ホラーサスペンス小説おすすめ22選&読書家500人ランキング

思いっ切り怖いホラー要素があり、尚且つサスペンスの要素も兼ね備えたホラーサスペンス小説を読みたい時もありますよね!

誰もが知る名作から隠れた名作など、読書家が実際に読んでおすすめできるホラーサスペンス小説と口コミを知りたい方も多いはず!

この記事では、読書家500人が選ぶおすすめホラーサスペンス小説22選&人気ランキングを口コミと共にご紹介しています。

おすすめのホラーサスペンス小説人気ランキング

おすすめのホラーサスペンス小説ランキング

まずは、おすすめのホラーサスペンス小説人気ランキングからご紹介していきましょう。

Bookey編集部が行った『読書家500人が選ぶおすすめのホラーサスペンス小説』によると、1位は『黒い家(126票)』、2位は『告白(100票)』、3位は『ぼぎわんが、来る(93票)』という結果に!(アンケートの詳しい内容はこちら

それでは、おすすめのホラーサスペンス小説を口コミ&レビューと共にご紹介していきましょう。

500人中/126人がおすすめ

【1位】黒い家

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • サスペンス要素:
著者 貴志 祐介
出版社 角川書店
発売日 1998年12月10日
価格 748円

主人公に共感してゾッとする

保険金詐欺のサスペンスものだと思って読んでいくと、どんどんホラーになって、ラストの怖さときたら!主人公の気持ちになってしまって、大変でした。

入口は保険金詐欺の話でしたが、詐欺を行う女の異常さが分かっていくにつれてぞっとしました。

こんな異常な人間が、社会に紛れて普通の暮らしをしているなんて…その筋の人まで犠牲になったあたりから、怖くてたまりませんでした。

karimpani77さん/40代/女性


日常の中に突如訪れる恐怖がたまらない

「黒い家」は保険金殺人をテーマにしたホラー小説ですが、最初に描かれるのはどこにでもある日常です。

その日常がとあることから不気味に思えてきて、主人公が恐ろしい体験をしていく様子に見ているこちらまで震えそうです!

幽霊等ではなく、人間の怖さが描かれるのも、一層この話の怖さを増強させている要素だと思います。

かなり怖いので、読む前に深呼吸してからのほうが良いです(笑)

Gonchan2001さん/20代/女性

圧倒的な描写力で、犯行を目の前で見ているような恐怖心を覚える

作者さんが保険会社で働いておられたのもあって、舞台でもある保険会社や保険金殺人に関する描写がとても細かくリアルだったので、すぐにのめり込みました。

犯人の常軌を逸した行動や心情を描くのがまた鮮明で、まるでそれを目の前で見ているような恐怖心を覚えます。

作品はとても素晴らしいので是非読んでいただきたいですが、夜中に読むのだけはオススメできません。怖くて眠れなくなりました。

Japis703さん/30代/女性

絵空事や怪異現象ではなく日常にそれとなく存在する人間の怖さを味わわせてくれる

主人公は、本当にその辺りにいそうな保険会社の男性調査員なので、ビジネス小説的な始まりです。しかし、ある保険事故を調べ疑惑を抱いたところから、どんどんと不気味な自殺事件、そして殺人事件に発展し、しまいには彼の周囲にまで魔の手が…。

謎解きミステリー要素もあります。男性調査員は探偵役でもありますが、恐怖に怯える一市民でもあります。

恐怖の対象たる犯人には、「え?そこまでする…?」と言いたくなりながらも、狂ってる人間はそこまでするかも…とも納得してしまう説得力があります。そして、恐怖感はラストにも。

似たようなことはあちこちで起こってるのかも…という、身に迫る恐ろしさを味わえます。

映画よりずっと怖いので、まだ読んでいない人は是非!

amochi2021さん/50代/女性

ありそうな設定、なさそうな展開にまんまと嵌められる!

