ホラー小説のおすすめ31選&読書家500人の人気ランキング

とにかく怖くて背筋が凍るような思いをしたい時など、手に汗握るようなホラー小説を読みたいこともありますよね!

誰もが知る名作から隠れた名作など、ホラー好きが実際に読んでおすすめできるホラー小説と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、ホラー好き500人が選ぶおすすめのホラー小説31選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。”

おすすめのホラー小説人気ランキング

おすすめのホラー小説ランキング

まずは、おすすめのホラー小説人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶおすすめのホラー小説』によると、1位は『黒い家(52票)』、2位は『天使の囀り(43票)』、3位は『本性(19票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、おすすめのホラー小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/52人がおすすめ

【1位】黒い家

  • 読みやすさ :
  • ホラー要素 :
  • 物語の満足度:
著者 貴志 祐介
出版社 ‎角川書店
発売日 ‎1998/12/10
価格 748円

文字から伝わる、臨場感溢れる恐怖に背筋が凍る

幽霊が出てくるホラーが多いですが、あえて貴志祐介の「黒い家」をオススメします!

この作品は、保険業者の主人公が「指狩族」と言われる一家と関わる事で、心のない怪物と評される人間の狂気に触れ、日常が侵されていくというお話です。

特に犯人の家に忍び込んだ場面や、ビル内の階段を使った命がけの鬼ごっこの描写は、読みながらも自分がまるでその場にいるような感覚を覚えました。

映画にもなった作品ですが、是非とも小説を読んで、文字から伝わる、臨場感溢れる恐怖を体験していただきたいです!

南秋良さん/20代/女性


自分もふとした事で巻き込まれるかもしれない、と背筋が寒くなる

主人公の保険会社調査員が、とある案件に疑問を持ち、調べていくうちに事件に巻き込まれていく、というストーリーです。

何よりも現実味があり、不気味な黒い家も、事件も実際にありそうなのが恐怖を掻き立てます。

目に見えない霊などより、本物の人間の狂気のほうがよほど恐ろしく、また自分もふとした事でこうした狂気に巻き込まれるかもしれない、と背筋が寒くなる思いがします。

ぜひ、読んでリアルな恐怖を味わってください。

kurazou2さん/40代/女性

500人中/43人がおすすめ

【2位】天使の囀り

  • 読みやすさ :
  • ホラー要素 :
  • 物語の満足度:
著者 貴志 祐介
出版社 ‎角川書店
発売日 ‎2000/12/8
価格 880円

今だからこそ、「原因の気持ち悪さ」が刺さる

恐怖の原因がじわじわと忍び寄るという怖さもあるのですが、まるでそれがそこにあるかのような気持ち悪さをも再現する作者の文章力が素晴らしいです。

普通の文庫よりもボリュームがありますが、面白くて初心者にも読みやすいと思います。

ホラー好きなら、確実にハマるのでチェック必須です!

lunadayo3さん/20代/女性


感情のやり場に困る悲劇的な怖さが秀逸

私が最恐だと感じた小説は、貴志祐介の【天使の囀り】です。

主人公は女性で、お付き合いしている男性が仕事で海外に行くのですが、帰国してから女性の周りでどんどん恐ろしい事が起こり始めます。

このお話の真実はとてもおぞましく、結末はとても悲しいです。

誰が悪いわけでもない(もちろん悪い事をしている人もいますが、前提があるので例外)ので、読み終えた後は感情のやり場に困るのと、しばらくは人から食料品を受け取る事が怖くなります。

クライマックスに近づくと読む手を止められなくなる感覚、是非味わってください。

shinemeteoricshoさん/30代/女性

500人中/19人がおすすめ

【3位】本性

  • 読みやすさ :
  • ホラー要素 :
  • 物語の満足度:
著者 伊岡 瞬
出版社 ‎KADOKAWA
発売日 ‎2020/10/23
価格 880円

事件のインパクトと核心である女性の行動が怖すぎる

とにかく事件の核となる「昔の事件」のインパクトがあり、また全てに関わる一人の女性の行動が怖すぎます。

ドキドキはらはらしながら、どんどん次が読みたくて一気に読んでしまいました。

それぞれの章で謎が多く、読んでいる最中はバラバラだった事柄が、全て最後にはつながります。

恋愛、性的な描写も多いのですが、それだけの話ではないので、ホラー小説が好きな方なら満足できる作品だと思います。

ohana27さん/30代/女性

500人中/18人がおすすめ

【4位】クリムゾンの迷宮

  • 読みやすさ :
  • ホラー要素 :
  • 物語の満足度:
著者 貴志 祐介
出版社 ‎角川書店
発売日 ‎1999/4/9
価格 748円

不可思議な世界で繰り広げられるデスゲームは臨場感があり、ハラハラする

主人公とその相棒となる女性が、ゲームの中のような不可思議な世界から脱出を目指す物語です。

面白いと思った部分は、すべての「選択」が重要だということ。いちばん最初の道具選びからすでにその「選択」は始まっており、道順や、だれと共に行動するかもすべて、生き残るために必要な要素となります。

ラスト間際、懐かしのゲームブックのように、道順を選びながら追跡者から逃げるシーンは臨場感があり、ハラハラしました。

hina601さん/30代/女性

500人中/18人がおすすめ

【5位】墓地を見おろす家

  • 読みやすさ :
  • ホラー要素 :
  • 物語の満足度:
著者 小池 真理子
出版社 ‎角川書店; 改訂版
発売日 ‎1993/12/17
価格 616円

精神的に追い詰められていく恐怖が絶品!

