高校生におすすめの感動本31選!読書家500人が選ぶ人気本

読み進める内に涙が出てくるような感動できる内容で、かつ高校生でも読みやすい本を探すこともありますよね。

誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んで高校生におすすめできる感動する本と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、読書家500人が選ぶ高校生におすすめの感動する本31選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

高校生におすすめの感動する本人気ランキング

高校生におすすめの感動する本ランキング

まずは、高校生におすすめの感動する本人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶ高校生におすすめの感動する本』によると、1位は『永遠の0(69票)』、2位は『アーモンド(59票)』、3位は『推し、燃ゆ(57票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、高校生におすすめの感動する本を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/69人がおすすめ

【1位】永遠の0

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 百田 尚樹
出版社 講談社
発売日 2009年7月15日
価格 964円

戦争の残酷さを通して、現在、無事に過ごせている事に幸せと感謝を感じられる

戦争の残酷さが描かれています。

中にはまだ10代なのに使命感と覚悟をもって特攻隊に入ったり、それぞれ一人一人が命をかけて日本と家族を守る心境が細かく書かれていて感動しました。

終戦から80年近く経った今、当たり前のように家族がいて、学校に行き、衣食住も豊かな現代がある事に感謝し、毎日が無事に過ごせている事に幸せと感謝を感じられる本でした。

caramel08さん/30代/女性

500人中/59人がおすすめ

【2位】アーモンド

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 ソン・ウォンピョン
出版社 祥伝社
発売日 2019年7月11日
価格 1,760円

無感動に見える少年が、人との関わりを通して変化していく様子に感動する

タイトルの「アーモンド」とは、人の感情を司るといわれている偏桃体の別名です。主人公の少年はこのアーモンドが人よりも小さく、喜怒哀楽の捉え方が人とちょっと違います。

彼の母親は息子が普通の人と同じように見えるよう、訓練を続けます。

そんなある日、彼の家族がとある事件に巻き込まれ、主人公は一人になってしまいます。そして彼とは逆に感情が激しすぎる少年に出会うのですが・・・。

無感動に見える少年が、人との関わりを通して変化していく様子に感動します。次々とページをめくって読んでいける本だと思います。

韓国ものにハマっている高校生に、ぜひ読んでみてほしいです。

そよこさん/20代/女性


16歳の少年の変化に心が温まる

高校生におすすめの本は、アーモンドです。韓国の小説ですが、とても感動します!

15歳の誕生日に、目の前で母親と祖母が通り魔に襲われてしまった少年の日々を綴った小説です。

生まれつき感情のない少年が、ひとりぼっちになった後に出会った少年とのやりとりで変わっていく姿や、愛とはなにかを感じさせてくれるような素敵な小説で、主人公と同世代の高校生にはとてもいい刺激になる小説だと思います!

ytwinaさん/20代/女性

500人中/57人がおすすめ

【3位】推し、燃ゆ

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 宇佐見りん
出版社 河出書房新社
発売日 2020年9月10日
価格 1,540円

思春期の危うい衝動を身近に捉えてみて欲しい!

好きな有名人を、なんの躊躇もなく「推し」と呼べる思春期世代に是非オススメの本!「推し、燃ゆ」

「推しが燃えた、ファンを殴ったからだ」という、明確でインパクトのある出だし文から始まる、衝撃作です。

高校生という、大人と子どもの狭間で揺れる年頃の、危うさと衝動と葛藤を改めて客観視できる小説です。

是非、現役の高校生に読んでもらいたいピッタリの作品です!

czooさん/40代/女性

500人中/45人がおすすめ

【4位】幸せになる勇気

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 岸見 一郎
出版社 ダイヤモンド社
発売日 2016年2月26日
価格 1,650円

視界が開ける感覚に感動する

特に対人関係に悩みのある高校生に読んでほしいのが、「幸せになる勇気」です!「嫌われる勇気」の続編になりますが、この本だけでも充分に内容を理解することができます。

本書では、アドラー哲学を対話形式で分かりやすく理解することができ、対人関係で生きづらさを感じる人が明日から生きやすくなるような、哲学のエッセンスを感じることができます。

実際に、私もこの本を読んでから、肩にのしかかるおもりがふっと軽くなった気持ちになり、感動しました。

hedgehog_1999さん/20代/女性

500人中/32人がおすすめ

【5位】そして、バトンは渡された

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 瀬尾まいこ
出版社 文藝春秋
発売日 2018年2月22日
価格 1,760円

周りの人や家族のありがたみが胸に刺さる一冊

私が高校生におすすめしたい感動する本は「そして、バトンは渡された」です。

主人公の優子は、何度も親が変わり、そのたびに苗字も変わるという経験を繰り返しています。それでも、自分の人生を悲観することなく、前向きに生きている姿に勇気をもらえます。