貴志祐介氏の著作のマイベストです。

作品全体に漂うジトっとしたなんともいえない陰湿な感じは、横溝正史氏の著作にも通じるところがあるように感じます。

忘れもしない大学生の頃、なんとなく読み始めたのですが、先の展開が気になりすぎて、一気に読了。気がついたら真夜中で、しばらくドキドキして眠れなかったことを今でも思い出します。

大竹しのぶさん主演で映画化もされており、こちらも視聴しましたが、同氏の怪演がなかなか見ものです。

ただ、個人的には原作のこちらの方が「相当」怖かったのでお勧めです!

takasama963さん/50代/男性

500人中/100人がおすすめ

【2位】告白

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • サスペンス要素:
著者 湊 かなえ
出版社 双葉社
発売日 2010年4月8日
価格 681円

予想出来ない展開のオンパレードで、ハラハラしっぱなし

最初から最後まで予想出来ない展開のオンパレードで、ハラハラしっぱなしでした。

登場人物も魅力的なキャラクターが多く、感情移入したり、はたまた全く出来ずにモヤモヤしたり…終わりが気になり過ぎて一気に最後まで読み進めてしまいました。

読んだあとも、しばらく作品の世界から抜け出せませんでした。

普段あまり本を読まない方にもオススメです!

mofuko222さん/30代/女性

500人中/93人がおすすめ

【3位】ぼぎわんが、来る

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • サスペンス要素:
著者 澤村伊智
出版社 KADOKAWA
発売日 2018年2月24日
価格 748円

イメージしやすく、「バケモノ」と「人」の二つの怖さを体験できる

「どこにでもある家族に起こる、不可解な出来事」という設定だったので、イメージしやすく、世の中にはこういった人の力ではどうすることもできない、抗えないことが本当に存在しているのではないかとさえ思ってしまいます。

ぼぎわん自体の怖さは勿論ですが、家族の抱える闇や嫉妬心といった「人間の持つ怖さ」の描写もまた面白かったです。 さくっと読めるので是非。

Japis703さん/30代/女性


『ぼぎわん』と言う得体の知れないものの怖さと、人の怖さが入り交じる!

こちらの小説は『ぼぎわん』という妖怪的な存在が、じわじわと主人公や周りの人を追い詰めていく内容です。

ぼぎわん自体の得体の知れない怖さもドキドキさせられますが、途中から人間の怖さというか、全ての真実を知ることでぼぎわんが来ることになった謎もわかって戦慄します。

そして、特にご夫婦の方は、自分や相手のことを見直すきっかけになるのではないかと思います!

恐怖の中にも考えさせられることが詰まったオススメの1冊です!

Kaorihamuさん/20代/女性

500人中/28人がおすすめ

【4位】悪の教典

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • サスペンス要素:
著者 貴志 祐介
出版社 文藝春秋
発売日 2012年8月3日
価格 825円

主人公の言動には、恐怖を覚えながらも、きっと惹かれてしまう

主人公がサイコパスという斬新な設定でありながら、どこか共感できる場面もあります。

先の展開が読めず、はらはらしながらもページをめくる手が止まりません。

とても文量が多く、ためらってしまう人も多いかと思われますが、スピード感があり、ついつい読み進めてしまう文章です。

リアルな青春、禁断の関係、複雑な人間関係・・・そして何より、主人公の常軌を逸した行動には恐怖を覚えながらも、きっと惹かれてしまうはずです。

お抹茶丸さん/20代/女性

500人中/28人がおすすめ

【5位】残穢

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • サスペンス要素:
著者 小野 不由美
出版社 新潮社
発売日 2015年7月29日
価格 693円

現実の如く、静かに迫る怪異と恐怖の世界に目が離せない

和風ホラーサスペンスの中で最も怖いと感じた作品は、小野不由美さんの「残穢」です。

とあるマンションの一部屋で生じる怪異を調べ始めた主人公の日常に、静かに迫る恐怖がリアルに描かれています。

フィクションかノンフィクションかもわからない登場人物との会話が、さらに恐怖を掻き立て、「この怪異は本当に起こったことなのだろうか…」という不安感が、読了後まで付き纏います。

静けさの中に恐怖が滲み出るジャパニーズホラーがお好きな方には、是非おすすめの一冊です。

seki119さん/30代/女性

500人中/19人がおすすめ

【6位】親指さがし

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • サスペンス要素:
著者 山田 悠介
出版社 幻冬舎
発売日 2003年9月1日
価格 1,210円

恐ろしくなるほどリアリティーのある描写に鳥肌が立つ

「これはあくまでフィクションであり、現実世界で起こったものではない」と頭では理解できるのに、恐ろしくなるほどリアリティーのある描写に、幾度となく鳥肌が立ちました。