精神的に追い詰められるホラー作品としては、最高の作品だと思います。

「怪物やゾンビが出てきて襲われる」というのではなく、墓地に囲まれたマンションという限られた空間で、目に見えない「なにか」に少しずつ追い詰められていく主人公達…。

最後に残った人たちは逃げられたのか?追い詰めてきた見えない「なにか」を見ることが出来たのか?というストーリーです。

とても読みやすく、テンポ良く最後まで一気に読めます。

ハチベェオヤジさん/40代/男性

500人中/18人がおすすめ

【6位】リング

  • 読みやすさ :
  • ホラー要素 :
  • 物語の満足度:
著者 鈴木 光司
出版社 ‎KADOKAWA; 第28版
発売日 ‎1993/4/30
価格 660円

和製ホラーブームの金字塔で、今読んでも十分怖い

おすすめのホラー小説は、鈴木光司の「リング」です。映画化・ドラマ化・海外でのリメイクと大ヒットを記録し、和製ホラーブームに火をつけた金字塔です。

タイムリミットがあり、伝染していく呪い…という、サスペンス要素に満ちあふれた作品ですが、とにかくその怖さがすごい!とにかく怖すぎて、途中で本を置くことが出来ませんでした。

90年代の作品なので、最重要アイテムのビデオテープが若者にはピンとこないかも…とは思いますが、和製ホラーの古典として外すことができないので、是非お若い方もご一読を。

情報収集・推理・どんでん返しが繰り返される緻密な構成は、今読んでも読者を飽きさせることがありません。ホラー好きなら是非読んで欲しい傑作です。

kappadoさん/40代/女性

500人中/17人がおすすめ

【7位】粘膜人間

  • 読みやすさ :
  • ホラー要素 :
  • 物語の満足度:
著者 飴村 行
出版社 ‎KADOKAWA
発売日 ‎2008/10/25
価格 704円

独特な世界観と登場人物達の不気味さが気持ち悪い

粘膜シリーズの第一弾、「粘膜人間」がオススメです。

かなり人を選ぶ作品ですが、この独特な世界観にハマれたら、シリーズ全部楽しめると思うので、まずはここから読んでみて欲しいです。

血しぶきが上がったりするゴア表現がかなりキツイので、無理な人は無理だと思いますが、グロいのが好きな人は満足できる完成度です。

ただ猟奇的なだけでなく、登場人物達の思考や思想が不気味で気持ち悪く、ストーリーも嫌な気持ちになる展開の連続なので、普通のホラー小説に飽きてきた方にオススメです。

りみ@イラスト・ライターさん/30代/女性

500人中/17人がおすすめ

【8位】ガダラの豚シリーズ

  • 読みやすさ :
  • ホラー要素 :
  • 物語の満足度:
著者 中島 らも
出版社 ‎集英社
発売日 ‎1996/5/17
価格 704円

科学では証明できない不可思議な現象が起こるのが面白い

日本ではあまり知られてない「魔術」ですが、現在でもアフリカなどの民族の中には、昔から信じられてきた魔術や魔術師の存在があります。

本作でもアフリカの呪術がテーマになっています。

最初は突然死かと思っていた事件が、調べていくうちに、アフリカの魔術の呪いで死んだのではないかという疑惑が出てきたのです。

現代的な日本の感覚とアフリカの魔術がどう関わっていくのか、科学では証明できない不可思議な現象が起こるのが面白いです。

nontanmamaさん/30代/女性

500人中/17人がおすすめ

【9位】犬神家の一族

  • 読みやすさ :
  • ホラー要素 :
  • 物語の満足度:
著者 横溝 正史
出版社 ‎KADOKAWA; 改版
発売日 ‎1972/6/12
価格 748円

連続殺人や愛憎劇など、終始飽きずに読むことが出来る

昭和2×年、戦後まもなくを舞台とした作品です。

「犬神佐兵衛翁が残した莫大な遺産、顧問弁護士により孫のスケキヨが戦地より帰還後に開封されることになっていて…」というところからストーリーがはじまる、横溝正史の代表作のひとつです。

次々と起こる殺人、人間のドロドロとした愛憎劇など、終始飽きずに読むことが出来ます。

石坂浩二さん主演の映画が非常に有名ですが、こちらは原作とは若干違っていますので、映画を見たことがある人も違いを知るうえでも是非読んで比較してみてください。

めんちりさん/40代/男性

500人中/16人がおすすめ

【10位】嗤う伊右衛門

  • 読みやすさ :
  • ホラー要素 :
  • 物語の満足度:
著者 京極 夏彦
出版社 角川書店
発売日 2001年11月22日
価格

ラブストーリーだが、スッと心が冷たくなる部分がある

「嗤う伊右衛門」はあの有名な「お岩さん」の小説です。

伊右衛門はそのお岩さんの夫であり、よくある怪談話ではお岩さんをいじめる悪役ですが、本作ではその人柄はガラッと変わります。

無口で優しい印象の伊右衛門と、疱瘡により醜い顔になってもなお凛として、真っ直ぐな心根のお岩さん。とてもお似合いの二人ですが・・・。

二人の互いに思いあう気持ちが伝わるからこそ、ラストシーンでは心の底になにか冷たい感触の残る、ハッピーエンドともバッドエンドともとれる作品です。

nisiyamaさん/30代/男性