優子の周りの人たちがみんな優子のことを大事に思っていて、自由奔放な義理の母の梨花に隠された秘密を知った時、大号泣です。

思春期で家族と距離が離れがちな高校生が読んだら、周りの人や家族のありがたみが胸に刺さる一冊だと思います。

ask1206さん/20代/女性

500人中/31人がおすすめ

【6位】舟を編む

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 三浦 しをん
出版社 光文社
発売日 2015年3月12日
価格 682円

辞書作りにかけている人々の熱い思いに感動する

映画化、アニメ化もされた三浦しをんさんの人気小説で、国語辞書の作成に携わる人の熱い思いが伝わってくる作品です。

普段、勉強の時に使っている辞書の裏に、こんなに真剣に働いている人がいることを知ると、辞書を使うときの気持ちも変わってくるのではないかと思います。

何かに真剣に打ち込むことのすばらしさを伝えてくれる本です。

そよこさん/20代/女性

500人中/28人がおすすめ

【7位】嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 岸見 一郎
出版社 ダイヤモンド社
発売日 2013年12月13日
価格 1,650円

青年と哲人の対話スタイルで、幸福についてわかりやすく解き明かしてくれる

「人は今日からでも幸せになれる」と説く哲学者のもとを、悩み多き青年が訪れます。彼はどこまでも真っ直ぐに、行きつ戻りつしながら、等身大の質問をぶつけていきます。

「世界はどこまでもシンプルである」という持論を持つ哲人は、青年の複雑さを歓迎し、「なぜ自分のことが嫌いなのか。世界の中心はどこにあるのか。人生の嘘から目を逸らすな」等、親切に根気強く解き明かしていきます。

人生の意味を考える時に、一度は読んでほしい作品です。

lixiang694さん/40代/女性

500人中/27人がおすすめ

【8位】フェルマーの最終定理

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 サイモン シン
出版社 新潮社
発売日 2006年5月30日
価格 935円

数学界の超難問に挑み、完全証明を成し遂げた天才数学者の感動実話にワクワクがとまらない!

350年以上もの間、数学上の問題であったフェルマーの定理をアメリカの数学者が解いたとドキュメンタリー本です。

フェルマーの定理は、ピタゴラスの定理と同じような数式をしているのですが、二乗ではなく三乗以上の数式です。しかし、三乗以上になると、整数が存在しないということで、350年以上も前からどの数学者もそれを証明することができませんでした。

その証明に、アメリカの数学者・ワイルズがチャレンジしました。立ちはだかる試練の連続に、わくわくしながらこの本を読むことができました。

ぜひ高校生、特に理数系の生徒には味わって欲しい一冊です。

puresuryさん/50代/男性

500人中/25人がおすすめ

【9位】夜のピクニック

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 恩田 陸
出版社 新潮社
発売日 2006年9月7日
価格 825円

すっと情景が浮かんできて、登場人物と一緒に歩いている感覚に陥る

高校生におすすめの本で真っ先に思い浮かんだのが、夜のピクニックです。

高校生活最後のイベントである「歩行祭」。80キロの道のりを夜通し歩くというイベントで、その道中で参加者それぞれの気持ちの揺れ動く様が見事に描かれています。

延々と歩くだけの行事、それが昼ではなく夜に行われるというだけで、非日常になるところが興味深かったです。

読んでいてすっと情景が浮かんできて、登場人物と一緒に歩いている感覚に陥りました。ノスタルジックに浸りたい方におすすめです!

なおmamaさん/40代/女性

500人中/19人がおすすめ

【10位】沈黙

  • 感動要素  :
  • 読みやすさ :
  • 内容の満足度:
著者 遠藤 周作
出版社 新潮社; 改版
発売日 1981年10月19日
価格 649円

自分と違う価値観の人に寄り添える人間になれるヒントとなる

江戸時代の長崎で、隠れキリシタンに寄り添う密入国宣教師の心の葛藤をスリリングに描いた物語です。

現代の私たちには信教の自由が有りますので、あまりこのテーマにピンとは来ませんが、心の拠り所に救いを求めても沈黙を続けられた時に人はどう思うのか、それでも昔から当たり前のように信じていたものを止めるとはどういうことなのかという葛藤が、心の中で問答している様子が非常にリアルです。

大人になる前に読んでおくと、大人になった時に色んな考えを持つ人に出会うと思うので、そういった価値観の人に寄り添える人間になれるヒントになると思います。

jetmomonga527さん/30代/男性