面白いホラー小説のおすすめ31選&読書家500人ランキング

怖くて手に汗握るホラー要素があり、かつ初心者でも楽しめるホラー小説を読みたい時もありますよね!

誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んでおすすめできる面白いホラー小説と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、読書家500人が選ぶおすすめの面白いホラー小説31選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

おすすめの面白いホラー小説人気ランキング

おすすめの面白いホラー小説ランキング

まずは、おすすめの面白いホラー小説人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶおすすめの面白いホラー小説』によると、1位は『黒い家(49票)』、2位は『リング(33票)』、3位は『ぼぎわんが、来る(26票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、おすすめの面白いホラー小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/49人がおすすめ

【1位】黒い家

  • 面白さ  :
  • 読みやすさ:
  • ホラー要素:
著者 貴志 祐介
出版社 ‎角川書店
発売日 ‎1998/12/10
価格 748円

心臓がバクバクして、ページをめくる手が震える

保険金の支払いをめぐる、ある家族の物語である「黒い家」をおすすめします。

「青の炎」や「悪の教典」など、映画化作品の評価も高い貴志祐介の作品です。

この物語の見どころはなんといっても、初めに感じた小さな違和感が、物語が進むにつれ確信に変わり、家族に対する恐怖を覚えるまでの気持ちの変化です。

終盤、主人公が追い詰められる場面では心臓がバクバクして、ページをめくる手が震えるほど恐ろしかったです。

映画版とはまた違った恐怖を体験できるので、ぜひ読んでみてください。

椿ヤタさん/30代/女性


現実で同じような事件が発生し、人間の底知れぬ恐怖を感じる

映画化もされた作品ですので、まずは映画を観てから原作本を読んでも楽しめると思います。

想像力を掻き立てられる内容となっておりますので、「もし自分が巻き込まれた立場だったら」等、作品世界に没入できると思います。

結構、昔に書かれた小説ですが、今読んでも全く古さは感じられません。

ちなみに読み進めていくと「あの事件」を元にしているのではないか?と感じると思いますが、事件発生(世に知られるようになった時点)より前に書かれた小説です。その点が一番怖いです。

slash_8252さん/50代/男性

500人中/33人がおすすめ

【2位】リング

  • 面白さ  :
  • 読みやすさ:
  • ホラー要素:
著者 鈴木 光司
出版社 ‎KADOKAWA; 第28版
発売日 ‎1993/4/30
価格 660円

日本人の根源的な恐怖を思い起こさせる身近なテーマがいい

日本を舞台にしているので、とても話が身近に感じられます。当時流行っていた、「もらったら3日以内に同じ内容のものを10人に送らないと死ぬ」といった不幸の手紙を連想させるような感じでした。

ビデオという身近なものがより恐怖を煽り、日本人が怖いと思うような井戸、長い黒髪の女性などの要素があるため、読み応えがあります。

また、ただただ怖いだけではなく、何故そうなったのかという悲しい過去も描かれ、最後には「人間、捨てたものではないな」と感動したり安堵したりもできる傑作です。

nontanmamaさん/30代/女性


科学の要素も加えながら、ホラーとしても充分すぎるほどインパクトがある

映画化されて、キャラクターとしても有名になってしまった貞子ですが、「映画を見て終わり」では、半分くらいの旨味しか味わっていないかもしれません!ぜひ小説を読んで、自分だけの空想の世界で自由に映像を描いて欲しい作品です。

貞子が貞子として現れなければならなかった理由は何なのかを噛み締めながら、一気に読み進む事ができました。

科学の要素も加えながら、ホラーとしても充分すぎるほどインパクトもあり、登場人物の感情の機微も丁寧に描写があり、楽しめる一大エンターテイメントとして成り立っていると思います。

smilleさん/40代/女性

500人中/26人がおすすめ

【3位】ぼぎわんが、来る

  • 面白さ  :
  • 読みやすさ:
  • ホラー要素:
著者 澤村伊智
出版社 ‎KADOKAWA
発売日 ‎2018/2/24
価格 748円

様々な要素の恐怖が入り混じり、スピード感がある

デビュー作にも関わらず、映画化もされ受賞もしている澤村伊智さんの「ぼぎわんが、来る」がおすすめです。

「ぼぎわん」いう得体の知れない化け物に狙われる恐怖はもちろん、怖いだけの話ではなく民俗学にヒントを得て正体を明かそうとする過程も興味深く、のめり込んでしまいます。

また、なぜ化け物が主人公の元へやってきたのか?という理由も明かされるのですが、予想もしなかった理由でゾッとします。

凄腕の霊媒師の女性が出てくるのですが、アニメの登場人物のようにキャラクターが立っているので、そのおかげで読みやすい雰囲気にもなっていると思います。

怖がらせるだけのストーリーでなく、起承転結がしっかりしている小説なので、ホラー小説の入門編として、是非読んでみてはいかがでしょうか。

hoshiko333さん/30代/女性

500人中/21人がおすすめ

【4位】夜市

  • 面白さ  :
  • 読みやすさ:
  • ホラー要素:
著者 恒川 光太郎
出版社 ‎角川グループパブリッシング
発売日 ‎2008/5/24
価格 572円

