掛けられます。高校時代の仲間の黒川や志緒との再会、黒川の友人の小野君との出会い、葉山先生への思いと、葉山先生の想い・・・

瑞々しい、キラキラしている、キュンキュンする…そんなのばかりが恋愛じゃない!言葉で表せない感情を受け止めたとき、心から誰かを愛したくなるはずです。

映画化もされていますが、文字で味わってほしい物語です。

三川さん/30代/女性

500人中/12人がおすすめ

【10位】恋愛寫眞

  • 感動要素 :
  • 青春要素 :
  • キュン要素:
著者 市川 拓司
出版社 小学館
発売日 2003年6月1日
価格

自分の将来像を考えるときに、少しスパイスになる

大学生たちの話なので、大学生活をイメージしながら楽しむのも面白い本だと思います。

ひょんなことから出会う二人が、なんとなーく仲良くなり、なんとなーくいつもそばにいて、なんとなーく大切になってて・・・と、空気みたいに馴染みながらも、付かず離れずでそれぞれ成長していく話です。

ラブラブとか、恋愛に満ち溢れた話ではないですが、静かになめらかに進んでいく展開が綺麗で好きです。

自分の将来像を考えるときに、少しスパイスになるのではないかなと思う本です。

nemicoさん/30代/女性


切なく美しい恋愛物語に考えさせられる

自分の匂い(薬のにおい)に過敏な主人公と、恋をすると死んでしまう女性の恋心を描いた市川拓司さんの小説です。

女性は自分が死んでしまうことをわかっていても、どうしても気持ちが止められませんでした。

大人になる前に、そんな経験をもしすることができたら、それはすごいことだと思います。

mimitoshiさん/30代/女性