まるで、実在の出来事を文字として小説に収めたのかと思ってしまう素晴らしい筆致に、胸を打たれるような衝撃を受けました。

また、先が読めない見事な展開運びも見どころです。

jasuminn2000さん/20代/女性


読み終わるまでの間、ずっと怖さがついてくる

私のオススメは、山田悠介さんの「親指さがし」です。

作中で、屋上でこっくりさんのような儀式をするシーンがあるのですが、私も学生の頃に実際にやってたことがあります。

ほんのりではなく、ガッツリ怖い小説となっていて、一度読み始めてしまうと読み終わるまでの間、ずっと怖さがついてくるような感覚に陥ります。

コックリさんなどの儀式のようなものが好きな方、現実との区別がつかなくなるような作品が好きな方におすすめの作品です。

01231218kさん/20代/女性

500人中/16人がおすすめ

【7位】六番目の小夜子

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • サスペンス要素:
著者 恩田 陸
出版社 新潮社
発売日 2001年1月30日
価格 693円

日常の影の部分に薄ら怖さを感じる

学生時代に初めて読んでから、何度もリピートしているお気に入りの一冊です。

主人公の通う高校には、代々伝わる奇妙なゲームがあります。生徒達はそのゲームについて誰もが知っているのに、表立って話題にすることはありません。

水面下で受け継がれ、密やかに行われていくゲームですが、そこへ謎の転校生が現れ、ゲームの均衡が崩されます…。

平凡に過ごす日常の裏に、非日常が隠れている。誰もが裏の顔を隠し、表では無邪気に笑っている…この本を読むと、そんな薄ら怖さを感じると思います。夏の夜にオススメです!

sawabe10さん/30代/女性

500人中/14人がおすすめ

【8位】魍魎の匣

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • サスペンス要素:
著者 京極 夏彦
出版社 講談社
発売日 1999年9月8日
価格 1,650円

現実に起こりそうなリアルな描写が素晴らしく、読後は寒気が止まらない

京極夏彦先生の「百鬼夜行シリーズ」の第2作となります。ホラーサスペンス好きであれば「読んでいるのが常識」と言っても過言ではないレベルで、認知度が高い作品です。

昭和初期のレトロな雰囲気と、陰陽師でもある古本屋「京極堂」が探偵となって、軽快に恐ろしげに深まる謎を解決していく様は、読んでいて気持ちが良いです。

1000ページ越えの大作ですが、一気読みしてしまうほど面白いので、ぜひお勧めいたします。

mayinorderさん/30代/男性

500人中/14人がおすすめ

【9位】八つ墓村

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • サスペンス要素:
著者 横溝 正史
出版社 角川書店
発売日 1971年4月26日
価格 836円

重くて暗くて怪しくて不気味で、とにかく怖い

不穏な伝説が現代にも受け継がれている閉鎖的な村、一癖も二癖も三癖もある二つの名家、迷路のような洞窟とそこに隠されたとされる財宝、登場人物たちの狂乱ぶり…どこを取ってもお釣りがくるぐらい、重くて暗くて怪しくて不気味で怖いです!

こんな村、自分なら絶対に行きたくないし、関わりたくないなと思いながら、何度読み直したか分かりません(笑)。

ここから金田一シリーズにはまってしまう方も多いと思います。

Japis703さん/30代/女性

500人中/13人がおすすめ

【10位】リカ

  • 読みやすさ  :
  • ホラー要素  :
  • サスペンス要素:
著者 五十嵐 貴久
出版社 幻冬舎
発売日 2003年10月10日
価格 781円

出来心でとんでもないことになることがあると、痛感させられる

サラリーマンの男性・本間が、出来心で出会い系サイトで知り合った「リカ」とコンタクトを取ると、想像を超えるような執拗なストーキングを受けてしまいます。

本間は携帯電話を変え、「リカ」との関係を断とうとするのですが、居所を突き止められてしまい、精神的に追い詰められてしまいます。

ドラマでも放送されましたが、本当にホラーでひたすら怖かったです。

ちょっとしたきっかけでとんでもないことになることがあると、痛感させられる話です。

asugen0607さん/50代/女性