数奇な運命の巡り合わせなどもあり、考えさせられる

主人公の男性は野球選手の才能を得るために、何でも手に入る妖怪の夜市で実の弟を売ってしまいます。

彼は罪悪感に悩まされており、再び夜市を訪れるという内容のホラー小説です。

数奇な運命の巡り合わせなどもあり、考えさせられる内容です。

起承転結がしっかりしていて、とても面白いホラー小説なので、男女を問わずお薦めしたいです。

mokomi27さん/50代/女性

500人中/20人がおすすめ

【5位】隣の家の少女

  • 面白さ  :
  • 読みやすさ:
  • ホラー要素:
著者 ジャック ケッチャム
出版社 ‎扶桑社
発売日 ‎1998/7/1
価格 755円

人間の醜さと無力さをこれでもかと叩きつけられる

あのスティーブン・キングも唸った、人を鬱にさせるサスペンスホラーです。

ボーイミーツガール的な序盤から急変しての、ヒロインに対する残酷な虐待描写。虐待される彼女に同情しつつも、見て見ぬふりしか出来ない主人公の鬱屈。

いよいよ終盤で、彼女を救うことを決意する主人公ですが、その結末は……。

作者の淡々とした文体もあって、とにかく「どうしようもない」「間に合わない」無力感を感じさせる作品です。

精神的に余裕のある時に読むべき内容です。

Xai_K28949さん/30代/男性

500人中/20人がおすすめ

【6位】拝み屋郷内 花嫁の家

  • 面白さ  :
  • 読みやすさ:
  • ホラー要素:
著者 郷内 心瞳
出版社 ‎KADOKAWA/メディアファクトリー
発売日 ‎2014/9/24
価格

拝み屋をしている著者が、実際に起こった事件を書き起こしているので読み応え抜群!

拝み屋さんである作者の元に舞い込んだ、一件の相談から事件は始まります。

宮城県の旧家が舞台で、次々と「本当に実話なのだろうか」と疑ってしまうような出来事が起こっていきます。

過去と現在、ほかの事件など、話が交錯し多層化した文章構成で、読み応えがあります。

古い因習や秘密、怒りや悲しみ、恨みや後悔など、横溝正史を感じさせるような世界観もよいです。

aikoa3さん/40代/女性

500人中/18人がおすすめ

【7位】スイッチを押すとき

  • 面白さ  :
  • 読みやすさ:
  • ホラー要素:
著者 山田 悠介
出版社 ‎角川グループパブリッシング
発売日 ‎2008/10/25
価格 660円

ホラーなのに考えさせられる、胸に響く作品

一見単純なホラーかと思いきや、生き方や社会情勢を考えさせられるお話で、すっすっと読み進めていけました。

悲しくも意外な結末に少し心が痛みます…。私は最後の最後で繋がった事実、どうしようもない現実に涙が出ました。

恐怖場面の描写もリアルです。ホラーなのに、考えさせられる、胸に響く作品でしたね。数年前に読んだんですが、未だに記憶に残る作品です。

めめのもりさん/20代/女性

500人中/17人がおすすめ

【8位】祝山

  • 面白さ  :
  • 読みやすさ:
  • ホラー要素:
著者 加門 七海
出版社 ‎光文社
発売日 ‎2007/9/6
価格 594円

実話が元になっており、神仏に対する畏怖を改めて感じさせてくれる

作者の加門七海さんが、実際に体験された話が元になっている小説です。

山奥の古い神社が舞台で、若者の不敬な振る舞いから災いが起こっていきます。

神様は人のお願いを叶えてくれるありがたいだけの存在では無く、本来は怖いもの。祟るもの。畏怖し敬わなければならないと改めて感じました。

普段から熱心に、神仏に関する研究をなさっている作者ならではの作品だと思います。

aikoa3さん/40代/女性

500人中/15人がおすすめ

【9位】親指さがし

  • 面白さ  :
  • 読みやすさ:
  • ホラー要素:
著者 山田 悠介
出版社 ‎幻冬舎
発売日 ‎2005/10/1
価格 545円

真相を突き止めていくまでのドキドキ感とリアルな描写が楽しめる

ホラーとしての内容ももちろん面白いですし、そこにプラスして真相を突き止めていくまでのドキドキ感を味わうことが出来ます。

読んでいる間、映像で見えてくるようなリアル感がすごくて、惹き込まれます。

漫画版、映画版とたくさんの物でこの物語を楽しめますが、小説で楽しむことをオススメします。

また、文章も読みやすくスラスラ読めるので、中高生や子供でも楽しめるものになっています。

yykiさん/20代/女性

500人中/15人がおすすめ

【10位】出版禁止

  • 面白さ  :
  • 読みやすさ:
  • ホラー要素:
著者 長江 俊和
出版社 ‎新潮社
発売日 ‎2014/8/22
価格 1,250円

ラストでわかる文中の遊び心のある仕掛けに注目!

とある心中事件を追いかけたルポライターによる「ルポ」が小説の主題となっています。そのルポが「出版禁止」になった、というのがタイトルの由来です。

ルポは最初こそ穏やかに、心中事件の生き残りの女性のインタビューの話になっているのですが、話が進むについて、ルポの筆者が少しずつ狂っていくのが読んでいてわかりました。

そしてラストでわかる仕掛けに、ついついページを戻して読んでしまうことに…。

意味がわかるとぞっとする話が大好きな人におすすめです。

山田_wrkさん/30代/女性